丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ -12ページ目

Editionはうまかった





6年ほど前から丸の内ビルで仕事をするようになって以来、ビル内のレストランをよく使わせてもらっています。
私は、どちらかというと同じお店を何回も使うタイプで、次から次に新しいお店を開拓するタイプ(身近にやたらと新しい店に行くタイプも多いですが)ではありません。




ですので、少し”間”が空くと、「そういえば、××に最近行っていないし、そろそろ顔を出さないとなぁ…」などと頼まれてもいない上、何の義理もないのに、「行かなきゃいけない」などと考えるタイプです。
もちろん、それだけお店に対するロイヤリティを感じるわけですから、それなりによくしてもらっているわけで(もしかすると、私だけの勘違いかもしれませんが…)、だからこそいつの間にやら「行かなきゃ」という義務感が生じるわけです。
(考えれば、なんという「いい客」でしょうか…書きながら、自分の人の良さにあきれます。)




さて、そんなお店が丸ビル内にも数店あるのですが、中でも一番仲のよい某氏にeditionを紹介してもらいました。
「2つ星はかたい」という話に飛びついて、新しいミシュランが出る前に、予約を入れてもらった次第です。




予約はミシュランが出る前でしたが、伺った日はミシュランが出た後。
「そんなに席数のあるお店じゃないので、ミシュランが出る前からいつも満席」だったそうです。




なんの先入主もなく、下村シェフの料理を食したわけですが、まずもって前菜の牡蠣がうまかった。
海水(!)のジュレの中に、大ぶりの三陸産の生牡蠣が泳いでいる。
ジュレの上にはパリッとした海苔。そしてジュレの中にも岩海苔が入っている。




パリッとした海苔の食感と、ジュレの中の岩海苔の磯の香りが、なんとも言えず、生牡蠣を引き立ててくれます。
しかも、時にしつこく感じる大ぶりの牡蠣にありがちなクリーミーさが、素朴な海水ジュレの爽やかさによって打ち消されている。
おまけに、ほんのりと(何だかわからないが)柑橘系の味わいがジュレの中に隠されているから、つるっと食べられてしまう。



なるほど料理は創造力だなぁと感心した次第です。
下村シェフの見た目は、どう考えても私より年上でしたが、その後、私より若いということがわかって、またびっくり。
もちろん、牡蠣以外の料理も全部うまかった。
Editionはおいしい。

先日、インテリジェンスの広報から





このフロクの始末について提起がありました。
でもって、「丸の内で働く社長のフロク」というのはまずかろうから(事実と異なるという点で)、タイトルなど変えるべしと…




何もそこまで厳密である必要もあるまいと思うわけですが、実はこのフロクの運営には、インテリジェンスの広報セクションが関与しており(フロクの中身は全て自分で書いていますが、スキンの変更だったり諸々は広報セクションがやってます)、私の勝手というわけにもいかない背景があります。
それでも、まぁそこまでかたく考えなくてもいいじゃないかと思うわけで、もうしばらくはこのままで(いきなり変更というのもそれなりに工数が掛かりますので)、やらせてもらうしかないだろうと考えておる次第です。




何も釈迦力(しゃかりき)になって、修正しなくても世間は許してくれるでしょう。
そもそも、最近、丸の内で働いているわけでもないし…(たまには丸の内にいます)





方向としては「丸の内で働いていない社長じゃないフロク」が最有力候補です。

知人のネイリストが…






私のようなカタイ人間のネットワークに、およそ引っかかるはずもない人なのだが、知り合いでネイリストがいます。
彼女はなかなか腕が立つらしく、そこそこ”食えている”そうな。





それで、そのネイリストの彼女がネイルアート(?)のコンテストに出たという話を聞いたわけです。
しかも世界大会というからたいしたもの・・・





「で、何位だったわけ?」
「世界で30位で、アジアで15位でした。」
「!」
何であれ、世界でベスト50ならえらい。
「次回はもっと頑張ります。」





「で、どうやったら1位になれるわけ?」
「800人くらい出場者がいて、ノミネート審査があってぇ。
そこから50人が選ばれてぇ。それで、その50人が点数を付けられて…」




