26話終わりかぁ~~~。
確実に、下書きモードの残りの記事が減っていってます。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑Ⅱ』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ
2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024
45分×全28話
脚本: Zhang Lai
演出: Liu Shu Qiao
『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から
#EP26-4
~江城凯莱生物研究所 方凱毅の研究室~
ソファに、沈翊が座っているのに気付く。
なぜ、沈翊がここに?・・・と訝し気に、少しずつ近づいてみると、その気配に、沈翊が顔を上げる。

起きてた。っていうか、最初から寝てない。
でも、その表情は固く暗い。
凄みすらある。
黒沈翊っぽい。
久しぶり、という時間感覚がイマイチ掴めません。それでも、あの星空の晩(唐可盈の死)から1ヶ月近くが経っているようです。
沈翊「君は唐可盈の死と、なにか関係があるのか?」
単刀直入にぶつける沈翊。
もう、まどろっこしいことを言ってる気分じゃないんです。
方凱毅「まだ、私を疑っているのか?」
沈翊「・・・・・・」
方凱毅「このあいだ、君が私を警察に連れて行った際、全て明確に説明しなかったか?」
沈翊「僕の直感が、君の絵には問題がある、と言い続けているんだ」
まっすぐに、方凱毅の星空の絵を指さす沈翊。
沈翊「あの画は、感情や筆運びが、前と後では明らかに違うんだ。それが、君の内面状態を正確に反映しているのなら・・・」
ここで、立ち上がる沈翊。
沈翊「・・その2時間の間に、一体何が起こって、そんなに大きな気分の変化が起きたのか教えてくれ」
方凱毅「つまり、君はまだ、私が唐可盈を殺したと思っているのか?あの二時間の間に、私が誰かを殺しにいったのだと考えているんだろ?」
沈翊「・・・・・」
方凱毅「沈翊! 君は、私のことを一体どんな人間だと思っているんだ?」
間髪入れずに応える沈翊。
沈翊「友達だと思ってるよ。とても大切な友だと」
そして、かなりの高確率で、犯行になんらかの形で関与している、と思ってる。
方凱毅「・・・・・」
沈翊「だから、どうか教えてくれ。君はこの事件に関わっているのか、いないのか?」
眼鏡を外す方凱毅。
この間もそうだったけど、この人は、メガネに、他人を操るオンオフスイッチでも仕込んでるんかい!
方凱毅「この数年間、研究を続けるために、私は茂宇グループに頼らざるを得ず、安陸然のような人物とも関わらざるを得なかった。グループや安陸然が何をしてきたのかは知らない。
私が追求しているのは、決して利益ではないんだ。なぜ、私が法律を破ったりするんだ?
唐可盈の死は・・私とは全く関係がないと断言できる」
直接、手を下したわけではないにしても、全く関係がない、というのはダウトだよね。
理路整然とした方凱毅の言葉に、無言の沈翊。
簡単には認めないだろうとわかっていても、実際、そうされると、やっぱりショックです。
沈翊の目から、さきほどまでの追求的な光が消えている。
そう、見ようによっては、まるで、戦意を消失したかのように。
方凱毅「沈翊。私は、自分の心の中にある星空を君に見せたのに、君は、そこに暗い影を見つけようと固執している」

感情と理性、同時に訴えかけて、自分は自ら心を開いたふりをして、そうしない相手を責める、責任を感じさせる。
これも、ある種、人心掌握のテクニックじゃない?
でも大丈夫。沈翊はそういうのは見破れるから。
方凱毅「君の職業柄、そんなふうに全てにおいて疑いをもつようになっている可能性はないのか? それって、君の本当の気持ちを妨げているんじゃないのか」
杜城<たとえ、お前が99回正しくても、たった一度でも間違えたら・・・俺には耐えられないかもしれない、そんな風に考えたことはないのか?>
あの時の杜城を思い出すだけで、胃がキリキリと痛んでくる。
对不起!(ごめん)杜城!!
(でもね、心のなかで叫んでも、杜城には聞こえないんだよ
)
ずっと無言だった沈翊が、一つの決意をもって口を開く。
沈翊「君のことを信じることにするよ。(じっと方凱毅の顔をみつめて)でも、この信頼に君が応えてほしいとも願うよ」

