比の計算 その40(久留米大学附設中 2022) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

比の計算ですが、あるトラップに気づけるかどうかがカギです。

 

問題

4けたの整数の千の位の数をA,百の位の数をB,十の位の数をC,一の位の数をDとします。このとき、

2×A=10×B+Cと2×C=3×D

が同時になりたつ4けたの整数は全部で3つあります。この整数をすべて答えなさい。

 

 

解説

条件より、C=0、D=0かC:D=3:2となり、これを満たすC、Dの組み合わせは(3,2)、(6,4)、(9,6)となります。

次に、A×2=B×10+Cについて考えます。

A、Bが整数であることから、Cは偶数でなければなりませんので、C=0、6とわかります。

C=6のとき

B=0のとき、A=3

B=1のとき、A=8とわかります。

C=0のとき

A:B=5:1よりA=5、B=1

よって、求める数は3064、8164、5100とわかります。

3064 8164 5100