晩酌だけは時差ボケ知らず
何だかんだ言ってもやっぱり時差の影響で眠い。今日は日曜だが、朝早く目が覚めたかと思えば昼頃にもなると
妙にボーッとして眠く、昼食後ゴロッとしているうちに2時間以上も熟睡してしまった。片付けないといけない雑務を
必死の思いで処理し、そろそろ旅行の記録をまとめないといけないなと思いつつまた転寝。だめだこりゃ。
時差は7時間。日本からドイツへ渡ると、眠さはあまり問題ないのだが消化管が日本時間で働いているせいで
なかなか夕食にガツガツ食べる事が出来ない。そしてようやく向こうの時間に慣れて本調子になって来た頃に
帰らないといけなくなる。帰って来ると今度は寝ているはずの時間がスッポリと時差の関係でなくなっている
もんだから、当日は大したことはないが数日間いつ寝てよいやら、ボーッと気が許せば居眠りしている事になる。
今回もそんな感じで、するべき事は山ほどあれど何をする気にもならず、それでも晩酌だけは欠かさないという
ぐうたらな生活を送っている訳である。今夜はこないだ見向きもせずに素通りしたモーゼルのシュロス・リーザー醸造所 の2007年産シュペートレーゼ辛口を開けることにした。
淡黄緑色。香りは熟したアプリコットや花梨、これに土臭い香りが混じる。軽い蜂蜜感も。ふくよかな果実味と
まろやかな当たりの酸。酸自体のボリュームはしっかりしている。刺々しくにがりチックなミネラルは、あまり
スレートっぽくない。アフターにいまひとつクリアーでない苦味を感じるのは同年産の辛口QbA に共通する特徴
でもある。3時間経過しても相変わらず刺々しい酸とミネラルはいっこうにこなれる気配がない。開けるのが少々
早かったという事なのかもしれないが、この先どう良い感じに仕上がっていくのかちょっと想像がつかない。
翌日は果実味がふんわりと全体を包んで、少しまとまりが良く優しい味わいに変化。後味の苦味も初日よりは
上手くマスクされているが、パワーもかなり減衰してしまった雰囲気。84/100
2007 Lieser Niederberg Helden Riesling Spaetlese trocken
Weingut Schloss Lieser (Lieser/Mosel)
A P Nr 2 589 314 5 08,Alc 13%vol,購入先「Wein & Glas Compagnie 」,Euro14.6