なかなか更新が進まず、申し訳ない限りです。
来週くらいからは毎日更新できるはずなので、今暫くご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承願います。
今日も問題探しができないので、業界のお話を。
二月の勝者でも出てきた春期講習が始まります。私の指導する小6は全員とってくれたので、ひと安心です。
何に安心するのか?営業成績?
違います。悲しい話ですが、講習とらせても(弊社の場合)給料は上がりませんし、そもそもこれ以上減らせないくらいにしか貰っていません。何より、春期講習は大概安いです。
※個人的には、業界の水準向上、若手の未来のためにも、業界全体で恥ずかしくないレベルにまで引き上げるべきだと思いますが…
愚痴になりますが、同じくかかりきりになる散髪やマッサージ、フィットネスの費用と比べて、時間単位あたりの塾代は格安です。10分の時間費用にして300円を切るところですので、給与も推して知るべし。
ちなみに雇われの塾の先生の給料は大学受験、高校受験、幼稚園小学校受験、補習塾、中学受験の順になります。
ではどうして?
理由は二つです。
一つ目は、長期休暇の過ごし方のモデルとしてです。
長期休暇で怖いのは、単純に勉強のペースがなくなることです。1日サボれば、取り返すのに3日はかかります。
二つ目は、長期休暇は+αに取り組むチャンス、具体的には、時間の関係で普段扱えない難問に挑むことができるのです。基本を固めることは大事ですが、これは、実はいつでもできます。一問にかかる時間が短いからです。
一問にかかる時間が長い難問に時間を使えるのは、使える時間が多い長期休暇だけ。難問に立ち向かう術を知らないまま受験に向かうのは、登山経験なしで難しい山に挑むのと同じくらい無謀です。
私自身は、一つ目をさほど重視していませんが、二つ目にはこだわっています。
国語担当なので、長期休暇には是非、難しい記述に取り組んでもらいたいと思っています。結果、その時書けなくとも、そういう問題があることや、その考え方捉え方を知ることが、勉強の質をグレードアップさせ、入試問題に挑める心臓をつくるのです。
あと、断言しますが、受験は課金ゲームではありません。必要なときに費用を遣うのです。
通う塾の季節講習は前述の理由で必要なものです。一方で科目が重なる併塾は、子供を苦しめ、両塾担当者を困惑させるだけの無駄遣いの最たるものです。
季節講習の中では短い部類の春期講習ですが、ぜひ血となり肉となるよう、頑張って取り組んでください。