知人のネイリストが… | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

知人のネイリストが…






私のようなカタイ人間のネットワークに、およそ引っかかるはずもない人なのだが、知り合いでネイリストがいます。
彼女はなかなか腕が立つらしく、そこそこ”食えている”そうな。





それで、そのネイリストの彼女がネイルアート(?)のコンテストに出たという話を聞いたわけです。
しかも世界大会というからたいしたもの・・・





「で、何位だったわけ?」
「世界で30位で、アジアで15位でした。」
「!」
何であれ、世界でベスト50ならえらい。
「次回はもっと頑張ります。」





「で、どうやったら1位になれるわけ?」
「800人くらい出場者がいて、ノミネート審査があってぇ。
そこから50人が選ばれてぇ。それで、その50人が点数を付けられて…」




(いや、それは審査の方法であって、1位になる方法じゃぁない…)
「で、どうしたら1位になれるの?」
「モデル選びと練習です。」
「…」




なるほど、確かにモデル選びは重要だろう。ネイルの美しさを競い合うのだから、ネイル以外の美しさが混同されてしまったとしてもおかしくない。
「いや、君、勝つ方法っていうのはねぇ。審査方法じゃぁないんだよ。
そうじゃなくて、どういうデザインが勝つのかとか、そういう傾向と対策というのかなぁ~。
それが大事なんだよ。
つまり、”どうすれば勝てるのか”ということにフォーカスしたものの考え方が大事なんだよ。今回、どんなデザインが勝ったのか研究しないといけないよ!」





(俺はなかなかいいことを言っている…)
(やはりビジネスで鍛えられている人間は視点が違う。)
(”どう審査されるか?”ではなく”どうすれば勝てるか?”という視点で見ることが出来ないからビジネスがうまくいかないんだ…)
などと、一人よがりに講釈をたれたのでしたが、




「デザインは完全に規定されているんです。
色も何もかも。
何ミリ塗るかとか、全部・・・。
だから、練習あるのみなんです!」
「あっそう・・・」





教訓『素人がわかりもせず、エラそうなことを言わぬこと』