バルセロナまでの遠い、遠〜い道のりブログ。
北京のトランジットラウンジで日を越えて、深夜便でバルセロナへ。バルセロナ行き A330-300日本時間では既に3時を回っているのに、何故か眠気が来ない。離陸後、機内で軽い食事が出る。メニューはサンドイッチとマドレーヌ。サンドイッチが美味しい。若干の空腹を感じていたので、嬉しい。ここからうとうとしながら眠りにつく。だが、目覚めてみるとまだ到着まで7時間もある。機内は照明を落としてあり暗い。外はまだ朝が来ていない時刻なので、真っ暗なはず。だが、窓のシェードの隙間からは光が漏れてきている。なぜ?緯度が高いからであろうか、日が沈まない夜が来ているのかもしれないと思った。暗い中、じっとているのも苦痛なので、音楽を聞いていたところ、彼女が目を覚ました。映画を見ようかということで、あらかじめダウンロードしていた映画を一緒に見る。だが、それが終わってもまだ、到着まで3時間もある。彼女と会話をしながら過ごしたが、少し寝ておかないとと思い、1時間ほど眠る。気がつくと、機は着陸態勢にはいりつつある様子。いよいよ、着陸。バルセロナの街を左手に見ながらファイナルアプローチ。着陸後、入国審査。審査官の方へ「Hola」とご挨拶。するとニコニコしながら「お元気ですか?」と日本語で返して頂いた。「Muy bien」とこちらも応戦。ほっこりしながらの入国となった。まずはホテルへチェックイン。郊外のホテルだがすごくよさそうなところ。荷物を整理して早速でかける。この日の予定は、バルセロナの市街からほど近いバルセロネータのビーチでのんびりするコース。それにプラスしてモンジュイックの丘にも行くことにした。お昼も彼女のおすすめのお店ですます計画。地下鉄に乗って、そのお店へ向かう。だが、長蛇の列。待とうかと思っていたが、まだ開店までですら40分あるとのこと。この後の予定もあるため、他を探すことに。そのお店の脇に、欧州っぽい通りを見つけたので、写真を一枚。だが、遠く欧州までやっときたという感じがしない。なぜだろうと考えてみて、特に中国からの12時間のほとんどを暗闇の中で過ごして、時間感覚が麻痺していたためと思った。まぁ、次第に分かってくるだろう。さて、問題は食事である。そんなに簡単に代案は出ないし、とりあえず歩いてみることとした。ふと、マクドナルドの看板を見つけた。昔、ニュージーランドで御当地バーガーを食べたことを思い出し、スペインの御当地のものがないかと気になった。簡単にお店が見つかったので、早速入って、メニューを見る。ん〜、これはスペインの!というのはなさそう。それよりびっくりしたのが値段。10€弱だったので今のレートで言うと、1,600円くらい。え〜!マクドナルドで1,600円とおもいつつも、チキン系のバーガーを頼んでみる。パンが美味しい!それから、ドリンクでつけた、ガズパチョ(冷たい野菜のスープ)もなかなか。さて、目的のバルセロネータの海岸に着く。地中海だぁ!たくさんの人が太陽と海の音を聞きにやってきている。我々も、レジャーシートに腰を下ろす。じーっと見ていると、飛行機雲が見える。ふと、彼女が飛行機雲ってどうしてできるんだろう?と呟いた、それを聞いて、ふと空を見上げた。そしてわぁ!と思った。数本の飛行機雲が頭上に直線を描いている。これは既に芸術である。さすがバルセロナ。バルセロネータのビーチからは、Wバルセロナというホテルが望めるが、これをヒルトン福岡シーホークに置きかえてみると、百道浜みたいに見えない?(笑)しばらく、地中海のビーチを見ながらゆっくりしていたが、日が落ちる前にモンジュイックの丘にたどり着いておきたく、ここを後にする。モンジュイックの丘へは、ビーチから出ているゴンドラに乗る。海の上を通る、珍しいゴンドラである。入口につくと、70分待ちとのこと。このゴンドラも是非乗ってみたかったので、待つことにする。ゴンドラの中では何とかバルセロナの街側の席が取れたのでいろいろ撮影する。