『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~ -4ページ目

パタゴニア6日目

翌朝、ゆっくりと目覚め。もうこれからボリビアに帰るだけと思うと、なんとも気が重い。朝は何にもせず、10時にタクシーに乗り、ウシュアイアの空港へ。よく見るとこの空港は全部木造でなんだか北欧風で良い感じ。12時のフライトでウシュアイアからブエノスアイレスへ。


『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~


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(ウシュアイア空港)


ブエノスアイレスは猛暑。そら真夏やから暑いわな。またまた今度は国内空港から国際空港に向かわないといけないのだが、ここでも5時間程度時間があったので、俺はブエノスアイレスのセントロにある和食レストランに行って見る事に。

ブエノスアイレスの中心街はメチャ都会。ニューヨークみたいっていうのは言いすぎか?着いた日本食もかなり豪華な店構え。俺はちゃんぽんと春巻きというゴールデンコンビをオーダーしたのだが、激ウマ。和食のレベルも他の南米諸国よりもかなり上を行っています。満足度マックス。


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(和食店内)


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(ちゃんぽん)


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(春巻)


その後、ブエノスアイレスの国際空港(エセイサ)まで戻ってきて、空港内のラウンジ(ワンワールド)に行って、またびっくり。前来た時は改築中だったけど、新装となったラウンジは超豪華。マックのデスクトップは多数あるし、酒もビールとワインが種類豊富、食べ物もフルーツからパンまで充実。コレは感動。ワンワールドでマイル貯めている人はぜひ訪れて欲しいとこです。あと先進国に来てテンションあがったのか、ドルガバの財布(アルゼンチンペソ用)とBOSEのヘッドフォン(用途不明)を免税店で購入しました。


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(エセイサ空港内)


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(ワンワールド・ラン航空ラウンジ)


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(マックも多数置いてる)


夕方の便でブエノスからリマに戻ったら、もうリマは深夜24時。ダッシュで今度はサンイシドロのウェスティンにチェックイン。もう外の店も空いてないけど、腹は減ったのでルームサービスでパスタとビール(ハイネケン)とワイン(もちろんマルベック)をオーダー。ビールとワインのコンビは定番になりつつある(笑)。パスタうまかったー。さすがにウェスティンともなると、料理の質もその地域のレベルじゃなく、インターナショナルスタンダードなわけですね。最高!


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(ラン航空機内食・もちろんエコノミー)


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(ウェスティン・リマからの夜景)


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(ウェスティンのルームサービスはアリます。)


移動と飯だけで終わった6日目終了。

パタゴニア5日目

翌日、朝食を食べていると別の部屋に泊まっているアメリカ人老夫婦と一緒になった。俺がボリビア鉱山で働いているというと、お前タフだなといわれ、どこ行くの?と俺が聞くと南極行きの船が出るのを待ってるんだ、と。南極って世界中行きつくした人が行くところなんだなーと実感。


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(港には南極行きの客船が。)


宿をでた俺は港の船着場に。ここから2時間半のクルーズに乗ります。ホンマみんな船乗るのすきやな。港の近くの旅行案内所では世界最南端スタンプをパスポートに押してもらえた。これでマチュピチュ、ワイナピチュに次いで、3つ目のイミグレーションに関係無いスタンプです(笑)。


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(こんな感じ。)


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(クルーズ開始)


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(ウシュアイアの街並み)


船はビーグル水道という海峡を進むルート。アルゼンチン人おばさんとその子供(モロ反抗期)に沢山写真を撮ってあげた。おばさんのはしゃぎようから、この親子は離れて暮らしてて、一時的に旅行しているのかな?とか深い事情を勘ぐったりしていた。途中船は海鳥が異常にいる島や、アシカが大量にいる島(臭すぎ)に寄って、ウシュアイアに戻ってきた。海風は気持ちいいし景色もいいけど、凄い驚きは無い感じでした。


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(海鳥)


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(アシカ。凄い悪臭。)


船を下りて、俺はセントロで昼食。クリーム煮込みのラム(ほうれん草つき)はこの旅で一番美味しかった。


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(ウマ!)


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(窓の外にはパタゴニア銀行が。)


昼食後、俺はセントロのバス停に。バス停といってもタダの駐車場で怪しいオバハンが壁に腰掛けって、ニイチャンバス乗るか?と聞いてくる感じ。俺は森のトレッキングコースにいきたいんだけどというと、ココで一時間後に出るよと。怪しいけど金払ってバスを待ちました。ここは同じルートでいろんなバス会社(といっても個人)がバスを走らせているらしく、俺はゴンサロという会社(人)のに乗って国立公園の中までいきました。


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(デカイ)


ココは大自然の中、長短8個くらいのトレッキングコースがあり、俺は宿のおっさんに一番景色が綺麗だといわれたルート(多分3時間くらい)をチョイス。その場所でバスをおりると、アジア人が座っていた。いまどきバンダナしてる奴なんて日本人ちゃうよなーって思ったら、なんと地球の歩き方読んでる(笑)。話すと、地球一周旅行中のバックパッカー。おるおる、いかにも系の奴ね。一眼レフ系のカメラも持ってるし。彼は日本からユーラシア大陸経由リスボンまで行き、そこから南米に飛んできたそうな。基本は飛行機使わずずーっとバスで来たと。それって猿岩石かよ!!当時の有吉懐かしいな。ちなみに彼は九州大学の医学部の2年生。オタク系だけど優秀なようです。俺がウユニの近くに住んでるよというと、その辺の状況めちゃ質問された。ヤバイところよと答えておきました。


向かうルートが一緒だったので、一緒に歩き始めた俺たち。こんなに日本語話し続けるのもなんか変。このトレッキングコースはかなりお勧めで景色は綺麗だし、空気は澄んでるし。。。日本じゃこんなとこないなー。ボリビアはもっとホコリっぽいし。途中、アラスカからウシュアイアまで繋がっているパンアメリカンハイウェイの終点(タダの森の中の看板にしか見えない)で記念撮影。アラスカから約18千キロってもはやどんくらいか分からんねんけど!!


