僕らは追い込まれると、焦ってしまいます。
焦ると気持だけが先行して、空回りします。
こんな状態で勉強をしても、いい結果は出ません。
失った時間に目がいき、イライラしてしまいます。
人は焦りやイライラを感じると、集中力が低下し、せっかく記憶したことまで忘れてしまうことがあるそうです。
つまり、焦れば焦るほど、ピンチはひろがることになります。
焦りとは一体何なのでしょうか。
福田 稔さんは、著書『難関資格が働きながらラクラク取れる勉強法』のなかで、焦りについて以下のように述べています。
「直前期の焦りの原因、
それは時間が少ないということです。
やるべきことはいっぱい、
なのに残された時間は少ない。
焦りの原因はそこにあります。」
「やるべきこと」と「やったこと」のギャップが大きければ大きいほど、焦ることになります。
では、どうすれば焦らないのでしょうか?
同書は、焦りの対処法を、以下のように説明しています。
「焦りを軽減するためにできることは、
ただ一つ
やるべきことを減らすことです。
残り時間とやるべき教材のバランスがとれたとき、
不思議なくらい落ち着きます。」
つまり、焦りを解消するためには、やるべきことを減らす必要があるわけです。
その上で、できることを集中してやるのです。
技術士の試験において、やるべきことは、解答の作成と記憶です。
例えば、予想問題を17問作って、その解答を作成・記憶するとします。
100%の出来栄えに精査した解答が12問、70%以下の出来栄えの解答が5問だったとします。
これが試験まで残り2か月の時期であればいいのですが、1か月を切った時期に、未完成の解答が5問も残っていれば、焦ってしまいます。
この焦りを解消するためには、「やるべきこと=やったこと」にする必要があります。
つまり、未完成の5問を100%の出来栄えにするのをやめ、「やるべきこと」を減らすのです。
もちろん、途中まで作った5問を捨てるのは惜しいです。
しかし、残された時間は限られています。
焦りを解消して、効果的に勉強を進めるためには、勇気ある決断が必要です
やるべきことを減らす行為は、妥協ではありません。
選択と集中です。
現時点で有する知識を確固たるものにし、得点につなげる行為です。
落ち着きを取り戻し、できることを確実にやってください。
そうすれば、焦りが消え、結果的に、試験本番で最良のパフォーマンスを発揮することができるはずです。
●技術士試験対策
※ 【技術士対策25】の「題意に答えるために何をすればいいのか?」を読みたい方は こちら をどうぞ。
※ 【技術士対策24】の[観点」を読みたい方は こちら をどうぞ。
※ 【技術士対策20】の「DXの推進」を読みたい方は こちら をどうぞ。
※ 【技術士対策15】の「PFOS」を読みたい方は こちら をどうぞ。
※ 【技術士対策14】の「海底管」を読みたい方は こちら をどうぞ。
※ 【技術士対策13】の「AIによる更新計画」を読みたい方は こちら をどうぞ。
●下水道の基礎知識
※下水道未整備地区については こちら をどうぞ。
※アセットマネジメントとストックマネジメントの違いについては こちら をどうぞ。
※「資源の循環」については こちら をどうぞ。
※コンポスト化」については こちら をどうぞ。
※「水の循環」については こちら をどうぞ。
※「下水道による排除・処理」については こちら をどうぞ。
※「新下水道ビジョン加速戦略」については こちら をどうぞ。
●技術士の勉強法
※ テキストを見たい方は、 こちら をどうぞ。
※ 令和2年度の試験問題(上水道及び工業用水道)と解答例を見たい人は、こちら をクリックしてください。
※ 令和元年度の試験問題(上水道及び工業用水道)と解答例を見たい人は、こちら をクリックしてください。
※ 平成30年度の試験問題(上水道及び工業用水道)と解答例を見たい人は、こちら をクリックしてください。