実は北海道で…
実は今月、突然の事情で北海道に行きました。
そこで、ゴルフをやったのですが、なかなかユニークな仕組みに出会いました。
通常(これはあくまで私の常識)、「乗用カートあり」「キャディーさん付き」という場合、同じ乗用カートにキャディーさんもプレイヤーも同乗して回るものだと思います。
ところが、今回、北海道で、プレイヤーだけが乗用カートに乗って「足代わり」にし、キャディーさんはキャディーバッグ運搬用カートを操作する(つまり全く別行動)という変わった仕組みでした。
つまり、プレイヤー(自分)とキャディーさんの移動速度が極端に違う。
ゴルフをする方ならご理解いただけると思うのですが、これはとても問題です。
プレイヤーだけが極端に早く、第2打地点に到着してしまう。
そして、ひたすら、キャディーさんの到着を待つ。打ち気がはやっているので、ろくに「何ヤード」残っているか聞くこともなく、ハザードがあるかどうかを確認することもなく、バックから番手を取り出して打つ。
そして、次の地点に、道具もなく、たどり着く…。イライラと道具の到着を待つ…。
この状態が続くと、やがて、あらかじめ何本か道具を取り出して、次に打つ地点に行き、キャディーさんの到着を待たずに打ってしまう。
こうなると、「何のためにキャディーさんがいるのか?」わからなくなってくるわけです。
もはや、ほぼセルフプレー状態。キャディーさんはむしろ、足手まといという感じ。
なんでこんな仕組みが運用されているのやら…
恐らく「セルフプレーなら乗用カートを利用しましょう」、「キャディーさん付きならば歩行プレーしましょう」ということだろうと思うのですが…
「乗用カート希望」かつ「キャディー付き希望」という顧客側のニーズを言われるままに実行し、その結果、非常に不合理な運用になってしまい、かえって顧客に不満を与えるという一席。
考えさせられました。