『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~ -2ページ目

コンフェデレーションズカップ・メキシコ戦@ベロオリゾンテ

レシフェからブラジリアを経由してベロオリゾンテへ到着。レシフェと違ってベロの空港は市街地からかなり離れた場所にあり、普通は空港バスで街まで出るしいが、もう深夜で疲れていたのでリッチにタクシーで移動(1時間くらい)。100レアル(5,000円)も払った。ブラジルってホンマに物価高い。日本と同じくらいかそれ以上に感じる。ボリビアやペルーと全然違う。。。

この日はホテルにチェックインし、深夜1時にも係らず夜の街に飛び出して見た。土地勘も何もないので、タクシーの運転手に「セルベサ(ビール)飲める場所まで行って!」と雑なリクエストをして出発。すると深夜なのにバーが連なって賑わっている場所に到着。危ないのかどうかも良く分からんが、せっかく来たので、そのうちの一件に突撃。普通のバーだったけど、どうも周りにいる女子が綺麗な子ばっかり。店員にナンデ?と聞くと、ここベロオリゾンテは美人が多いことで有名な町らしい。うん、良い街に来た。


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(バー内部)


翌日、朝食を食べていると、なんか見たことある外人二人を発見。けっこうサッカーマニアな俺のメモリーをぐるぐる回した結果、検索結果がヒット。元スペイン代表DFのフェルナンド・イエロと、元クロアチア代表FWのダボール・スーケル(98年フランスW杯で日本から点取った奴)だ。イエロはすぐ分かったけど、スーケルはただのイケメン兄ちゃんでした。勿論写真撮らせてもらった。いいやつ。このホテルもFIFAが使用しているホテルのようで、他にも日本・メキシコ戦の審判団がいました。もちろん審判とは写真撮らず。


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(ホテルから市内を見た)


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(フェルナンド・イエロ)


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(同じホテルにはメキシコサポーターも多数)


この日の試合は16時から。もちろんスタジアム(ミネイロン)の行き方も何も調べてなかったが、ホテルで聞くとタクシーですぐだよ、との事。早めに出てタクシーで向かったのだが、何故か途中でスタジアム行きの道が封鎖されてる。やむなくここから歩く歩く。ブラジル人も知らなかったみたいで、文句言いながら歩いてる。馬に乗った警官がちゃんと見てくれているのはいいのだが、馬がそこらじゅうに糞してて、馬糞で臭すぎてオエってなりながら歩いた。


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(この道を歩く)


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(前方に4人家族発見)


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(かわいかったのでアップで盗撮)


スタジアムの周りは結構な盛り上がり。レシフェではほぼ現地人だったけど、ここではメキシコ人も日本人も沢山きていた。ベロはブラジル有数のビジネス都市なので、日本人駐在員も多数いる模様。ウチの会社も結構います。イタリア戦でのカガワの活躍もあり、俺を見て、「ムイトゥボン、カガワ(ベリーグッド、カガワ)」と声をかけてくる奴が沢山いた。ここでもみんな思い思いのサッカーユニフォームで来ている(勿論カナリア色が一番多い)。ちなみにベロにはアトレチコ・ミネイロというチームがあり、あのロナウジーニョが在籍中(今年のリベルタドーレス杯で優勝しそうな勢い)。


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(スタジアム全景)


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(良く見かける大会マスコット)


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(この店で)


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(謎のご飯、肉と豆と草が混じってるものを購入)


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(気合い入った日本人)


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(スタジアム内部)


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(埋まってるベンチがブラジルっぽい)


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(ボックス席もある)


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(その服どこで入手?)


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(ルチャリブレの流れっすね)


試合は静かに始まった。元々ブラジル人は日本寄りの応援をしていたのだが、会場が一気に沸きあがったのが、開始10分ごろのザキオカ選手のマタ抜き!こういう相手を馬鹿にしたプレーが大好きなブラジル人は一気に日本の応援に周り、ジャポンジャポンの大合唱。メキシコ人も負けじとメヒコメヒコ!と叫ぶのだが、5万人のブラジル人の大ブーイングにかき消される。


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(国歌斉唱)


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(本田だけは金髪なので見つけやすい)


しかし、メキシコが先制。すると俺の背後にいたメキシコ人が歓喜してビールを周りにぶちまけてる。俺も頭からビッシャーとビールかけられました。ファック。。。これにはブラジル人もややムッとして、会場はやや不穏な空気に。

