“LGBT”に“Q”を足そうが“I”を加えようが、いやいやもっと他にも、の印として“+”を付けようが、要するに「別の人」と考え、ずっと「特殊な人」扱いをしてきたのは、アナタ達の方ですよね?

 

 

(野蛮ゆえに文明を滅ぼし征服してきた!)西洋人の・・・

 

 

●拭いきれない上から目線

 
今週は、とりあえずコレですかね。
 

 

LGBTの人たちへの理解を増進するための法案をめぐって議論が続く中、アメリカやEU=ヨーロッパ連合など、15の駐日大使館の大使らが性的マイノリティーの人たちの権利を支持し、差別に反対するビデオメッセージを公開しました。

 

 

だから? である。

 

 

このビデオメッセージは12日、アメリカのエマニュエル駐日大使がツイッターで公開し、ドイツやカナダ、EUなど、15の駐日大使館の大使らが出演して、LGBTなど性的マイノリティーの人たちの権利を支持し、差別への反対を呼びかけています。

 

 

それで? である。

 

 

この中で、イギリスのロングボトム駐日大使は「G7議長国を務める日本のもとで性的マイノリティーの人たちの平等な権利に向けた具体的な成果を期待しています」と強調したほか、EUのパケ駐日大使は「性差別や性的マイノリティーの人たちへの差別は間違っています。それを防ぐには法律が必要です」と訴えました。

また、アメリカのエマニュエル駐日大使は「差別ではなく尊厳。制約ではなく自由。不寛容でなく多様性の受け入れです。誰ひとり取り残さない社会を実現するときです」と、日本政府に対応を呼びかけました。

LGBTの人たちへの理解を増進するため、超党派の議員連盟がまとめた法案をめぐっては、19日のG7広島サミット開幕前の国会提出を目指して議論が続いています。

 

 

 

世界には200近くの国があり、複数の国家連合が存在します。

 

その中の、14ヶ国と1国家連合が何か言ったとしても、それは決して「みんなの意見」ではありません。

 

まして(自分のことを棚に上げて)「具体的な成果」とか「法律が必要です」とかいうところまで踏み込んでいるのは、英国とEUだけです。

 

必ずしも確たる「信念」に基づいて言葉を発しているわけではなく、それぞれ思惑があって駐日米国大使に「お付き合い」しているに過ぎない大使の方が多いと思われます。

 

 

●毒にも薬にもならない・・・

 

やや煩雑になりますが(小文字で茶々を入れつつ)原典に当たっておきましょう。

 

 

 

端から「LGBTQI+コミュニティー」を支援すべきものとして語るところがね、と思わないでもない。

 

 

以下「ビデオメッセージ」の日本語字幕を拾ったものです。

 

 

LGBTQI+の権利を支持する 在日外国公館のメッセージ

 

 

●駐日米国大使 ラーム・エマニュエル

 

日本には今 希望の兆しが見えています

誰一人取り残されない社会を 実現する時です

素晴らしい未来を築く上で 不必要な人などいません

今こそその未来をつくる時です

道を過去に決めさせてはなりません

 

日本の場合、そちらとは違い過去は学ぶべきものですから。

 

 

●駐日EU大使 ジャン=エリック・パケ

 

性差別やLGBTIQコミュニティーに対する差別は 間違っています

それを防ぐには法律が必要です

共に取り組んでいきましょう

 

EUでは、そういう法律が必要なくらい差別があるのでしょうね。

 

 

●駐日アルゼンチン臨時代理大使 セサル・カンポイ

 

アルゼンチン大使館です

東京レインボープライドに参加し LGBTQコミュニティーを支援でき光栄です

ありがとうございます

 

 

●駐日アイルランド大使 デミアン・コール

 

アイルランドはLGBTIQ+コミュニティーと 共にあることを誇りに思います

EU諸国や国際パートナーと連携し

平等を保証する基本的人権の 実現に向け取り組んでいきます

 

 

●駐日デンマーク大使 ピーター・タクソ イェンセン

 