うわ、そう来たか!
沈翊は、ここで、方凱毅の無実を信じると言ってるわけじゃない。自ら、今、自分がいる闇を出て、罪を認め、全てを明らかにする人間であることを信じると言ってるんですよね。
これ、キツいやり方だな。
でも、今の沈翔には、この方法しかないんだろうな。
【フライングネタバレ】後に、これを、“潜入捜査”だと、インタビューで檀健次は答えてますよね。
https://youtu.be/HmcvUzQuBeU?si=ZWaTuDSVheFNhSy1
方凱毅「・・・・ありがとう」

それぞれの思惑は全然一致してないけれど、見つめあう2人。
*・⍣ :.。✩ *・⍣ :.。✩ *・⍣ :.。✩ *・⍣ :.。
その後、どれくらいったのか、表面上、刑警隊は特に変化なく、皆、それぞれの仕事をこなし、
そして、主のいない沈翊のオフィスもそのままの状態が続いている。
~方凱毅の研究室~
結局、沈翊は、江城凯莱生物研究所に入り浸っているらしい。
パソコンの画面を見ながら微笑む沈翊。

沈翊「ミクロの世界においても、構造が機能を決定づけるってことをますます実感してるよ。遺伝子変異は、タンパク質の構造に影響を与え、タンパク質構造の変化は細胞機能も変化させてるんだね」
研究室で育てている苗?のようなものの発育を観察しながら、ふっと笑みを浮かべる方凱毅。

方凱毅「君の目は、細胞やタンパク質の形状と構造から遺伝子変異を推測できるほど、まるで精密機器のように鋭敏なんだな」
沈翊「もし僕が、君の効率を向上させることができれば、MAOA遺伝子変異の編集実験をもっと早く開始できたりするの?」
発育苗を保管庫に戻した方凱毅が、沈翊に近づいてくる。
方凱毅「実験自体は難しくないが、その後の展開はどうなるのかな? 受精卵の段階に介入できなければ、犯罪率の低下という真の成果は得られない。遺伝子編集された胚を人体に移植することは、私たちの生きている間は違法のままかもしれない」
今のままでは、いくら研究が進んでも、その先の展開はどん詰まりだってことですね。
例のカンナ屑みたいな、絡み合った遺伝子構造の図がさらに、変化していってる。
こうしてみると、ちょっと、見た感じ、気持ち悪いかも。。。
沈翊は、ある種の領域を越えようとしている研究者が抱えるジレンマや、方凱毅自身が抱えるフラストレーションの響きを感じ取ってるけど、ここでは、それには触れなかったね。
そこに、「方先生、曹总がいらっしゃいました」と助手が告げに来る。
立ち上がる沈翊。
沈翊「(意外そうに)曹总が? ・・・じゃ、君は対応してていいよ。僕は向こうで待っているから」
方凱毅「わかった」
案内されてやってきたのは、曹建と周珊珊。

方凱毅「ああ、曹总。早かったですね」
曹建「近くにいることがわかってね、立ち寄ることにしたんだ。彼女を診察してもらってからでないと安心できないからね」
方凱毅「わかりました。実は私も、研究所の運営資金について、ご相談したいと思っていたところでした。」
周珊珊の肩を抱き、「少し休憩してきてくれないか?」と告げる曹建。
周珊珊「少し、この辺をぶらぶらしてますね」