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(トレッキング開始)


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(尾瀬風の道)


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(風車の残骸)

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(さわやかー)


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(謎の灯台)

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(パンアメリカンハイウェイの終点はしょぼい看板のみ。。)


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(背景まっすぐ行くと南極)


国立公園から市街地へ帰るバスの最終便が19時だと聞いていたので、19時の10分前にバス停で待機。けど待てど待てどバスが来ない。隣にマルセイユから来たフランス人もいて、聞くと「俺のは18時30分なんだけどまだ来ない」と。お前はどのバス会社だ?と聞かれたので、ゴンサロだよ、って答えると、おいおいゴンサロは18時40分くらいにもう行っちゃったよ、とそのフランス人。マジか、ホンマにゴンサロか?と何度も聞き直したが、俺の目に間違いは無い、とマルセイユ人。オーノー困った。大体時間にルーズなくせに、最終便を定刻より先に出発させるって何事だよ!これだから南米嫌い、と思っていたが、じたばたしても仕方ないので、ネゴることに。ちょうどマルセイユ君の会社のバスが来た(1時間半遅れ)ので、俺はゴンサロのチケットしか持ってないけど、頼むから乗せてくれと頼むと、運転手は拍子抜けするほど、ええで、と許可してくれいた。ふーよかった。俺とバンダナ君はこうして無事に市街地に戻れたのでした。

旅のついでにという事で、ウシュアイアのセントロで、寿司屋(うまかった)とラムレストランをバンダナ君とハシゴしてしまった。バックパッカーは基本自炊でまずいもんしか食べてないとの事だったので、全部おごってあげました。ビールもガブガブのんで、幸せそうにしていたので、なんだかこっちも嬉しくなりました。このまま頑張れバンダナオタッキーバックパッカー(笑)!


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(スシボードという寿司屋)


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(寿司屋店内。キレイ。)


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(ラムを中心とした日本で言うミックスグリル)


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(パタゴニアビール。ニガメ。)


今日もホロ酔いで5日目終了。

パタゴニア4日目

氷河トレッキングの疲れのせいか深い眠りだったみたいで、またまたあさ7時にゆっくり目に起きた俺。この日は何にも予定決めてなかったけど、朝9時に近くの山をバギーで疾走するツアーがあるよと、教えてくれたミヤザトさん。おーそれいいじゃんと思って、宿でのんびりしてその時間を待つ。


ミヤザトさんに予約の電話してもらってるがなかなか旅行業者の電話が繋がらない。すると9時前にようやく電話が繋がった。予約したいんだけどーとミヤザトさんが言うと、それは8時発のツアーですと旅行業者。。。。もう時間過ぎてるやーん、参加できないー。


すると、前は9時発だったし、パンフレットにも9時と書いてある、時間変更したなら告知するべきだし、ツアーに参加できなかったのは俺のせいじゃなく、この旅行業者のせいだと、猛烈に怒りはじめた。。。あの、、、絶対行こうと思ってたわけでもないし、全然無理なら無理で良いんで、、、、と何故か俺がミヤザトさんをなだめる感じに(笑)。日系人だけどやっぱりテンションはラティーノですねー。

結局、昼過ぎのフライトまでヒマなので、近くの二メス湖を散策する事に。二メス湖まではミヤザト・インから約5分、徒歩で。行くと湖というより小さい湿地だが、いっちょ前に入場料まで徴収しやがる。30ペソ・つまり6ドルくらいかしら?ここはフラミンゴとか、カモとか、珍しい鳥が飛来するらしく、湖の周りを1時間くらいかけて一周するコース。まぁ全般的に綺麗だし、フラミンゴは鮮やかだったけど、あまりに自然のままなので、とにかく臭い。絶対草むら糞まみれ。俺も絶対踏んでしまってる可能性あり。かなり慎重には歩いたんだけど。どっちかというと、隣接している巨大アルゼンチン湖の方が綺麗でした。


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(ニメス湖入口。ここで金払う。)


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(いよいよトレッキング開始)


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(湖というよりただの湿地。。。)


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(隣接するアルゼンチン湖の湖畔)


二メス湖散策を終えた俺は、昼食を食べにセントロへ。前日見つけた寿司屋に行って見ることにした。その名もスシバー・フジ。聞くと4年前にこの街に来て開業したそうな。店主は日本人、奥さんは韓国人の夫婦です。周りは韓国人の客ばかりいたけど。こんな内陸の田舎の割りに寿司は美味。やっぱり日本人が作ってると違うなーと実感。前にチリのアントファガスタで食べた寿司はチリ人の若者が作ってたけど激マズだったからな。。。まぁ値段は割高だったけど、俺はバックパッカーではないのでオッケー。むしろ、日本の外で日本食という日本文化がどう表現されているのかを知れてなんだか嬉しかった。ただ、店主のおじさんはかなり愛想悪かったけど。質問しまくる俺に最小限の回答しかしてくれなかった。。。。