1989年

デンマークは世界で初めて 同性パートナーシップを認めました

日本で同等の権利導入に向けた あらゆる取り組みを支持します

 

貴国「同性パートナーシップ」の、その詳細を教えていただけると嬉しい。

 

 

●駐日スウェーデン大使 ペールエリック・ヘーグベリ

 

スウェーデンの考え方は 極めてシンプルです

誰もが自分らしくある権利

誰を愛するか決める権利を持っています

国は関係ありません 世界中どこでも同じです

 

 

●在日オーストラリア大使館

 

世界人権宣言には 誰もが法の下で平等な保護を

受ける権利を有するとあります

LGBTQ+の人たちへの差別が許される場所は この世界にはありません

一緒に差別をなくしましょう

 

 

●駐日フィンランド大使 タンヤ・ヤースケライネン

 

LGBTQI+の人たちの権利は 純然たる人権です

あらゆる差別がどこにおいても 過去の遺物となるよう取り組みましょう

 

 

●駐日オランダ大使 ペーター・ファン・デル・フリート

 

幸福度ランキング上位のオランダは

20年以上前に世界で初めて 同性婚を法制化しました

性的指向で差別されてはならない という考えに基づいています

 

同性婚なあ・・・婚姻制度自体、日蘭で違いがあるかもしれないし・・・

 

 

●駐日英国大使 ジュリア・ロングボトム

 

誰もが参加できれば 誰もが恩恵を受けることができます

G7議長国を務める日本の下で

英国はLGBT+コミュニティーの平等な権利に向けた 具体的な成果を期待しています

 

う〜ん、人に言う前に・・・以下略で。

 

 

●駐日ノルウェー大使 インガ・M・W・二ーハマル

 

ノルウェーは自由・愛・多様性 そしてあらゆる人の平等を支持します

 

 

●駐日ベルギー大使 ロクサーヌ・ドゥ=ビルデルリング

 

駐日ベルギー大使のビルデルリングです

あらゆる人の平等のため差別と闘う 東京プライドの活動を支援します

 

 

●駐日カナダ大使館主席公使 デボラ・ポール

 

LGBTIの人々の権利を

世界で促進・擁護することは カナダの重要課題であり続けます

侮辱・迫害・差別のない生活を送る権利を すべての人が有しており

誰を愛していようと関係ありません

 

 

●駐日ドイツ大使 クレーメンス・フォン・ゲッツェ

 

愛は私たちを そして家族やパートナーを団結させ

社会に恩恵を与えるものです

誰もが幸福になる権利を持つ ドイツはこう確信しています

だからこそ私たちは世界で LGBTIQ+の権利擁護を訴えます

“平等な権利のための連合” 共同議長国のメキシコ

そして国連やG7などと 手を携えて行動します

 

えーと、平等な権利のための連合、とおっしゃいますと?

 

 

●駐日アイスランド大使 ステファン・ホイクル・ヨハネソン

 

愛をラベルで制限する世界に 甘んじてはいけません

恐れや差別がなく 誰もが好きに人を愛し

自分らしくいられる 未来を共につくりましょう

 

 

●駐日米国大使 ラーム・エマニュエル

 

差別ではなく尊厳 制約ではなく自由

不寛容ではなく インクルージョンのためです

気候変動・戦争・内乱・飢餓など 数多くの課題を前にして

共に人生を築きたいと願う 愛し合う二人の問題に

果たして時間を使うべきでしょうか

日本国憲法そして日本国民に 誠実になろうではありませんか

 

ごめん、日本国憲法に誠実になろうとすると、その出自が怪しく中身も不備・矛盾が多くて、破棄か少なくとも改正はしなくちゃね、という話になってしまうのだけれど、それで良いのかな?

 

 

LGBTQI+の皆さんの権利を支持するために

私たちは団結しています!

