【第１章（終） 第20話】読んで熱くなる話。社会人の生い立ち イベント2日目

1万人の仕事を探す人に関わってきた

広島のほめる達人が伝える

『日々の当たり前に光を当てるブログ』

にお越し頂きありがとうございます。

このブログでは日々の見逃してしまう

『当たり前』

に焦点を当てて価値を発見して伝えています

目の前の人、物、起きる出来事の

価値の発見の仕方のヒントになり、

ブログを読んでくださった方が

少しでも元気になることを目的としています

ーーーーーーーーーーー

人とひとが出会い

人とひとの良さが重なることで

シナジーが生まれることを

ワタシも経験しました

第１話　過去

第２話　転勤編

第３話　衝撃の事実

第４話　転勤初日編

第５話　初日続編

第６話　恨みねたみ

第７話　休〜土曜

第８話　続編土曜

第９話　日曜売上

第10話　店長通達

第11話　続・通達

第12話　本社出会い

第13話　東田の提案

第14話　大嵐その１

第15話　大嵐その２

第16話　大嵐その３

第17話　嵐の前日

第18話　ｲﾍﾞﾝﾄ初日

第19話　続・イベント

今日は第20話

シーズン１

最終回

『続・イベント初日』

----------------

前回のあらすじ　27歳のワタシ

イベント初日の土曜日は

カー用品店の前の道路が

渋滞になり

カーナビも

20台も売れ

爆発的な嵐

がやってきました。

カーナビの取り付け作業は

溜まりまくり、お昼ごはんを

食べる暇もありませんでした。

ワタシ、マニアックな野沢くん

白谷くん、作業員の上田さんの4人は

作業が落ち着いたのは

午前0時・・・

事務所にタイヤメーカーからもらった

カップラーメンがあったので

野沢くんに店長に

注意されるかもと言われました

店長は、さっさと帰り、

みんな頑張ってるので

食べてもいいだろう！と

ワタシは判断して

みんな食べると

今までたべたことなかったくらい

美味しい味のカップラーメンでした。

※普通のカップヌードルなのにネ・・・

作業が終わったのは

夜中の2時を回ってました。

言葉にはならない

最高の充実感に包まれて

自宅に帰り眠るワタシ

あっという間に

イベント2日目の

日曜日の朝になりました。

今日はどうなるのか・・・

------------------------

今日は第20話

『イベント2日日』

興奮したまま家に帰り

イベント２日目の朝を迎えました

自宅に帰り

シャワーを浴びて

布団に入ったのは

午前3時

カーテンを閉め忘れた寝室に

朝日が入ってきて目が覚めました

ワタシ：

『まぶしいな～』

時計をみると

まだ午前6時・・・

店長も本社企画の東田さんも

朝9時に出社すればいいよと

言ってくれていました

しかし

胸騒ぎがしたワタシ・・・

ワタシの心の声：

今日も昨日のように

駐車場が満杯になるほど

お客様が来たら大変だ・・・

ワタシ：

『ついでに起きて早めに

　カー用品店に出社しよう！』

ボサボサの頭をドライヤーでセットし

スーパーハードスプレー

で固めます

※ダイエースプレー流行ったな〜

鏡を見て一言

ワタシ：

『今日もイケル』

根拠のない自信で溢れています

朝日がまぶしいので

サンバイザーを下ろして

勤務先のカー用品店に向かいます

7時にお店に到着すると

東田さんが来ています。

ワタシ：

『東田さん！おはようございます！』

東田さん：

『おう！おはよう！』

『えらい早いな！』

ワタシ：

『東田さんこそ早くないですか？』

二人は笑いながら

お互いの心が通じ合ってます

ワタシの心の声：

今日もイケる！

駐車場をほうきで掃いて

ごみを集めて捨てていると

白谷くんと鈴原さんが来ました

ワタシ：

『おはようございます！』

『二人で出社』

白谷くん：

『たまたま同じ時間に

　なっただけですよ～』

ワタシ：

『それはそうか（笑）』

鈴原さん：

『副店長、変な事考えすぎだら』

9時になると毛深い店長も

イケ好かない田上も出社し

朝礼がはじまりました。

毛深い店長：

『みんな、おはよう！』

ワタシ、全員：

『おはようございます！』

毛深い店長：

『昨日はご苦労様だった』

『朝礼の前に言いたいことがある』

ワタシの心の声：

店長、早く帰ってたよね

売上もよかったし

ほめてくれるのかな

毛深い店長：

『昨日、勝手にカップラーメンを

　食べたやつがこの中にいる』

毛深い店長：

『誰だ？』

ワタシがまごまごしていると

作業員の上田さんが

サッと手を挙げました

上田さん：

『ワタシがみんなで

　食べようと言って食べました』

ワタシが急いで

手を挙げて発言します

ワタシ：

『いやいや、ワタシがみんなで

　食べようと言って食べたんです！』

毛深い店長：

『どっちでもいい』

『メーカーさんから

　ここにいるみんなに頂いたものだ』

『勝手に食べるなんて

言語道断だ』

ワタシ：

『申し訳ございません』

ワタシは言葉とは

正反対の言葉を

心でつぶやきました

ワタシの心の声：

今、言うことなのか

確かに勝手に食べたのは悪い

しかし

昨日の作業で

お昼ごはんを食べてないことは

一日事務所に居た

店長ならわかるだろ

朝礼が終わり

カーオーディオ売り場にいくと

