正直言うと、初見時、26話で腑抜けてしまい、27話なんてショックすぎて流し見に近くて、その後、筋追いのためにちゃんと訳しながら見ていくと、今更ながら、え、こんなこと言ってたの?のオンパレードでした(笑)

ホント、いつもながら、私の英語力&字幕解読力、当てにならない。

 

あ、あと、遺伝子編集とか、MAOA遺伝子とか、実験胚とか結構、小難しいジャンルの話が続きます。

私は、もともとミステリーや刑事ものとかが好きだったり、割と知らないことを知ることに喜びを見出す性分なので(笑)、嬉々として省略せずに、なんなら専門ページやPDFなどをわざわざ引っ張りだして調べながら、訳していますが、なにしろ、ドラマの中の出来事なんで、元からしてかなり説明も端折られている部分があったり、法的に認められていない分野も含んだりしますので、興味関心のある方には物足りず、ここでの説明自体も疑問に思われる箇所も多いかと思います。

 

今までも折に触れて書いてきた通り、このドラマは、事件についての具体的な顛末については、あえて追求しないフシがあるので(笑)、それも踏まえて、さら~~と読んでいただければ幸いです。

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #26-1 #26-2 #26-3 #26-4

 

第二十七集 基因之恶(三)

 

#EP27-1


~北江分局 询問室(相談室)~

誰か、説明のないまま、男性が呼ばれてます。

えっと、あなた様はどなたですか


話しの感じからして、おそらく、江城凯莱生物研究所の研究員の誰か、じゃないかな、と予想。← 当たり🎯ってことにしておいてください(笑)


研究員「“胚”を破壊することは非常に簡単です。“冷凍胚”は、摂氏マイナス196℃の液体窒素の中で保存する必要があります。処分する必要がある“実験胚”は保管場所から取り出し、室温で放置するだけです。そうすれば、数分以内に、不活性の“胚”になります。すると、保管庫の管理者はそれらを集め、試験官を処分するのです。プロセス全体は、それで終わりです」

杜城、蒋峰、そして李晗が、熱心に聞き入っている。


杜城「どのくらいの人間が、この処理プロセスに関与しているんですか?」

研究員「通常は、実験技師と、保管庫の管理者が、お互い監視者となるようにペアを組んで行います」

パソコンに向かっていた李晗が、「城隊、8ヶ月前の破損状況の記録を見ると、破壊を確認したうちの一人が唐可盈となっていて、もう一人が・・・」

示された画面を見て、黙って頷くと、


研究員に向かって、「刘炼(劉煉)という名前の人物をご存じですか?」と訊ねる杜城。

~北江分局 訊問室~

で、この人が、おそらく、その劉煉さんかな。


手錠はハメられてないけど、いきなり、訊問室だ。

劉煉「保管庫には、毎日たくさんのアイテムが出たり入ったりしているのに、どうして、8ヶ月も前のもののことなど覚えてられますか?」


口調はそうでもないけど、言ってる内容は少し横柄な感じ。


蒋峰「唐可盈が借りていた液体窒素のタンクを覚えてるか?」
しばらく考えて、「いいえ」と答える劉煉。

蒋峰「大抵、壊れた実験胚の数の確認を記録していたりするんだよな?」

劉煉「はい。」

蒋峰「それなら、8ヶ月前、君が確認した時、数は合っていたのか?」

劉煉「たぶん、そうだったと思います」
研究所に勤めているわりに、随分、アバウトなことをいう人だねぇ。

蒋峰「だと思う、とはどういう意味だ? よく聞くんだ。 唐可盈は亡くなったが、我々は、依然として、彼女の違法な行動の捜査を続けている。君も、我々に正直になって、遠回しな言い方はやめたほうがいいぞ!」

いい加減、この劉煉ののらりくらりとした供述に、蒋峰もイライラしてきてますね。
 

ようやく、このまま追及をかわすのは難しいと思ったのか、言いにくそうに口を開く劉煉。

劉煉「当時は・・・たしか、一つ行方が分からなくなっていたと思います。確認した時、どうしたのか、と聞いてみたんです。唐可盈さんは、忘れていた、次のロットで廃棄する、と言っていたので、私もそのままにしたんです」