バルセロナの象徴でもある、サグラダ・ファミリアも、初めて目にする。その中で、写真中央下のようなブイのようなものを見つけたが、なんだか形が変。撮ったものを寄せてみると、何?バルセロナに小便小僧?いけないところに星マークまでしてある。(笑)何だったのかはよく分からないが面白かった。ゴンドラを降りて、モンジュイックの丘を歩く。あちこちにヤマバトが居て、クーククー、クーククーと鳴いている。心なしか宗像のより声が高い気がする。30分ほどで、カタルーニャ美術館に到着。天候も風も心地良い。ここに来たかった理由…この景色を見たかったのである。少し陽が陰っているのが残念だが来れてよかった。連れてきてくれた彼女に感謝である。ここまで歩いて、さすがに喉が乾いた。しかし、日本みたいにコンビニや自動販売機がそこらにあるのは世界的には珍しいのは知っていたので、我慢するしかないと思う。ここから地下鉄でホテルに帰り、そこから近くのスーパーマーケットまで、食料などの買い物に出かけた。結局、飲み物にありつけたのは、ホテルにもどってから。疲れた〜
彼女の家を出たのは11時半。地下鉄で福岡空港へ。地下鉄の中で、あれ?財布にクレジットカード入ってたっけ?と不安になる。記憶の中にあるのは、財布の整理のためカードを抜いた後の映像だけ。はっと財布を出してみると、やはりない。やってもうた!彼女に相談すると、ひとまず代わりに出してくれるとのこと。(感謝)しかし、自分がやらかした痛恨のミスに落ち込む。国内線ターミナルに着くので、国際線ターミナルへの連絡バスに乗る。エアチャイナのカウンターで荷物を預け、出国審査。もう扱いは海外である。搭乗ゲートで待っていると、北京からのCA953便が着陸してきた。(スマホ撮影なので絵がきたない)10日後はこの便に乗って帰ってくるのだ。この折り返しがCA954便北京行きになる。福岡を定刻より30分ほど遅れて出発。福岡の街を左手に見ながら上昇。壱岐や対馬上空を越え、朝鮮半島へ。この頃より、若干のタービュランスの影響で、揺れが強くなる。そのためか、機内サービスも遅れているよう。タービュランスを越え、いよいよ食事のサービス。昼食をとっていなかったためか、空腹気味。メニューはミートボール。不安に思っていた機内食だったが、美味しくてよかった。さて、福岡出発の遅れを引きずったまま、大連へ到着。寄港だけの予定なので、乗り継ぎは1時間。一度大連で飛行機を降りて、ターミナルへ。北京行きのプラカードがあったのでそちらに進むと、入国審査のゲートが。審査があると話には聞いていたので、やっぱりかとは思ったが、飛行機の出発まであと20分しかない。急いで申請書を書き(それも書く場所が少ない)審査官のところへ向かう。審査もなかなか時間がかかり、終わったときには出発時刻を過ぎていた。しかし、飛行機も準備が遅れていたためか、出発が延びており、何とか間に合った。北京に着いて、(これからが大変だった)「Transfer」の案内に従って進む。やがて、国際線乗換え客用の窓口にたどり着く。しかし、窓口には誰もいない。向かい側の国内線乗換え客窓口にはスタッフが何名かいるのだが。結局そのスタッフに道を聞いて歩き出す。たどり着いたところは構内列車の駅。どこのターミナル行きかは書いてあるがそれがバルセロナ行きの飛行機のいるターミナルかどうかは分からない。結局またスタッフに訪ねる。どうやら、この電車に乗らなければならないらしい。その電車で「T3E」駅へ向かう。今度は中国からの出国審査。無事通り過ぎると、やっと目的のターミナル。さぁ、トランジットラウンジへ向かうぞと思うが、見つからない。案内所があったので聞いてみたが怪訝そう。そこで福岡で借りてきていた、Wi-Fiを繋ぎ、検索。場所と予約番号を彼女が見つけてくれた。(帰りもここの空港でのトランジットと思うと、ぞっとする。)そして、トランジットラウンジでこれを書いているが、もう十分疲れた。明日、大丈夫かな?しかし、あと5時間したらバルセロナへ向かう。いよいよだ!
