東大名誉教授、竹内均(ひとし)氏の心に響く言葉より…
ウィン・ウェンガーという人は「頭脳がよくなる!』(
そして、「読むということは、
目で見、耳で聞くという作業は、学習には欠かせない作業だ。
視聴覚による教育が、
だが、そうした学習だけでは、
もっと総合的に知性を磨くためには、
だからこそ、
『幸福論』を書いたカール・ヒルティは「
また、詩人で批評家だったイギリスのマシュー・アーノルドは「
本のない生活や本を読まない生活からは、
繰り返すが、本を読むことは、
というのも、自分の思想や教養を磨くためには、
小泉信三氏によれば、「本を読んでものを考えた人と、
この理由は、「読書家が精神を集中して細字を見ることが、
しかし、もっと大きな理由は、「偉大な作家、
つまり、
中国の思想家、王安石も「われ三日、書を読まざればまつ毛暗し」
本を読まない人は、人生智を養えない。
そのために、自分の足下を照らす人生の指針を得られない。
本を読まないことは、人生を生きる上でも損なことなのである。
だいたい、本ほど安価な投資で、
しかも、ポケットに入れて持ち歩くことも可能だし、
寸暇(すんか)を惜しんで勉強する人にとっては、
私が読書を若い人たちに勧めるゆえんである。
『自分を生かす選択―一日の努力を大きく実らせるヒント』三笠書房
安岡正篤師はこんな言葉を残しています。
『《士大夫(したいふ)、三日書を読まずんば、義理胸中に交わらず。便(すなわ)ち面目憎むべく、語言味(ごげんあじわい)なきを覚ゆ。》
この言葉はよく普及した名言である。
士大夫は三日書を読まなければ、人間が俗になって、面(つら)の構えや人相も悪くなり、話をしても味がない。
これは有名な蘇東坡(そとうば)と並び称せられた北宋(ほくそう)の文人、黄山谷(こうさんこく)の有名な言葉です。』(酔古堂剣掃を読む /致知出版社)より
「40歳をすぎたら、人は自分の顔に責任を持たねばならない」
と言ったのは、第16代アメリカ大統領のエイブラハム・リンカーン。
男性であれ女性であれ、人間としてのレベルを高め、心を磨くのは読書しかありません。
その積み重ねの結果が顔に出るのです。
西郷隆盛は沖永良部島へ流され、座敷牢に幽閉されました。
その1年3ヵ月の間に、およそ1000冊を読破したといいます。
1日に2冊以上というすさまじいペースです。
この座敷牢での読書が、西郷の人間力を高めたと言われています。
寸暇を惜しんで読書する人でありたいと思います。
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