サルヒツの酒飲みライフ♪【第209回】
両関 Rz50 純米吟醸 Dry Evolution
製造年月:2023年5月
生産者:両関酒造㈱
所在地:秋田県湯沢市
タイプ:純米吟醸 生酒
使用米:五百万石100%
精米歩合:50%
アルコール:16度
日本酒度:+8
蔵元杜氏:山内めぐみ氏
販売価格:1,740円(税別)
※特約店販売品
※味覚の表現は飽くまで個人的なものです
ひつぞうです。著名酒販店でもなかなか見ることのできない両関酒造のRz50。やはり入手困難と言われる花邑は、取り扱い店さえ判れば、比較的入手できるのですが。しかし、思わぬ所で普通に売っていることを知りました。さっそくテイスティングメモです。
「サルが教えた」 この男は何もできん
★ ★ ★
両関酒造に関しては花邑の回で、一度メモしているので割愛。
花邑、翠玉と並ぶ特約店銘柄が《Rz》シリーズ。青ラベル辛口(+8)とオレンジラベル旨口(-2)の2タイプが展開されている。
まずは辛口から。使用好適米は淡麗辛口の代名詞ともいえる五百万石。
やー。両関らしくフルーティで香り高いよ。
ところが、飲むと香りも一変。
搾りたてのにごり酒のような、素朴な醪の味を感じる。
「しっかりした辛口だの」 おう!好きかも
アルコールの揮発力も素晴らしい。
昔ながらの酒造りの現場を、雪の中の労働を、酒の味が髣髴させる。
「苦みもエグミもあってキレがあるにゃ」
この日の食事に合わせたかったんだよ。
夏の風物詩といえば鱧。茄子の肉詰めと群馬の枝豆を添えて。
平沼橋で暑い一日を過ごした。高原の山荘を思いつつ、膨らみきった金床雲のもとで。気がつけば夏の休暇もあと二日。予定はなかった。
Rz50 Dry Evolition。辛口生酒の王道だった。
(おわり)
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