今日は、明日の出発に備え、福岡市内の彼女の家に来ている。準備万端なはずだが、忘れ物はないか、ほかに必要なものはなかったか、不安である。重要なくせに、普段持ち歩かないので忘れてしまいそうなパスポートもちゃんと持っている。航空券や入場券などは一応スマホに入っているが、スマホが壊れた、ネットワークが繋がらない、充電を切らしたなどのアクシデントを想定し、印刷したものも持っている。もひとつ、忘れそうなのが、明日、空港でレンタルのWi-Fiルーターを受取ることである。空港について、やれ出国審査だ、保安検査だとそっちに頭が行ってしまうと、きっと忘れる。出国審査後、「あっ!」と気付いても遅い。一応、今日、ここで書いているくらいだから、空港に着いたときには思い出すだろう。それから、彼女に促されて、明日の飛行機のオンラインチェックインをした。しかし、予約の時点で押さえていたはずの座席が押さえられていない。なんてことだ。まだ、良い席があったのでそちらを確保したが、この様子だと帰りの便も早めにチェックインしなければならないようだ。さて、私はシャワーや風呂に入らないと眠れないたちだ。明日は、夜に北京に着き、そのまま日を越えて深夜の便でバルセロナへ向かう。空港にシャワールームなどあるといいのだが、なかった場合、寝付くのに苦労するかもしれない。と考えていたら、エアチャイナ同士の国際線乗り継ぎでかつ4時間以上のトランジットの場合に限り使えるトランジットラウンジというのが北京空港にあるらしいことが分かった。シャワーも完備しているとのことで早速、予約しておいた。空いていれば個室も使えるらしい。こんな風にいろいろな考えがめぐってくるのに加え、いよいよ明日出発と思うと興奮で寝付けない気がする。夕方15:10発の便なので、出発するのは昼くらい。なので、多少の寝坊は許されると言えば許されるのだが。まぁ、明日はきっといい風が吹く。行ってきます!
さて、一週間の滞在後、今度はきっとバルセロナ時間に順応してしまっているだろう。ここからは帰りの行程である。BCN[19:10] → PEK[06:35]バルセロナ(BCN)の出発は現地時間の12:10。日本時間では19:10である。普段、日本ではだいたい0時頃寝るのだが、それは飛行機が出発しておよそ、5時間後となる。機窓の景色も、もう真っ黒になっていると思われる。希望としてはこのあたりで眠りにつきたいが、そもそもバルセロナ時間では17時頃とまだ眠りにつく時間ではないし、そううまくいくかは自信がない。そこから行きと同じく7時間寝たとすると、日本時間の6:00。北京(PEK)到着が日本時間で6:35なので、ちょうどディセントが始まっている頃かもしれない。PEK[09:55] → DLC[11:20]北京(PEK)では怒涛のようなトランジットが予想されるので、寝るなんてことは考えられないだろう。北京(PEK)を出るのが日本時間で9:55。こっから先は疲れで睡魔に襲われるだろうが、寝たら負けである。DLC[12:20] → FUK[14:40]途中、大連(DLC)のトランジットで目を覚まされるのはラッキーかもしれない。なんとか時差ボケを克服しつつ帰国したい。翌々日からは仕事も始まるし。苦しいかもしれないが、時差ボケ対策も楽しもう。
まずは、現地時間で書かれている飛行機の到着時間や出発時刻を日本標準時に置き換えてみる。(本文中で[ ]で囲った時間は日本時間。)まずは、北京まで。FUK[15:10] →DLC[17:40]DLC[18:40] → PEK[20:00]福岡(FUK)から北京(PEK)までは夕方から夜にかけての便なので、普段通り過ごせると思う。ただ、到着後7時間30分のトランジットがある。それを乗り越えると、いよいよバルセロナへのフライトである。PEK[03:30] → BCN[15:15]北京(PEK)を出発するのは日本時間で午前3:30頃。きっと、睡魔も襲ってきているだろう。機内食を食べたらさっさと眠りにつくことにしよう。7時間眠ったとして起きるのは日本時間で10:30頃になるだろうか。寝るのが遅かったとはいえ、結構な寝坊である。その頃どこを飛んでいるかは分からないが、まだ夜中だと思われる。そこから到着までまたさらに5時間近くある。外が真っ暗な中、何をして過ごそう。しかし、これだと、飛行機の中での起床がバルセロナ時刻で3:30くらいになるので、時差ボケ対策には、機内でもう少し眠っていた方がいいのかもしれない。バルセロナ(BCN)に着くのは現地時間で朝の8:15。日本時間では15:15である。予定では朝日を浴びたバルセロナの街を右に見ながら降りてゆくはず。
