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今回は前回からの続きで、実釣編です。
メジャークラフト ファインテール
トレッキング&トラベラーFTX-46/505UL
以下、メーカーHPより
Model | PRICE(¥) (税込価格) | 全長(ft) | スイッチスタイル 全長(ft) | 継数(pcs) | ルアー(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | アクション | JAN |
FTX-38/425UL | 17,500 (19,250) | 3'8” | 4'2” | 5 | 1-8 | 2-6 | 0.3-0.8 | F | 4560350821633 |
FTX-46/505UL | 18,000 (19,800) | 4'6” | 5'0” | 5 | 1-8 | 2-6 | 0.3-0.8 | F | 4560350821640 |
FTX-50/565L | 18,500 (20,350) | 5'0” | 5'6” | 5 | 2-10 | 3-8 | 0.3-0.8 | F | 4560350821657 |
パックロッドであるトレッキング&トラベラーには上記の3種類がラインナップされています。
私が選んだのは、真ん中のFTX-46/505UL
私は比較的、上流域が好きです。
また、割と短めのロッドが好きなのでこのレングスを選択。
それに、2ピースの方の3.8fはすでに所有しています。
もし56/605Lがあればもう1本買ってます!
メジャークラフト様
是非、もう少し長いサイズもお願い致します!
ファインテール+18フリームス2000XH+Dコンタクト↑
ファインテール+20ルビアスFCLT2000XH
それでは実釣レビューです!
51cmのニジマス、45cmのバス、尺上アマゴから小魚まで何百匹も釣りましたが、悪いと思う所はありません。
当然2ピースとは少し違います。
継ぎ目の硬さはありますが、これは致し方ありません。
ロッドの所感としては、シャキシャキの高反発です。
スペックの表記はULですが、感覚的にはLと思います。
硬めですが、メインとなる、4g前後のミノーとの相性は良いです。
巻物よりトゥイッチでアクションさせる、積極的な釣りの方が向いています。
ジャークはしっかりできます。
反面、軽めのルアーはあまり得意では無いと思います。
メーカーのスペックでは、適正ルアーは1-8gとなっていますが、3gぐらいからが実際に使い易いと思います。
それ以下のルアーでは、飛距離がでません。
ティップで弾くだけになります。
私はネイティブトラウトで2g以下はあまり使わないので気になりませんが、軽めのフローティング等については得意ではないと思います。
逆に重めのルアーに関しては、10gを超えても充分実用できます。
張りが強めなので、キャスティングの際は振りかぶりからリリースまで、比較的曲がる範囲が狭いです。
そのメリットでしょうか。
4.6fの短い状態で、大柄な私(182cm)がバックサイドでフルキャストしても、自分にルアーが刺さることは全く無いです。
マイルドなショートロッドだと、自分にルアーが刺さることもありますが、この心配が無いのは一つの長所だと思います。
振り幅が小さく扱い易いです。
ダイワのストリームトゥイッチャー48Lは、ファインテール4.6より長いですが、自分にルアーが刺さります。
フリップキャストは得意では無いです。
キャスティング直後のブレの収束が早く、高精度なキャスティングに貢献してくれます。
前回のファインテールのインプレ記事で書いたように、約20年振りのパックロッドということで、私は不安に思っていましたが、気にし過ぎていました。
メジャークラフトの紹介動画では、大きな淵が出てきたらロッドを伸ばすという使い方もしていました。
私はめんどくさがさりなので、そんなに小まめにレングスを変えることはしないです。
しかし、1本のロッドのだけで、長短2本のロッドを所有・携行しているのと同じという、このロッドのアドバンテージは他に無い大きな強みです。
ロッドを2本分携行していることが重要です。
あまり””最強の○○””という様な言い方は好きではありませんが、
このスイッチスタイルは渓流最強のアドバンテージです!
渓流で一般に釣れる、30cm以下の魚に関しては十二分な対応力があります!
何の問題もありません。
40cmぐらいのバスも問題無しでした。
最大の魚は、一度冬季の渓流管理釣り場で釣った51cmのニジマスです。
これは正直、キツかったです。
良く言えばスリリング、悪く言えば危なっかしいファイトでした。
当日は、ナイロン5lbを使用していました。
ロッドが折れるかと思いました笑
ドラグは叫び、ロッドは激しく曲がり、ミシミシいってました。
私は普段渓流ではネイティブしかやらないので、50upのニジマスの相手は新鮮でした。
飛んで跳ねて、決死の抵抗を見せるニジマスと、慌てる私。
そしてその様子を、指差し眺める登山の方々と他の釣り人たち。
頼むから注目するな!
と、心で叫びながら、何とかキャッチ笑
総評:
大変ハイコスパなパックロッドです。
シャキシャキした高反発のロッドが好みの方には相性抜群。
ただ、初めてのロッドとするにはクセがある様な気もします。
マイルドで良く曲がるが好きな方にとっては相性が悪いと思います。
好みが分かれる所もあります。
私は大いに満足しています。
スイッチスタイルは独特で良いアイディアです!
どんなに高級なロッドも持っていても、途中で偶然目についた、ロッドレングスとマッチしない枝沢、などに入るのはストレスが多いと思います。
しかし、そんな沢にロッド交換無しで、そのまま入っていけるという利点は他に無く、入渓後の選択肢まで広げてくれます。
また、2万円以下のクラスのロッドとして、その性能やディテールには値段を大きく超える価値があります。
コスパ最高です!
ファインテール トレッキング&トラベラーは間違いなくオススメ出来るネイティブトラウトロッドです!
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