するとメキシコが追加点。またまた歓喜するメキシコ人に、遂にブラジル人がブチ切れ!お前らウルせぇんだよ!とメキシコ人に詰め寄り、取っ組み合いの喧嘩に!(なんでそこまで日本に肩入れしてくれるのか。。。日本人としては嬉しいけど。。。)しかし、これをすばやく発見した機動隊(透明な盾みたいなの持ってる人たち)が介入し、この騒ぎを鎮圧。しかし、これにより益々スタンドは日本寄りに。ザキオカ選手が点取ったときの盛り上がりは凄かった。。。


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(日本が点取った瞬間)


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(良くわからんけど日本を応援しているブラジル人)


しかし残念ながら試合終了。もっと残念なのは試合後の街までのアクセス。スタジアム周辺にはバスもタクシーも入ってこれないので、俺も人の流れに乗ってとにかく歩く。ここには電車の駅など、しっかりとしたインフラがない上に、一気に5万人が帰ろうとするので道は大混乱。タクシーを待つ人の波がどこまでも続いていた。ここにいても永久に帰れないと判断した俺は、とにかくスタジアムから離れた場所まで歩く事にした。しかし、1時間以上歩けど歩けど道しかない。しかも方角も今どこにいるかも分からない状態。その時、たまたま、まだ乗るスペースのあるバスが来たので、どこに行くのか・幾らするのかも良く分からないまま、乗ってみた。20分ぐらいするとバスターミナルっぽい場所に着いたので、降りてみた。で、タクシーを見つけてホテルまで帰宅。どこをどう通って帰ってきたのか、良く分からんが、とにかく時間かかって疲れた。。。


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(試合後一斉に帰るサポーター)


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(市内中心部でデモに遭遇、危害無し)


翌朝、まだ残る疲労と共に、ベロオリゾンテに別れを告げました。


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(ベロも空港は綺麗)


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(TAMで移動)

コンフェデレーションズカップ・イタリア戦@レシフェ

日本で休暇を過ごした後、ボリビアへ帰る前に、ブラジルに立ち寄ってコンフェデ観戦。成田→ロサンゼルス→リマ(ペルー)→サンパウロ→レシフェと乗り継いで、ようやくレシフェ到着。40時間以上かかった。。。レシフェに着いたら深夜。ホテルにチェックインして後ろを見ると、元日本代表の福西が飲んでる。聞くと、某国営放送局の人たちは皆俺と同じホテルに泊まっていた模様。


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(空港もコンフェデムード)


翌日、朝から市内中心部のショッピングモール内に設置されたチケットセンターへ。事前にFIFAのオフィシャルホームページで購入したチケットは、試合のある都市でピックアップする必要があるみたい。パスポート提示すれば、すんなりとチケットゲットできました。


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(チケットセンター前、すいてた。)


レシフェはビーチリゾートだけど、治安の悪い街と聞いていたが、南米に住んでいる人間からすると、特別治安が悪いわけでもなく、普通に歩ける街だった。しかし、海は本当に綺麗。大西洋だな。どこまでも続くビーチにうっとり。。。


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(これが泊まったホテル)


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(ホテルからの景色)


試合は19時から。事前のニュースで試合当日は渋滞等で大混乱だったと聞いていたので、香川のユニフォームを身に纏って、早めに宿を出発。レシフェに新しく建設されたスタジアム「ペルナンブコ」は、市街地から離れた恐ろしく不便な場所にある。なんでそんなトコに作るねん!とブラジル人も突っ込んでいた。

まず、宿からタクシーに乗り、レシフェ・セントロ駅に到着。ここから電車で13駅(40分くらい?)離れた場所まで移動。(ちなみにコンフェデのチケット見せると電車はタダ!)降りた駅はとてつもなく田舎。なんも無い。そこから無料シャトルバスに乗って、スタジアム近くまでいき、そこから徒歩10分程度でようやく到着。


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(レシフェセントロ駅)


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(スタジアム近くの駅で降りる)


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(仮設の道を歩く)


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(歩く・・・、向こうに見えるバス停から乗ります)


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(スタジアム近くのバス停に到着)


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(また歩く)


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(スタジアム見えてきた)


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(着いた)


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(空港見たいなセキュリティチェック)


スタジアムの周りは人だかり。今日は日本対イタリアの試合なのだが、そんなの関係ねぇ(笑)とばかりに、ブラジル人は関係ないチームのユニフォームを着てきている。地元のチームのユニフォームを着ている人もいるし、一番多いのはブラジル代表の黄色のユニフォーム。なのでスタジアムのスタンドは黄色く染まっていました。日本もイタリアも青なんだけど。。。日本人は少なく、香川のユニフォーム着ている俺は目立つらしく、「カガワ!カガワ!」と頻繁に声をかけられた。(ポルトガル語・スペイン語で「カガ」とはウンコを意味するので、馬鹿にされていた可能性も大いに有る。。。全然関係ないのですが、もし芸能人の加賀まり子が南米訪問したら大笑いになります。「カガ」=ウンコ、「マリコン」=オカマです。。。)


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(香川ユニフォーム、コンフェデ使用の黄色背番号)


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(どんな経緯で日本応援してるんだ?)