(いや、それは審査の方法であって、1位になる方法じゃぁない…)
「で、どうしたら1位になれるの?」
「モデル選びと練習です。」
「…」




なるほど、確かにモデル選びは重要だろう。ネイルの美しさを競い合うのだから、ネイル以外の美しさが混同されてしまったとしてもおかしくない。
「いや、君、勝つ方法っていうのはねぇ。審査方法じゃぁないんだよ。
そうじゃなくて、どういうデザインが勝つのかとか、そういう傾向と対策というのかなぁ~。
それが大事なんだよ。
つまり、”どうすれば勝てるのか”ということにフォーカスしたものの考え方が大事なんだよ。今回、どんなデザインが勝ったのか研究しないといけないよ!」





(俺はなかなかいいことを言っている…)
(やはりビジネスで鍛えられている人間は視点が違う。)
(”どう審査されるか?”ではなく”どうすれば勝てるか?”という視点で見ることが出来ないからビジネスがうまくいかないんだ…)
などと、一人よがりに講釈をたれたのでしたが、




「デザインは完全に規定されているんです。
色も何もかも。
何ミリ塗るかとか、全部・・・。
だから、練習あるのみなんです!」
「あっそう・・・」





教訓『素人がわかりもせず、エラそうなことを言わぬこと』

予防接種と不景気





NYから帰り着いたのが、11月24日、翌日からの仕事はいつもならば、時差ボケで苦労するところですが、全く影響なく仕事に入れました。
やはり、仕事に取り組む上で、体調というのは実に重要なわけで…
人間、40代になると、私のようないい加減な人間でも、体調管理などという小学生の頃に教わったことに真剣に取り組むようになったりします。




今年はインフルエンザの流行が懸念されているとか…
予防接種は絶対に受けたほうがいい。
昔はそんなことを考えるような人間ではありませんでした。
そもそもインフルエンザの予防接種を受けただけで、しばらく体調が悪くなるような、平常から不健康な生活でしたので、そんなことを考える余裕がなかったわけです。




ところが、人間、成長するわけで、どこかで先回りして事前に準備しておこうと考えるようになる。
何とか先行きを見通そうと努力するんでしょう。
そんなことで、最近は毎年、インフルエンザの予防接種を受けるようにしています。
ついでに、風邪の予防接種というのもあればいいのに…と思います。




さて、フロクにNYに行っていたなどと書いてしまったために、「NYって、やっぱり不景気な感じでしたか?」などと聞かれたりします。
私は、たった数日居ただけで、景気の状態がわかるほど敏感な人間ではありません。
ですので、NYで不景気を感じることは出来ませんでした。
(もっと不景気を感じたかった…)




用件があって、基本的にはNYの郊外にいて、マンハッタンには半日しか行ってません。
が、五番街のような”おのぼりさん”が行くところには、相変わらず全世界・全米からたくさんの”おのぼりさん”がやってきていて、いつもと変わらない雰囲気。
(といっても、NYの”いつも”を知っているわけではありませんが…)
いくら不景気だといっても、人々の生活を全面的に停止する力があるわけではないということでしょう。

強行軍にて

ちょっと用事がありまして、強行軍にてニューヨークに来ております。

ある程度、想定していたものの、こちらは寒い。







東京を出るときもすでに(東京なりの)冬を感じてはいたものの、東京とNYの気温差は10度はありそうです。

つまり、だいたい摂氏5度前後でしょうか。

夜は底冷えする感じで、ほっとくと耳など切れてしまいそうな状況です。








NYも11月中旬から急激に寒くなってきたらしく、つまり、NYの人々にとっても「秋」というのはどんどん短くなってきているようです。

世界共通で「秋らしさ」を感じることができる期間が短くなってきている。








昔はよく「食欲の秋」だとか「運動の秋」だとか…

おいしいものが増えて、気温も「暑くもなく寒くもなく」、夜もよく眠れる。そういう一年で最も過ごしやすい時期であったはずが、今では残暑と初冬にはさまれた2週間くらいしか秋を感じられません。