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(なかなかの味)


日本食を食べ終えた俺は、宿で荷造りをして、空港に出発。滞在中、長々と俺と世間話をしてくれたミヤザト奥さんにはかなり感謝感謝。別れが名残惜しい感じでした。日系人ならではの生きていく難しさを語ってくれたミヤザト奥さん。での話してて楽しかった。俺の妹も今沖縄に住んでて旦那さんは沖縄人ですというと、沖縄にルーツのあるミヤザト奥さんは、絶対旦那さん良い人でしょ、間違いないと、沖縄人絶対良い人説を唱え始めたのは面白かった。郷土愛、いいね。確かに良い人です(笑)。最後に私の日本語は聞いててどう?と逆質問してきたミヤザト奥さん。不自然だけど全部理解できますと答えておきました。あと、別れ際にまた来てねといわれたけど、なかなかまた来るのは難しそうです(笑)。遠いよ。。。

そうして夕方エルカラファテの空港から次の目的地のウシュアイア行きのフライトに乗り込みました。1時間程度のフライトの後、遂につきましたウシュアイア。ココはマゼラン海峡の近くで、南米最南端・地球最南端の町。南極行きの旅行船が出発する街です。


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(エルカラファテ空港。空が澄んでる。)


空港からタクシーで宿に向かう。普通のホテルだと思い込んでたけど、アルゼンチン老夫婦が営む小さい民宿みたいなトコだった。俺がスペイン語でずっと話すと、日本人なのにスペイン語喋る奴はめずらしいなといたく感心された。チェックイン時に翌日の旅行計画を一緒に立て、必要な予約を済ませて、俺はウシュアイアのセントロへ。


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(ウシュアイアのメインストリート)


ウシュアイアはカラファテより小さい街と聞いていたけど、歩いて見るとカラファテよりも発展している印象。いつも土漠の中で生活している俺としては、海の見える港町ってだけで、なんだか心地よい気分になります。なんかオサレーなノースフェイスの見せもあり、バートンの店もあって、危うくいらんのにボードウェアを購入してしまうとこだった。あと、バートンのビンディングも、絶対いらん(笑)。


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(オサレーなカフェもある)


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(シティツアーバスは古め。)


メインストリートを何往復も歩いた結果、俺はオシャレなピンク色のレストラン、カサ・デ・マリスコス(海鮮の家って意味)で夕食をとることに。ウシュアイアで絶対に外してはいけないのが、セントージャと呼ばれるズワイガニ。値段は恐ろしく高いがこの街の名産らしい。俺も前菜にナチュラル・セントージャをオーダーしたが、それだけで140ペソ・30ドル近くもした。あと海鮮パスタも頼んだけど、海鮮てんこ盛りでめちゃ美味しかった。この旅はなかなか食事は当りが多いみたい。勿論キルメス&ワインも欠かさず飲みました。


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(カサデマリスコスの外観。ピンク!)


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(まずはセントージャ=ズワイガニ)


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(海鮮ドッサリのパスタ)


心地よいほろ酔い気分で4日目終了。

パタゴニア3日目

3日目は前日の酒が残って寝坊。慌ててシャワー浴びて、朝食のクロワッサン放り込んでたら、氷河ツアーの迎えが来た。リュックひとつ持って乗り込みました。(本当にこのグレゴリーのリュックはいつも俺と一緒。リマ時代からどこ行くときも持って行ってる。もはや愛しい。元々は2008年のヘルプの豪州遠征に向けて買ったリュックです。)


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(Miyazato Innでの朝食)


バスを何度か乗り換え、ようやく氷河行きツアー出発!全部で40人くらいかな?日本人は俺一人。韓国人みたいなのが6人くらい。あとは欧米人だけど、フランス語の人もいて、国籍はゴチャゴチャのようです。


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(このバスで出発!)


俺が今回攻めるのはペリト・モレノという氷河ですが、ここには3つツアーがあります。ハードな順に、①Big Ice(ガチ氷河トレッキング)②Mini Trecking(プチ氷河トレッキング)③船で氷河見るだけのツアー(名前忘れました)です。俺は迷わずBig Iceを選択したのです。代金は180ドルくらいだったか???

バスは平原の中を1時間以上疾走。そうすると国立公園の入り口に着き、そこで係員がバスに乗り込んできて、一人100ペソ(20ドルくらい)を回収していった。また走り続けると段々遠くに氷河が見えてきた。


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(アルゼンチン湖を見ながらバスで進む。)


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(遠くに氷河が見えてきた。)


このツアーは3段階に分かれており、まずは展望台から氷河を見る、次は船で氷河を見る、最後に氷河の上を歩くといった流れです。

まずは展望台に到着。氷河の先端を見ることが出来ます。スケールに圧倒される俺。みんな国籍に関らずやること一緒でパチパチと写真とりまくりです。今は夏なので氷河の崩落が見れるらしく、俺がいたときも何度が氷河の壁が崩れてました。その時の轟音はヤバイです。実際は距離あるからちょっと遅れて聞こえるし。それにしも氷河って青いんですねー、不思議。


