とうとう、28話最終回です。

記事としては、あと4記事ってところです。

嬉しくもありニコニコ、寂しくもあり悲しい

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #27-1 #27-2 #27-3 #27-4

 

第二十八集 基因之恶(四)

 

#EP28-1

 

~江城凯莱生物研究所 方凱毅の研究室~

 

この白亜の殿堂を見る機会も、これでぐっと減るんですね。しみじみ〜クローバー

これ、スウィンギングスティックだよね?

The Swinging Sticks・・・まるで重力を無視するかのように滑らかに、不規則に動き続けるモーションアート。 
永久機関(動力なしでずっと動き続ける)という触れ込みもあるらしいのですが、購入ページを見ると付属品に単三電池4本って。。。(笑)
まぁ、なんにせよ、一度、正規に動き出してしまえば、ほとんど外部動力に頼らず、動き続けるということなのかもしれませんが、実際には空気抵抗やら摩擦もありますしね。ニュートンのゆりかごとかと同じで、オシャレ雰囲気アイテムって感じですね。

ちなみに、オープニングの映像でも、出てきてます!

 

イーゼルの上に乗せたキャンバスに布をかけていた沈翊に、← 映像上ではわからないかもしれませんが、後に出てくるので、とっとと書いちゃいます。

研究員が声をかけてくる。
研究員「沈先生・・」
沈翊「方凱毅はどこですか?」
研究員「方先生なら、実験室におられます。今日は、重要な進展事項があったようです」

頷く沈翊。

研究員が立ち去ると、その表情が次第に真顔になっていく。

前話のラストで、杜城(&視聴者)に説明したので、もう、あの薄気味悪い微笑みで誤魔化す必要がなくなった模様。

方凱毅<自分の使命は、世代を超えてよりよい人類を創造するために、遺伝子科学を利用することにより、創造主の欠陥を修復することだ、とずっと信じてきた>#27-4

#03-1で展示会(美術館)で初めて顔を合わせ、#7-4で初めて方凱毅の家に行き、#11-3で、初めて方凱毅の研究室を訪れ、本格的に言葉を交わすようになって以来、方凱毅とは、なにかに導きかのように引き寄せられた浅からぬ縁でした。

 

彼が発してきた言葉を反芻しながら、この広い研究室全体を見回し、その配置を頭に思い描いていく沈翊。

天井を見上げ、部屋の端に置かれた“スチールの階段梯子”を手で引きながら、


方凱毅<DNAは強力な記録装置(ストレージデバイス)だ。人間を例にあげてみようか。DNAの膨大なデータの中には、暗い秘密のように、言葉にできないものもある>#25-1

研究室が見渡せる位置まで運んでくると、一歩一歩、ゆっくりと最上段まで登り、

振り返る沈翊。


沈翊「・・・・・」


そこには、頭に思い描いていたとおりの光景が広がっていた。

 

こうして、俯瞰の目で、それらを確認して見て、

これらが遺伝子配置の図B-51 と、同じ配置だったとわかり、息を飲む沈翊。

 

なるほど、確かに、方凱毅や沈翊には居心地が良さそうだったけど、どこか現実味のない異空間だなぁという印象を受けたのは、そういうことだったのね。


その時、階段梯子の上にいる沈翊を目撃する方凱毅。

方凱毅「なにを探している?」

問われた沈翊に、もう、似非(えせ)な微笑みは浮かびません。

おそらく、それだけで、方凱毅にはわかってしまったんでしょう。


近づいてくる方凱毅。
方凱毅「君は、私の信頼を裏切ったんだな」

信頼?

