TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪
アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪
実際、やってみたら、合格できました!
しかも、留学なし、駐在経験なしで。
そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介しています。
ご興味ある方は、お付き合いください。
ここでは、特に50代、60代の英語中上級者の受験者に向けてSpeakingの勉強方法や学習姿勢について助言させてください。
(1)何が事実か、どこからが自分の意見かを区別して話せるようにすること
英検1級の2次試験では、カンタンな自己紹介の後(採点の範囲外とされている)、手渡された5つのトピックの中から1つを選び、2分間の制限内でまずスピーチをします(過去問は必ず10年分くらいはチェックしましxひょう)。
そしてその後、面接官とスピーチの内容をめぐってやりとりをすることになっています。
しかし、このスピーチのときにおいても、その後の意見交換のときにおいても、特に中高年が注意しなければいけないポイントがあります。
それは客観的事実と自分の意見をきちんと区別することです。あくまでも事実は事実、意見は意見。しかし、50代、60代の受験生の場合、この区別が弱いのではないでしょうか。
まず、もともと日本人の場合、論議をするときに、まず、結論をいって、そのあと理由付けするということが身に付けられていません。
おおかたの議論が、どちらかといえば、感情的で論理的でないのです。国会の論戦や政治討論番組など見ていてもそんな傾向があります。
「〇●については、こう考えます。まず第一に…第二に…」といった話し方をする人がどのくらいいるでしょうか。
加えて、人は年長になればなるほど、会社や組織内で「上の立場」に据えられることが多くなり、その結果、自分の意見を通す、いや意見が通ることに慣れてしまいます。
まわりが全員目下で反発されたり、反論されないのをいいことに、理由や根拠などについては「君たち既にわかっているだろ」といわんばかりの態度になってしまい、頻繁に「とにかく!」などと言ってしまっています。
普段、日本語でこんな調子でやっているのに、英語に言語を変えた時に豹変(ひょうへん)して「理路整然とした意見表明」などできるわけがないではないでしょう。
その証拠に、自分が2次試験対策のために通ったある教室では、こんな風景に何回か遭遇しました。
すなわち、外国人講師が
Mr.Suzuki, is that the case?(鈴木さん、それは事実ですか)
とか
Mr.Suzuki, if that’s the case,(鈴木さん、もしそれが事実なら)
といった言葉遣いで必ず確認を入れていたのだ。
事実と意見は異なることに関して、厳重にチェックを入れていたのだ。
ちなみに、この the case という言い方に慣れていない受験生も少なからずいました(帰国子女含めて、だ)。もしご存じなければ、この機会におさえておくことをおすすめします。
(2)気取った慣用表現や関係代名詞の使用はできるだけ避けること
英検は、やはりある程度英語に自信がある受験生がその英語学習の成果を見せにやってくる。ということになります。
しかし、帰国子女とは異なり、せいぜい受験を通じて英語学習に本格的に取り組み、その後、ビジネスなどを通じて英会話に慣れてきた一般的日本人にとって、ついどこか気取った慣用表現や関係代名詞、関係副詞を使った会話は、やってみたい行動の一つでしょう。
とはいえ、自分は、そういったことは一切しませんでした。あえて。
なぜか。
1級はそんなには余裕では合格できないと予想していたからです。英検1級1発合格は計画しましたが、決して1級1発「最高点」合格は目指しませんでした。
だから、できるだけリスキーな、これ見よがしな、見せびらかしのようなことは極力行わないようにしていたのです。
特に(結果論かもしれないが)、自分の面接官は二人とも外国人でした(通常は、外国人一人、日本人一人らしい)。
にわか仕立ての「はったり」が効くわけがありません。
なお、Speaking 対策に関しては、↓も、一読してみてください。
以上、あなたの合格のヒントになれば、幸いです。