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(ヤーデカイ。崩落した時の音ヤバイ。)


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(展望台で記念撮影)


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(南米の人は国旗掲げるの大好き。ここも例外なく。)


展望台で一時間程度過ごした後、港(湖の)へ移動。そこから船に乗り込みます。30分程度揺られていると氷河の目の前に。近づきすぎると崩落に巻き込まれてえらい事になるので、ある程度距離を置いてみます。これもなかなか綺麗。どうでもいいけど。こっちの人はクルージングとか船に乗るの大好きですね。


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(ここから船に乗り込む。)


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(溶けた氷河の一部が流れてる。)


そして、氷河近くの岸に上陸。ここからいよいよトレッキングがスタートです。ここから英語班とスペイン語班に分かれて、それぞれの言語のガイドと共に出発です。もちろん俺はスペイン語班。練習のためもありますが、もはや英語喋ろうとしてもスペイン語の単語が先に出てくる(大したレベルじゃないけど)ので、スペイン語です。。。


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(出発!)


まずは湖畔を歩きます。遠くに氷河。道というより獣道。まだココは暑いので、上着は脱いで歩きます。その後はひたすら登り。氷河を横目に見ながら、上流へ向けてひたすら登ります。これはかなりきつかった。。。もう暑すぎてTシャツでも大丈夫なくらい。。。坂道を登り続ける事2時間。。。ようやく氷河トレッキングの入り口まで到着。


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(序盤はまだ元気。)


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(急勾配でだんだん疲れてくる。右は氷河。)


入り口では、まず股間にロープみたいなものを巻かれます。クレバスに落下したときに救出する為のものらしい。怖い事言わないで欲しい。。。次にブーツにアイゼンを装着します。鉄の刃を靴に巻き付けて、氷の上でも転倒しないようにします。これつけるとグリップ力ヤバイです。けど足の裏に負担かかって痛い。。。


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(アイゼン装着中。)


そして氷河の上を歩き始めます。氷河の表面は思ったより凹凸あって、登っては下りを繰り返すので、かなりハード。途中よじ登ったり、水流があるところは皆で協力して渡ったりとかなりの体力が必要です。しかも途中氷の層の下に水が激しく流れているところがあって、落ちたら即死亡。(水流はそのまま下流の氷層の下を流れていくので流されたら二度と地表には戻って来れません。)あんなに暑かったのに、さすがに氷の上だと激サムです。ジャケット着て、フードもつけないと凍えそう。あとメチャメチャ眩しいので、日焼けもハンパ無い筈。


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(ここを歩きます。凸凹なので疲れる。)


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(青いクレバス)


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(落ちたらやばそう。。。)


2時間くらい氷河の上を歩いて、氷の上でランチタイム。みんな各々ランチは持参するスタイルです。俺もハンバーガーとバナナをモリモリ食べました。ただ当たり前だけど氷河の上にはトイレなんてないので、食べすぎ・飲みすぎには注意です。俺はなんとかもよおさずにすみました(笑)。あとゴミは絶対に持ち帰らないとダメです。国立公園内なので、その辺メチャメチャ厳しかったです。ビニールのかけらですらダメ。

ランチ後は帰り道です。さすがに俺も疲れてきた。帰りも2時間。。。もうアイゼンの負担で足の裏が痛すぎる。がんばって表面がやわらかい場所を選びながら歩きました(笑)。そして何より辛いのが氷河を出た後。往路で氷河横の道を2時間かけて登ってきたので、それをまた下って帰らねばなりません。しかもかなり足場悪くて急な坂道なので、転倒者続出!岩でケツ強打した人もいて可愛そう、俺は無事でした。


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(帰り道にあった滝に癒された。。。)


そして船着場に着いたときはもうヘロヘロ。まぁ俺は若いので早い方でしたが、アルゼンチン人おばちゃんはだいぶ遅れて戻ってきて瀕死の状態でした(笑)。

帰りも船に乗って、そのままバスでカラファテの街まで戻るのですが、帰りの船で粋なはからいが。乗客にウイスキーロックがタダで配られるのですが、このロックはさっき歩いたペリトモレノ氷河の氷をつかったものらしい。ウイスキー氷河ロックですね。うーん、なかなか良い感じ。もちろんウイスキーのロックは俺には強すぎてオエってなりましたが、コレは記念だからと一人なのに頑張って飲み干しました。前に座ってたカナダ人おっさんは、しきりにナイスアイデアだと感心し、何倍もオカワリしていました。


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(氷河を見ながら船で氷河ウイスキーロック!)


ツアーが終わって宿に戻るともう19時。12時間ツアーだったのね。ただカラファテは緯度がかなり低いせいで夜22時過ぎても真っ昼間のように明るいです。宿で少し休んだ俺は、この町で二番目に有名なレストラン「CASIMIRO BIGUA」へ。


ここはかなりの高級店らしく、壁にはワインがぎっしり。さすがワインの国アルゼンチン。俺はビールとマルベックを飲みながら、ラムのカルパッチョとテンダーロインステーキを注文。全部激しく美味かった。ラムのカルパッチョなんて日本にあるのかしら?最期に欲張ってリゾットまで頼んだらお腹いっぱいになりすぎて、独り飯なのに店でウトウト。若干寝てしまって、やや店員に笑われた。。。多分ここでは一人で7000円くらい食べたな(笑)。俺はバックパッカーみたいなトコにいってますが、バックパッカーではないので、バックパッカーと違って飯には投資を惜しみません。


