残糖多め、ヘルデン
昨晩は仕事仲間の御厚意による食事会にお呼ばれして
思いがけず1日早い誕生日を祝って頂いた上に、心の籠もった贈り物まで頂戴しての至れり尽くせり。
我ながら人に恵まれている幸せを痛感。翻って自分は相手にとってそういう存在なのかを自問した夜でもあった。
明けて今日は食っちゃ寝の怠惰な1日...ダメだこりゃ。
晩酌に開けたのはシュロス・リーザー醸造所の2017年産リースリング・シュペートレーゼ・トロッケン「ヘルデン」。
緑色がかったレモンイエロー。リンゴ系の果実香と土臭い鉱物香とが相半ばするが
スワーリングすると俄然鉱物香が優勢となり、ミルキーかつ酵母っぽいニュアンスもある。
口当たりはジューシーで程好い肉付きの果実味と仄かな残糖、舌にピリッと刺激的な酸、
そして果実味に埋没した感のあるミネラル味。
口の中に広がるシーファー風味と、ほんのり舌に残る柑橘の薄皮系のホロ苦い後味に
ミネラル味の片鱗を感じ取ることが出来る。例年より果実味がしっかりしているぶん親しみ易い味筋。
残糖も例年より少し多めか。
抜栓3日目。やや果実味が引っ込み、酸が主役の厳しい味筋。86/100
(過去のヴィンテージ→2016年産、2015年産、2014年産
2013年産、2012年産、2011年産、2010年産、2009年産、2008年産)
2017 Riesling Spaetlese trocken - Helden -
Weingut Schloss Lieser (Lieser/Mosel)
A P Nr 2 589 314 05 18,Alc 12%vol,17.00€