英検1級1発合格の秘訣【59】50代、60代にとっての未常識 | ひとときのときのひと

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外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
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そんな人間が、ためになる言葉を発信します。
だいたい毎日。



まずは英語から。

 TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪

 

   アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪

 

 実際、やってみたら、合格できました!

 

   しかも、留学なし、駐在経験なしで。

 

 そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介します。

 

 ご興味ある方は、お付き合いください。

 

 ここでは、11発合格のための未常識という切り口で説明をしていきます。

 

 今はまだ、皆が気が付いていないので、受験生の常識とはなっていないかもしれません。

 

 しかし、そのうちこちらの方がいまの常識よりもずっと価値のある情報として通用することとなるでしょう。

 

未常識1.英単語対策は、記憶力の問題よりも日本語の語彙力の問題

 英検1級合格のためには、10,000語から15,000語の単語力が必要と言われています。

 

 1次(筆記)試験、2次(面接)試験、いずれにおいても受験者に語彙を駆使することが求められます。

 

 そのため、受験生は、旺文社の「英検1級 出る順パス単」などを手に入れて、頭の方からマーカーを引いて覚えたり、何度も繰り返し見たりといったことをしているようです。(自分は別の方法を採用したのですが、ここでその説明は省きます)

 

 しかし、ここで注目すべきなのは、やれ赤シートを使うとか使わないとか、何回、どのくらいの周期でそういった本を見返すかといった「常識」ではありません。それも重要かもしれないが、もっと重要な「未常識」があるのです。

 

 それは、果たして英単語の訳となるところの日本語を自分が確かに日本語の語彙として持っているかどうか。

 

 特にいままでTOEICを中心に勉強してきた方は特に注意が必要です。たとえば、

 

 accomplice とはなんだろうか? 

 

 an accomplice in a crimeとはなんだろうか?

 

 「共犯」です。 

 

 an accomplice in a crime は、

 

「ある犯罪における共犯」となります。

 

 ビジネス主体の語彙力を問われるTOEICの試験にはまず出てこないのです。

 

 それ以外にも、難度の高い英単語を見ていきましょう。

 

 primatologist は、霊長類学者で英検に出そうですが、これもTOEICの、ビジネス英語を扱う試験にはまず出てこないでしょう。

 

 このように英検の場合、TOEICと違って科学・経済・歴史・倫理など広く取り扱われれるため、英単語を幅広い範囲にわたって知っておかねばなりません。

 

 しかし、あなたが共犯とか霊長類学者という言葉をニュースなどではもちろん聞いていても、自分のふだんの生活において使っているでしょうか。

 

 言い換えれば、自分の脳みその中にどのくらい、このような日本語がきっちりと埋め込まれているでしょうか?いや日本語でかまわないのですよ、まずは。

 

 そこがきっちり埋め込まれていないのに、つまりなんとなく脳細胞のどこかにはあるかなあ…では英検の語彙増強に結びつきにくいと考えます。

 

 言い換えれば、英検1級合格のため必要な、10,000語から15,000語の英単語力とは、日本語として10,000語から15,000語を自分が十分使いこなせるかどうか、なのです。

 

 特に50代、60代の場合は気を付けなくてはいけません。日本語の語彙力は、よほど意識して相当な読書をしたり、相当な量の文章を書いて人から批評されたりしていない限りは、落ちていくからです。

 

 たとえば、最近、日常生活で、家族や部下や同僚に「ほら、あれあれ、あのときのあれだよ、あれがさ」などと言って伝わった気になっていいないでしょうか。

 

 あるいは「蠢く」「阿る」といった漢字を読み飛ばしてしまうのではないでしょうか。(うごめく、おもねる)

 

 まず、そこから鍛え直さなければならないのです。安易に記憶力減退のせいにしては、お門違いというものです。

 

 

未常識2.2分間スピーチを1分にも3分にも自在に伸び縮みできること

 英検1級の2次試験、すなわち面接では、カンタンな自己紹介の後、2分間スピーチ(題材は渡されたカードに記載された5本の題目から一つ自分が選択)しなければなりまsねん。

 

  さて、あなたがいま、招かれた結婚披露宴でスピーチを頼まれたと想像してみてください。ところが、実際には時間が押し詰まってしまって、5分間の予定のスピーチを1分にしてほしいと主催者から耳打ちされたとします。

 

 さて、さくっとこの要請にこたえることができるでしょうか。(ちなみにまずは日本語でかまいません、まずは)

 

 自分は最近これを経験したので、「できる」と即答します。

 

 なぜ、「できる」のか。

 

 それはもとの予定稿において何が中心センテンスで、何が枝葉のセンテンスか、はっきりさせておいたから。短くするのであれば枝葉を刈り込めばいいだけの話だからです。

 

 逆に5分間を7分間にしろと頼まれても、構成がしてあるので、枝葉の部分をもうすこしずつ、増やせばいいだけの話。

 

 要は構成力が応用力、現場力につながるのです。

 

 これを日本語の時からはもちろん、英語スピーチの時もできるようにすること、できますでしょうか。

 

 あわてずに話す量の収縮、拡大ができるのであれば、合格にさらに一歩近づけるはずです。

 

 なお、受験対策について真剣にお考えなら、↓もぜひご一読ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以上、英検1級学習における未常識を紹介させていただきました。合格に向けてのヒントになれば幸いです。