鼻で嗤う“黒沈翊”。

受けて立つ“黒方凱毅”。



~北江分局 ~

蒋峰「曹建はどうなっちゃうんだろう? 裕福な家族間の過去の確執が一段落したのちに、高齢になってから、待望の子供を授かることが出来たっていうのに・・・。でも、その結果、二つの命(母親と赤ん坊)が失われた」


やりきれない、と言った様子の蒋峰。

李晗「彼(曹建)が言ったこと、本当だと思う?」
お菓子を渡しながら、訊ねる李晗。

蒋峰「完全に感情に囚われているだけだし、何の証拠もない」

李晗「でも、見てごらんなさいよ。方凱毅は、周珊珊から唐可盈まで、常に事件に関係しているでしょ。私の直感が、この事件はそう簡単じゃないって訴えてるわ」


笑みを浮かべる蒋峰。


蒋峰「沈センセがいなくなって、今度は君が直感に頼って捜査しはじめたのか? 城隊に気を付けろよ
いろいろちょっとずつ惜しい蒋峰、ホント憎めないけど、杜城が捜査に対して、直感に頼るのを嫌がってるっていうのは感じてるんだね。
但し、その理由の深いところまではわかってない(笑)

李晗「城隊って・・・今、ここにいないでしょ」
しっ、と人差し指で、ナイショのポーズをする李晗も、気づいてるってことね。

なぜ、ここまでわかっていて、この二人は、#城翊について言及しないのだろうか。爆笑

そういうことは存在しないという世界線のドラマなんですね(笑)

おお、まさに、噂をすれば影!!
城隊、降臨。
杜城「連絡がきたぞ」

李晗「城隊!」
立ち上がる蒋峰。

杜城「安陸然が強制送還されてくる」

おお、海外のどっかで捕まったんだ!


蒋峰「やりましたね!! 彼女が戻ってくれば、この事件、解決するってことになりますよね」
うん、と頷いたものの、すっきりした顔を見せず、

すぐに、自分のオフィスに戻ってしまう杜城。

蒋峰・李晗「「???」」

李晗「城隊、どうしちゃったのかしら。事件はこれで解決するっていうのに、なぜ、城隊はあんな感じなの?」
蒋峰「わからないよ」

本当に、混乱&心配してる感じの二人。

~方凱毅の研究室~


こちらはこちらで、腰を落ち着けて、話しをすることにしたようです。


 

方凱毅「君は言ったよね、人間の本性の限界を追求したい、と。君は、人生の選択をやり直す気になったとばかり思っていたよ。我々は同じ道を行くものだと信じていた。だが、今ならわかる。君が境界線を越える選択をするというのが・・・」
沈翊「・・・・」
方凱毅「私の期待に過ぎなかったということが・・・」
黙って聞いてりゃ、言いたい放題ね。


冷たい目で、じっと方凱毅を見ていた沈翊が口を開く。

沈翊「君が一線を越えようとした瞬間、僕らは、同じ道をたどれない運命になったんだ」
沈翊:それ以上でも以下でもないよ。

方凱毅「!」

少し衝撃を受けたような方凱毅。

 

方凱毅「だが、沈翊、私は後悔などしていない。決して後悔などしない。君に対して、心のうちを明らかにしたことを・・・。少なくとも、あの瞬間、僕は解放された気分になった」

冷たい視線を向けたままの沈翊。


沈翊「だがも、君は、本当に全てを明らかにしたのか?」

背もたれから身を起こし、少しだけ前に乗り出す沈翊。
沈翊「唐可盈の死、あれは君の計画なんじゃないのか?」

ズバリ、核心に切り込む沈翊。

~北江分局 杜城のオフィス~

いつも通り、入口のドアは、基本、開けっ放しです。

ノートPCを持ったまま、コンコンとノックする李晗。
かなり緊迫した感じです。


李晗「城隊!唐可盈事件における全ての証拠の再調査依頼に関して、市局の技術調査課の承認を得られました。呉斌の車のドライブレコーダーについて、さらに分析した結果、重要な手がかりが見つかったんです」

 

ヘッドフォンを付け、音声データを確認する杜城。
暫く聞いていた杜城の顔色が明らかに変化する。
杜城「・・・・!」


~拘置所~

先に、録音された音声が流れます。

方凱毅<唐可盈は、本当に死んだのか?>
呉斌<ええ、確認しました>
方凱毅<一体、なにがあったんだ?>
呉斌<彼女たちの対立が予想外に激しくなったんです。準備していた注射器を、口が開いていた唐可盈のバッグに忍ばせるつもりでした。最終的に(殺人を)成し遂げたのは、安陸然です>

