場合の数(早稲田実業学校中等部 2005) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

場合の数は見かける頻度はさほど高くないのですが、出ないわけではないので、準備はしておきたいところです。

予習シリーズには高校数学にあたるコンビネーションの考え方が載っていますが、これも便利なものなので、身につけておきたいことろです。

 

問題

ガム,キャラメル,チョコレートがそれぞれたくさんあります。この中から10個を選び,袋に入れてお菓子の「つめ合わせ袋」を作ろうと思います。どのお菓子も必ず2個以上は入れるとすると,異なる「つめ合わせ袋」は何種類できますか。

 

 

解説

どのお菓子も最低2個入っていますので、残り10‐2×3=4個の種類について考えます。

 

4個とも同じ種類…3通り

2種類で1個+3個…3×2=6通り

2種類で2個+2個…仲間外れを一つ決めるので3通り

3種類で1個+1個+2個…2個になれるのを決めるので3通り

 

以上より合計15通りとなります。

15通り

 

別解

残り4個について、以下のように図で表します。

間 ○ 間 ○ 間 ○ 間 ○ 間

 

このとき

| ○ 間 ○ | ○ 間 ○ 間

とすることで、2個+2個を表すことができます。

 

つまり、6か所の間から2つを選ぶことで、種類を表せますので、6×5÷(2×1)=15通りと求めることができます。

15通り