方凱毅「どうぞ。こちらです」
方凱毅と共に奥にいく曹建。
沈翊と顔を合わせる周珊珊。

周珊珊「沈刑事さん・・・」
沈翊「周珊珊さん、久しぶりだね。どうぞ、かけて」
イスに座るよう、勧める沈翊。
周珊珊って、このマタニティウェアが一張羅ってわけじゃないよね?(笑)
沈翊「もうどのくらいになったの?」
周珊珊「もうすぐ8ヶ月です」
曹家の事件から2カ月が経ったのね。
頷きながら、「今日はどうしてここに?」と訊ねる沈翊。
周珊珊「私たち、赤ちゃんの遺伝子テストのためにきたんです。基本的に、毎月来てます」
沈翊「調子はどう? 順調?」
周珊珊「ええ、順調です。曹建は、私のこの赤ちゃんのことを、他にないくらい特別でとても強い子で、きっと素晴らしく成長してくれるって言うんですよ。曹建は、(この子が)家業を継承してくれることを望んでいるんです。私としては、ただ、この子が幸せになってくれることを願うのみです」
穏やかに微笑む周珊珊。
少し聞きにくそうに、(向こう側にいる曹建を気にしながら)「その・・君と曹建は・・・」と訊ねる沈翊。
じゃん、と、手にハメた指輪を見せる周珊珊。
周珊珊「今は、彼の正式な妻です」
ああ、と頷く沈翊。
周珊珊「驚きました?」
沈翊「いや・・、君が幸せならそれでいいよ」
周珊珊「私、自分の残りの人生、基本的な衣食住についての心配から解放されました。私、それ以上の途方もない望みなんて持ってないんです」
晴れやかな笑顔で語る周珊珊。
周珊珊は基本的な衣食住の心配がなくなったと言うけれど、それが当たり前になると、人の視線は横や上が気になってくるものだよ。
それに人によっては、今の彼女の状況でさえ、超打算的だと言うかもしれないし、砂上の楼閣だと思うかもしれないし。
誰からも祝福されるっていう結婚ではないにしろ、金持ち連中の思惑に踊らされてもなお、こうして、笑顔でいられるのなら、この子のバックボーンはドラマ内で提示されているよりもずっと過酷だったのかもしれないし、結局、それもこれも皆、周珊珊の選択。
少なくとも、彼女は、子供の誕生を楽しみにしているんだから。
それでも、頷く沈翊。
君が幸せならそれでいいよ以外、かける言葉はないですもんね。
そこへ、スタッフが近づいてきたのに気付いた沈翊。
スタッフ「周さん、ご準備ができました。どうぞ、私と一緒にお越しください」
周珊珊「わかりました」

支えながら、立ち上がり、階段を降りる前に、笑顔で、「さようなら、沈刑事さん」と挨拶する周珊珊。

手をふり、「さようなら」と告げる沈翊。
周珊珊の満面の笑みが、フラグのような気がしてならないけど。
彼女が去った後、まるで、毒気に当てられたように、ふ~っと大きく息を吐く沈翊。

沈翊の視線の先には、笑顔で会話している曹建の姿と、方凱毅がいる。
ただし、沈翊の席からは、二人の会話までは聞こえないようです。
〜方凱毅のデスク〜
曹建「最近、子供の胎動を感じるようになったんだ。この子は悪い遺伝子とは無縁だ。きっと素晴らしい子になるにちがいない」
上機嫌な曹建。
方凱毅「・・・・・」
方凱毅、うっすらと微笑んでいるけど、心から同調しているように見えないよね。
っていうか、悪い遺伝子とは無縁って、やっぱり、遺伝子操作済みの胚を周珊珊に戻したって意味じゃん。
それ、本当にうまくいってるの?
曹建「そして、あの子が生まれたら、私が直接育てて家業を継がせようと思っているんだよ。そう考えると、とても希望が湧いてくる。あと何十年でも働き続けられそうだ」
スタッフに、呼びかけられる方凱毅。
スタッフ「方先生」
スタッフからシートを受け取る方凱毅。
曹建「どうです?赤ん坊と周珊珊は?」
方凱毅「・・・・大丈夫ですよ、もちろん」

なんか、様子がおかしく思えたのは、気のせいかな?
方凱毅「妊娠後期です。目を離さないようになさってください」
曹建「当然、気を付けるよ。・・・あ、そろそろ行かねば。長居はしませんよ。少ししたら、育児教室が始まるんでね。」
方凱毅「?」
曹建「育児講座を受講してるんだよ。こんなこと、前だったら考えられなかっただろ? はは、じゃ、また」
曹建を目で追う方凱毅。
遺伝子シーケンス解析結果の用紙に目を落す方凱毅の表情が暗い。