さて、時差に弱い私ですが、今回は強行軍ということもあって、全くこちらの時差に合わせる気がありません。

人間が繊細(?)なのか、時差に合わせようというプレッシャーに弱くて、寝られないのに何とか寝るように努力したり・・・変なところに真面目さが現れて、かえって時差に振り回されるというのが、私です。









ところが、最初から時差に適用する気がないと、実に何の問題もない。

寝たいときに寝て、起きていたいときに起きている。

(もちろん、眠くても起きていないといけないときはありますが…)

そうすると、むしろ、自然に時差に慣れていくということを知った次第です。

しまった!





社長交代と相談役就任の件を、このフロクでフライング開示してしまいました…
とんだ不覚でしたが、やや言い訳をしておくと(これを見ている社員向け)、最初の開示予定日が11月12日だったものですから、それでもって、アップデートするように設定してしまっていた…
でもって、11月12日は色々バタバタしていて、この過ちに気付かなかったというわけです。




11月13日の朝、日経新聞を見ながら、「あっ」と気付いたときは遅かったというわけです。
某銀行さんに挨拶に行き、この件をお話したら「未上場になっていて良かったですね」と…。
上場廃止がこんな形で生きるとは…。




「相談役って、何をするの?」という質問が多くてこまってます。
「43歳の相談役なんて見たことがない」というのはもはや”大人のいじめ”じゃないでしょうか。
「すくなくとも、報告と連絡はしないでくれ」などと、うそぶいていますが、意外と受けないので残念です。




相談役じゃなくて、もっとかっこいいのにすればよかったなぁ…
これは、次回のネタにします。

12月1日付にて





12月1日付にてインテリジェンスの社長としての立場を後進に譲ることになりました。
さて、そんなことで、「丸の内で働く社長のフロク」ということでいいのかどうか…




思えば、インテリジェンスの創業メンバーとして、この会社の成長とともに生きてきまして、1989年6月15日の創業からこれまで約20年、フルに経営に関与してきたのは、私だけでした。
今回の社長交代で、私も直接の執行から離れますので、創業から20年ほどを経て、全ての創業メンバーが直接的な経営から離れるということになりました。




もともと、インテリジェンスの社長は長くても10年という暗黙的な了解事項がありました。
初代社長の宇野さんが89年6月15日~99年3月31日ということで9年9ヶ月の在任期間でした。
私が99年4月1日~2008年11月30日なので9年8ヶ月の在任期間ということで、暗黙の了解事項は見事に果たされたという次第です。




経営というのは常に新鮮さが重要と思います。
その意味で、今回の社長交代でインテリジェンスが更に新たな成長ステージへと突き進んでくれることを期待しています。




新社長は高橋広敏さん。彼は、創業間もない頃からアルバイトとしてインテリジェンスに出入りしていた生え抜きのメンバーです。
インテリジェンスの成功も失敗も数多く見てきた人であり、今後の事業変革が楽しみです。




社長交代を機に、フロク閉鎖を考えておりましたが、「社長という立場を離れたら、もっと思い切った発言が出来ますよ…」といった周囲からの提案もあり、もう少し続けようと思っている次第です。

最近、やたらと携帯メールで…





私のようなギリギリの世代にとって、携帯電話でのメールのやり取りというのは、本来、本流の通信手段を補完する道具なのであって、それを基幹に据えようなどとは考えられないわけです。




ところが、わたしのようなギリギリの世代においても、やたらと携帯メールでコミュニケーションしてくる人がいて、感覚的ですが、その人口がどんどん増加しているように感じます。




(なんという鈍感…なんという時代錯誤…とお感じの方はこれ以上読まないほうがいいです。といっても、すぐに終わってしまいますが。)




