京都大学農学部合格体験記　部活しながら現役合格するにはこれぐらい努力が必要　

ご訪問ありがとうございます。

２０１７年度に京都大学農学部に現役合格💮した方の体験記です。

（初出　２０２１年６月２４日）

現在大学院に在籍中のTさん（男性）が、

非常に多忙ななか、

過去の記憶をたどって勉強の記録を書いてくださいました。

私と同じ滋賀県立膳所高校の出身、

吹奏楽部に所属していました。

つまり部活の後輩です。

公開のご了承をいただいたので掲載します。

自分に必要なことは何か、考え抜いて手を打ったのがわかります。

見事としか言いようがない。

人によって状況は様々です。

定期テストが難しすぎる学校もあるようなので、

その辺りは自分の状況に合わせて参考にしてください。

Tさんは通塾、家庭教師なし、

（おそらく）通信教育も受けず、

吹奏楽部で８月までフルに部活をしながら、現役で合格しました。

吹奏楽部の先輩で一浪した私の立場をどうしてくれる笑

（以下いただいた体験記　色は私がつけました）

私の勉強はかなり演習に偏っており、

アウトプットしながらインプットするという方法をとっていたため、

塾や家庭教師との相性はあまり良くないかもしれませんが、

参考になれば幸いです。

勉強の軸に据えていた考え方として、

入試問題は要素分解すれば基本事項の集合体であり、

それゆえに基礎事項の完全な理解と

それを応用につなげる練習の2点を重視していました。

ゲーム的に例えるなら、良質な武器をたくさんの種類作る過程と、

どの武器をどの組み合わせ使うのが適切かの判断をするための

実践訓練を行う過程の2つを並行して行う感じです。

具体的な高2〜大学合格までに行った勉強を、

記憶している限り記述しておきます。

高2
・予習と課題はきちんと行った
・定期テストは全科目手を抜かず勉強した
・数学は暇なときに参考書の発展問題を解いて応用力を身につけた

高3 1学期
・予習と課題はきちんと行った

・英語と数学は基礎固めを行った。

具体的には、英語は長文を1日最低1問解くのと、英単語帳を計画的に覚えた。

また当時の京大は難解な和訳問題を中心に出題されていたため、英文解釈の教材も進めた。

数学は、参考書(Focus Gold、たぶん現在使われているのはチャート)の練習問題を解いて、

基礎事項で自分の穴がないかを確認した。

同時に参考書の発展問題を解き進めて

基礎から応用の橋渡しを確認した。合計で全問2周ほど行った。

高3夏
・8月中旬まで部活をしていたため、

1学期の勉強内容を少しボリュームアップした内容の勉強を行った。

高3部活引退〜秋
・英数の基礎固めはある程度完成していたため、

理科科目の基礎固めを中心に行った。

具体的には、学校で配布される基本レベルの問題集を全問2〜4周ほどして、

問題集で解けない問題がない段階まで基礎を完成させた。

加えて、生物と化学それぞれハイレベルな問題集を1、2冊ほど購入し、

入試レベルの問題を解くにあたり基礎をどのように応用につなげるかを身につけた。

・その他科目に関してはハイレベル向け問題集を中心に演習を行った。

・二次試験の過去問を定期的に解き、最終的な目標値と自分の現在の学力との比較を行った。

・センターでしか使わない社会科目については、問題集を毎日1時間程度継続して行った。

高3冬(〜センター試験)
・センター試験の対策は文系科目は12月から、理系科目は1月から行った。

具体的には、国語と社会は過去25年分の追試と本試を演習し、

駿台の予想問題集を一周した。

その他の科目はは過去問は解かず、

予想問題集を一周だけした。

・二次試験で使用する科目は、過去25年分の過去問やハイレベルな問題集を使って本番レベルの演習を中心に行った。

高3センター試験後
・二次試験の過去問2周目と、各予備校の予想問題集、

　過去の模試の問題などを中心に演習を行った。
・基本事項に漏れがないことも適宜確認した。

以上