マニアックな野沢くんも

広島から一緒に来た白谷くんも

ワタシに言います

野沢くん・白谷くん：

『すみません・・・』

ワタシ：

『謝ることは何もないよ』

『ムカつくから

　今日めちゃくちゃ売る』

『もし今日遅くなったら、晩飯おごるよ』

野沢くんと白谷くんは

ホッとした様子で

やる気も落ちずに

売り場に戻っていきました

裏口から駐車場に出ると

開店30分前で昨日と同じように

駐車場は満車です

入口にお客様が

列になって並んでいます

東田さん：

『副店長、30分前倒しで開店だ！』

ワタシ：

『かしこまりました！』

店長に内線で

30分前に開店することを伝え

自動ドアを開けます

ワタシ：

『いらっしゃいませ！』

イベント2日目の朝も始まりました。

カーナビが飛ぶように

売れていきます

ズンズンしか音が出ない

20万もするスピーカー

ビートソニックも

信じられない数が売れていきます

※ビートソニック↓

休みの中、販売の手伝いに来てくれている

カーナビメーカーM社の福田さんが

ワタシに言います

M社福田さん：

『副店長、今日終わったら

　一杯行きませんか』

ワタシ：

『行きましょう行きましょう』

午前中で残り

10台のカーナビは

完売です

午後からのお客様は

予約販売で売れていきます

その数は

日曜日１日だけで

３０台になりました。

９割がM社の予約です。

ワタシの心の声：

休みの中、手伝いに

来てくれたM社の福田さん

絶対に何か返したかったから良かった・・・

閉店1時間前になると

日曜日なので

お客様も少なくなりました

ワタシ：

『M社の福田さん、

　お客様も少なくなったので

　もう帰られてください』

M社の福田さん：

『そうですね。お客様も少なくなったし

　お先に失礼いたします』

ワタシ：

『予約販売のカーナビ

　27台

　注文をお願いしますね！』

『あと今日は遅くなるので

　一杯行く日は

　またにしませんか？』

M社の福田さん：

『はい！わかりました！

　ありがとうございます！』

福田さんは嬉しそうに

満面の笑みで

帰っていきました

お客様が少なくなった店内に

ホタルの光が流れ始めました

※店内スピーカーのイメージ↓

東田さんに

御礼を言いに行こうかと

足を前に出した瞬間

東田さんが

手を挙げて

前から走ってきます

東田さん：

『お疲れ！！』

『ハイタッチしよう！』

ワタシは笑顔で

身長190cmのワタシは

長い手を挙げると

東田さん：

『そんなとこ届かんわ』

ワタシ：

『そうでした』

東田さん、ワタシ：

『よっしゃーーー』

ハイタッチをしたまま

高い位置で手を握り締めていました

東田さん：

『ありがとう』

『成功した』

ワタシ：

『はい！』

すぐに人を信じることがワタシ

東田さんにイベント前に言われた

『成功させような！』

の言葉を

信じ切っていたワタシ

そこに田上が現れました

田上：

『ヨォ　副店長』

『ありがとう　楽しかったよ』

ワタシの心の声：

えっ？副店長って呼んだ

ありがとう楽しかった

ワタシ：

『こちらこそおかげさまで

　あみだくじコーナーも盛況でした』

マニアックな野沢くんも

広島から一緒に来た白谷くんも

食べても太らない鈴原さんも

作業場の上田さんも

みんなニコニコして

閉店処理と片づけをしています

事務所に上がると

毛深い店長は

伝票整理をしながら

ワタシをみて一言いいました。

毛深い店長：

『副店長。ありがとう』

『夜間金庫に持っていく袋に

　入らないくらい大きな売上になってるよ』

目の前にはパンパンに

売上金で膨れ上がった

夜間金庫の袋がありました

毛深い店長：

『副店長、帰りに

銀行の夜間金庫に入れて帰ってくれ』

ワタシ：

『えっ？この袋だけで

　高級車が買えます・・・・』

『怖いです・・・』

毛深い店長：

『いいから、頼む』

ワタシ：

『わかりました』

事務処理が終わったのは

23時になってました。

パンパンに

大金が入った

黒い夜間金庫の袋を持ち

銀行に行って夜間金庫に入れました。

ワタシ：

『大金持ち歩くのは、怖かった～』

こうして

２日間のイベントは

大きな嵐を

静岡県に呼んで

終わりました。

人と人の想いが重なり合い

シナジーを産んだ

いかがでしたでしょうか？

熱くなり前に進む力になりましたか？

人を信じる力は

自分の

ワクワクを信じる力

共感が共鳴を呼び

認め合い

毎日を楽しむ

価値を見つけることは特別な事ではなく

元々は備わっていたもの

それが大人になり

当たり前のレベルがあがり

どんどん奥底に仕舞われて

いって取り出せなくなった状態

これ読んだあなたなら

取り出していくことが

きっとできるはずです。

【後記】

社会人の生い立ちシリーズ

第１章　シーズン１を読んで

いただきありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

ぜひ今の想いをコメントもしくは

メッセージでお寄せいただけますか？

あなたの思いを聞きたいです。

共有したいです。

第２章　シーズン２

新たな衝撃が走ります

続く・・・

しんどいことも本当に多いけど

今日も上向いて笑って

全力でwell-being♪