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(ラムのカルパッチョ・キルメスビールと。)


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(テンダーロイン。イイゼ。。。)


酔っ払って宿に戻り、長かった3日目が終了。

パタゴニア2日目

2日目の朝8時、リマからブエノスアイレス着。国際線が着くのは、エセイサ空港という国際空港。ここからパタゴニアへ行くにはアエロパルケという国内線空港まで移動しなければなりません。まずはエセイサ空港のATMでアルゼンチンペソを3万円分程度引き出して、出発。アルゼンチンではHSBCのATMを良く見かけます。ボリビアには皆無。俺は今もクレジットカードのキャッシングを利用。ボリビアの銀行にドル口座持ってるんですけど。。。

以前、アルゼンチンの流しのタクシーの運転手と口論になった(俺をボろうとしてきた)ので、今回はレミースという所謂リムジンに乗って移動。45分くらいでアエロパルケに到着。30ドル程度ですね。


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(アエロパルケ=国内線空港。ラン航空とアルゼンチン航空がメイン。)


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(空港前のラプラタ川。向こう岸見えないくらいデカイ)


アエロパルケでは4時間くらいボーっとフライトまち。けど、ペルーやボリビアの空港よりも飲食店多いし、ネットも無料で繋がるし、快適。やっぱりアンデスの国(ペルー・ボリビア)と、スペイン・イタリア移民の国(アルゼンチン)では、人も町の雰囲気も全然違う。ブエノスアイレスはまるでヨーロッパ。南米のパリといわれるのも頷けます。ここでは何故か東京で飲み会中のこーちゃんからメールが多数。いい暇つぶしになりました。


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(フードコートとかあるの凄い!)


ようやく、フライトの時間になり、ブエノスアイレスからパタゴニア旅行の基点となる町エル・カラファテへ飛び立ちます。フライトは2時間くらい?カラファテは氷河のある街なので、激寒を予想していたが、案外暑い。むしろTシャツの奴らがウロウロしている。空港の周りは何もないが、遠くに湖も見えて、綺麗な街。タクシーで25ドル程度払い、夕方に予約していた宿ミヤザト・インに到着。


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(ミヤザト・イン)


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(エルカラファテのセントロまでの道)


ここは沖縄にルーツを持つ日系人夫婦(夫はアルゼンチン・妻はペルー出身)が営んでいる宿。カラファテのセントロからは少し離れているけど、歩いたら10分程度だし、全然問題なし。同じ宿には日本人バックパッカー多数と思いきや、日本人は俺一人。。。あとは、ウルグアイ人・イスラエル人。(イスラエル人って南米のどこ行っても沢山旅行者見かけます。ただ南米でも有数のマナーの悪さ。夜遅くまで飲んで騒ぐし。)


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(俺の泊まった部屋。寝るには全然問題なし。)


この日は特に予定も無かったし、一昨日朝早く出発して夜行便でここまで来て、とにかく眠かったので、とりあえず昼寝。その後、明日の氷河観光の準備を色々として、夜はミヤザトさんに教えてもらった、有名なグリルレストランへ。パタゴニアではコルデーロ・パタゴニコというパタゴニアン・ラムが人気です。おれもRICKSという町で一番美味いというレストランへ。


レストランはメチャいい臭い。でもココでひとつ困る事が。普通レストランは一人用のメニューなんて無いので、めちゃ大量に料理が来てしまう。ここでも回りは鉄のグリルに大量に肉が乗ったものを4-5人でモリモリ食べるのがスタンダード。困ったなーと思って店員に相談すると、一人分だけ特別に皿に入れて持ってきてやるとの事。ナイス。ラム肉に加えて、鶏、豚、チョリソ(白と黒の二種類。黒には何かの血が入ってるといっていた)がズラリ。全部美味かった。ラムって臭いイメージだけど、こっちのラムはちゃんと処理されているのか、全然臭くなくて、コクのある味でした。もちろん、アルゼンチンビールのキルメス、アルゼンチンの赤ワイン(マルベック)も忘れずにいただきました。


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(リックス外観)


宿に帰ってきてからもビールを飲みながらミヤザトさんと話。海外で育った日系人から見た日本社会ってそう写るのかーとかなり考えさせられる事ばかりでした。なんか自分の価値観を色々と考えさせられる時間でした。

色々と物思いにふけりながら2日目が終了。

パタゴニア1日目

1月25日から31日までは休暇です。日本からボリビアに戻って14日働いてからの7日休暇。今回の目的地はパタゴニアです。

25日の朝5時に鉱山サイトを出発。さすがに眠いです。いつも休暇に出る時は、鉱山サイトのすぐ横にある専用飛行場から、会社保有の飛行機(一応ジェット・70人くらい乗れる)でラパス空港まで降りていきます。ただ、雨季になるとその専用飛行場が使えません。何故なら滑走路が土なので、雨季はグチョグチョになってしまうから。アスファルトにして欲しい。。。という事で、雨季の間は、鉱山から車で90分のウユニ空港まで行って、そこから会社の飛行機でラパスまで飛びます。


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(会社飛行機@ウユニ空港)