蒋峰「彼女が忘れていた、と言ったからって、君は、それをそのまま見過ごしたのか?!(呆)」


気まずそうな劉煉。
劉煉「刑事さん、私はただの作業者ですが、唐可盈は、代表(方凱毅)の直属の腹心なんですよ。更に私に問いただせると思いますか?」


呆れたように、ペンをテーブルに強めに置く蒋峰。

杜城「江城凯莱生物研究所では、以前にも、こういう状況はあったのか?」

劉煉「ああ・・そうですね」
杜城「何回くらい?」


劉煉「・・・数回です」

テーブルを叩きつける蒋峰。
蒋峰「具体的に言え!」


蒋峰に責められて、泣きそうな劉煉。


劉煉「・・・本当に覚えてないんですよ。初めてじゃなかったのは確かです」

それでも、蒋峰に詰問されて、口調というか、トーンが本気になったね。
 

中国もかなりの就職難と聞きますからね。そんなご時世だもの、実験実務員の劉煉だって、それなりに研究所の仕事に励んでいたはず。

弱い立場がゆえに、現状に合わせてことなかれ主義になったり、目をつぶったり、責任感が希薄になっていく人がいて当然のように描くドラマもある中で、このドラマはそれを良しとしないスタンスで描いているよね。


蒋峰も、もうこれ以上は無理か、って顔してるけど。

杜城「もし、“実験用胚”が海外に持ち出されたとしたら、一体、それらはなにに使われるんだ?」
終始、落ち着いた口調で尋問を続ける杜城。


劉煉「(引き続きの)実験、もしくは、人体への移植です。両方とも可能です」

ちゃんと答えた劉煉。

杜城「この件について、方凱毅は知っているのか?」
劉煉「それについては、わかりません」

 

一番知りたかったことは不明なまま。



劉煉役の人、どこかで見たことある気がしたものの、思い出せず。

~方凱毅の研究室~

作業中の方凱毅に、コンコンとノックする沈翊。


沈翊「じっくりと観察してみたんだけど、周珊珊の赤ん坊には、確かに、MAOA遺伝子変異はもう見られない。ということは、曹建は、本当に遺伝的欠陥のない子供を得たことになる。でも、まだ違和感があるんだ。この全体的なヒートマップで表されているものとの連携がうまく取れていないような感じがする

専門の研究者でもない沈翊ですが、鋭い指摘です。

無言で、パソコンの画面を見ている方凱毅。

痛いところを突かれた目。

このままだと、遅かれ早かれ、沈翊は真相に行きつくよ。

少しだけ振り返り、「脆弱性は存在しなくとも、遺伝子が完璧でなければ意味がない」と答える。



沈翊「君は今年の7月から、彼らの子供の遺伝子検査を始めたんだよね。その時、赤ん坊は3か月くらいか」

再び、PCに向かう方凱毅。

方凱毅「全ては、曹建からの要求だった」
沈翊「でも、君は、どうしてこの子に曹建の遺伝的欠陥が継承されないのか、徹底的に研究することを継続しなかったんだ?」

当然の疑問です。

私ですら、疑問に思ったと思うよ。

曹暁東と、この子では何が違うのか、どうして、追求しなかったんだ?ってね。

 

方凱毅「・・・・・」

さぁ、なんと答える?

方凱毅「私が見ているのは子供の個体ではなく、一組の組成だけだ。あの子は、彼の遺伝的コードを持っていて、良くも悪くも、私には、研究して解明しなければならないたくさんの遺伝子コードがある」

 

これって、研究者として通用する言い訳なの?


沈翊のほうに振り向き、

「私にとって、現在のこと、そして未来のことがとても重要なんだ」と力強く断言する方凱毅を見て、うっすらと微笑んだものの、その後は、方凱毅の背中を見ながら、全然、説明に納得で来てないって顔してる。

そりゃそうだろう。

今まで、散々、MAOA遺伝子について論じてきたのに、今更、たくさんの中の一つだなんて言われて納得できるわけないじゃん!