旅行行きたいね

【第19話】読んで熱くなる話。社会人の生い立ち 続・イベント初日

1万人の仕事を探す人に関わってきた

広島のほめる達人が伝える

『日々の当たり前に光を当てるブログ』

にお越し頂きありがとうございます。

このブログでは日々の見逃してしまう

『読んで熱くなる話。』

に焦点を当てて価値を発見して伝えています

目の前の人、物、起きる出来事の

価値の発見の仕方のヒントになり、

ブログを読んでくださった方が

少しでも元気になることを目的としています

ーーーーーーーーーーー

人とひとが出会い

人とひとの良さが重なることで

シナジーが生まれることを

ワタシも経験しました

第１話　過去　　　　こちら

第２話　転勤編　　　こちら

第３話　衝撃の事実　こちら

第４話　転勤初日編　こちら

第５話　初日続編　　こちら

第６話　恨みねたみ　こちら

第７話　休〜土曜　　こちら

第８話　続編土曜　　こちら

第９話　日曜売上　　こちら

第10話　店長通達　　こちら

第11話　続・通達　　こちら 

第12話　本社出会い　こちら　

第13話　東田の提案　こちら

第14話　大嵐その１　こちら

第15話　大嵐その２　こちら

第16話　大嵐その３　こちら

第17話　嵐の前日　　こちら

第18話　ｲﾍﾞﾝﾄ初日　 こちら

今日は第19話

『続・イベント初日』

----------------

前回のあらすじ　27歳のワタシ

イベント初日の土曜日

興奮して眠れなかったワタシは

7時には勤務先の赤い看板の

カー用品店へ行きました。

ズンズンしか言わない

ビートソニックの準備

あみだくじの準備も終わり

朝礼に出ると

毛深い店長は不安そうな顔

イケ好かない田上からは

相変わらず嫌味を言われます。

しかし

もうやると決めたワタシ

そんなことは構っていられません。

お客様は来てくれるでしょうか❓

不人気の

カーナビメーカー２社

M社とK社合わせて

30台の売れ行きの

行方はどうなるのか❓⁉️

さて、

今日はどうなるのか・・・

------------------------

今日は第19話

『続・イベント初日』

いよいよ

イベント初日の土曜日

朝礼が終わり

ワタシのエンジンは

すでに全開

ノボリを立てるために

駐車場に行くと

見たことのない光景が

目の前に入ってきました

※イメージ

駐車場は既に満杯

目の前の道路まで

並んでいます

東田さん：

『おい！店長に言って

　30分前倒しで開店しろ！』

ワタシ：『はい！』

急いで店長がいる

事務所へ行きます

急な階段につまづいて

よろめきながら

事務所のドアを開けると

呑気に伝票整理している

毛深い店長の姿がありました

ワタシの心の声：

おい！そんなことしてる場合じゃない！

ワタシ：

『店長

 大変なことになってます！！』

店長：

『何がどうした

  カーナビに水でもかけたのか』

ワタシ：

『お客様が並んでいて、

   駐車場は満車です！』

『目の前の道路も

   駐車場に入れなくて

　渋滞になってます！！』

店長は

口が開いたまま

固まってしまってます

ワタシ：

『ワタシの判断で

   30分前倒しして

　開店します』

急いで階段を駆け下り

大きな声で

店内にいる社員に叫びます

ワタシ：

『30分前倒しで開店するぞ！』

『嵐が来るぞ！

   準備しろ！！』

静岡に来て初めて

敬語ではない

言葉を叫びました。

イケ好かない田上も返事をします

『はい！』

ワタシは笑顔のまま

作業場に走って行き

作業準備をする社員にも叫びます

ワタシ：

『嵐がくるぞ！！』

作業場にいる社員は

ワタシの顔を見て

『わかりました！！』

と返事をします。

レジの横にある

お客様入口の

自動ドアの鍵を開けるワタシ

目の前には

お客様が並んでいます

自動ドアが開くと

カーナビコーナーに

お客様が流れてきました。

野沢くんと白谷くん

手伝いに来てくれている

M社の福田さん

ワタシも接客をします

お客様：

『チラシに載っていた

　カーナビはどれ』

ワタシ：

『こちらのM社と

　K社のナビです』

お客様：

『どっちがいいの？』

お客様の年齢、家族構成

車種をお聞きして

オススメして行きます。

早速1台

M社のナビが売れました

休みの中

手伝いに来てくれている

M社の福田さんと

目を合わせ

親指を立てて

サインを出します

K社のカーナビも売れています

ワタシの心の声：

M社とK社は

不人気じゃなかったのか

もしかして

決め付けていたのは

ワタシだったのだろうか

そういえば

どのお客様に聞いても

どこのメーカーがいいの？って

最初に聞いてきていた・・・

人気なのかどうかは

こちらの問題だったんだ

お客様の使い方、車

そして価格をお聞きして

的確なものを

適正な価格でご案内することが

一番大切なことを忘れていました

駐車場に行くと

ズンズンと

重低音が聞こえます

２０万もする

重低音スピーカーの

ビートソニックです

デモカーは

お客様に囲まれ

東田さんが

９月の日差しの下で

茶色い髪を

汗に濡らしながら

説明しています。

東田さん：

『副店長！取り付けはすぐ入れるか』

ワタシ：