夜。
研究室の植栽の前で、佇んでいる方凱毅。

この木ってなにか特別なの? ← 【フライングネタバレ】特別と言えば特別でした。
そこへ、一人の女性研究員がやってくる。
研究員「方先生、データ修正後、今回の実験で使用したマウスはすべて生化学的妊娠を起こしました」

※超音波で胎嚢が確認できない状態
方凱毅「それで?」
研究員「・・ああ」
なんと言おうと、失敗は失敗なので、言葉が続きません。
方凱毅「どの時点で?どんな症状が出た?何か共通点や相違点は?問題はどこで発生したんだ?」
矢継ぎ早に質問する方凱毅。
方凱毅「君がする仕事に、私はすべて立ち会わなければならないのか? また失敗しました、すべてが無駄でした、と私に伝えるだけでいいと思っているのか?!」
かなり強い口調で、研究員を責める方凱毅。

明らかに、イライラしているのが見て取れます。
そこに、階段を登ってきた沈翊が鉢合わせ。

気付いた方凱毅と研究員。
方凱毅「もう行きなさい」
一礼して立ち去る研究員。
沈翊「どうかしたの? なにかあった?」
方凱毅「なんでもない。ただの、よくある実験の失敗さ」

そういうことなら・・と、頷く沈翊。
方凱毅「なにか、私に用でも?」
沈翊「ああ。周珊珊が、君が赤ちゃんの遺伝子検査を指揮をしているって言ってたんだ」
方凱毅「曹建はいつも心配してばかりだ」
沈翊「それは、彼の遺伝子欠陥のせいだよね? 粗暴な遺伝子変異に加えて、生殖に影響を及ぼす遺伝子変化もある」

曹暁東にもその兆候が出てたんですよね。
頷く方凱毅。
心配そうに訊ねる沈翊。
沈翊「あの赤ちゃんはどうなんだ? 遺伝しているのか? もし、可能であれば、彼の遺伝子配列を見せてもらってもいい・・」
方凱毅「沈翊!」
言葉を遮る方凱毅。

方凱毅「そこまでする価値はないよ。ただ、不完全な人間の不完全な子孫だというだけだ」
沈翊「・・・・・」

方凱毅「これ以上、時間を無駄にしないほうがいい。・・・すまない。ラボに戻らないと・・」
様子がおかしい方凱毅を、じっと見送る沈翊。
だいぶ、疑いが具体的になってきたみたいです。
ふぅ、26話、終わりです。
エンディングは、これのロングバージョンみたいです。
『新的疑點』
まぁ、不穏な終わり方にぴったりと言えば、ぴったりです。
★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.26-4 雑感★
個人的には、26話、とても長く感じました。
いや、まだ、27話でも、この重苦しさが続くのか、と思うと、げんなりする。← すみません。心の声が止められませんのや。
杜城と沈翊が、こんなことになってるのに、こうして、時間は流れていく。
それがヤダ!
わかっていても、なんかヤダ!
杜城が傍にいない、そんな状況で、まともに過ごせるなんて、ヤダ!
あがいて、あがいて、沈翊には病んでほしい。
な~んて、子供じみた駄々をこねますが、世の中、なるようにしかならないのよね。
どんなに辛くても、朝はやってくる、みたいな。
だからこそ、霧が晴れた先には誰かが待ってるっていう希望が大事なのだ、と思います(笑)
多少、事件の話に触れますと・・・
遺伝子編集という、新たな局面に入ってきたことで、いままで、方凱毅の研究室で、沈翊が“MAOA遺伝子”俗に言う犯罪遺伝子に関心を寄せていた、というところを、視聴者にわかるように、割と丹念に描いていた部分に繋がってくるんだ、と思えば、先を考えた脚本だったと言わざるを得ませんね。
沈翊は、方凱毅の、ヤバイ面を直感的にわかっている。
自分の感情を、奥底に隠してまで、方凱毅の側に留まっている部分を、27~28(最終話)話で見ていこうと思います。
★『猟罪図鑑』Ep.27-1に続く★


