ただこの日は更に問題が。先週までにかなりの豪雨が続いた為、そもそもウユニまでの道が寸断されている可能性ありとの情報。まぁとにかく行くしかないということで出発。最初の60分くらいは問題なし。ただウユニ近くのコロラド川付近に差し掛かると、ヤバイ状態に。川が氾濫して(そもそもちゃんと堤防なんて無いので、その辺に水が撒き散らされて溢れてる状態)あたり一面水浸し。一応道路は周辺より少し高く作っているのだが、それでも一部浸水して、しかも道路は土だから流水にどんどん削られて一部崩壊してる。。。俺たちは四駆のランクルだったので、無事突破できたのだが、大型バスは走行不可能って事で、乗客は水の中を歩く羽目になった模様(向こう側で違うバスが待機。。。)。


『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~

(家からウユニまでの道・・・)


まぁその分、氾濫した水が鏡のように綺麗でした。この周辺にかの有名なウユニ塩湖があるのですが、別にこの景色で十分やんと思った次第。家から近すぎてなかなか行く気がしないウユニ塩湖。毎回ウユニ空港通過するのに行く機会がないウユニ塩湖。休暇は低地に行きたいから休暇の間は行きたくないウユニ塩湖。。

ちなみに今はウユニツアーのハイシーズンなので、ウユニ空港には日本人(おばちゃん)で溢れかえっています。

何とかウユニからラパス行きのフライトに乗り、そのままラパスからボリビアを出国し、ペルーのリマへ。フライトは2時間くらい。リマでは乗り換え待ちが12時間(笑)あるので、市街地まで出て行くことに。

リマは2ヶ月住んでたこともあり、自在。まずは空港からサンイシドロ地区にある和食レストラン「トシロウ」へ直行。久々の和食を暴食します。いつもオーダーし過ぎる癖は変わらず(笑)。リマには多数日本食レストランありますが、クオリティーはこのトシロウが一番です(高いけど)。二番目においしいのは近くにある「一番」って店。残念ながら二番です(笑)。


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(カツ丼・刺身3種盛り・揚げ出し豆腐)


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(最後にゆずシャーベットがサプライズで!)


その後、ミラフローレス地区までタクシーで移動し、マリオットにチェックイン。いつもリマではサンイシドロ地区のウェスティンに泊まるのですが、今回はミラフローレスに滞在してみようと思って、マリオットへ。ここは俺が大好きなラルコマールという海沿いのモールの直ぐそばで、基本的に欧米観光客向けの街。ペルー人もくるけど。俺はパタゴニアのトレッキングに備えて、ティンバーランドでトレッキングブーツとキャップ(北朝鮮人民風)を購入。これでパタゴニア準備万端!!


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(マリオット)


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(ラルコマールからの景色、ココ来る度に撮影している。)


夕方、丁度金曜日はペルーのサッカー友達がサッカーをしている日なので、俺も参加する事に(勿論サッカー道具は予め持参していました)場所はミラフローレスからタクシーで50分くらいのスルコという地区の小学校のサッカー場。人工芝でなかなか立派です。ちなみに、金曜の夕方はリマ中恐ろしいほどの大渋滞です。みんな一斉に17時にオフィスを出て家に帰るので交通が集中します。リマには電車も地下鉄も無いので、全員車かバス。そりゃそうなるわな。。。

サッカーはペルーの鉱山会社の人とその友達。その鉱山には日本の他商社も出資していて、その日本人駐在員もいて、いつもサッカーに参加しています。なので今回は日本人2人とペルー人多数ですね。コートはフルより若干小さいけど、フットサルよりは遥かに大きい感じ。基本おっさんだらけですが、テクは凄い。腹でてるおっさんにテクで惨敗する切なさ。。。しかしスピードはないのでスピード勝負に持ち込めば圧勝。前線で裏に走りまくって、かき回してやりました。結果は、5-3で勝利。俺も3得点1アシストでまずますの結果を残しました。おっさん軍団の中では若々しいプレーが重宝されます。ちなみに財布や着替えはコート脇に置いておくのですが、俺は過去ここで靴を盗まれた経験があり、プレー中もチラチラと盗まれていないかチェックしています。子供も大人の手先となってる可能性があるから、油断できない。。


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(小学校のサッカー場)

サッカー後、ホテルでシャワーを浴び、金曜日という事でTGI Fridaysに行く事に。鉱山にいると曜日関係なく働いてるから曜日感覚失いますが、ペルーの金曜の賑わいを見るとやっぱり金曜日って良いなと実感します。T.G.I.F.!!周りで楽しそうに食事する人々を見ながら一人で食べるフィレステーキもなかなか美味しかったです(涙)。


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(ココはいつも金曜日だ!ってなんて素晴らしい場所!)