『1台ならすぐに行けます』

東田さん：

『よっしゃ』

カーナビ売場に

戻ろうと思うと

イケ好かない田上が

呆然としています

ワタシ：

『高額品が売れているから

　あみだくじコーナーを頼む！』

イケ好かない田上

『わかった！』

初めて田上と

心が通じた気がしました

そんなこともすぐに忘れ

カーナビ売場に戻ると

接客待ちのお客様

が待っています

お客様：

『店員さん！これ説明して！』

次々と売れていくカーナビ

ビートソニックも売れて行きます

午後も売れ続けて

カーナビの取り付け待ちは

閉店後の22時までになりました。

作業場の従業員に

22時までになることを伝えます

作業場の従業員　上田さん：

『副店長！

　何時までもやるから入れてくれ』

上田さんは、

F1のピットで作業したこともある

とても丁寧なおじさんです。

久しぶりの忙しさなので

笑顔が溢れてます

ワタシ：

『上田さん！

　交代するから昼ごはん食べて！』

作業場の上田さん：

『副店長！そんなこと言ってられるか』

売場に戻りお客様に

次の取付開始時間を伝えます

ワタシ：

『現在取付開始時刻は22時になります。

　翌日の開店までにはカーナビを

　取り付けておきますので

　車を置いておくことは

　できますでしょうか』

お客様：

『わかりました。大丈夫です』

次々と車を置いて帰る

お客様が溜まって行きます

ワタシの心の声：

入れるだけ入れてしまおう！

寝ずに明日の開店までに

取り付けてしまえばいいんだ

翌日は日曜日で

イベントがあることを

すっかり忘れていたワタシ

19時になり閉店すると

カーナビ取付で置いて帰る車は

10台になっていました

東田さん：

『副店長、お疲れ』

『何台カーナビ売れたんだ』

ワタシ：

『全部で20台です

　あと10台しか残ってません・・・』

東田さん：

『明日は日曜日だから

　仕入れはできん』

『10台以上は予約販売にしよう』

『ビートソニックも

　全部売れてしまって

　在庫がないから

　今からメーカーに取りに行くけぇ

　先に帰るで』

ワタシ：

『わかりました』

『お疲れ様でした！』

事務所に上がると

毛深い店長が

売上数字を

計算していました

店長：

『見たこともない

　売上数字だ・・・』

ワタシ：

『そうですか！

　それはよかったです！』

『取付が間に合ってないので

　作業場で作業をして帰ります』

店長；

『わかった』

作業場に降りると

マニアックな野沢くんと白谷くんが

作業員の上田さんと一緒に

カーナビを付けていました

ワタシ：

『野沢くん、白谷くんありがとう』

『ワタシがあとは

　取付をするから代わるよ』

野沢くん・白谷くん

『みんなでやりましょう！

　上田さんと副店長だけだったら

　本当に明日の朝になりますよ』

ワタシ：

『ありがとう、助かるよ』

黙々とカーナビ取付作業をし

ふと時計に目をやると

午前0時になっていました

ワタシ：

『そういえば、

　お昼ご飯も食べてないや』

『上田さんも食べてないんじゃないかな』

『上田さんお昼ご飯たべました』

作業員の上田さん：

『食ってないよ。

　そんな暇ないし』

ワタシ：

『そうですね。確か事務所に

　タイヤメーカーからもらった

　カップラーメンが

　あったので食べませんか』

作業員の上田さん：

『いいね！食べよう』

野沢くん：

『店長が

　勝手に食べたら怒りますよ〜』

ワタシ：

『店長は　もう帰ってるし

　ここまでやってるんだから

　大丈夫でしょ』

野沢くん：

『そうですね！食べましょう！』

事務所に上がり

作業員の上田さん、マニアックな野沢くん

白谷くんとカップラーメンを食べました

ワタシの心の声：

カップラーメンって

こんなに美味しかったっけ

空腹の胃に染み渡る

カップラーメンの味は格別

ワタシ：

『店長はもう帰ってるのか・・・』

野沢くん：

『店長は

　いつも早く帰りますよ』

ワタシ：

『何があっても』

野沢くん：

『はい、そうです』

冷たい店長だなぁと思いながら

作業を入れたのはワタシだし

売ったのもワタシや野沢くん

白谷くんだから仕方ないと思いながら

どこか理不尽さも感じたワタシ

カーナビの取付作業が終わったのは

昨日と同じ

午前2時を回っていました

全て取付作業が終わり

作業員の上田さんも野沢くんも白谷くんも

充実した顔をしています

ワタシ：

『今日はありがとうございました！』

『明日もよろしくお願いします。』

興奮したまま家に帰り

イベント２日目の朝を迎えます。

２日目はどうなるのか？

明日は

シーズン1

最終回

続く・・・

しんどいことも本当に多いけど

今日も上向いて笑って

全力でwell-being♪

旅行行きたいね

【第18話】読んで熱くなる話。社会人の生い立ち イベント初日

1万人の仕事を探す人に関わってきた

広島のほめる達人が伝える

『日々の当たり前に光を当てるブログ』

にお越し頂きありがとうございます。

このブログでは日々の見逃してしまう

『当たり前』

に焦点を当てて価値を発見して伝えています

目の前の人、物、起きる出来事の

価値の発見の仕方のヒントになり、

ブログを読んでくださった方が

少しでも元気になることを目的としています

