🤍爆速引き寄せヒストリー目次🤍
第１話 「22歳、大失恋。」
第２話 別れても毎日連絡が、くる。
第５話 引き寄せノートをはじめる。
第６話 最後のデート
第７話 新しい王子様からの告白。
第８話 彼氏が出来ても、メンヘラは病む。
第９話 本気で人生変えるんだ。
第10話 別れの危機。
第11話 婚約指輪探しデート♡
第12話 え、ほんとに婚約！？？？
第13話 婚約指輪をオーダーしてみた結果
生きたい。
そう思えるようになった私は、
以前よりも彼を失うことが怖くなりました。
なぜなら、
私にとって彼は「完璧な人」だから。
彼は、私が2023年１月に書いた、
「理想の王子様リスト」に
ぴったり当てはまるひと。
それどころか、
期待を超えてきたひとだったからです。
鬱で引きこもりな私とは違って
世渡り上手なタイプだし、
実家も、母子家庭の我が家とは違い
とてもきちんとされた、ご両親がいる。
私は、自分の生い立ちや経済状況等を
コンプレックスに感じ、
結婚するのは無理だと思っていました。
いつ捨てられるのか不安だったのです。
そして、
「前回はそうやって捨てられたから、
次は私から去ればいいんだ。」
と大好きなのにお別れすることを
何度も考えました。
実際に、
「彼に嫌われたくないから」
と、隠して取り繕っていた部分を
知られた時は、
「今までありがとう、ごめんなさい」
とだけLINEしてお別れしようとしていました。
彼が何度も連絡して、
会いにきてくれなければ、
当時の私は本当にお別れするつもりでした。
だって、
どんなに私が私のことを愛していても
他の誰かが私を認めてくれるとは
思えなかったから。
いちばんのコンプレックスを、
彼が受け入れてくれた時、
私は、
今までの人生は
このひとに出会うためにあったんだ
と心から思ったのです。
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そしてその翌月、
別れ話をしていたのは
嘘だったかのように、
私は彼に連れられて、
婚約指輪を見に行きました。
つづく。