年内入試がすっかり定着しました。
2023年度入試では、総合型選抜と学校推薦型選抜による入学者は、入学者全体の半数を超えた(総合型選抜+学校推薦型選抜+そのほか=約52%、一般選抜は約48%)。
大学はキャンパスに多様性を求めたいようです。
筆者いわく「さまざまな才能や個性を持った学生がいれば授業は活性化し、キャンパスは盛り上がる」んだとか。
だけどそれは、学力があることが前提でしょ。
学力不足で大学での学びに苦労する学生がいるようです。
・物理、化学が得意でも英語がさっぱり
・モノ作りは大好きだが微分積分を理解していない工学部生
・経済学や社会学で使う統計に必要な数学の基礎知識がおぼつかない
・高校で履修しなかった理系科目があってお手上げ
本当にいるんだ、そんな学生さん。
いや知ってるけどさ
強調は私がつけました。
2020年代、大学進学率は55%を超えている。1990年前後は20%台半ばで推移していた。
1992年の18歳人口は約204万9000人で大学進学率が26.4%。
2022年の18歳人口は約112万1000人で大学進学率は56.6%となっている。
少子化が急速に進む一方、大学進学率が上昇する。
これが何を意味するのか。
オブラートにつつんだ言い方をすれば、大学にはさまざまな能力や個性を持った学生が増えてにぎやかになった。
教育現場からのリアルな報告をまじえて言えば、学生が授業についていけないなど、これまで大学に進まなかった学力不十分な学生が多くなった――のである。
執筆者が依頼者に忖度したのか、
どうにか肯定的にまとめてありますが、いかにも苦しい
各大学は学生獲得に必死、
全般的に大卒が就職で有利、期待される生涯年収に高卒と大きな差があるので、
この傾向はすぐには変わらないと思います。
私は1992年に大学入学しました。
記事によると、
1992年の18歳人口は約204万9000人で、大学進学率は26.4%。
精鋭の激戦を潜り抜けたのを誇りに思います。
多様性についていえば、
ペーパーテストの方が内面に立ち入らない分、
大学にさまざまな能力や個性を持った学生が増えてにぎやかだと思うのですが、いかがでしょう。
少なくとも母校に関していえば、
みんなペーパーテスト組でしたが、
能力も個性も百花繚乱でした。
一発勝負で取りこぼす才能を拾うために
他の入試形式があるのはいいことだと思いますが、
それって全体の2割ぐらいではないかな。
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滋賀県出身 京都大学法学部卒
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