ーーーーーーーーーーー

人とひとが出会い

人とひとの良さが重なることで

シナジーが生まれることを

ワタシも経験しました

第１話　過去　　　　こちら

第２話　転勤編　　　こちら

第３話　衝撃の事実　こちら

第４話　転勤初日編　こちら

第５話　初日続編　　こちら

第６話　恨みねたみ　こちら

第７話　休〜土曜　　こちら

第８話　続編土曜　　こちら

第９話　日曜売上　　こちら

第10話　店長通達　　こちら

第11話　続・通達　　こちら 

第12話　本社出会い　こちら　

第13話　東田の提案　こちら

第14話　大嵐その１　こちら

第15話　大嵐その２　こちら

第16話　大嵐その３　こちら

第17話　嵐の前日　　こちら

今日は第18話

『イベント初日』

----------------

前回のあらすじ　27歳のワタシ

イベント前日の金曜日

夕方から本格準備に入りました。

店長は新聞にチラシを

折込んでもらうために

新聞屋へ行きました。

男性従業員はテントを

3台張りました。

閉店後に従業員全員で

チラシを心を込めて

ポストインをして

夜中まで回りました。

ワタシと野沢くんは

夜中２時までかかり

売り場を作りました。

いよいよ初めてのイベント

初日土曜日

が始まります。

お客様は来てくれるでしょうか？

不人気の

カーナビメーカー２社

M社とK社合わせて

30台の売れ行きの

行方はどうなるのか？

さて、

今日はどうなるのか・・・

------------------------

今日は第18話

『イベント初日』

いよいよ

イベント初日の土曜日

小さな頃の

遠足の前の日の気分でした

興奮して眠れなかったワタシ

東田さんから

開店1時間前の9時に来てと

言われていました

しかし眠れず

家にいても

ソワソワするだけです

土曜日の早朝6時半

マフラーの音が大きいので

エンジンをかけて

すぐに発進します。

9月の抜けるような空の朝です

ワタシ：

『さぁいよいよだ！』

『東田さんの準備を手伝おう』

7時に赤い看板の

カー用品店に到着すると

東田さんが既にいます

東田さん：

『副店長　おはよう！』

『いつも通りの9時でいいって

　言ったのに来てくれたんだな！』

ワタシ：

『はい！もうやるしかないと思い

　家にいることができませんでした！』

東田さん：

『よし！やったろうや！』

ワタシ：

『はい！』

東田さんと会って

声を掛けられ

眠気はさらに遠のき

アドレナリンが出ています

8時になると

マニアックな野沢くんと

広島から一緒に転勤した白谷くん

食べても太らない鈴原さんが来ました。

ワタシ：

『おはようございます！早くない』

野沢くん・白谷くん・鈴原さん：

『副店長こそ！

　抜けがけじゃないですか！』

ワタシ：

『ハハハ

　人のこと言えないね（笑）』

東田さんの

茶色い少し長い髪が

遠州の風で揺れています。

東田さん：

『おお！君たちも来てくれたのか』

『頼むで〜〜』

野沢くん・白谷くん・鈴原さん：

『はい！よろしくお願いします！』

9時に差し掛かろうとしたとき

全ての準備が終わりました。

東田さん：

『おかげで早く終わった

　ありがとう』

言葉が真っ直ぐな東田さん

きつく聞こえる人もいるけど

真っ直ぐに

『ありがとう』が

伝わってくる人も珍しいです。

ワタシは真っ直ぐな言葉を

伝えらえる東田さんの魅力に

魅了されていたのでした

ワタシの心の声：

言葉にできないけど

東田さんに憧れるな〜

準備が終わった私たちは

事務所へ上がります。

いつもは長い階段が

今日は短く感じます

事務所に行くと

毛深い店長は

伝票整理しています。

伝票整理は苦手なワタシ・・

店長：

『副店長、おはよう！』

『準備は終わった』

ワタシ：

『おはようございます』

『はい！終わりました』

ワタシの心の声：

そういえば、

店長は昨日

22時には帰ってたよな・・・

まぁ気にしないことにしよう

イケ好かない田上もいます

店長がいるので

小声で田上は

ワタシに言います。

田上：

『ヨォ 広島

　お手並み拝見するわ〜』

ワタシ：

『まぁ見ててください』

今までのワタシと違い

真っ直ぐな言葉

を出したワタシに

イケ好かない田上は

鳩が豆鉄砲食らった顔をしています

全員が出勤し

朝礼が始まりました。

毛深い店長：

『おはよう！みんな

　今から朝礼を始める』

全員：

『おはようございます！』

店長：

『いよいよ、今日から

　あみだくじイベントと

　カーオーディオ 、カーナビ

　20％引きセールが始まる』

『みんな頑張ってくれ』

東田さん：

『昨日も夜遅くまで

　チラシ配布お疲れ様』

『想いを込めたチラシは

　きっと帰ってくる』

『来てくれたお客様に

　想いを返して欲しい』

ワタシの心の声：

こんな言葉言われたら

アドレナリン噴火しちゃうよ！

チラッと田上を見ると

口を尖らせています

ワタシの心の声：

こいつはいつまでも

イケ好かないヤツじゃの〜

毛深い店長も

不安な顔をしています

朝礼が終わり

ワタシのエンジンは

すでに全開

ノボリを立てるために

駐車場に行くと

見たことのない光景が

目の前に入ってきました

続く・・・