途中で、ここが、鉄格子を挟んだ拘置所の面会室だということが明らかになります。


拘留中の呉斌に、音声を聞かせる杜城と蒋峰。

方凱毅<今、彼女はどこにいる?>
呉斌<安陸然は出国の準備中です。手続きをすすめています>
方凱毅<急げ。警察はすぐでにもお前を逮捕するだろう。そうしたら、お前は、私が彼女を殺したと貫き通すんだ>
呉斌<先生のせいにするんですか?(驚)>
方凱毅<安陸然を捕まえさせるわけにはいかない。彼女を逃亡させれば、この事件は無事に終わらせられる>
呉斌「方先生。先生がおっしゃることなら、何でもやります>

そこまで流していた音声を切り、スマホをしまう蒋峰。


杜城「これはお前と方凱毅の会話だな」

 

呆然自失な呉斌。

まさか、これが復元されるとは思ってもみなかったって顔です。

杜城が本当に言ってやりたい相手は、ここにはいませんが、まさに「警察を甘く見るなよ、方凱毅!」って気分でしょうね。

喉をゴクリとならす呉斌。

杜城「答えなくとも構わない。声紋鑑定をすればいいだけだからな」
呉斌「・・・・」
杜城「おまえは、死体損壊罪だけでなく、殺人幇助罪でもあるんだぞ」

さらに焦り、固まる呉斌。

杜城「呉斌。忠誠心では、方凱毅を守れないぞ」

やはり、沈翊の見抜いていた通り、呉斌が忠誠を誓っていた相手は、方凱毅でした。

 

生半可な忠誠心ではなかったはずが、さすがに、こんな音声まで出てきてしまい、いざ、自分が重罪に問われるとなると、少し揺らぎ始めたような呉斌。



~呉斌の供述再現~

唐可盈が殺された船倉での動きに関し、#26-2では伏せられていたことがありました。

 

 

安陸然「唐可盈、よく聞きなさい! いずれにせよ、私と一緒にここを出てもらうからね!」
船倉から引っ張り出そうと、唐可盈をひきずっていると、バッグで呉斌の頭を殴りつけ、反撃する唐可盈。

呉斌「方先生は、自分が唐可盈を挑発したと言われました。安陸然は、間違いなく、唐可盈と衝突するはずだ、と。そして、機会があれば、手伝うようにおっしゃったんです。いずれにせよ、唐可盈が今後も無事に生かされることはない、とのことでした」

 

 

なんとか逃げようとする唐可盈を捕まえる安陸然。

安陸然「戻りなさい! どこにも行けやしないからね!」
唐可盈「放して!」

その時、唐可盈のポケットから、注射器が転がり落ちる。
ではなく、
自分が準備してきた動物の安楽死用の注射器を床に滑らせる呉斌。



呉斌「安さん、彼女、動物を安楽死させる注射器を持ってます!!」

 

安陸然を突き飛ばし、床の注射器を拾い上げた唐可盈によって、またしても激しい攻防が繰り広げられる。

 杜城「・・・・・」

なんてことだ。
あの晩、安陸然に計画的な殺意はなく、むしろ、唐可盈を連れて、国外に逃亡するつもりだった。
唐可盈の口を封じ、同時に安陸然を葬り去りたかったのは、方凱毅。

一縷の望みをかけた唐可盈の告白までも利用した黒幕。

「いずれにせよ、安陸然は唐可盈を生かしてはおかないだろう」という巧みな一言で、その意を汲んだ呉斌によって、凶器(注射器)がもたらされたことで、一気に“興奮した女同士の利害争い”が殺人事件にまで引き上がったのだ。


呉斌「私の命は、方先生から与えていただいたものです。あの方の言うことならなんでもします」

杜城「他に、奴のために何をした?」


呉斌「あの方は、私に、唐可盈を殺したのはまず自分だと供述させ、その後、先生に罪を着せ、そして、最期に、安陸然がやった、と証言する。・・・すべては、あなた方警察を足止めし、安陸然が逃亡する時間を稼ぐためでした