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(家族全員ブラジルの11番!)


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(これはJリーグ開幕時のベルディ川崎のユニ!ナンデ?)


試合前のスタジアムは写真撮影大会。色々なユニフォーム着た人が、一緒に撮影している。俺も色んな人と撮影。その中でイタリアのユニフォームを着た現地レシフェ人兄ちゃんとは仲良くなり、サッカー談義に花を咲かせる。ブラジル人の中ではやっぱりホンダが一番知名度高いようです。ちなみにセルジオ越後の事は誰も知りませんでした。もちろん松木安太郎も(笑)。数少ない日本人サポーターもきてましたが、なんかサムライの格好したり、ラウンドワンのピンかぶって顔を日の丸にしたり、なんか目立つけどダサダサやねんねぁ。。。ブラジル人は珍しいから写真撮影求めてたけど、絶対心の中で馬鹿にしてる。


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(スタジアム脇のビアガーデンガール)


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(よく声かけられる)


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(フォトスポット沢山設けられてる)


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(こことか)


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(オフィシャルショップには日本代表のユニも。さすがにホンモノ?)


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(ブラジル国旗身にまとってる人多い)


そうこうしているうちに試合開始。試合内容は皆さんご存知の通り、日本大善戦。ブラジルサポーターも積極的に攻める日本を気に入ったようで、最後までジャポンジャポンの大合唱。イタリアがボールキープすると大ブーイング。日本人としては楽しい時間だった。しかし、バロテッリのフィジカル半端なかった。全員弾き返されてた(笑)


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(国歌斉唱)


試合後もスタジアム周辺大混雑でウンザリ。負けた後だけに疲労がズシリ。。。

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(帰りのホームは混雑)


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(寿司とパスタの炭水化物コンビでシメ)


試合翌日は、レシフェから車で40分ほどのところにある街、オリンダへ。ここはポルトガル統治時代とオランダ統治時代の両方の建物が残っている街。丘に登って景色見たけど、メチャ綺麗。その昔、この街を見た人が「オー、リンダ(おー美しい)」と言ったのが良く分かる(それが街の名前の由来)。景色を見ながら小エビのペンネを食べた時間は至福!


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(丘からの景色)


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(ポルトガル風建築の教会、海も空も青い)


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(オランダ風の街並み)


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(この店に入って)


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(景色見ながら昼ビール。日差しが気持ちイイ。)


レシフェはホンマに良い街だった(空港も近代的でデカイ)。良い思い出だけを残して、次なる決戦地ベロオリゾンテへ!


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(レシフェ空港。5年ほど前に完成した新しい空港)


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(ネイマールはアイコン!)


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(ブラジル国内はTAM航空で移動)

リマ・クスコ・マチュピチュ7日目

この日はリマからラパスに移動して、翌日早朝のフライトに備えるのみ。



朝10:20にリマを発ち、13:50頃にラパス着。空気薄いわー、ブルーやわーと思いながら入国。まぁもう高地に適応しているから、標高4000m超のラパス空港に着いても、体調は問題無いけど。。。



昼はラパスで一番上手いと言われているイタリアン(Pan y Patioという店。パンと中庭???)へ。何だかんだ行ってレストランに行けるっていうのは、鉱山キャンプには無い魅力。せめてラパス市街に住めたらなぁ。。。ココではいつも通り注文しすぎました。(店員、シーザーサラダは小さいよって言ったくせに、来ると日本では3人分くらいのサイズ。。。)


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夜はいっつも来る日本料理「ふるさと」。ラーメン、マス(Trucha)の刺身(川魚だけどサーモンそっくり)、串カツとここでも過度な注文。。。満腹状態で翌朝4時起きで鉱山キャンプに戻りました。。。






