英検1級1発合格の秘訣【57】50代、60代のReading対策 | ひとときのときのひと

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広告業界で鍛えたから、読み応えのある文が書ける。
外資系で英語を再開し、アラカンでも英検1級1発合格。
警備業界にいたから、この国の安全について語りたい。

そんな人間が、ためになる言葉を発信します。
だいたい毎日。



まずは英語から。

 TOEIC900未満でも英検1級1発受かるかな~♪

 

   アラカンでも英検1級1発合格可能かな~♪

 

 実際、やってみたら、合格できました!

 

   しかも、留学なし、駐在経験なしで。

 

 そんな自分が、どうやって合格したかをご紹介しています。

 

 ご興味ある方は、お付き合いください。

 

 ここでは、50代、60代のReading対策について解説します。

 

1.英検を断捨離するか、教養を改めて身に付けるか

 この点については、別の投稿↓でも指摘しました(未読の方は一読いただきたい)が、

 英検1級のReading問題は、日本語レベルにおいても、つまり和訳されたとしても、かなり高度な内容が盛り込まれています。

 

 したがって、たとえば「カナダにおけるフランス語圏と英語圏の分布の歴史」といった問題が出題された場合でも、貪欲な興味を持って、文章を読んでいく姿勢が必要になります。

 

 「こんなのどこが面白いの?」とか「日本人のわたしに関係ないもんね」といった姿勢では、太刀打ちするのが、難しい。まずは、この部分を変えていかねばなりません。

 

 あるいは、「私はもともとビジネス英語についてスキルアップしたり、それをもって転職したいのだ」と割り切って、TOEICなどの他の英語資格試験で高成績を上げればいいではないでしょうか。わざわざ英検1級にこだわる必要はないと思います。

 

 しかし、英検1級受験にこだわるなら、この試験の背景にある「教養重視」にどう対応するかを、もう一度考え直すことは必須でしょう。

 

2.読解問題の出題者の身になって考えてみる

 一般に英検1級の長文読解問題は、説明文とか解説文と言われるものです。

 

 そして、構造として「一般に〇〇については、Aのように考えられているが、事実はBなのである」といった形になっています。さらに、「Bという事実を示す理由、根拠としてC説が一般には有力とされているが、最近はD説が有力である。といった展開になります。

 

 これによって、出題者は4つの選択肢が作れます。

 

 まず、〇〇についてAと考えているか否かで一つ、Bと考えているか否かで一つ、次にその理由として有力としているのがC説なのかD説なのかで二つの選択肢、合計4つの選択肢が作れるわけだ。

 

 もちろん、選択肢の英文には、本文そのままではなく、なんらかの「言い換え」が入ってくる点には注意を要します。(ここで単語力が試される)

 

 が、こういった、文全体の趣旨がどのように書かれているかその理由付けや具体例がどのように展開されているかといった点を構造的に読んでいけば、一言一句全て読む必要はないともいえます。

 

 要は、読みながら、今述べた大枠の構造を踏まえて、主張がひとつなりふたつの例をあげて詳細に説明されていることを「確かめる」感覚です。

 

3.2次試験(面接)でもReadingの能力が試されていることに注意

 意外と盲点となっているのが、面接での読解スキルです。

 

 すなわち、自己紹介のあとに面接官からカードが渡されますが、そこに記載された5つのトピックから、自分のスピーチする一つを選ぶというときの読解スキルです。

 

 筆者が受験したときは、上の方に長い英文があったので(それは一種のひっかけというか、プレッシャーを与えるための、作問者の戦略と読めていたので)、あえて一番下のトピックから読んでいきました。

 

 せこい手ではあるが、試験作成者はこのような形で受験者をふるいにかけているのだと推測しています

 

 自分の場合、下から2番目か3番目の短い文に自分が準備してきたものと相当近いトピックが見つかりました。

 

 それ以降は、もう上にある1番目、2番目、3番目は全く読みませんでした。50代、60代に迷っているヒマなどないと考えたからです。そして、それが合格という結果につながりました。

 

 以上3点、改めて英検1級Reading対策のための助言をさせていただいたので、参考になれば幸いです。