杜城「彼は、お前の命を救い、お前は生き残った。だが、生き残っても、お前は、彼のチェスの駒にすぎなかった

呉斌「・・・・・」

 

残りの半生のかなりの時間を、囚人として過ごすことになる呉斌。



確かに、呉斌は方凱毅に対して心酔していたのかもしれないけど、イマイチ、関羽の無骨な忠誠心の本質とはどこも掠(かす)らない気がするんで(笑)、← まだ言ってる(笑)

忠誠というより、いっそ、自分を救ってくれた英雄に対する“恋慕にも似た憧れ”が高じた崇拝であり、妄信に近い感情だった、としてもよかったのでは? ← それはそれで、また、物議を醸しちゃうからダメだったんだろうか。

 

~方凱毅の研究室~

沈翊「唐可盈と安陸然の対立を利用し、更に、呉斌の忠誠心に付けいり、そればかりか、僕の君への信頼も利用した」


方凱毅「それは、あの女がバカだったからだ。彼女は私を裏切っただけでなく、再び、安陸然をも裏切った。君は、安陸然がどれくらい、唐可盈を生かし続けると思う? あの女が死ななきゃ、我々みんなが死ぬことになる。あの女が、私にそうするように、と追い詰めたんだぞ!」
興奮して立ち上がる方凱毅。

あ~あ、結局、これが、この人の本性なのか。(´Д`)ハァ…
 

負けじと、沈翊も立ち上がり、絶叫する。
沈翊「じゃ、あの子はどうなんだ!?」

それは、思わず、方凱毅が黙ってしまうくらいの、迫力ある絶叫でした。
 

方凱毅「・・・・・」

 

沈翊「周珊珊のお腹の子、あの子も君を追い詰めたとでも言うのか?」
方凱毅「・・・・・」


沈翊「あの日、周珊珊はあそこにいた」
自分と一緒に座っていたテーブル席を指さす沈翊。



沈翊「彼女は、喜びに満ちた顔をして、僕に言ったんだ。赤ちゃんの誕生をどれくらい楽しみにしているか、って。だが、君が境界を越えたがために、その介入のせいで、あの二人は、あんなふうに死んでしまったんだぞ!!


それでも、無表情のまま、「それが成功の代償だ」と言い放つ方凱毅。

たしかに、この無表情は、彼に、1ミリの良心の呵責がないか、と問われると微妙な気もする。

方凱毅は、人の命の重みを感じないサイコパスじゃない。

 

でも、自分の信念の正しさへの、誤った矜持なのかもしれないけど、どの段階の時点であっても退くことはできなかったんだろうな。

沈翊「・・・!」

でも、それがまた、沈翊の気持ちに火をつけることにもなるわけで。。。

 

とりあえず、方凱毅と沈翊の話は途中ですが、ここで切ります。
 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.28-1 雑感★ 

 

最終回がはじまりまして、方凱毅に対して、沈翊が最後の説得をしているわけですが、ちゃんと、警察は警察で、別の音声証拠を見つけ出している・・・というところがね。

さすがのバランス感覚と感心しつつ、公権力の権威を貶める描写はあってはならない圧も感じます。(苦笑)

 

逮捕の必要条件としても、声紋鑑定さえ通れば、あの音声証拠で十分だろう、と思う反面、もし方凱毅が、ただ、殺害後のやり取りを電話で聞かされただけだ、自分は唐可盈がどうやって殺されたのかもしらなかった、としか認めない場合もあるわけで、確かに弱いと言えば弱いのよね。

 

方凱毅が、唐可盈殺害計画の首謀者だ、という解明には、今、沈翊が狙っている、さらなる証拠がどうしても必要になるし、なにより、方凱毅に自首させたいんだよね、沈翊は。

 

まだまだ、続きます。


 

★『猟罪図鑑』Ep.28-2に続く★