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リマ・クスコ・マチュピチュ6日目

この日はサッカー欧州チャンピオンズリーグの決勝戦。欧州では夜だけど、南米では昼の13:35キックオフ。



当日朝、俺のホテルの部屋にレターが届き、ホテルのバーで皆で観戦できるので是非来て!との事。部屋で一人陰気臭く見るのも面白くないので行ってみた。



すると結構人がいて、既にビール飲んで盛り上がってる。俺もまぁまぁ見やすいポジション確保して、ビールを注文。(ペルービールではなく、チャンピオンズリーグのスポンサーのハイネケンを頼んで、一人で盛り上がる。)また、この日はチャンピオンズリーグ決勝観戦特別メニューなるものがあり、俺はその中にあったセビーチェトリオ(3種類のペルー風刺身)を注文。

photo:01



すると俺の席に別のオッサン(英語を喋るが多分ペルー人)が現れ、俺と同じメニューを注文!俺のセビーチェ見て羨ましくなったって(笑)。そして一緒に観戦。

photo:02



日本人の俺は、勿論ドルトムントを応援(香川がいたから)。シュートが飛ぶたびに、バーの観客も熱狂してる。前のテーブルはバイエルンファンとドルトムントファンが共存しており、ちょくちょく言い合いとかしてる(笑)。

photo:03



結果、ドルトムント敗戦。。。けど、ビール飲んで、セビーチェ食って、いい時間過ごした。来年のチャンピオンズリーグ決勝はどこで見てるのか?日本??

リマ・クスコ・マチュピチュ5日目

この日は10:50発の電車でアグアス・カリエンテス駅からクスコに帰らねばならないが、どうしてもマチュピチュ山に登りたい俺は、時間カツカツながら、登山を強行。マチュピチュ山のゲートオープンは7:00。往復で3-4時間かかると言われているので、バスで村まで降りる時間を考えると、普通にいけばアウト。最悪無理なら途中で引き返そうと思い、強行登山を決断。



マチュピチュ山は、ワイナピチュに比べてかなりマイナー。客も少ない。ワイナピチュが若者向けのチャラチャラした山だとすると、マチュピチュ山はガチ過酷な本格登山。標高もワイナピチュ(2600m)より遥かに高く、急勾配。マチュピチュ山を制覇すると、マチュピチュ内にあるトレッキングコースは全部制覇する事になる



5:00

起床。眠いし、寒いし、ふくらはぎ筋肉痛やし。。。



5:30

マチュピチュ入口行きのバス停に。ただ物凄い長い行列。まだ暗いのに欧米人って早起きするね。。。




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(村のバス停)




5:50

ようやくバス乗車。



6:10

マチュピチュ入口到着。勿論バスの中では、ガタガタの道をものともせず爆睡。。。過酷な登山に備え、リュックをゲート外のストレージ(預かり所)に預ける、。5ソル(190円くらい)。これでカメラと水だけの超軽装になれた!ちなみに後で気付いたけど、ストレージはゲート入ってすぐの所にもあり、そこは3ソル(120円くらい)。2ソルも損したー(笑)。そしてマチュピチュ入口も行列。6:30にようやく入場。そのままマチュピチュ山の入口へダッシュ。




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(マチュピチュゲート)




6:45

マチュピチュ山ゲートに到着。俺の前には2人の男女が。じっと石に座り7:00のゲートオープンを待つ。しかし係員来ない。登山客は俺の後に5人ほど来たが、係員が来ない。せっかく早く起きて電車に間に合う為にここにいるのに、時間が無駄だ。イライラする俺。イライラする周りの登山客。




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(マチュピチュゲート付近から見上げたマチュピチュ山)




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(この標識に沿って進む)




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(早朝のマチュピチュはガスってる)




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(マチュピチュ山入口。一番乗りカップル。)




7:15

ようやく(悪びれずに)係員が到着。登山者名簿に名前を記入し、いざマチュピチュ山にアタック開始。トレッキング開始後10分程で、先頭にいたカップルを抜き、先頭に。しかし想像以上に辛いコース。平坦な箇所が全く無く、急勾配の石会談が続く。休みたいが、時間が無いので休まず突き進む。朝日が昇り、気温が急激に上がって、もう体中汗ビチョ。。。とにかく辛い。トレッキングってもっと自分のペースで休憩とって、そのたびに景色楽しむもんだろ?登ってる間は楽しいなんて感覚は全くなし。先頭だっていうのをモチベーションにして突き進む!一応15分に一回は30秒くらい立ち止まっていいっていうルールを自分で作った。途中眼下に広がるマチュピチュを見下ろしたが、雲がかかって何にも見えず。神秘的ではあるけれど。。。2/3は登ったであろうとき、背後から来たアメリカ人が俺を抜き去った。その名もジャック!ただジャックもかなり疲弊しているようで、途中から俺達は励ましあいながら登る事に。トレッキングはパートナーが必要だなぁ。。。