今回の旅は、同行する彼女がバルセロナの街に住んでいた際に、観光客向けにガイドをしていたこともあって、完全にお任せ状態である。きっと一人ではこんな旅程は立てられなかっただろうし、実行もできないだろう。もし、一人で行くと仮定したならば(そもそも行かないと思うが)、きっと旅行会社のツアーを利用していたに違いない。そのツアーではどんなところを見て回るのか気になった。10日の日程となると、バルセロナだけでのコースはなかった。どちらかというとスペインの各都市を回るというもの。1日目はバルセロナへの移動。2日目、バルセロナ到着日は午後になるのか、そのままホテルにチェックイン。これはこれで楽できそう。3日目、バルセロナ市内の観光だが、たった4時間しか観光がない。サグラダ・ファミリア、モンジュイックでバスを下車。(ほぼ見るだけ?)さらに、カサ・バトリョ、カサ・ミラと続くが、こちらに至っては車窓からのみ。これで4時間。午後は自由行動になる様だが、それくらいなら、車窓からのみでなく、ゆっくり見たいところ。4日目は、バルセロナからペニスコラへ。移動時間は約3時間。この後、お城を見るらしいが、見学時間が約1時間しかない。お城で1時間は辛そうだなぁ。それから、2時間かけてバレンシアへ。芸術・科学都市建物群を回るらしい。5日目、いきなりグラナダへ7時間の移動。到着後、アルハンブラ宮殿などを見るが2時間で回らなければならないらしい。ゆっくり見られるのだろうか?6日目、マラガへ2時間の移動マラガ到着後旧市街地での散策(1時間半)引き続き、マルベーニャへ移動し散策(2時間半)さらに1時間半の移動でロンダの散策(1時間半)この後、さらにセビリアへの移動(2時間)移動しては、ちょっと見て、移動してはちょっと見て、という感じ。7日目、セビリアの観光から。4時間あるので、ゆっくり見られるのかもと思ったが、カテドラル、スペイン広場など、下車見学する場所が多い。その後、コルドバへ2時間かけて移動し2時間の市内観光。マドリードまでの列車の旅の後、マドリード泊らしい。8日目は、午前中はマドリードの市内観光。(4時間)プラド美術館や王宮などは下車して見るとのことだが、時間は足りるのかな?という疑問。マドリード市庁舎などは車窓からのみ。午後は自由行動らしい。9日目、10日目。帰国。たくさんの都市を回れるのは魅力的だが、移動時間が相応にかかってしまい、肝心なところが見れない気がする。見た記憶は残るだろうが、感じた記憶は残らない気がする。もちろん、それはそれでいいという人もいるかと思うが、自分としては、じっくり1つの街を見れたらなと思う。
出発が間近になり、いよいよ荷物の準備である。持ち物リストを作っていたので、それに沿って+忘れ防止のQRコードを読み込みながら、荷物を作る。詰めるのは、・電源変換プラグ、各種充電器・身の回りのもの(コンタクトレンズ、洗顔具など)・5日分の着替え(向こうで1度洗濯して、また利用)・パスポートや航空券のコピーや各所での入場券など。最初は、たくさん詰めるものがあるかもと思っていたが、やってみると90Lのケースは意外にガラガラである。もう1つ小さなの(77Lの)でもよかったかな…?さて、私は福岡県の宗像市というところに住んでいて、福岡空港までは電車で1時間と少しかかる。そんな中、福岡空港まで公共交通機関(JRと地下鉄)でどうやって、あの大きなキャリーを運ぶのか悩んだ。電車が混んでいたらほかの人の迷惑になるだろうし、そもそも持ち運ぶのには重すぎる。みなさん、どうしているのだろう?いろいろ考えた結果、この週末に、あらかじめ車で運んで福岡市内の彼女の家に預けておくのがいいかもしれないと思い、そして明日預けに行くことにした。彼女には申し訳ないが、3日ほど、スーツケースを居候させてもらおう。あとは、前日に機内持ち込みの荷物をリュックに詰めて、改めて持ってくることにしよう。QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です
当たり前だが今回の旅は持っていくものが多い。忘れ物というか詰め忘れをしないように気を付けなければならないそこで、QRコードを利用することを考えた。一通り、詰めるものをまとめたらそれにQRコードを印刷したラベルを貼っていく。詰める時にそれらをスマホで読み込むことで、カウント(あるいは◯、✕)が表示され、リスト化されるようなアプリがあるといい。(さらに全て揃ったら画面の色が変わるなどあるとなおいい。)ところが、そのようなカウントするアプリがなかなか見つからない。QRコードを利用する在庫管理のアプリなどはあるが、商用のものが多く、このためだけに手は出せない。結構、探した。もう、無いかと思った。すると、学校の先生向けに作られたあるアプリがあった。内容は、次のようなものだ。生徒の提出物に一人一人のQRコードを印刷したラベルをあらかじめ貼っておき、生徒からの提出後にスマートフォンでその全てを読み取ると、提出していない生徒が誰か分かるというものである。これを利用しよう。生徒の提出物の代わりに、持っていくものにQRコードを貼り、日本出発時、バルセロナ出発時にスマートフォンで読み込みさえすれば、行きの忘れ物も、現地での置き忘れもなくなるはず。QRコードをラベルに印刷して、貼り付ける手間をどう考えるかだが、やってみよう。QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です
