比の計算ですが、あるトラップに気づけるかどうかがカギです。
問題
4けたの整数の千の位の数をA,百の位の数をB,十の位の数をC,一の位の数をDとします。このとき、
2×A=10×B+Cと2×C=3×D
が同時になりたつ4けたの整数は全部で3つあります。この整数をすべて答えなさい。
解説
条件より、C=0、D=0かC:D=3:2となり、これを満たすC、Dの組み合わせは(3,2)、(6,4)、(9,6)となります。
次に、A×2=B×10+Cについて考えます。
A、Bが整数であることから、Cは偶数でなければなりませんので、C=0、6とわかります。
C=6のとき
B=0のとき、A=3
B=1のとき、A=8とわかります。
C=0のとき
A:B=5:1よりA=5、B=1
よって、求める数は3064、8164、5100とわかります。
3064 8164 5100