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(登る登る)




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(霧の状態でワイナピチュも表情変わる)




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(頂上までまだまだ・・・。)




8:00

ついに頂上に到着。標高3000m超え!通常片道90-120分と言われているところを、45分できた!快挙!かもついた瞬間サッと雲が晴れて、眼下にちっこいマチュピチュを拝む事ができた。しかもジャックと二人で一番乗り!誰もいない頂上を独占して超気持ちよかった。汗たらしながら、頑張って登ってきた甲斐があった。ロープウェーで来たら、こんな感動味わえなかっただろうなぁ(もちろんロープウェーなんてないけど)。とにかく来て良かった!!最高!!




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(マチュピチュを見下ろす)




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(頂上は標識と謎の暴徒謎の櫓があるだけで、さびれてます)




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(達成感)




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(ジャック!)




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(同じポーズ)




8:45

頂上でけっこう長居してしまったので、さっさと降りることに。帰りもジャックと一緒に。急勾配を下るのはホンマにつらい。しかも石をつたって下りていくから、滑ってこけそうで怖い。もう足ががくがく。じゃっくも「足がスウィングしてるぜ」と言っていた。あと、すれ違う人たちは決まって、何分かかった?と俺とジャックに聞いてくるのだが、ジャックはいつも「50分もかからないよ」と回答。おいおい、それって最速で行った俺達の話で、話しかけてきた太ったおばさんじゃ絶対無理やろ。。。外人の「あと何分」は信じないようにしましょう。



9:15

入口到着。帰りは30分。往復3-4時間のところを、1時間15分で戻ってきた。凄い。さぁ村に帰ろう!



9:30

マチュピチュ入口に到着。バス停へダッシュ。



9:40

バスに乗り込む。この時間に村へ降りていく人は殆どいない。バスがらがら。



10:00

村到着。駅へ急ぐ。しかし、足が疲労困憊で、駅までの上り道がマジ辛い。途中で何度も休憩。




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(町のど真ん中に線路)




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(駅前は民芸品店多い)




10:10

駅到着。余裕でセーフ。ここで本日の朝食としてプリングルスとコーラの鉄板コンビをいただく。至福。



11:00

電車がアグアス・カリエンテス駅を出発。さよならマチュピチュ。帰りの電車は2両編成でかなりコンパクト。途中で電車が停車して何事かと思ったら、さっきまで飲み物サーブしてくれてた乗務員によるファッションショーが始まった。電車は動かない。そして車内に鳴り響くペルー音楽。次々に服を着替えて、けっこうその気になって練り歩く乗務員(男と女ひとりずつ)。。。何の目的だ?と思っていたが、最終的にはその服を車内販売する事が目的だった事がわかり、ペルー人の商魂のすさまじさを痛感、となりのアメリカ人のオバちゃんはアルパカの毛のセーター買ってました?日本じゃ着ないな。。。




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(乗り込む)




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(こんな車内)




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(こんなお菓子)




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(ファッションショー)




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(手拍子求めてくる)




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(さっきコーヒー入れてくれたおっちゃんも)




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(だんでぃー)




この日の電車はオリャンタイタンポ駅までしかないので、そこからクスコまで1時間45分ほどローカルバスで移動。オリャンタイタンポ駅では日本人の俺を見るや否や、ぼったくってやろうという鼻息荒いタクシードライバーが殺到。相場の5倍くらい吹っかけてきやがった。俺がスペイン語で、相場知ってんねんぞ!とまくし立てると、さーっと去っていきました。それはそれで切ない気分。結局俺は地元の民用のローカルミニバスでクスコへ。(普通は街のバス停で降ろされるのだが、金やるからとネゴってコース外の空港までつれてってもらった。)




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空港で再び両親と合流。ほんまにたまたまリマ行きの飛行機の席が、三人横一列という偶然もあり、親子の会話をしつつリマへ。そしてリマの空港で両親と別れ、一人ヒルトンに戻る。疲れたので熟睡。。。


(クスコ空港で飛行機に乗り込む)




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(リマの日本食「イチバン」でまずビール)




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(で、ネギトロ)




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(からのチキンカツ)




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(〆は八宝菜丼)






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リマ・クスコ・マチュピチュ4日目

この日は早朝クスコを出発し、マチュピチュへ。




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(オリャンタイタンポ駅からペルーレイルに乗り込む)