航空機で旅をする際に気をつけなければならない手荷物。大きく分けると、そのまま機内へ持ち込む「機内持込み手荷物」と空港で預け、貨物室で輸送する「お預け手荷物」がある。機内に持ち込んでよい物品といけない物品は国際機関で決められている。【機内持込もお預けもできない物品】爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、有害物質などのいわゆる危険物。例えば、ガスボンベ、エアダスター、塗料、花火、殺虫剤など飛行中に爆発や火災などが発生したら、空中ではなすすべがないためと思われる。【機内持込はOKだがお預けがNGな物品】凶器とならないもの、危険物のうち許容されるもの。例えば、モバイルバッテリーような予備電池。但し、容量や個数に制限があるのと、端子間を短絡させないようにしなければならないとの条件がある。お預けがNGな理由は、リチウム電池を原因とする発火がある危険性があるためらしい。意外なところでは、多くが機内での喫煙を認められていないにも関わらず、煙草用ライターなども持込可となっている。【機内持込はNGだがお預けはOKな物品】凶器となりうるもの。もちろんハイジャックを防止するためのものであろう。ナイフ、はさみ(小型のものは除く)、鉄砲、弓矢など。国土交通省の資料から拾ったところによると、次のような例も。・牡蠣剥き用ナイフ(一見して脅威を抱かせる形状をしているためとのこと)・BBガン(あのBB弾の?)、ヌンチャク、十手、手裏剣(例としてあげる必要ある?)・沖縄かんざし(普通のかんざしは?)・サムライアンブレラ(何それ?)思わず、突っ込んでしまう。【機内持込もお預けもOKな物品】いくつか紹介したい。・酒類(但しアルコール度数が70%を超えるものは、持込もお預けもNG)・スマートフォン等に内蔵の電池(但し、160Wh以下のもの)・製図用コンパス・デバイダー(鋭利なので持込みはNGと思ったのだが…ちなみに注射針はNG)尚、持込方法も決まっていて、国際線を利用する際に100mlを超える液体を持ち込む場合は、1つの容量が100ml以下の容器に入れ、さらにその容器をジッパー付きの透明なプラスチック製の袋(縦、横のサイズの和が40cm以内)に入れなければならない。100mlを超える液体については、お預け手荷物へ入れるとよいらしい。ここでいう液体は、歯磨きや整髪剤、味噌やプリンなども含まれるとのこと。ここで挙げた決まり以外にも航空会社が独自に制限しているものもあり、また、手荷物の大きさ、重さ等も航空会社によって異なるので、利用する航空会社のサイトなどで確認が必要である。国土交通省URL、見てね:機内持込・お預け手荷物における危険物について
地球は丸い。太陽は東からのぼるが、太陽ではなく地球が回っているからである。これは当たり前のことだが、そのせいで地球上の東西離れた地点では時差が発生する。「時差」というとすぐ海外旅行を思い浮かべられる方が多いと思うが、日本国内でも体感できるほどの時差がある。私は、現在福岡県に住んでいるが、以前、愛知県に住んでいたこともある。九州から愛知県に移り住んだころ、よく妙な感覚に陥った。外が明るすぎるので、「しまった、寝坊した!」と思って飛び起きたら、全然そんな時間ではなかったり、一方で、「もう暗くなってきたな、そろそろ定時かな?」と思って時計を見たら、まだまだ夕方だったというのがあった。当時はそれが時差のせいだとは考えていなかった。が、調べてみると、福岡と愛知には30分近い時差があるとのこと。九州と関東とだとさらにそれが強くなるのだろう。今回は、欧州までの旅となるので、30分どころの話ではない。日本標準時(JST)は兵庫県明石市に子午線があって、協定世界時(UTC)との時差は9時間(日本が9時間早い)である。バルセロナはというと、UTC+1時間(サマータイム期間は+2時間)なので、日本とは7時間の時差(日本が7時間早い)がある。(今回の旅はサマータイム期間)問題は、この時差をどう乗り越えるか。過去に北米へ行ったときにそれと同じくらいの時差を経験したことがあるが、帰国してからはしばらくぼーっとしていた。今回もそれを覚悟しなければならないようだ。
今回は、エアチャイナの便でバルセロナに向かう。シンガポール便やキャセイ便も検討したが、そのほかの経路も含め空席状況など知りたく思い、調べたことがあった。この手の検索は「スカイスキャナ―」をよく使うので、PCから「スカイスキャナ―」で検索。タイトルに「Skyscanner」と大きく書かれていたので、すっかりスカイスキャナ―のサイトへのリンクへと思っていた。接続してみると、いつもの「スカイスキャナ―」の画面と異なる。サイトのデザインの変更をしたのかな?とも思ったが、操作方法が違う。ん?と気づいたら、「Skyticket」のサイトだった。理由はよく知らないが、公式サイトより先に、公式と関連のあるサイトが優先して表示されることがよくある。しかし、その場合でも、タイトルは「公式」のものにギリギリ触れないような、よく見さえすれば気づけるような書き方である。しかしこの場合は、明らかに「Skyascanner」と書いてある。誘導されて間違えて、思いもしないサイトから予約してしまう人も居るのではないかと思ってしまう。他にも、エアチャイナで検索したところ、これも「Skyticket」への誘導リンク。いやいや、ちょっとひどくない?というか、可能であれば、間違いがないよう、公式サイトが一番優先されて検索されるようになってほしいものだが。難しいのかな?