しんどいことも本当に多いけど

今日も上向いて笑って

全力でwell-being♪

旅行行きたいね

【第17話】読んで熱くなる話。社会人の生い立ち 嵐の前日

1万人の仕事を探す人に関わってきた

広島のほめる達人が伝える

『日々の当たり前に光を当てるブログ』

にお越し頂きありがとうございます。

このブログでは日々の見逃してしまう

『当たり前』

に焦点を当てて価値を発見して伝えています

目の前の人、物、起きる出来事の

価値の発見の仕方のヒントになり、

ブログを読んでくださった方が

少しでも元気になることを目的としています

ーーーーーーーーーーー

人とひとが出会い

人とひとの良さが重なることで

シナジーが生まれることを

ワタシも経験しました

第１話　　過去　　　 　こちら

第２話　　転勤編　 　　こちら

第３話　　衝撃の事実　 こちら

第４話　　転勤初日編 　こちら

第５話　　初日続編   　 こちら

第６話　　恨みねたみ　 こちら

第７話　　休〜土曜　    こちら

第８話　　続編土曜　    こちら

第９話　　日曜売上　    こちら

第10話　  店長通達　 　こちら

第11話　  続・通達　    こちら 

第12話　  本社出会い　 こちら　

第13話　  東田の提案    こちら

第14話　  大嵐その1　  こちら

第15話　  大嵐その2　  こちら

第16話　  大嵐その3     こちら

今日は第17話

『嵐の前日』

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前回のあらすじ　27歳のワタシ

どんよりした木曜日の朝

本社企画の東田さんが来る日

2つの宿題を

東田さんに課せられたワタシ

1つ目は

カーナビ各社と交渉し

特別価格の商品を確保すること

2つ目は

２０％引きの表示を準備すること

カーナビメーカー各社と

交渉したワタシ・・・

一番人気のP社

は特別価格にできなく

静岡で人気のないM社とK社

しかもこの静岡のお店で　

過去１ヶ月で売れたことのない

30台という数を発注してしまい

東田さんに

何か言われるのではないかと

オドオドしていたワタシ

しかし、東田さんに

全く責められることはなかった・・・

責められなかったワケを

東田さんに聞きたくなり

帰るために駐車場に行く

東田さんを追いかけるワタシ

ワタシ：

『東田さん

　一番人気のカーナビメーカーが

　特別価格にならなかったのに

　なぜワタシを

　責めなかったんですか？』

東田さん：『答えはわかっとるからじゃ』

ワタシ：

『どういうことですか』

東田さん：

『日曜日が終われば

　わかるけぇ』

『ほんじゃ、また明日』

どうしようもない

胸騒ぎがするワタシ

今日はどうなるのか・・・

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今日は第17話

『嵐の前日』

いよいよ今日は金曜日

昨日に引き続き

本社企画の東田さんが来ます。

そして明日は

イベント初日の土曜日

店長は鈴原さんが

作ってくれたチラシを印刷し

チラシを新聞に

折り込んでもらうために

新聞屋さんに

持ち込みに出かけてます

お昼ごはんを食べて

カーオーディオ売り場に行くと

本社企画の東田さんが来ていました

店内に東田さんの

大きな声が響き渡ります。

東田さん：

『副店長！お疲れ！』

ワタシ：

『東田さん、お疲れ様です』

『今日もよろしくお願いします！』

東田さん

『カーナビ30台は

　入荷した？』

ワタシ：

『はい、こちらに並べています』

東田さん：

『よっしゃ、OK』

『となりに

　ビートソニック置いとくわ』

※ビートソニック　参照元

ワタシ：

『はい・・わかりました』

ワタシの心の声：

ズンズン重低音しか出ない

20万もするスピーカーなんて

売れるわけないよ・・・

しかも

同じ値段のカーナビ

が隣にあるし・・・

ワタシだったら

カーナビ買うけど・・

東田さん：

『ところで、店長は？』

ワタシ：

『折り込みチラシを

　新聞屋さんに持ち込んでいます』

東田さん：

『よし、わかった』

『店にいる男子全員を

　駐車場に集めてくれ』

ワタシ：

『えっ駐車場ですか』

『わかりました』

ワタシは店内放送をかけ

男性従業員すべてを

駐車場に集めます。

駐車場には9人の

男性従業員が集まりました。

ワタシ：

『東田さん全員集まりました』

東田さん：

『よし！みんなここに

テントを3台張ってくれ』

東田さん：

『張り終えたら

　各自仕事に戻ってくれ』

男性従業員はテキパキと

15分も経たないうちに

テント3台がたちました

東田さん：

『副店長、ここに明日朝に

　ビートソニックのデモカーが来る』

『飾りつけは

明日の早朝にする』

『副店長

　鈴原さんを呼んできてくれ』

ワタシ：

『わかりました』

鈴原さんを呼んでくると

東田さんは

ワタシと鈴原さんに

指示を出します。

東田さん：

『ここに板があるから大きな紙に

　あみだくじを書いて

　５メートル四方の

　テント3面に

　張り巡らしてほしい』

ワタシ・鈴原さん：

『わかりました！』

ワタシの心の声：

東田さんは

不人気メーカー