10:00

アグアス・カリエンテス駅(マチュピチュ村駅)に到着。マチュピチュ村にはしょぼいが温泉が湧き出ているのでスペイン語で「熱いお湯」を意味するAguas Calientesが正式な村名になったそうな。(便宜的にマチュピチュ村って呼ぶ人も多い。)ちなみに去年その温泉にトライした同僚の感想は「全然熱くなくてむしろヌルいです。しかも何日も風呂入ってないような現地人が来るような場所なので不潔です。」との事。勿論、今回俺も行きませんでした。




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(こんな朝食)




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(隣はプエルトリコ人のおばさん)




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(前はチョイ悪ブラジル人夫婦)




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(こんな風景を眺めつつ)




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(ついに到着)




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(インカレイルという会社も運行しているみたい)




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(アグアスカリエンテス駅)




10:15

マチュピチュ村のメイン広場の傍にある文化省(Ministerio de Cultura)へ行って、本日のマチュピチュ入場券を購入。128ソル(だいたい50ドル)って南米の物価水準考えると高くない?欧米のバックパッカーが「ファッキンマチュピチュ」というのも頷けます。入場人数制限の厳しいワイナピチュ(400人/日)は事前予約が必要だけど、マチュピチュが売り切れることはマズ無いので、当日ここで買ううので十分です。事前に業者に頼むと25%くらい手数料取られるし、そもそも入場料高いので結構損します。




『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~


(初日用マチュピチュ入場券)




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(二日目用マチュピチュ+マチュピチュ山入場券)




10:30

マチュピチュ村とマチュピチュ入口を結ぶバスに乗り込む。往復で18ドル。片道20分くらいのバスにしてはエライ高い。そもそもドル建てで売ってる時点で観光客からぼったくろうという意識が丸見え。ちなみにバス代払うの嫌って人は歩けますが、登りは恐ろしい勾配の登りなので死にます。下りだけなら歩きも可能。



10:50

マチュピチュ入口到着。入口横にあるサンクチュアリロッジのレストランで両親と12:00に待ち合わせしているのだが、ここまでスイスイ来たし時間に余裕ある。って事でまずはマチュピチュ(中心部)を一周する事に。入口入ってすぐスタンプコーナーがあるので、今回もマチュピチュスタンプをパスポートにゲットしました。(去年押したスタンプはマチュピチュ100周年記念スタンプ。今回は通常スタンプに戻ってました。)この日は天気も良く、沢山観光客来てた。久々見たマチュピチュ中心部の感想は、「あー去年もこんなかんじやったなぁ。。。」と特段感動ありませんでした。




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12:00

一旦マチュピチュを出て、サンクチュアリロッジで両親を待つ。けっこう待ったが、12:45頃ようやく両親到着。ランチを共にする。ここで昨日のクスコ-マチュピチュ間のバスでオカンが高山病で気を失って倒れた事を知らされる。ガイドの迅速な処置により大事にならずに済んで、しかもこの日はもう元気(マチュピチュはクスコより標高低いので)になったという事で一安心。とりあえず御礼を言う為にペルー人ガイドのスズキさん(日系人)に御礼を言う。突然客の息子と名乗る男がスペイン語で御礼を言ってくるので、スズキさんはかなり戸惑っていたが、事情を話すとやっと理解してくれた。そして何故かかなり仲良しになった。過分スズキさんの日本語の方が、俺のスペイン語より上手だが、一応話すときは終始スペイン語でした(笑)。




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(サンクチュアリロッジ食堂)




14:00

午後はインカ門(Inti Punku)へトレッキング。古代、インカの道を通ってマチュピチュを訪れた人がまず到達するマチュピチュへの門。ランチ時にビールを飲んでしまった(意図的?)オヤジは暑さと登り坂に耐えられず、途中でリタイヤ。やむなくオカンと二人で登る。道は終始なだらかだが、距離は結構遠い。1時間くらい歩いてようやく門に到着。門と言ってもただの石垣。




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(早々に脱落しへたりこむ親父)




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(この道を行きます)




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(到着。遠くにマチュピチュが)




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(こんな石垣)




15:00

頂上でのんびりした後、下って帰る。下りの方が足への負担が大きいようで、まさに膝が笑っている状態。



16:00

マチュピチュ遺跡中心まで戻ってきた。ここで添乗員のオバサンから「インカ門という往復45分程度のトレッキングがあります。ただ、帰りのバスは17時までなので、それまでに遺跡の入口まで帰ってこないとダメです」との情報ゲット。迷わずそっちに駆け出す俺。オカンはそのまま帰っていきました。



