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少し前に、人生で一度もお金に困ったことがなさそうなKO大学の塾長が
「国立大学の学費も私大並みの年間150万円に」
とぶち上げて大炎上しました。
思うところが多すぎてブログを書けませんでした。
ちゃんとまとめてから書こうと思いましたが、無理っぽい。
そうこうしているうちに、
東大が学費10万円の値上げを検討
というニュースが飛び込んできました。
塾長の発言から間もなくこのニュースです。
学費を値上げしたいという文科省、というより財務省の意向を感じます。
裏を返せば、大学というか国立大学に金を出したくないようですね。
教育は最も効率のいい投資
そこに金を掛けなくてどうする
一人当たりうん百万円の国費が掛かった元国立大生 更なる勉強
職業柄、高校生の親御さんのブログを読みますが、
学費がとても負担になっているのがうかがえます。
「お給料はここ20年横ばいなのに学費がどんどん上がる」
のようなボヤキを見かけました。
京都大学の例
私の在学中(1992~96年度)の学費は、年間36万円ほどでした。
HPを見ると、2024年度現在
学部授業料は535,800円
約54万円
30年で1.5倍ほど。
お給料が横ばいで、なおかつ手取りが減っている中でこれは負担が大きい。
学費の負担がとても大きければ、
お金を出す側(主に親)としては、
「好きにしなさい。ケツ持ちならしたる!」
・・・とは正直言えませんよね。
受験生に対する管理や干渉が強まるのは当然のなりゆきです。
若者が親の意向に逆らって進学することがとても難しくなりました。
本当はそういうところに、キラリと光る才能の芽があるかもしれないのに!
国立大学の法人化以降、運営交付金の削減により研究環境が劣化したという話を聞きます。
京大も色々あるらしく、涙が枯れるほど悲しい。
「そんなことやって何の役に立つの?」
みたいなことを、研究資金の心配なく各自勝手に研究するのが基礎科学の強化に必要です。
逆をやってるみたいですけど。
国立大学の受益者は学生ではなく、広く社会であり国全体です。
だから科目多めの試験を課して厳しく選抜するのだと思います。
実際超厳しかった。
こういうとき必ずと言っていいほど財政難が取りざたされます。
しかし、この言葉は都合よく使われている疑いがあります。
岸田首相の米国議会での演説によると、本邦は某国(黄色と水色の旗)支援に累計120億ドル出したそうです。
5月10日現在の円ドル為替レートは155.84
120億ドル≒1兆8700億8000万円
この支出について財政難が話題になったことを寡聞にして知りません。
国益に資するかという検討もされていないようです。
ある種のことには大盤振る舞い。
出し渋りたい分野に財政難を口実にしているかもしれませんよ。
参考)
岸田首相米国下院議会演説(英文)
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滋賀県出身 京都大学法学部卒
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