写真を撮るのが好きなのもあって、手元には2台のカメラがある。どちらも一眼(レンズ交換式)のカメラなのだが、片方はミラーレス一眼(Canon EOS R6 MarkⅡ)、もう一つは一眼レフ(Canon EOS 90D)のカメラである。それぞれ特徴があって、次の様な感じである。【EOS R6 MarkⅡ】今や主流となっているミラーレス一眼である。フィルム時代からの一眼レフではカメラの中に、撮影レンズを通った光をファインダーへと導く為の鏡(ミラー)があるが、デジタルになったおかげでそのミラーが必要となくなり、いわゆる「ミラーレス」になったのである。構造が簡単になったため、小型軽量化ができる。EOS R6 MarkⅡEOS R6 MarkⅡは「フルサイズ」と呼ばれる大きさのセンサーを搭載している。センサーはレンズを通ってきた光(画像)を写真データに置き換える役割を持っているだが、このセンサーが大きいほど、鮮明で明るい写真が撮れる。一方で、センサーが大きくなると、遠くを撮るのが苦手になる。また、その分だけ本体が大きくなり、価格も上がってしまう傾向にある。【EOS 90D】本体の中にミラーを備えている昔ながらの一眼レフである。一眼レフの好きなところの一つにシャッター音がある。ミラーが撮影時に実際に動くので、「リアル」な音がする。EOS 90DEOS 90Dは「APS-C」と呼ばれる大きさのセンサーを搭載している。センサーの面積比がフルサイズのおよそ半分となるので、取り込める光の量がフルサイズより少なくなり、特に暗所での撮影が苦手である。だが、フルサイズのカメラに比べ比較的価格は抑えられる。また、フルサイズに対し、1.6倍遠くまで撮影できる。(望遠が効く)この2者のうち、どちらを連れていくか悩んだ。本命は絵のきれいなR6 MarkⅡだが、いつも使っているレンズ(標準ズームレンズ)があまり望遠側に振れない(105mmまで)ので、遠くを撮るときに、別に持って行くことにしている望遠レンズとの交換の頻度が上がるだろうとの懸念がある。一方 、90Dは135mmまでの標準ズームレンズを持っており、さらにはAPS-Cなので、135mm×1.6倍=216mm相当までと1本のレンズで近くも中望遠も撮れる。旅先では、のんびりレンズを変えている暇もないだろうから、機動性のある方が扱いやすいかもしれない。それに、昼間の撮影が多くなりそうなので、暗さに苦手なところはあまり考慮しなくてもいいとも思われる。ということで、90Dに決めた。レンズは、標準ズーム(18mm-135mm)と望遠ズーム(70mm-300mm)を連れていく予定。
バルセロナでの最終滞在日の予定。Casa BatllóとCasa Milàそして旧市街地をメインに回る。Casa Batlló、Casa Milà、旧市街地(ゴシック地区)引用元:googleCasa Batllóはガウディが手掛けた、実業家パトリョ氏の邸宅。Casa Milàは同じくガウディが手掛けた、実業家ペレ・ミラ氏の邸宅。(世界遺産)両者とも、建築主の住居フロア以外は、高級賃貸マンションとして貸し出されていた。尚、Casa Milàには、現在も住居人がいらっしゃるとのこと。共に、内外装にガウディのこだわりと工夫が表れており、光の差す中庭や、屋上の煙突にもユニークなアイデアが凝縮されているらしい。みどころはたくさんありそうなので、これも現地での楽しみである。午後からは旧市街地を巡ろうと思う。ここには、カテドラル(大聖堂)をはじめとして、ため息の橋など、石造りの石畳の欧州らしい通りが続く。滞在最終日となるこの日、その「らしさ」も存分に味わって帰国の途につきたい。これまで、一通り計画を書いてみたが、たくさんあると思っていた時間が、そんなにないということが分かった。1分1秒を大切にしつつも、精一杯楽しんできたい。
