【電験45】いいペース | 新見一郎

新見一郎

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

●先週学んだこと(勉強再開から26週間目:5/9〜5/15)

TACの「電験三種 理論の教科書&問題集」の問題を解いています。

ノルマは、1日7問、1週間で42問です。

先週は、

CHAPTER7(電子理論)=9問

CHAPTER4(交流回路)=36問

CHAPTER5(三相交流回路)=7問

合計52問やりました。

ノルマをクリアー。いいペースです。

 

交流回路、三相交流は、公式を結構忘れていましたが、問題を解いているうちに思い出すことができました。

少し安心しました。

 

ただ、本質的なところを見落としていました。

Y-Y結線の場合、電源と負荷を連絡する「線電流Iℓ」は、負荷を流れる「相電流Ip」と同じです。

ところが、Δ-Δ結線の場合、電源と負荷を連絡する「線電流Iℓ」と、負荷を流れる「相電流Ip」は異なります。

大きさについては、以下の関係式が成立します。

 Iℓ=√3Ip

これ自体は、結構、簡単に覚えることができます。

と言うのが、Y-Y結線の電圧についてもVℓ=√3Vpという関係性があります。

線間は相より大きく、相を√3倍すれば線間になります。

Δ-Δ結線の電流も同じく、Iℓ=√3Ipという関係性があります。

線は相より大きく、相を√3倍すれば線になります。

同じ関係性なので憶えやすいです。

ところが、ベクトル上の関係性は、Δ-Δ結線の電流とY-Y結線の電圧は、違いがあります。

 

Y-Y結線は、下図のようになります(参照元:TAC理論)。

電圧に注目してみます。

Y-Y結線の電圧は、Vab=Ea-Ebなので、ベクトルは以下のようになります。

線間電圧Vabは、相電圧Eaよりπ/6進んでいることがわかります。

 

次に、Δ-Δ結線です。下図のようになります。

電流に注目してみます。

相電流Iabを基準に考えると、Iab=Ia+Icaとなります。

線電流Ia=Iab-Icaです。ベクトルは以下のようになります。

線電流Iaは相電流Iabよりπ/6遅れていることがわかります。

先ほどのY-Y結線のとき、線間電圧Vabは、相電圧Eaよりπ/6進んでいました。

ところが、Δ-Δ結線については、線電流Iaは、相電流Iabよりπ/6遅れています。

 

この点が大きく異なります。

注意が必要ですね。

 

交流回路については、以下の動画が分かりやすいかったです。

電験三種 理論第13回 交流回路① - YouTube

電験三種 理論第14回 交流回路② - YouTube

これは助かりますね。

 

●今週やること

TAC理論の問題数は合計170問で、以下のような構成と進捗になっています。

 CHAPTER1(直流回路)=24問 【終了】

 CHAPTER2(静電気)=26問 【終了】

 CHAPTER3(電磁力)=19問 【終了】

 CHAPTER4(交流回路)=36問 【終了】

 CHAPTER5(三相交流回路)=13問 

 CHAPTER6(過渡現象)=12問

 CHAPTER7(電子理論)=25問 【終了】

 CHAPTER8(電気測定)=17問

 

今週は、CHAPTER5の残りと、CHAPTER6、CHAPTER8です。

残り35問です。

1週間のノルマが48問ですから、今週末には全問解答1回目が終わりそうです。

試験が8月22日なので、残り3か月。順調だと思います。

引き続き、頑張ります。

 

※【電験の勉強】1つ前は こちら

 

※令和2年の電験三種までの3ヵ月間の勉強と結果について読みたい方は、以下をご覧ください。

 初日は こちら

 4週目の「理論が一通り完了」は こちら

 8週目の「戦略」は こちら

 10週目の「全科目一通り完了」は こちら

 14週目の「受験票が届く」は こちら

 15週目の「試験本番」は こちら

 「自己採点の結果」は こちら 

 「合格発表」は こちら 

 

※令和3年の勉強について読みたい方は、以下をご覧ください。

 R2年度の電顕三種「理論」の解説は こちら 

 勉強計画の作り方は こちら