カーナビ30台を仕入れても

日曜になった分かると言われてた。

もう東田さんを

信じていくしかない

テント3面にあみだくじを張り終わり

当たりの位置もつけて

あみだくじの準備は終わりました

すっかり空は暗くなり

閉店の時間になりました

閉店後の店内

毛深い店長：

『みんな集まってくれ』

『東田さんが話があるそうだ』

東田さん：

『みんな、いよいよ明日明後日

　イベントが始まる』

『最後の仕上げをしてほしい』

『副店長と野沢は

　カーオーディオと

　カーナビの価格を

　全品２０％引きの

　価格表示に切り替えてくれ』

ワタシ・野沢くん

『わかりました！』

東田さん：

『他のメンバーはチラシを

　300部づつ持ち

　自宅に帰るときに

　丁寧にポストにいれてほしい』

『ひとつだけ忠告がある』

『来てください！

　と心を込めてポストに入れるんだ』

『その気持ちは必ず通じる』

メンバーはチラシを持って

ポストに入れていきました

ある人は23時まで

ある人は0時まで

ワタシと野沢くんも

カーオーディオ、

カーナビコーナーの

価格表記と

飾りつけをしています。

ふと時計を見ると

0時を回っていました

ワタシ：

『野沢くんもう帰ってもいいよ』

野沢くん：

『いえ！

　最後まで一緒に

　やりたいです』

ワタシ：

『ありがとう、1時には帰ろう』

売り場が出来上がったのは

午前2時

二人は自宅に帰りました

いつもは10時開店の

1時間前に出社します。

しかし、東田さんは

7時に来るので

ワタシもすぐに布団に入ります

そしてあっという間に朝が来て

7時に赤い看板のローカルチェーンの

カー用品店に到着しました。

いよいよ

イベント初日

を迎えます。

ワタシの心の声：

もうやるしかない・・・

カーナビを３0台仕入れた

後には引くことが出来ない

眠たい目をこすっていると

野太い声が聞こえました

東田さんだ

東田さん：

『副店長　おはよう！』

『いつも通りの9時でいいって

　言ったのに来てくれたんだな！』

ワタシ：

『はい！もうやるしかないと思い

　家にいることができませんでした！』

東田さん：

『よし！やったろうや！』

ワタシ：

『はい！』

ついにイベント初日が

はじまります

続く・・・

しんどいことも本当に多いけど

今日も上向いて笑って

全力でwell-being♪

旅行行きたいね

【第16話】読んで熱くなる話。社会人の生い立ち 大嵐その３

1万人の仕事を探す人に関わってきた

広島のほめる達人が伝える

『日々の当たり前に光を当てるブログ』

にお越し頂きありがとうございます。

このブログでは日々の見逃してしまう

『当たり前』

に焦点を当てて価値を発見して伝えています

目の前の人、物、起きる出来事の

価値の発見の仕方のヒントになり、

ブログを読んでくださった方が

少しでも元気になることを目的としています

ーーーーーーーーーーー

人とひとが出会い

人とひとの良さが重なることで

シナジーが生まれることを

ワタシも経験しました

第１話　　過去　　　 　 　こちら

第２話　　転勤編　 　　　こちら

第３話　　衝撃の事実　 こちら

第４話　　転勤初日編 　こちら

第５話　　初日続編   　 こちら

第６話　　恨みねたみ　 こちら

第７話　　休〜土曜　  　こちら

第８話　　続編土曜　  　こちら

第９話　　日曜売上　  　こちら

第10話　  店長通達　 　こちら

第11話　  続・通達　  　こちら

第12話　  本社出会い　こちら　

第13話　　東田の提案 こちら

第14話　　大嵐その1　こちら

第15話　  大嵐その2　こちら

今日は第16話

『大嵐その３』

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前回のあらすじ　27歳のワタシ

本社企画の東田さんから

頂いた2つの宿題を

木曜日までに

こなさないといけないワタシ

1つ目は

カーナビメーカー各社に連絡して

特別価格のカーナビを揃えること

2つ目は

20%引きの表示を作ること

早速カーナビメーカー各社に連絡し

一番人気のP社に特別価格を

出してもらうように頼んでみました。

しかし、あっさり断られ

特別価格が出たのは

・広島で売れるが静岡で

　まったく売れないM社のカーナビ

・広島でも静岡でも

　まったく売れないK社のカーナビ

しかも今まで

１ヶ月でもさばけたことがない

30台という数を

発注したワタシ

そんな様子を見て

ニヤニヤする

イケ好かない田上

広島から一緒に転勤してきた

ギャンブル好きな白谷くんは、

今回の出来事が

ギャンブルに見えて

楽しそくなり

一緒に売りましょう！と

言ってくれています。

東田さんが来る木曜日までに

一応カーナビ特別価格は揃え

20%引きの表示と看板は作り終えました。

さて

今日は東田さんが来る木曜日

今日はどうなるのか・・・

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今日は第15話

『大嵐その３』

木曜日の朝

どんよりした空です

出勤して開店前の掃除をしていると

後ろから背中を叩かれました

『おはよっん！！』

振り向くとそこには

食べても太らない