早くもこの旅の計画もあと2日を残すばかりになった。ここで満を持してというわけではないが、バルセロナ最大の目玉である、Sagrada Famillaを訪れることにしている。何故、この日にSagrada Famillaを持ってきたかというと、5月1日はメーデーでスペインでは祝日となるためである。休日は入館自体がお休みになる施設もあるということで、メジャーなSagrada Famillaを訪れることにしようということになった。引用元:googleSagrada Famillaは、ガウディが手掛けた総工期100年を超える壮大なプロジェクトであり、ガウディ没後の現在も建築が進められている。建築技術が発達したことで、当初の予定より大幅に早く、2026年にも完成の日を迎えそうだということだ。Sagrada Famillaには3つの面があり、それぞれ・生誕のファザード・殉難のファザード・栄光のファザード(建築中)がある。「生誕」か「受難」どちらから入るかの選択を迫られる。「生誕」はまだガウディの存命中に建設が始まった、初期の頃のものである。「受難」は比較的現在に近い建築である。どちらも捨てがたかったが、「受難」で予約をしてある。Sagrada Famillaについては恐らく語りつくせないほど伝えたいことが出てくると思うので、現地からのレポートを楽しみにして頂きたい。Sagrada Famillaを十分に堪能した後は、Colonia Guell(ガウディの地下聖堂)へ向かう。ここもガウディによる建築だが、未完の教会となっている。従って、地下聖堂と玄関ポーチだけが残されているとのこと。玄武岩の石材で作られた主祭壇とともに、世界遺産に登録されている。これだけ見てしまうと、時間が何時になるのか想像ができないのだが、この後時間があれば、Montjuicの丘に立ち寄りたいと思っている。Montjuicの丘へは、バルセロナの港の上を通過するゴンドラで移動できるのであるが、ぜひこれに乗ってみたい。(地理的に難あり?)
この日、またもバルセロナを離れる予定となった。もちろん、バルセロナの見る予定のところが尽きたわけではない。(まだまともには1日しか見ていないし)周辺にも素晴らしいところがたくさんあるのである。Montserrt引用元:Googleモンセラットはバルセロナの北西に位置し、地下鉄と列車、登山鉄道で1時間半ほどの旅である。ここは、奇岩がそそり立つ断崖に寄りそうように立つ修道院があるとのこと。もちろん聖堂もあり、そこには「黒いマリア像」が祀られている。「黒いマリア像」は、12世紀に一人の羊飼いによって洞窟で発見され、その後、巡礼者が信仰のため、この地を訪れるようになったという。また、少年の合唱隊のリサイタルもあり、素晴らしい歌声に心あらわれるとのこと。更に登山鉄道で山頂方面に上がると、サン・ミゲル展望台がある。(更に登れるようだが、軽装では難しそうなので今回は見合わせる)ここからは、モンセラット修道院を俯瞰する形での景色が広がっているとのことで、今から楽しみである。
到着後、2日間バルセロナを離れてしまう予定となったが、今度こそバルセロナの街を楽しむこととする。一番行きたかったGuell公園、そしてSantoJosep市場。他にも、Casa VicensやGuell邸も。Guell公園、Casa Vicens、SantoJosep市場からGuell邸へ引用元:GoogleGuell公園は朝一番で予約してある。難しいかもしれないが、できることなら「お菓子の家」が見える景色を独り占めしてみたい。グエル公園の「大とかげ」写真提供:YukikoGuell公園の次は、Casa Vicens。ここは、ガウディとしては異色の建築として有名とのこと。理由は施主のビセンスがタイル業者であったためとも言われている。幾何学模様の装飾や直線的な構造はイスラム文化とキリスト教文化を融合したような様式であるそうだ。次いで、SantoJosep市場。地元ではBoqueria(胃袋)市場とも呼ばれているらしい。わっさーと盛られたフルーツ写真提供:Yukikoここも楽しみな場所の一つ。ふんだんに盛られた(?)フルーツ達は国内では見られないと思う。ここでおいしいものも食べてみたいが、すこし値が張るそう。どうしようかな?最後はGuell邸。残念ながら、この日は休館日だそう。だが、その雰囲気だけでも味わえればと思う。この時点で夕方の予定だが、もし余力があれば、もう1箇所くらい巡りたい。
