【電験46】1回目終了 (過渡現象の解説) | 技術士を目指す人の会

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勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

●先週学んだこと(勉強再開から27週間目:5/16〜5/22)

TACの「電験三種 理論の教科書&問題集」の問題を解いています。

先週は、

CHAPTER5(三相交流回路)=6問

CHAPTER6(過渡現象)=12問

CHAPTER8(電気測定)=17問

合計35問やりました。

これで、CHAPTER1~8の170問、1回目が終了しました。

 

 

電気測定については、TAC理論では説明が少ないので、以下の動画が分かりやすかったですね。

【電験三種・理論「中級」】三日目~電気計測について~ - YouTube

【電験三種講・理論「中級」】四日目~応用問題演習~ - YouTube

助かりますね。

 

過渡現象についても、TAC理論では説明が少ないです。

というわけで、簡単にまとめてみました。

 

コンデンサは、下図のようになります。

コンデンサは、まず電圧Vcを考えます。

最初は電圧0です。充電されてEになります。スイッチを切り替えて放電すると電圧Eを供給できます。

次に、コンデンサの電流Icについてです。

最初はE/R流れます。コンデンサは充電されると電流が0になります。

次に、スイッチを切り替えます。コンデンサは放電します。放電すると電流E/Rが流れますが向きは逆です。

抵抗の電流Irはコンデンサの電流Icと同じです。

抵抗の電圧Vrは電流Irに抵抗Rを乗じたものですから、Irと同じグラフになります。

 

 

リアクタンスは、下図のようになります。

リアクタンスについては、まず電流ILを考えます。

最初は電流が流れませんので0です。時間が経過すると短絡状態になります。電流はE/Rになります。

スイッチを切り替えて電源供給がなくなっても、リアクタンスに電流が流れ続けます。電流はE/Rになります。時間が経過すると0になります。
次に、リアクタンスの電圧VLについてです。

最初は電流が流れないので電圧はEです。短絡状態になると電圧は0になります。

次に、スイッチを切り替えます。コイル内を電流が流れ続けます。電圧の向きを考慮すると-Eになります。時間が経過すると0になります。

抵抗の電流Irはコンデンサの電流ILと同じです。

抵抗の電圧VLは電流ILに抵抗Rを乗じたものですから、ILと同じグラフになります。

 

 

電圧、電流の波形パターンは、2通りしかありません。

まず、コンデンサの電圧を憶えます。次に電流を憶えます。

抵抗の電流、電圧はコンデンサの電流と同じ波形です。

これを憶えてしまえば、大丈夫です。

リアクタンスの電圧は、コンデンサの電流と同じ波形で、リアクタンスの電流は、コンデンサの電圧と同じ波形です。

抵抗の電流、電圧はリアクタンスの電流と同じ波形です。

というわけで、2通りなんです。

 

●今週やること

今週は、TAC理論の問題、2回目に入ります。

問題数は合計170問で、以下のような構成になっています。

 CHAPTER1(直流回路)=24問 

 CHAPTER2(静電気)=26問 

 CHAPTER3(電磁力)=19問 

 CHAPTER4(交流回路)=36問

 CHAPTER5(三相交流回路)=13問 

 CHAPTER6(過渡現象)=12問

 CHAPTER7(電子理論)=25問

 CHAPTER8(電気測定)=17問

 

一応、ノルマは、1日7問、1週間で42問です。

2回目なので、ペースアップできると思います。

試験まで残り3か月。

頑張っていきましょう。

 

※【電験の勉強】1つ前は こちら

 

※令和2年の電験三種までの3ヵ月間の勉強と結果について読みたい方は、以下をご覧ください。

 初日は こちら

 4週目の「理論が一通り完了」は こちら

 8週目の「戦略」は こちら

 10週目の「全科目一通り完了」は こちら

 14週目の「受験票が届く」は こちら

 15週目の「試験本番」は こちら

 「自己採点の結果」は こちら 

 「合格発表」は こちら 

 

※令和3年の勉強について読みたい方は、以下をご覧ください。

 R2年度の電顕三種「理論」の解説は こちら 

 勉強計画の作り方は こちら