16:04

インカ橋トレッキングコースの入口に到着。死んでも文句言いません、という書類にサインする場所(自己責任です)。ただ、入口のオッサンが「入場は16時までなのでもうダメ」と頑なに俺を止める。これに対して俺は、「俺めっちゃ元気やから入場遅くてもすぐ戻ってこれる!」とその場で高速モモ上げを披露。するとオッサンは、アミーゴへの超例外だぜ、といって入場を許可してくれた。そこから俺はダッシュ。山道、当然舗装もされてないし、木の根っこでデコボコ、だけどダッシュ。すると見えてきたインカ橋。断崖絶壁の斜面に幅50センチくらいの道があるのだが、途中道が途絶えており、そこに丸太が3本かけられている。落ちたら即死。なんとも心もとない丸太たち。当然今は入場禁止になっており、手前で見ることしかできない。インカの人たちは命がけで歩いて行ったみたい。




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(インカ橋コース入口)




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(ビビりながら進む中国人女子)




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(下をのぞくとこんな感じ)




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(これがインカ橋。伝わりにくいけど落ちたら即死)




16:30

インカ橋からダッシュでゲートに戻ってきた。あまりの速さに添乗員のオバサンは驚愕(笑)。



夜はボロっちいホテル(一応?)に宿泊。くさいわー。晩飯はオトンとオカンが泊まっているエルマピという、マチュピチュ村では最高級クラスのホテルで食べました。オトンはクスケーニャ、俺はハイネケン。





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(泊まったホテル。前には野良犬多数睡眠中)




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(ペルーとは思えないクオリティ)




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(マチュピチュ村メインストリート、別名マチュピチュ銀座(日本人だけ))

リマ・クスコ・マチュピチュ3日目

オトンとオカンはツアーの予定通り朝からリマを発ち、クスコ経由マチュピチュ村にチェックインする予定。



俺はこの日は別行動。ゆったりとホテルで朝食を取り、昼前のフライトでクスコへ。前にマチュピチュ行った際に、クスコの街もフラフラ歩いたけど、今回はしっかり観光しようと決めていた。



リマから2時間のフライトでクスコ着。クスコは標高3400mくらいで旧インカ帝国の首都。マチュピチュいくにはクスコからの列車に乗るしか方法が無いので、日本人観光客もよく来る。で、結構な確率で高山病になる。もちろん俺は平気。むしろ自宅(4000m)よりも標高が低くて快適。




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(上空から見たクスコ市街)




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(クスコ空港。立派です。)




クスコの狭い路地を抜け、ややシャレオツなホテルにチェックインし、さぁ観光開始!と思った矢先にBBが鳴る。やや重めの仕事の件で鉱山から依頼が。。。涙ながらに宿に引き返す俺。。。クスコの街観光は出来ずじまいでした。。。




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(こんな路地を抜けて)




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(割ときれいな部屋にチェックイン)




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(廊下も不思議な感じ)




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(ホテル外観)




ただ、仕事完了後、俺はクスコにあるスタジアムへサッカー観戦に出動。たまたまクスコ空港からホテルに行く際のタクシーで、運転手のダニーと仲良くなり、たまたまこの日に南米チャンピオンを決めるリベルタドーレス杯の準々決勝第一戦がクスコで開催されるという話を聞きつけ、じゃあ一緒に行こうと約束していたのだった。仕事はいいの?とダニーに聞くと、クスコ空港は16時以降に到着する飛行機が無いので、空港タクシーは16時で仕事終了できるんだよ!と何とも労働意欲の無いコメント。ダニーはホテルまで迎えに来てくれて、スタジアム近くまで乗っけてってくれた。勿論タダ。いい奴。



チケットは正式にはもう売り切れてたので、ダフ屋から購入。ダフ屋と言っても、警察の目の前で、スタジアム門のまん前で堂々と売ってる。これってアリなん?正式なチケットが売り切れたのは、恐らく大量にダフ屋が買い占めているからだと思われる。。。




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(チケット、ブリジストンが大会スポンサー)




しかし、南米チャンピオンを決める大会のベスト8にペルー(しかもクスコ)のチームが残っているとは驚き。この前テレビで前年覇者のコリンチャンスが負けてたし(ボカに)。クスコの民の期待は物凄いみたいだ。




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(スタジアム前に集結するインチャ(サポーター))




スタジアムはボロイ。ぱっと見は工場の廃墟みたいで、すぐにスタジアムとは認識し難い。一応4万人くらい収容可能と言っていたが、座席は一個もなく、コンクリートの段があるだけ。この日はスコール後だったので、ビチャビチャ。俺達はポンチョ買って、それを敷いて観戦する事に。