鈴原さんがいました

ワタシ：

『なんだ、鈴原さんか～

　朝から驚かせないでくれよ～』

鈴原さん：

『副店長の背中

　丸くなってるだら』

ワタシ：

『今日は、

　本社企画の東田さんが来るから

　どうなるのかな～と思ってたんだ』

『ところで、鈴原さん

　東田さんに頼まれてた

　チラシ出来てる？』

鈴原さん：

『白谷さんが

　手伝ってくれて、できただに』

ワタシ：

『白谷くん、手伝ってくれたんだ』

『それは良かった』

鈴原さん：

『白谷さん、

　明るくて楽しかっただに』

会話をしていると

大きな音の黒い車が目の前に来て

スモークガラスの窓が開きました

イメージ↓

東田さんだ！

ワタシ：

『東田さん、おはようございます！』

東田さん：

『おはよう！出来てるか？』

ワタシ：

『はい・・・出来ています』

ワタシの心の声：

売れないカーナビメーカーしか

用意できてないけど

大丈夫だろうか・・・・

東田さん：

『おっしゃ分かった

　事務所で聞こう！』

東田さんとワタシ

そして鈴原さんと

事務所へ上がっていき

朝礼がはじまりました。

毛深い店長：

『おはよう、今日はこの後

　みんなに話があるから

　早めに朝礼をはじめる』

『みんな知っているように

　今週土日で

　イベントをすることになった』

『明日金曜日は全員で夜まで準備をする』

『今日休みのメンバーにも伝えておいてくれ』

東田さん：

『副店長と鈴原さんは

　朝礼が終わったら

　会議をするから残っておいてくれ』

ワタシ、鈴原さん：

『わかりました』

田上が突然

前に出ます

イケ好かない田上：

『東田さん、私も会議に出ます』

東田さんは

鋭いまなざしで田上をにらみました

※イメージです

東田さん：

『お前は、出んでもええわ』

『その代わり明日の夜は手伝ってくれ』

田上：

『わかりました！』

東田さんから役割をもらい

ワタシをちらっと見た田上

ワタシの心の声：

あいつ要らんこと言うなぁ

なんで東田さんは

手伝えなんて言うのか

あいつなんていなくてもいいのに・・・

朝礼が終わり

毛深い店長と東田さん

ワタシと鈴原さん

4人で会議がはじまります

東田さん：

『店長　折り込みの準備出来てるか？』

店長：

『今日チラシのOKが出れば印刷して

　今日の夜持ち込めば

　土曜日の朝に間に合います』

東田さん：

『OK、分かった』

『鈴原さん、チラシを見せてくれ』

チラシには大きく

・カーナビ、オーディオ

　全品２０％引き

・重点音が車内に響く

　ビートソニック体験会

・お買い上げ2000円ごとに

　あみだくじ！

と書いてあります。

鈴原さん：

『これがチラシだら』

東田さん：

『OK！よくできている』

『印刷して店長へ渡してくれ』

『あと社員が配る分

　3000部を別にしておいてくれ』

鈴原さん：

『ラジャ～』

ワタシの心の声：

ラジャーなんて言えないよ～

怖い怖い・・・

東田さん：

『副店長、カーナビの

特別価格交渉はどうだった？』

ワタシ：

『はい・・・

　静岡で一番人気のP社は

　特別価格は出ませんでした』

東田さん：

『ほう・・・それで？』

ワタシの心の声：

ここから先が言いにくい・・・

ワタシ：

『それで、

　広島でよく売れるM社と

　あまり売れていないK社の

　カーナビ合わせて

　30台確保しました』

店長：

『ちょっと待て！

　30台なんて聞いてない

　今まで１ヶ月通しても

　30台なんて

　売れたことない』

店長をするどい

目つきでにらみながら

東田さんが口を開きます

東田さん：

『店長、ええけぇ』

『黙っとれーや』

『ワシの言う通りにせぇや』

『副店長、よっしゃ、よくやった』

『ありがとう』

ワタシの心の声：

えっ？怒られない

ありがとうって言われた？

東田さん：

『２０％引きの表示もOKか？』

ワタシ：

『OKです』

東田さん：

『よっしゃわかった』

『それじゃ明日金曜日の

夕方にまた来るから

店長、新聞へ折り込みチラシは

済ませておくように』

『それと、明日閉店後

この店の社員全員で

1人300部、合計3000部を閉店後

ポスティングするように

全員に指示を出しておいてくれ』

毛深い店長；

『わかりました』

毛深い店長はプレッシャーが

かかっているからか

腕の毛をむしりだしました

東田さんは必要な事だけを済ませると

違う店に行くために

事務所を出ていきました。

ワタシは東田さんに

カーナビのことで

何も言われなかったことが

気になり、追いかけていきました

東田さんの車の近くで追いつくと

ワタシ：

『東田さん

　一番人気のカーナビメーカーが

　特別価格にならなかったのに

　なぜワタシを

　責めなかったんですか？』

東田さん：

『は？

　答えはわかっとるからじゃ』

ワタシ：

『どういうことですか』

東田さん：

『日曜日が終わればわかるけぇ』

『ほんじゃ、また明日』

ワタシは返事をする間もなく

東田さんは車に乗り込み

大きな音を立てて

お店の駐車場から出ていきました。

どうしようもない

胸騒ぎがするワタシ

続く・・・

しんどいことも本当に多いけど

今日も上向いて笑って

全力でwell-being♪

旅行行きたいね