●先週学んだこと(勉強再開から26週間目:5/9〜5/15)
TACの「電験三種 理論の教科書&問題集」の問題を解いています。
ノルマは、1日7問、1週間で42問です。
先週は、
CHAPTER7(電子理論)=9問
CHAPTER4(交流回路)=36問
CHAPTER5(三相交流回路)=7問
合計52問やりました。
ノルマをクリアー。いいペースです。
交流回路、三相交流は、公式を結構忘れていましたが、問題を解いているうちに思い出すことができました。
少し安心しました。
ただ、本質的なところを見落としていました。
Y-Y結線の場合、電源と負荷を連絡する「線電流Iℓ」は、負荷を流れる「相電流Ip」と同じです。
ところが、Δ-Δ結線の場合、電源と負荷を連絡する「線電流Iℓ」と、負荷を流れる「相電流Ip」は異なります。
大きさについては、以下の関係式が成立します。
Iℓ=√3Ip
これ自体は、結構、簡単に覚えることができます。
と言うのが、Y-Y結線の電圧についてもVℓ=√3Vpという関係性があります。
線間は相より大きく、相を√3倍すれば線間になります。
Δ-Δ結線の電流も同じく、Iℓ=√3Ipという関係性があります。
線は相より大きく、相を√3倍すれば線になります。
同じ関係性なので憶えやすいです。
ところが、ベクトル上の関係性は、Δ-Δ結線の電流とY-Y結線の電圧は、違いがあります。
Y-Y結線は、下図のようになります(参照元:TAC理論)。
電圧に注目してみます。
Y-Y結線の電圧は、Vab=Ea-Ebなので、ベクトルは以下のようになります。
線間電圧Vabは、相電圧Eaよりπ/6進んでいることがわかります。
次に、Δ-Δ結線です。下図のようになります。
電流に注目してみます。
相電流Iabを基準に考えると、Iab=Ia+Icaとなります。
線電流Ia=Iab-Icaです。ベクトルは以下のようになります。
線電流Iaは相電流Iabよりπ/6遅れていることがわかります。
先ほどのY-Y結線のとき、線間電圧Vabは、相電圧Eaよりπ/6進んでいました。
ところが、Δ-Δ結線については、線電流Iaは、相電流Iabよりπ/6遅れています。
この点が大きく異なります。
注意が必要ですね。
交流回路については、以下の動画が分かりやすいかったです。
これは助かりますね。
●今週やること
TAC理論の問題数は合計170問で、以下のような構成と進捗になっています。
CHAPTER1(直流回路)=24問 【終了】
CHAPTER2(静電気)=26問 【終了】
CHAPTER3(電磁力)=19問 【終了】
CHAPTER4(交流回路)=36問 【終了】
CHAPTER5(三相交流回路)=13問
CHAPTER6(過渡現象)=12問
CHAPTER7(電子理論)=25問 【終了】
CHAPTER8(電気測定)=17問
今週は、CHAPTER5の残りと、CHAPTER6、CHAPTER8です。
残り35問です。
1週間のノルマが48問ですから、今週末には全問解答1回目が終わりそうです。
試験が8月22日なので、残り3か月。順調だと思います。
引き続き、頑張ります。
※【電験の勉強】1つ前は こちら
※令和2年の電験三種までの3ヵ月間の勉強と結果について読みたい方は、以下をご覧ください。
初日は こちら
4週目の「理論が一通り完了」は こちら
8週目の「戦略」は こちら
10週目の「全科目一通り完了」は こちら
14週目の「受験票が届く」は こちら
15週目の「試験本番」は こちら
「自己採点の結果」は こちら
「合格発表」は こちら
※令和3年の勉強について読みたい方は、以下をご覧ください。
R2年度の電顕三種「理論」の解説は こちら
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