開封確認は使うな!
最近のメールソフトは便利なのか不便なのか、微妙な機能が多すぎます。
最近の機能ではありませんが、たとえば「開封確認」。
何だか便利そうに感じられるけど、大して便利じゃない。
時にきわめて重要な内容であって、それを相手が読んだかどうかを確認するツールとして有効に思えるときもあります。
でも、開封したから読んだとは限らない。
インターネットはそんなに信頼性はないから、もしかしたら未着もあり得る、だから、開封確認を入れておけば、少なくとも着信したことが確認できるって?
そんなに大事なら直接持って行けばいいじゃないかと思います。
たまにあらゆるメールに開封確認を入れている(そういう設定をしている)人がいますけど、これは愚の骨頂。
日々増え続けるメールを更に増やす愚行といえるでしょう。
だって、わざわざ自分の仕事を煩わしくすることない!
現代のビジネスパースンはメールに縛られないことを意識すべきです。
そもそもメールソフトについている新着メールのポップアップ機能。
これは皆さんの生産性を落とそうとするソフト会社の陰謀と考えたほうがいい。
もしかしたら、M社が米国政府と組んで、
「日本に出荷するO製品にはデフォルトで新着メールをポップアップするようにしろ!」
「これで日本の企業の生産性を落としてやるのだ!」
とかいう国家的陰謀かもしれないくらい、とにかく余計な機能です。
どう余計かというと、PCに向かっていると次から次へとメール着信がボワッと現れるでしょう。
すると、それに気をとられるわけです。
それが集中力を殺ぐ。
仕事に集中力はめちゃくちゃ重要です。
ところが、自分の集中力を殺ぐような”道具”を自ら使って、時間を奪われる。
機械に自分の時間を奪われてると思ったら、相当やる気がなくなりますよね。
更に言えば、メールソフトを立ち上げる時間は特定したほうがより集中力は高まりますよね。
これもPEPの教えです。
ラップトップPCの電池は使い切れ!
ラップトップPCの電池は使い切れ!
「書けないマーカーはすぐに捨てろ!」のインパクトが強くて、何か同じような格言めいたものってないだろうかと考えておりました。
そうだ!「ラップトップPCの電池はつかい切」らないとダメだよと。
経営企画のクロスさんと話をしていて思い出しました。
今の電池はすごく進歩しているので、途中で「付け足し充電」してもOKということらしい。
(PCや携帯の電池技術の進歩というのは驚異的ですね。小さいし長持ちするし。)
ところが、いつもいつも「付け足し充電」していると、やはり電池の持続時間が短くなってくる。
この現象を「メモリー減少」というそうですね。
経営企画のクロスさんがそう言っていました。
「メモリー減少」というのは、人間で言えば、間食ばかりして、きちんと食事しないから健康を維持できない状態に似ている。
また、仕事上で置き直すと、自分のポテンシャル(能力・実力)をヘトヘトになるレベルで使い切っている人といつもほどほどに手を抜いている人と比較した場合、圧倒的にヘトヘトになるまで力を出し切っている人のほうが能力が高い。
いつも手を抜いて、最後まで電池を使い切らない人は、知らず知らずのうちに電池の容量自体が小さくなっていってしまう。
電池と人間の違いは、人間の場合は容量をどんどん大きくすることもできるという点。
いつも自分の容量(実力・ポテンシャル)を使い切っている人は徐々に徐々に容量自体が大きくなっていきます。
自分の容量を使い切らずに”メモリー減少”していく人といつもヘトヘトになるくらい使い切って容量を大きくしていく人では時間とともに大変な隔たりを作ります。
考えれば、PCは常時電源接続で動かし続ければ、電池は必要ありませんが、人間を常時電源接続状態にはできないというのも面白いですね。
たまに、常時電源接続型の人もいますけれど。
文春の堀井さん
週刊文春で言うと、やはり堀井憲一郎さんのコラムが面白い。
堀井さんの記事で、銀座でやってる落語を見に行こうと思ったり…
恐縮ながら”全く役に立たない”堀井さんの社会調査(?)が面白くて、最近の著書「若者殺しの時代」を読んでみたり。