 

 

 

 

ぶっちゃけ、途中で飽きてしまうくらい「そりゃそうだ」的な、あるいは反対しようのない「絶対的に正しい」を言っているだけ、ですね。

 

中には、此度の法案審議にではなく、東京レインボープライドについての感想も紛れ込んでます。

 

 

 

ワタクシの感覚としては、よくもこんな「そう言っとけば間違いない」を恥ずかしげもなく喋れるなあ、と思ってしまうのだけれども。

 

てか、LGBTQI+だったり、LGBTIQ、LGBTQだったり、LGBTIQ+、LGBT+、LGBTIだったり・・・性自認なんて、それくらい「定着してない概念」だという証拠じゃなかろうかとも思う。ついでに言えば、いわゆるレインボーカラーも、日本では「常識」として数に入れる藍色抜きの6色だし。

 

 

いや、そもそも「理解増進」とか「差別禁止」とか自体が当たり前のことでして。

 

むしろ、ソレをしてこなかった(!)人たちが、日本もそうであるに違いないという思い込み(!)に基づいて要らん世話を焼いている、という側面が少なからずあるのかなと。

 

贖罪のつもりか何か知らないけれど、迷惑な話です。

 

 

なので、いちいち気にする必要はありません。

 

とりあえず、ふんふんと聞き置いておけば良いのです。

 

 

●熱意の理由は?

 

が、岸田首相は、ひたすら前のめり。

 

サミット前にコレをやることで何か貰えるんですか? と問いたい気分です。

 

逆に、できなければ首が飛びかねないという心配でもあるのかしら?

 

 

そこら辺の事情は、一人、岸田さんにだけではなく、自民党内のいわゆるリベラル勢力、野党、マスメディアにもあったりして。

 

 

さて、だったらコレ(太字、引用者)は、保守派の巻き返しであり一定の成果なのか、それとも、本質的には「ほとんど変わらない」リベラル勢力の罠なのか・・・

 

 

 性的少数者への理解を広めるための「LGBT理解増進法案」について、自民党は12日、法案に反発する保守派議員らに配慮した修正案を党内会合で事実上了承した。週明けに総務会で正式決定し、19日に広島で開幕する主要7カ国首脳会議(G7サミット)前に議員立法として国会提出する。

 

 修正案は、2年前に自民も含む超党派議員連盟を中心に作成した同法案にある「差別は許されない」という文言を「不当な差別はあってはならない」に、「性自認」という言葉を「性同一性」に変えた。さらに、「学校の設置者の努力」という独立した項目を削除し、事業者の項目と一体化させた。「子どもに教える必要はない」などの意見が複数出たことを踏まえた修正とみられる。

 

 

 伝統的家族観などを重視する保守派議員らの主張に対応した。自民は修正案を週明けの総務会で正式決定し、公明党とも調整して国会に提出する構え。性的少数者の人権・権利保護もテーマになるG7サミットの前に提出することで、議長国としての姿勢を示すねらいがある。

 

 会合終了後、法案への「慎重派の最右翼」と自らを称す西田昌司参院議員は「法律によって、一部の運動団体が国民を分断するような、道具に使うことがないということを望んでいる」と指摘。国会での十分な審議時間が必要だと語り、「懸案事項を提案者側が説明することが一番大事だ。サミットの前に成立するなんてことはあり得ない」と記者団に述べた。

 

 超党派議連会長で法整備に前向きな岩屋毅元防衛相は「性同一性」と文言修正について、「性自認のときとほとんど変わらない定義の仕方になっている」として修正案に一定の評価をした。自民党内の手続きが終わり次第、超党派議連を開き、野党に法案への協力を呼びかける考えを示した。

 

 野党は、「超党派で努力を重ねて合意案を作ったにもかかわらず、与党が自分たちだけで法案を出そうとするのはあまりにも身勝手だ」(立憲民主党・西村智奈美代表代行)などと批判しており、G7サミット前の成立は困難な情勢だ。自民は会期内成立を視野に入れている。(千葉卓朗)

 

 

 

ともかく、新たな自民党案としては、こうなるのですね。

 

 

性的指向及び性同一性の多様性に関する国民の理解の増進に関する法律案

 

「性同一性」とは、自己の属する性別についての認識に関するその同一性の有無又は程度に係る意識をいう

 

性的指向及び性同一性を理由とする不当な差別はあってはならない

 

 

「は、はい?」です。

 

何か知らんけど「性」だらけ。日本国憲法前文並の悪文?