夕食を終えて、ホテルで仮眠してから、空港へ。(仮眠のつもりが寝坊して超あせりました。夕食のときに飲んだモヒートにやられたみたい。。。)ペルーからアルゼンチンのブエノスアイレス行きの夜行便(夜中1時半発)に乗り込み、ようやく長い休暇初日の一日が終了しました。。。


サンタクルスでの悲劇

ちょっと前の話ですが、コッチに来て最初の休暇でサンタクルス行ったときの話を。



ココでは14日働いて、7日休暇なのですが、最初の休暇を取得する時点ではボリビアでのビザ取得の為にまだパスポートを当局に預けてるので、国外に出ることが出来ず、ボリビア唯一の低地であるサンタクルスに行くしかないのです(休暇は低地で取らないといけないルール。サンタクルス以外は基本高地なので疲れが取れない)。



サンタクルスは標高400mのブラジル寄りの町。基本的にボリビアって茶色い高原がずーっと広がってるイメージだけど、サンタクルスは別。なんと背の高い木が生えてる(日本やと普通か。。。)!なので町全体が緑色。いつも荒廃した台地ばっかり見てるから、木の緑見るだけで目がダイブ癒される。


休暇初日の朝、俺は鉱山からラパスまで会社所有の飛行機で移動(70人くらい乗れる立派なもの。その昔はウガンダ航空が使用していた)。1時間くらい。


ラパスからはボリビアーナ航空(Boliviana de Aviacion)のフライトでサンタクルスまで移動。これも1時間半くらい。


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サンタクルスの空港は思ったよりも立派。そして何より空気が濃い。深呼吸するのが楽しい。体全体にジワジワ酸素が回ってる感覚がすごいある。

空港で荷物待ちしてたら日系人少年野球チームに遭遇。10歳くらいの小さい子供が日本語とスペイン語の両方をペラペラ喋ってるのを聞いて、かなりの劣等感。コイツらやるな。。。


今回の休暇は4日だけ。サンタクルスには3泊。一応サンタクルスでは一番良いとされているLos Tajibosにチェックイン。なかなか立派なホテル。でかいプールもあったけど、今は冬なので誰も泳いでない。夏来たら楽しいやろうな。


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初日の午後はサンタクルスの中心(セントロ)を一人でうろついてみることにした。南米の町の中心には必ず広場(プラザ・○○)が有って、その周りに教会とかが並んでる。どこ行ってもそう。サンタクルスも同じで、中央に広場(名前忘れた)があり、その横にあるカテドラル(教会)も見学してみた。カテドラルはでっかくて立派。


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けど、この広場ハトが多すぎてキモい。ホンマに多い。歩こうと思ってもハトおるから直進できひん。横でハトに餌やってる子供と老人!お前らのせいでますますハトの数増えちゃうやん!ハトの糞だらけで臭いねん!



夜はボリビアの日本人コミュニティの間でも名高い日本料理屋「けんちゃん」へ。どんな店かと思ったらプレハブというか屋台やん!日本人おるかと思ったけど、日本人誰もおらん、俺一人。


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けど、ココでは幸せなことが。それは漫画。日本の漫画がたくさんおいてある。数ある中で俺がチョイスしたのはMr.味っ子!(ドラえもんと最後まで迷った)味王さまとか懐かし過ぎた、これって年齢ばれますね。


料理は美味かった。スタミナラーメンに、チャーハンに、焼き鳥。もはや日本ですねココ。


二日目は地球の歩き方に乗ってたコロニア・オキナワ(沖縄移民の村)に行くことに。お前現地に住んでるくせに地球の歩き方かよ!って言われそうですが、こっちには気の利いたガイドなんてないし、やっぱり地球の歩き方の情報量はすごい。ボリビアまでよく調べに来たな。。。。



コロニア・オキナワまでは車で2時間くらい?今日は一日足が欲しかったので、タクシー運転手に一日丸々拘束したらいくらか交渉。6千円くらいで合意(けっこうぼられた)。そしてペラペラ話ながらコロニアオキナワへ。着くとホンマに田舎。そこらじゅうに放牧されてる牛が歩いてるし、町っていうより道沿いにある集落か。。。



ガイドに乗ってる歴史資料館に行こうとしたら、14時からだといわれ、時計を見ると13時。俺は町唯一の日本食屋で昼食を採ることに。これが悲劇の始まりとも知らずに。日本料理屋は薄暗くて怪しい雰囲気。ホコリっぽい。メニューはホワイトボードに汚い字で書いてあるのみ。取り合えず俺は生姜焼き定職をオーダー。しかし、これがまずい。ご飯も謎の汁物も冷たいし、肉も変な味する。。。。全部は食べれずお金を払い店を出た。


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14時になり沖縄移民歴史資料館へ。ここでは日本人の事務員が出迎えてくれ、全部日本語で説明してくれた。しかしすごい建物。そこらへんの家はボロボロなのに、ここだけ日本の公民館みたいなのが建ってる。戦後に貧しい沖縄の人たちが移民してきたけど、豪雨やインフラ不足でかなり厳しい生活だったみたい。けどそこで生き抜く力はすごいなぁと実感。俺はまだ楽なほうか。。。

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因みにココに住んでる日系人は一応みんな日本パスポートらしい。その方が後々便利だって。あと、ココで生まれ育った人たちは基本的にサンタクルスとかで働くらしいけど、日本に出稼ぎに行く人も多いらしい。俺に説明してくれた女の人も神奈川に住んでたって。日本の人の多さと技術の進み方ヤバイですねって言ってた。けどボリビアの方が住みやすいって。ホンマか?