結構、堀井ファンです。
「若者殺しの時代」(講談社現代新書)はサラサラと読める、そして、役に立たなくて、面白い本です。
どう面白いかというと…あんまり思い出せません。
そのくらい軽い中身です。でも、それがよい。
確か、「ワープロが登場したことによって推理小説の文字量が増えた」とか、どうでも良いことをしっかり調査して教えてくれています。
お奨めしておきます。
週刊文春の映画評
私はほぼ毎週、週刊文春を買います。
理由は連載のコラムやコーナーで気に入っているものがあるからであります。
私が楽しみにしているのが、シネマチャートのコーナーで、ここに5人の評論家(?)たちの映画評が出ている。
この映画評の表現がいつ読んでも秀逸なのです。
実に言葉巧み。5人それぞれ相当に表現能力が高い。
一本の映画への評価コメントをわずか18字×3行=54文字で見事に表現している。
で、それぞれの感性でかなり辛辣な評価が下されています。
わずか54文字で、たとえば
「無意識の井戸が浅く、末梢神経の刺戟がわずらわしい、流れも凡庸。ピーターデミングのキャメラが浪費されている。」(芝山幹郎、翻訳家)
といった高尚な表現が展開されていて、大変刺戟(刺激じゃなく刺戟らしい)になります。
無意識の井戸ってどんな井戸なんだろうとか考えつつも、何だかわかった気になります。
この映画評で、その映画を見ようとか、見たいなとか、考えたことはありません。
完全に54文字の表現力だけが楽しみで読んでいます。
さらに、今度映画を見たら、54文字で評価してみようかな、なんて考えたりしますが、結局バカバカしくなってやめてしまっております。
取り留めない内容でした…
書けないマーカーはすぐに捨てろ!
今日ふっと目に入ったある本の見出し…
「書けないマーカーはすぐに捨てろ!」。
全くもって仰るとおりです。
書けないマーカーがホワイトボードに置いてあって、書こうと思ったら全然インクが出なくって、2本目を取ったらまた出なくって、3本目もまた出ない…
そんな経験があります。
「何で書けないマーカーが置いてあるんだ!」といいながらまた元に戻したりして…
誰かがまたもや同じ思いをする。
そういう状態の仕事場って本当に生産性が悪いですね。
ある時から書けないマーカーは見つけ次第、捨て切るようにしましたね。私の場合は。
燃えるごみとか燃えないごみとか、そんなことは関係なく(本当は関係ありますが)、どんどんゴミ箱に捨てる。
今では、ちょっとでも「字が薄くなっているな」と思ったら、その瞬間に捨てます。
そうやってとにかく余計なモノを捨てるのが仕事をうまく進めるコツとさえ思っています。
ですから、メールもドンドン捨てます。大して読んでなくてもドンドン捨てる。
捨てないとドンドンたまるだけですので、バンバン捨てます。
インテリジェンスで導入しているPEPという効率アップトレーニングでは、”Do it Now”を叩き込まれます。
とにかく手につけた仕事は手につけたときやり切れと。
メールを読んだら、返信するものは返信し、保存するものは適したファイルに保存し、あるいは誰かに転送しろと。
でもって、「全部捨ててしまえ」という極めて西洋風合理主義的な教えです。
ところが、最近、自分の仕事におけるPEPが停滞している。
モノを捨てていない状態に突入しています。
作業進行
先週末は「統合ブック」の作業をだいぶ進めました。
「統合ブック」というのはインテリジェンスと学生援護会の統合日に新会社の理念・ビジョンを共有する本として配布予定のものです。
統合日は7月1日だから残り1ヶ月ちょっと…
自らの手で作ると決めて取り掛かったものの、案の定、なかなか前に進まぬまま、いよいよ切羽詰ってきている状態。
週末は土曜日が関西出張で、日曜日がインテリジェンスカップ(社内ゴルフコンペ)でした。
日曜日はゴルフコンペだし作業できるとは思えず、これは関西出張中に相当集中して書くしかないと腹を決めました。(大げさですが…)
朝6:50の新幹線に乗り込むや否やすぐに作業開始。まずまずのペースで手が進んで、京都に着くくらいまで集中。やれば出来る!