 

率直なところ「小学校の国語からやり直せ」って感じです。

 

 

是が非でも成立をと目論んできた推進派も「これは流石に通らないほうがマシ」と思ってくれたら幸いなんですけれども。

 

 

それでもなお「成立しないよりはマシ」と考えるとしたら・・・

 

かねて指摘されてきたとおり「LGBTその他諸々」と共に生きようという善意ではなく、いわゆるマイノリティを利用して何事かを為そうとする悪意からでしょう。

 

 

すなわち・・・

 

「理解増進」の名の下に発生する様々な利権欲しさか、

 

「差別禁止」の旗を掲げて画策する反社会運動の一環か、

 

・・・ですね。

 

啓発グッズの制作・販売、啓発センター等建設による儲け話、各種団体・施設等に用意されるポジションへの天下りとか、“女性スペース”の撹乱、みんなのトイレでの性犯罪誘発とか、とかとか、そういったものです。

 

 

人は、どっちにしても、ただ、その人です。

 

理解増進も、差別禁止も、当たり前のことではあるけれども、簡単なことではありません。

 

アナタが、私の何を理解しているというのでしょう。

 

嫌いだと思う。ちょっとムリだなって思う。

 

ひょっとしたら、隣に住みたくない、顔も見たくない、くらいうっかり言うかもしれないではないですか。

 

 

そして社会は、あるいは制度や仕組みは、平均値、もしくは中央値を基準に、そこが便利で快適であるようにと進化してきたし、変化していきます。

 

その中で、生き辛さを感じる人は少なからずいます。

 

生まれ持ったものにより、生まれ落ちた環境により、人とは違う生き方を強いられることだってあるでしょう。

 

 

それを「仕方ないこと」だとは言いません。

 

けれど法律をつくることで救えるとも思いません。

 

 

たまたま隣にいる人を、そっとしておくのか、

 

こちらから興味を持って近づいた人に、手を差し伸べるのか、

 

 

それこそ、自分とは違うであろうその人を、

 

心の底から理解したいと望み、何があっても差別しないと誓いを立てる以外、

 

法律できることなんて金を喰うばかり。

 

たかが知れてるよと思う今日此頃です。

 

 

*関連過去記事

 

 

 

 

 

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駐日米国大使の遣り口、それを報道するメデイアの思惑、ついでに、ここ3年続いたマスク着用やワクチン接種への「誘導」を鑑みるに・・・

 

皆さん、よくご存知でしょう、“A Sinking Boat (沈没船)”というジョーク(小咄)が頭をよぎります。

 

 

On the boat are an American, a British man, a German, an Italian, a French man and a Japanese.

 

The captain urges the passengers to dive into the sea.

 

He says to the American man, "you will be a hero if you do it."

 

to the British man, "you will be a gentleman."

 

to the German guy, "this is an order to jump."

 

to the Italian man, "you will be loved by many women later."

 

to the French man, "don't jump"

 

and to the Japanese man"everyone is jumping!"

 

 

ボートには、アメリカ人、イギリス人、ドイツ人、イタリア人、フランス人と日本人が乗っています。

 

船長は乗客に海に飛び込むように説得しています。

 

アメリカ人に対しては、 「あなたは飛び込めばヒーローになれますよ」 と言いました。

 

次にイギリス人に対して 「あなたは紳士になれる」 と言いました。

 

ドイツ人に対しては 「あなたは、飛び込まなくてはならない。それがルールだ。」 と言いました。

 

イタリア人に対しては「後に多くの女性から愛されますよ」と言いました。

 

フランス人に対しては「飛び込んではならない」と言いました。

 

そして、日本人に対しては 「ほかの人はみんな飛び込んでますよ」と言いました。