沈翊の中で、もうある程度、仮説も立てているだろうし、先が見えているからこその、この視線です。

~北江分局 訊問室の外廊下~

劉煉の訊問を終えたのかな、出てきた杜城と蒋峰。
待ち構えていたように、李晗が「城隊、市局のチームが、江城凯莱生物研究所の全部の実験胚が、華安メディカルセンターから提供されたものであることを発見しました。」と報告にやってくる。

杜城「!」
蒋峰「華安メディカルセンター? 安陸然か?」

頷く李晗。

報告書を閉じ、「安陸然が国外に持ち出した胚の出所は判明したのか?」と確認する杜城。
李晗「見つけました。ですが、その胚の所有者は、とても考えられない人物だと思います」

蒋峰「誰なんだ?」

李晗「曹建と周珊珊です。」

杜城「・・・・・・」

 

李晗「彼らはもともと、実験への寄付という名目で、華安メディカルセンター製の試験官で胚を合成し、その後、それらの胚は江城凯莱生物研究所に送られたんです。方凱毅はその後、その胚を検査し、遺伝子編集を行いました。当然、破壊されるべきだった胚が唐可盈によって盗まれ、国外に持ち出されてしまった、というわけです」

すでに、きな臭い匂いがプンプンします。

杜城「・・・・・」

李晗の説明を、一言一句漏らさないように咀嚼しながら聞いてます。
李晗「7か月半前、周珊珊は、その国を訪れ、胚移植を受けています。移植した病院は、華安によって紹介されたものです」
ここまでくれば、からくりは読めますよね。

杜城「なるほど。曹建はもともと遺伝的欠陥があったため、遺伝子編集を利用し、周珊珊に子供を産ませるという計画を最初から立てていたんだ。だが、編集された遺伝子胚は、規定により、その後、破棄されることになっている」
規定ではね。

 

蒋峰「これは、さらに、複雑になってきましたよ」

杜城「複雑じゃない」

やっぱり、杜城ってかっこいいよね。

 

え、と、杜城を見る蒋峰と李晗。

杜城「事件に関わったのは、たった3人だけだ。唐可盈は死んだ。安陸然は逃亡した。もう一人は・・」

蒋峰「方凱毅」

 

杜城「そうだ」

 

結局、再び、方凱毅に戻ってきたわけです。

この時の杜城の脳裏に、方凱毅の関与を必死に訴えていた沈翊の姿が浮かんでいるんでしょうか?

 

~方凱毅の研究室~

ここで、育てている植物も、遺伝子研究に必要なんだろうけれど、説明されても、私に理解できるかしら?

でも、温室っぽい造りの囲いがあったり、普通に並べられていたり、多種多彩な植物が育てられてるよね。

来た!
久しぶりに、杜城と蒋峰がこの研究室にやってきた。


でも、方凱毅が、遺伝子胚移植に絡んでいるっていうのは状況証拠なだけで、今回、物証あるのかな?
研究としての遺伝子編集は法には触れないって、前に、沈翊にも説明してたじゃん。

ってことは、それ以外のことに対しては、もし、携わっていたとしても、徹底的に隠してたってことで、そう簡単に、わかるような形で証拠なんて残さないと思うんだよね。
この前の二の舞にならないのかな?

蒋峰「方凱毅!!」
蒋峰にキツめの口調で呼ばれ、何事か、と振り返る方凱毅。

 

杜城「・・・・・」

黙ったまま、立ってます。
方凱毅が、温室から出てくるまで、何も言わないつもりなのかな。

今度はなんですか、とでも言いたげに、ゆっくりと温室から出てきた方凱毅。


蒋峰「我々は、華安メディカルセンターの違法な商慣習に江城凯莱生物研究所が関与していることを発見した。一緒に来て、捜査にご協力してもらいたい」

口頭じゃなくて、召喚状まで用意してる!

