やるべきことを減らして、落ち着きを取り戻す【技術士対策26】 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

僕らは追い込まれると、焦ってしまいます。

焦ると気持だけが先行して、空回りします。

こんな状態で勉強をしても、いい結果は出ません。

失った時間に目がいき、イライラしてしまいます。

人は焦りやイライラを感じると、集中力が低下し、せっかく記憶したことまで忘れてしまうことがあるそうです。

 

つまり、焦れば焦るほど、ピンチはひろがることになります。

 

焦りとは一体何なのでしょうか。

福田 稔さんは、著書『難関資格が働きながらラクラク取れる勉強法』のなかで、焦りについて以下のように述べています。

 

 「直前期の焦りの原因、

 それは時間が少ないということです。

 やるべきことはいっぱい、

 なのに残された時間は少ない。

 焦りの原因はそこにあります。」

 

「やるべきこと」と「やったこと」のギャップが大きければ大きいほど、焦ることになります。

 

では、どうすれば焦らないのでしょうか?

同書は、焦りの対処法を、以下のように説明しています。

 

 「焦りを軽減するためにできることは、

 ただ一つ

 やるべきことを減らすことです。

 残り時間とやるべき教材のバランスがとれたとき、

 不思議なくらい落ち着きます。」

 

つまり、焦りを解消するためには、やるべきことを減らす必要があるわけです。

その上で、できることを集中してやるのです。

技術士の試験において、やるべきことは、解答の作成と記憶です。

例えば、予想問題を17問作って、その解答を作成・記憶するとします。

100%の出来栄えに精査した解答が12問、70%以下の出来栄えの解答が5問だったとします。

これが試験まで残り2か月の時期であればいいのですが、1か月を切った時期に、未完成の解答が5問も残っていれば、焦ってしまいます。

この焦りを解消するためには、「やるべきこと=やったこと」にする必要があります。

つまり、未完成の5問を100%の出来栄えにするのをやめ、「やるべきこと」を減らすのです。

もちろん、途中まで作った5問を捨てるのは惜しいです。

しかし、残された時間は限られています。

 

焦りを解消して、効果的に勉強を進めるためには、勇気ある決断が必要です

 

やるべきことを減らす行為は、妥協ではありません。

選択と集中です。

現時点で有する知識を確固たるものにし、得点につなげる行為です。

 

落ち着きを取り戻し、できることを確実にやってください。

 

そうすれば、焦りが消え、結果的に、試験本番で最良のパフォーマンスを発揮することができるはずです。

 

●技術士試験対策

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●下水道の基礎知識

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●技術士の勉強法

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