同世代のある(ギリギリな)友人は、携帯電話を充電するのに、「いちいち電源をOFFにしないと携帯が壊れる」と、つい最近まで信じていました。
が、彼との最近のやり取りは携帯メールになりつつあります。




また、ある友人は、携帯でメールを送信するのにあたり、まずPCで打ってからそれを携帯に送り、さらに自分の携帯から送るようにしています。
(理由としては、「自分の携帯から送りたいから」ということですが、なぜPCから直接送らないのかについては聞く気が起きません。)
したがって、彼からのメールは携帯からやってきます。




そんなことで、ギリギリな人々が何とか時代変化の端っこにしがみついてるというわけです。

やたらと挨拶していると…





インテリジェンスの首都圏の拠点はいくつかにバラけているために、(お恥ずかしい話ですが、)自分の会社の社員なのか、他社の人なのか見分けがつきません。




そこで、やたらと、自社の社員とおぼしき人には「おはようございます」「お疲れ様デース」などと気安く挨拶をするわけですが、すると当然”誰だ、こいつ”という反応をされて恥ずかしい思いをする。




しかし、考えてみると、単に挨拶しているだけなわけで、つまり全くの赤の他人であっても挨拶くらい交わしてもいいじゃないか、とも思うわけです。
世の中意外と、挨拶を交わす習慣というものが廃れているようで、「おはようございます!」に即座的に反応する人は少ないように思います(この点、当社は、反射的に挨拶するように鍛錬されているメンバーが多いため、社員を見分けるには便利に出来ています)。




一方、やたら挨拶して、ちょっと恥ずかしい思いをするのを避けると、これまた別の副作用が生じます。
つまり、自分の会社の社員なのに、挨拶しなくて「嫌な社長」になってしまう。




これも、小さいながら心理的な負担になる。
てことで、「嫌な社長」と思われるくらいなら、「やたらと馴れ馴れしい赤の他人」と思われようと、積極的に挨拶するわけです。
思いっきり清々しく挨拶すると、赤の他人でも思わず反応してしまう。
面白いものです。

実は北海道で…





実は今月、突然の事情で北海道に行きました。
そこで、ゴルフをやったのですが、なかなかユニークな仕組みに出会いました。




通常(これはあくまで私の常識)、「乗用カートあり」「キャディーさん付き」という場合、同じ乗用カートにキャディーさんもプレイヤーも同乗して回るものだと思います。
ところが、今回、北海道で、プレイヤーだけが乗用カートに乗って「足代わり」にし、キャディーさんはキャディーバッグ運搬用カートを操作する(つまり全く別行動)という変わった仕組みでした。




つまり、プレイヤー(自分)とキャディーさんの移動速度が極端に違う。
ゴルフをする方ならご理解いただけると思うのですが、これはとても問題です。




プレイヤーだけが極端に早く、第2打地点に到着してしまう。
そして、ひたすら、キャディーさんの到着を待つ。打ち気がはやっているので、ろくに「何ヤード」残っているか聞くこともなく、ハザードがあるかどうかを確認することもなく、バックから番手を取り出して打つ。
そして、次の地点に、道具もなく、たどり着く…。イライラと道具の到着を待つ…。




この状態が続くと、やがて、あらかじめ何本か道具を取り出して、次に打つ地点に行き、キャディーさんの到着を待たずに打ってしまう。
こうなると、「何のためにキャディーさんがいるのか?」わからなくなってくるわけです。




もはや、ほぼセルフプレー状態。キャディーさんはむしろ、足手まといという感じ。
なんでこんな仕組みが運用されているのやら…




恐らく「セルフプレーなら乗用カートを利用しましょう」、「キャディーさん付きならば歩行プレーしましょう」ということだろうと思うのですが…
「乗用カート希望」かつ「キャディー付き希望」という顧客側のニーズを言われるままに実行し、その結果、非常に不合理な運用になってしまい、かえって顧客に不満を与えるという一席。
考えさせられました。