蒋峰「これは召喚状だ」

方凱毅「杜刑事さん、なぜ全ての事件において、まず最初に私を(容疑者として)想定されるんですか?」


杜城「我々の捜査により、あなたの研究室には、規定に応じて破壊されていない、3203,3304、3725の3つの数字をもつ実験胚がある、と判明した。あなたの助手であった唐可盈より、国外に持ち出された」
方凱毅「唐可盈は、もう亡くなったんですよ。あなた方は、犯人を捕まえたんですか?」
論点ずらしをはじめた方凱毅。

 

でも、杜城は動じもしないし、応じもしません。
杜城「私が今、訊ねた内容をあなたはご存じでしたか?」
方凱毅「知ってました」
あっさり認めた方凱毅。

悠然とソファに座ると、「胚番号3304は、私が編集したものです」と告げる。


杜城「知っていたのなら、なぜ、警察に言わなかったんですか?」

方凱毅「杜刑事さん。我々は科学者です。ある意味、冒険家のようなものなんです。確かに、唐可盈は現在の科学倫理もしくは法的にみて、ミスを犯した。だが、率直に言えば、私は彼女の勇気に感服している部分もあるんです。私たちは、胚の遺伝子編集の研究を行っている。これは、全人類の未来における研究の一つと言っていいものです。しかし、現在の科学倫理によれば、全ての胚に関する実験は14日しか開発が許されない。14日後には必ず廃棄しなければならない。実に残念なことだ。私たちは、我々の研究により、研究用のモルモットを誕生させ、彼らの成長を見守ることができることを切に願ってい・・」


杜城「不可能(ありえない)!!」
滔々と語る方凱毅の演説を遮るように、毅然とした声が響く。
杜城「それは違法だ」


方凱毅「もちろん、違法だと知っています。だから、私は唐可盈を批判したんです。そして、彼女も、そのようなことは二度としない、と私に約束した」

杜城「唐可盈が海外に持ち出した胚は、曹建と周珊珊のものだった。あなたが遺伝子編集した後、それは再び、周珊珊に移植されたんだ。それを知ってたのか?」

平然と首を横に振る方凱毅。
方凱毅「知りません。私が知っているのは、周珊珊が妊娠3か月だった時、曹建が私のもとに連れてきて、彼の子供の遺伝子テストをしてほしいと頼んできたことだけです」

杜城「あなたの研究所で起きた大事件なのに、あなたはまだ、私に何も知らなかったと言うのか?」

さすがに、声を荒げる杜城。

いかにも、不本意だとばかりに立ち上がり、杜城の傍まで来ると、「杜刑事さん、自分が全くあずかり知らぬことまで認めることはできませんよね? このように、私に強要されるのは、私を警察に連れ戻し、自白を迫りたいからなのですか?」


なんだと、と方凱毅に向き直る杜城。

挑発されても、決して、ぶれない杜城のことは、とても好きなんだけど・・・


方凱毅「ああ、それとも前回のように、たった一人の証言だけで私が殺人犯だと疑った時と同じなんですか?」


ほらね、言われちゃうと思ったよ。

だって、殺人は突発的なことだったとしても、この一連の流れは、頭いい人種が、それなりに考えた上での犯罪なのよ。
 

方凱毅の関与を全て解明するには、かなり方法が限られると思われます。

 

途中ですが、とりあえず、ここで切ります。
 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.27-1 雑感★ 

 

世の中、違法とされることは、基本、法律に則って処罰されるわけだけど、だからと言って、悪いこと全てが、違法じゃない。

 

警察が動けるのは、悪いかどうかではなく、違法か否か、というジレンマ。

 

そんな中で、杜城は、それでも精一杯、常に、警察とは、法とは・・・を考えながら、最善をつくす番人なんだなぁって思う。

だから、信念と迫力がある。

それも、冷静なジャッジ(審判)というよりは、もっと水際で采配を振るう司令塔であり、敵に立ちはだかるゴールキーパー。

方凱毅が、沈翊さえ、遠ざけておけば、楽勝くらいに思ってそうで、むかつく!

 

図々しくも、沈翊の立場でいる私の視点からすると、やはり杜城の味方をするしかないんで・・・(笑)

しかも、今回、かなり判官びいきも入ってます。。。

 

★『猟罪図鑑』Ep.27-2に続く★