その後俺は日本人小学校に突撃。勝手に職員室を訪問し、「色々話を聞かせてください」とお願いした。最初は何だコイツは?って目で見られたたけど、俺がボリビアに住んでる日本人であることを説明すると、色々教えてくれた。


ここでは日本語とスペイン語の授業が半々で行われているらしい。けど移民が来てから60年くらいが経って、かなりハーフが増えてきた。お母さんが日本人の場合は

子供は日本語ちゃんと喋れるけど、お父さんが日本人の場合は全然日本語喋れないケースが増えているらしい。だから日本語の授業もレベルの差があって難しいって。んんーなるほど。



そして俺が学校内をウロウロしていると、56年生のクラスの担任の先生に呼び止められ、折角だから仕事の話を子供に教えてやってくださいと頼まれた。いきなりだったけど、せっかくなので、俺が日本でどう育ったか、ボリビアの鉱山でどんなことしているのかを説明してあげた。鉱山でダイナマイト使って爆破する映像もiphoneで見えてあげた。ここの子供はホントに純粋なので、僕は鉱山で大きいトラック運転するとか言ってた。逆にこっちが癒された。がんばれボリビア少年!



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こうしてコロニア・オキナワを後にした俺だったが、本当の悲劇はこれから。ホテルに着くとなんか気持ち悪い。道も悪いし車酔いかと思ったが、なんか異常にしんどい。


部屋に戻るとなぜかリバース、そして下痢。一回で終わるかと思ったけど、何回も続く。吐き続けると脱水症状になるっていうから水飲んだけど、飲んだ瞬間から水もリバース。一晩で20回くらい吐いてた。一晩中吐いてた。もっというと二晩にかけてずっと。寝れないし苦しいしもう最悪。そうして俺はオキナワで食べたあの生姜焼きに当たっていわゆる食中毒になったことに気づいたのだった。確かに変だったもんなー。



せっかくの休暇も最後の3日はずっと吐いて、ずっと下痢。休むどころか体調最悪な状態で職場に戻ることとなった。


同僚には「変だと思ったら絶対食べちゃダメですよ。ちゃんと自分の身は自分で守らないと死にますよ」と注意された。


ごもっとも。まぁ何事も経験しないと痛みは分からないからな。いい経験だったと思うようにしよっと。



最初の休暇、終了。。。

キッチン

海外のオフィスだと、どこでもそーかもしれないけど、ウチのオフィスにもキッチンがあります。



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多分他のトコはもっと立派なんやろうけど、ウチのオフィスはちっちゃい棚みないなんがあるくらい。





しかしこれが貴重。勿論オフィスの周りにコンビニも無ければ自販も無い。ここでしか飲み物・食べ物ゲットしてない。





ココにあるものを紹介すると・・・・





紅茶!種類は沢山あるけどほぼ全部まずい。高地で酸素吸収を助けてくれるコカ茶もあるけどまずい。俺はもう高地に適応したっぽいので飲みません。唯一飲めるのが、クラシコっていう紅茶。まぁクラシコというだけあって、ごくごく普通の紅茶です。余計な味付けしない、日本人にはそれが一番。毎朝オフィスに着いたら、まずこれを飲みます。



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その後、一日中飲んでるのが、ネスカフェ。インスタントコーヒーですね。まぁこれも十分まずい。普通のコーヒーとは天と地との差。日本の缶コーヒーとか激ウマですね。これはコーヒーというより、ネスカフェという飲み物として飲んでいます。まぁ他に飲むもんないから飲んでるだけかも。



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あとはホットチョコレートの飲み物もあるけど、見事に甘い!甘党の俺でも甘い!これは基本飲みません。



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そしてクッキー。毎日違う種類のクッキーが運ばれてくる。チョコとか気の効いた味付けのクッキーはすぐなくなるけど、毎日あるやつはずっと残ってる。ボリビア人は好みがはっきりしてます。ここは日本人は基本やせるんだけど、このクッキーを食べ過ぎるとさすがに太るらしい。ちなみに俺は一日中食べてます。俺の朝ごはんも毎日このクッキーです。他のボリビア人に取られる前に、朝美味しいクッキーをゲットする。そんな小さい幸せを見つけています(笑)。






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ボリビアの気候

日本は今真夏でメチャ暑くて、たまに雷雨に襲われたりって感じみたいね。




俺の住んでるボリビアは正反対。今は真冬。




しかも標高4,000mと富士山よりも高い所なので、寒い。とにかく寒い。




今朝も家出たら、気温がマイナス10℃近くまで下がってた。。。寒いというか痛い。



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なので、日本出てくる時に、ラガの皆からプレゼントされた手袋がかなり役に立ってる。



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ボリビア人に「オマエ、カワイイテブクロシテンナ?」って笑われたけど、実はこれはこのままiphoneが操作できるスグレモノ。




車のオーディオがぶっ壊れてて、オレが挿入したm-floのCDが救出できてない今、オフィスまでの車での10分の通勤時間は、iphoneの音楽に頼るしかない。(FMトランスミッターもないので、音量マックスにしてiphoneから直接聞いてる。。。。)




この手袋はいちいち脱がなくてもiphone操作できるから、助かる!




ちなみに、寒いけど、今は乾季なので雪は降りません。たまーに何年かに一度異常気象で雪が降る事はあるみたい。。。




あと8月は風が強い。昨日も風で飛ばされるかと思った(冗談抜きで)。こっちは乾燥しまくってるので、毎日肌がカサカサです。。。こないだNYで人生で初めてハンドクリーム買った@SABON。




季節が逆だと困るのが買い物。




南米にはまともな服売ってないから、アメリカとか日本帰る時とかに服買おうと思うんだけど、季節が逆だから欲しいものがない。




今冬物欲しいのに、日本はタンクトップとか売ってる。最後の選択肢はアウトレットか。。。。



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俺の家

俺の家の前。夜になるとシーン。。。

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