バルセロナに着いて3日目になるが、この日もバルセロナの街から離れる予定となっている。その町の名は、タラゴナ。バルセロナとタラゴナ引用元:googleタラゴナは、以前の記事でお話しした彼女のスペイン人の先生のお住まいのあるところである。まだ、お会いできるかどうかは分かっていないようだが、この日が日曜日なので、もしかするとお休みかもしれないということもあって、タラゴナ行きを決めたわけである。バルセロナからタラゴナまでは、スペイン新幹線(AVE)と在来線があるとのこと。AVEだと30分強くらい、在来線特急だと50分くらいらしい。博多からだと熊本より少し近い感じか。料金制度が日本とは異なっており、列車の出発時間によって運賃が変わるらしい。そういえば、日本でも飛行機の割引運賃がこのような感じである。AVEにも乗ってみたいし、在来線で地中海の海岸線を見ながらというのも楽しいだろうし、悩みどころ。さて、タラゴナへは先生にお会いするために行くと述べたが、ここは世界遺産の街でもある。紀元前218年頃からこの地に進出してきたローマ帝国が2世紀ごろに建造したラス・ファレラス水道橋や、ローマ円形競技場などが現存する。その後3世紀から5世紀にかけて、タラゴナはイベリア半島最大の都市として繁栄したとのこと。これまで見たこともない古い建築物を目にするのもまた楽しみである。
到着して次の日の計画。この日は列車を使っての移動となるが、Codorniuというワイナリー訪問を予定している。ここは、スペインのみならず世界でも最も古いワイナリーの一つと言われる。お酒を飲むことが少ない私は知らなかったが、ここで作られるCavaと呼ばれるスパークリングワインは日本でも有名らしい。普通のワインは好きな方ではないが、炭酸は好きなのでスパークリングワインというものには惹かれている。Codorniu引用元:Googleホテルを8:30を出て、近くのパン屋さんで朝食をとる予定。Cornella Centre駅を出発して、Sant Sadurni d'Anoia駅まで1時間弱。過去に記憶がないので、もしかすると海外で初めて乗ることになる鉄道かもしれない。駅を出ると、ルネッサンス調の建物、そしてぶどう畑が待っている。ワイナリーへ到着すると、まるでトンネルの様な酒蔵(というのか?)へ。長く入り組んだトンネルの中はトロッコでの移動。三角に積まれたたくさんのワインが出迎えてくれるらしい。トロッコを降りると、いよいよCavaの試飲。2種類のチーズも味わえるとのこと。なんだか楽しみである。帰ってくるのは、17:00頃。近くのスーパーマーケットで買い物を楽しみ、宿へ戻る予定。
バルセロナへ行くことは決まっているが、具体的にどこへ行くかはこれからだ。ずいぶんのんびりとしていると思われるかもしれないが、基本、彼女が知っている街なので任せておけば大丈夫だろうということころもあった。とは言え、自分が見たいものもあるだろう。彼女の案をベースに一緒に考えてみた。到着して1日目の予定。飛行機が現地時間の8:15に着くのでこの日も有効に使える。だが、疲れているのであまりあちこち動き回るのは辛いかもしれない。実はスペインに来たら、ジブラルタル海峡(イギリス領だが)を訪れてみたいと思っていた。欧州からアフリカ大陸が望めるのである。地球の壮大さと歴史を感じることができるのである。今回はそこまでは行けないが、それでもバルセロナよりほど近いBarcelonetaのビーチへ行くと地中海を見ながら、ゆっくりできるはず。日本海でも太平洋でもない海だし、きっと欧州まで来たという実感もわくだろう。Barcelonetaのビーチ引用元:Googleいきなり、ちょっと贅沢な時間の使い方をしてしまうが、時差ボケの解消と次の日からのスケジュールを考えると案外いいのかもしれない。それでもまだ6日ほどの滞在期間がある。2日目以降もじっくり考えてゆこう。
ずっと、バルセロナ、バルセロナと言っているが、地理的に実際どこなんだ?という当たり前の話を飛び抜かしていた。引用元:Googleまずは、スペインから見ていこう。スペインは南ヨーロッパのイベリア半島に位置している。フランスやポルトガルと国境で接している。人口は約4,760万人、首都はマドリードである。引用元:Googleバルセロナはスペインの東に位置するカタルーニャ州の州都。人口は首都のマドリードについで2位で164万人、福岡とほぼ同じような大きさの都市である。サグラダ・ファミリアをはじめとする建築家アントニ・ガウディで知られる建築の街でもある。サグラダ・ファミリア写真提供:Yukikoどこかで見たことがあると思う。いまも建築が進められている、サグラダ・ファミリア。この街を知るために、ガイドブックを買った。TAC出版の「ハルカナ バルセロナ」である。バルセロナに特化しているところ、写真がふんだんに使われているところが決め手となった。これで、この旅の楽しみを増大させていきたい。本のURL、見てね:ハルカナ バルセロナ