【電験43】勉強計画の作り方について | 新見一郎

新見一郎

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

勉強計画を作りました。

せっかくなので、勉強計画の作り方を説明します。

 

勉強計画を作ることは、ノルマを見定めることを意味します。

ノルマは、以下の流れで決定することができます。

 

①総量把握

②勉強期間の設定

③ノルマの決定

 

まず、①総量把握です。

僕は、今年、電験三種の理論を受験します。

このため、まずは理論の問題が何問あるかを把握します。

使用している教材は、TACの「電験三種 理論の教科書&問題集」(これ以降、「TAC理論」と呼ぶ)です。

TAC理論は、CHAPTER1~8まであって、各CHAPTERの問題数は以下のようになっています。

CHAPTER1(直流回路)=24問

CHAPTER2(静電気)=26問

CHAPTER3(電磁力)=19問

CHAPTER4(交流回路)=36問

CHAPTER5(三相交流回路)=13問

CHAPTER6(過渡現象)=12問

CHAPTER7(電子理論)=25問

CHAPTER8(電気測定)=17問

合計170問あります。

 

次に、これらを、何回解くか決めます。

初めての受験であれば5回以上解くべきですが、僕は2回目の受験です。

予備知識があるので4回解くことにしました。

というわけで、勉強する総量は、170問×4=680問 になります。

 

次に、②勉強期間の設定です。

試験日は8月22日です。

この勉強計画を作ったのは、4月29日です。

このため、試験日までに残された期間は、115日間です。

これをそのまま勉強期間にしてはいけません。

なぜなら、勉強できない日があるからです。

急な予定や、やる気がない日とかが、必ずあります。

このため、予備日を設けます。

1週間に1日くらいの予備日がちょうどいいです。

そうなると、勉強期間は、115日×6/7=98日 になります。

 

これで、勉強する総量と勉強期間が分かりました。

最後に③ノルマの決定です。

ノルマは、総量を勉強期間で割ったものです。

このため、のノルマは、 680問/98=7問 となります。

 

このように、試験対策の最初の一歩は、ノルマを決定することです。

もちろん、苦手なところ、理解が浅いところがあって、このノルマ通りにはいかないこともあります。

時間がかかることになりますが、その辺のところは、土日・祝日で調整するわけです。

勉強をやっているうちに、ペースが理解できるようになります。

1日のノルマは7問ですが、1週間であれば7問×6日=42問になります。

例えば、平日4問(→4問×4日=16問)、土日13問(→13問×2日=26問)でも、1週間のノルマはクリアーできます。

その人にあった方法で、ノルマをクリアーしていけばいいと思います。

それから、1週間に1日の予備日を設けていますが、試験の2~3週間前は、持てる時間の全てを試験対策に投じて、集中的に勉強をすることになります。

 

●先週学んだこと(勉強再開から24週間目:4/25〜5/1)

というわけで、勉強計画を作りましたので、先週はこれを踏まえて勉強をしました。

4月29日~5月1日で、CHAPTER1(直流回路)の24問を解いて、参考書を読み込みました。

ノルマは、7問×3日で21問になるわけですが、このノルマを上回るように勉強することでモチベーションがアップします。

このようにノルマが決まれば、本気で勉強するようになります。

また、同じ問題を4回解くわけです。

1回目のチャレンジで理解できていなくても、次の機会に理解を深めればいいわけです。

次から次への問題を解いて、全部の問題を一通り解くことを優先します。

全体を見ることによって、部分的なことを理解できることもあるからです。

一通り解けたら、気分もいいですしね。

合格目指して、頑張りましょう。

 

※【電験の勉強】1つ前は こちら

 

※令和2年の電験三種までの3ヵ月間について読みたい方は、以下をご覧ください。

 初日は こちら

 4週目の「理論が一通り完了」は こちら

 8週目の「戦略」は こちら

 10週目の「全科目一通り完了」は こちら

 14週目の「受験票が届く」は こちら

 15週目の「試験本番」は こちら

 「自己採点の結果」は こちら 

 「合格発表」は こちら