10:00~11:00で新卒向け採用セミナー。
その後、関西支社に移動して(土曜日だから当然だが)メンバーがあまりいないオフィスでゆっくりと執筆続行。
時間がもったいないので、途中、2002年入社のタカラダさんに付き合ってもらって近くのコンビニに買出しへ。
時間がもったいないという割りに、相当悩んだ挙句に菓子パンを購入。
菓子パンを食べながら13:40くらいまで作業。
途中、関西支社Mgrのヤマダさんに「何やってるんですか?」的な邪魔を受けるが、うまく排除。
結局、作業能率はイマイチ。
14:00~15:00で再度新卒採用セミナー。
15:00から会場控室で再び作業。
16:00~17:00で中途採用セミナー。
その後、新大阪へ移動。17時台前半ののぞみに乗車。
乗り込むや否や作業開始。
途中、頭の回転速度を速めることを目的に白ワインを注文。更にウィスキーで脳内をチューニング。
ということで、だいぶ進めましたが、結局いまだ未完です。
臨時株主総会
本日午前10:00からインテリジェンスの臨時株主総会を行いました。
株主の皆様のご理解を賜り、学生援護会との合併が承認可決されました。
ご報告申し上げると同時に、株主の皆様には心より御礼申し上げます。
本当に有難うございました。
株主総会全体の所要時間は31分でした。
上場以来これまで定時総会・臨時総会と8回目の総会と記憶していますが、恐らく今回が最短と思います。
頂いたご質問も合併後の発展に対して前向きなご支持を前提としたものばかりでありました。
本日はご報告まで。
先週金曜日の日記
また、”つなぎ”ですけど…
などといいながら、何が”つなぎ”で何が”本物”なのか…
そもそもフロク全体が”つなぎ”みたいなものではないか!とか考えつつも忙しくなってきて、短時間で更新してみました。
最近、学生援護会の一部の役員の方々と個別に懇親しています。
先週末にも都内某所にて二人で懇親しました。
(原野さん、お疲れ様でした。)
で、その店ですが2回目でした。
串揚げの店です。
料理はうまい。というか、非常に創作性に富んでいる。
それは良いのですが、ひとつ注文をつけたくなります。
店のポリシーらしく、ワインリストがない。
どうも貯蔵しているワインの品揃えも相当らしい。
(どこに貯蔵しているのかはわからないのですが)
でも、ワインリストはあったほうがいいでしょう。
自分で選びたい客だっていますし…
串揚げはうまいんだけどなー…。
以上、古い日記でした。
古い日記…
古い日記です。完全に”つなぎ”です。
(ネタが思いつかなかった…)
銀座での落語の会に行ってきました。
苦労して手に入れたチケットで。
(以前ご案内したとおりです。)
下らん人間、低俗な人間、経営者らしくない人間とご批判を受けようとも将来落語家を目指している(?)私として非常に良かった。
行ったのはGW中でした。
(もう2週間以上前だよ…)
で、どうやら非常に好評らしく6月からは席数を増加して展開するとの由。
これまでは60名定員だったのを会場を拡大して90名定員にするとの
ことでした。
「これは朗報。是非とも席を取ろう。」と思ったのですが、
何と6月分はとっくに売り切れ(らしい)です。
どなたかチケットの取り方を教えてくれませんか…
正直、誰にも頼めませんで…
銀座らくごアーベント。
6月4日日曜日のチケットを入手いたしたく…
読書感想のつづき
さて、「ヤバい経済学」の中で、私が「ほーっ」と思いましたのが、「割れたガラス理論」の否定です。
レヴィット先生は世の中の通説を疑うんですねー。これが立派。
誤解を恐れず、批判を恐れず、傲慢と思われることを恐れず、私見を申し上げれば、通説などクソ喰らえですから、こうした通説の否定に心地よさを感じます。
---何でも、かのガルブレイス先生によれば、通念(Conventional wisdom)というものは、とても単純であり、かつ、そうだと都合が良いことが条件だと本書内に書いてありました。---
さて、「割れたガラス理論」は私も「なるほど!」と思っていた話です。
ニューヨークの犯罪件数の激減。これに貢献したのが「割れたガラス理論」。
割れたガラスを放置するから、つまり、細かい犯罪をしっかり取り締まらないから、凶悪な犯罪が減らないのだというスタンス。
地下鉄の落書きを消したり、細かい風紀の乱れを正したら犯罪が減ったという話です。
この話をはじめて聞いたとき、大変感心しました。
「なるほど、一事が万事なのだなー」と。
「割れたガラス理論」は色々な場面で使いました。
朝礼、メンバーの説得、役員会で例示、フロク…
この理論にはお世話になりました。
で、レヴィット先生はニューヨークの犯罪件数の減少は「割れたガラス理論」など関係ないとおっしゃってます。
ニューヨークだけ犯罪が減ってわけではなくて、全米の各都市で犯罪が減少しているのだと。
そして、その要因は1970年以降の中絶の合法化によるのだと主張しています。
ご興味ある方は、是非お読みください。
私としては、最近読んだ本で最も興味深いものでした。