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(スタジアム外観)




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(中はこんな感じ)


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(椅子は無いです)




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(ちなみにトイレも流しみたいなのがあるだけ)




この日の対戦相手は、San Joseというコロンビアのチーム。San Joseが練習しにピッチに登場した瞬間から、会場全体からメチャ汚い野次が飛び交う。(野次の内容は書けません。英語で言うマザー○っカーの類です。)


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(風船が配られる)




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(ダニーと)




熱狂の中、選手入場。両国の国歌演奏の際は、それまでピーピー言ってたクスコサポーターもちゃんと起立して相手の国歌を静かに聴く。「敵と言えども国歌はリスペクトしないといけないんだ」とはダニーの弁。こっちの人の国家観をやや垣間見た気がした。でも、国歌の時以外に汚い野次とばすのは別なの(笑)?



試合はSan Joseの一方的な展開。連続3失点して、クスコの民のフラストレーションはマックスに。けど、自分のチームにブーイングする事は無く、ひたすら相手チームを野次ってる。コロンビア人が削られて倒れただけで、「このコロンビアオカマ野郎!」と罵声を飛ばす!ライン際でコロンビア人が倒れたときは、一斉に何か物を投げ込んでる。(でもそれを見て、そんな事したら、クスコチームにペナルティ架されるからヤメロ!というサポーターもいて、なかば身内の仲間割れ騒動に発展。。。熱い。。。)劣勢だったが、地元チームが1点返すと、スタンドはひっくり返ったような大騒ぎ。「Si se puede ! Si se puede !(Yes you can !)」の大合唱!




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最終的に3-1で試合は終了。クスコ敗戦。けど、「ホームでは負けたけど、アウェーで頑張れ!」と暖かい声援。あんまり擦れてない、純粋な心を持つクスコの民に、感動した夜でした。(勿論、コロンビア人が帰るときは、人が変わったように罵声を浴びせていたが。。。。)




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(試合後スタジアムの外。一人じゃ怖くて歩けない)




夜は一人でアルマス広場近くのレストランでアルパカステーキを食した。上手いけどパサパサしてるし、牛の方が上手いな。勿論クスコという事で、ビールはクスケーニャしかないよ!といわれました。クスケーニャはクスコの誇り!!





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(アルパカステーキ+クスケーニャ)




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(夜のプラザデアルマス)




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(京都並みに景観規制しているようで、ケンタッキーもマクドもノースフェイスもおとなしい感じ)


リマ・クスコ・マチュピチュ2日目

前日の酒が抜けずに朝から吐きそう(というか吐いた)。元々弱くてよく吐いてたけど、こっちで飲まない生活始めてから、飲んだ翌日も一日中グロッキー。



でもご飯食べないと勿体無いので(休暇中しかレストラン行けないので)、無理矢理日本食レストラン(マイド)に行って寿司盛り合わせ食ったった。



この日は夕方にリマのホテル・シェラトンで両親と待ち合わせ。オトンとオカンは日本から南米周遊団体ツアー中。大阪-東京-ロス-リマ-イグアス-リマと移動してきて、この日の夕方16:30にチェックインする予定。この日は自由時間なので、親子でリマの街へご飯行く約束をしていた。



しかし、シェラトンのロビーで待てど待てど来ない親。暇すぎてシェラトン傍のショッピングセンター(今まであるの知らなかった。スタバもある!)を徘徊して帰ってきても、まだ来てない。3時間近くまって、ようやく親登場。「ブエノスアイレスからリマ行きのフライトが霧で2時間遅れた。」のが原因らしい。日本と違って連絡手段がないと、不便。。。



ちなみに親が泊まっているシェラトン・リマは日本人ツアー客がよく利用する宿です。場所は旧市街でわりと物騒なところにあるので、俺は泊まらないけど、ココの魅力は何と言ってもリマで唯一トイレットペーパーを流して良いという点!!基本こっちではトイレ横にゴミ箱設置してあって、そこに使用済みトイレットペーパーを流します。(下水道がちゃんと整備されていないのと、紙の質が悪くてよく詰まるのと。。。)日本人は慣れんわな。。。



親のチェックイン完了後、何が食べたいか聞いてみた。せっかくペルーにいるし、きっとペルー料理を欲しているだろうと思っていた俺は、幾つかペルーレストランのアイデア考えてきてたのだが、親は「和食が食べたい。もうこっちの食べ物甘くてかなわんわー。」との回答。。。日本から来て日本に帰るくせに、わざわざ日本食食うか??



やむなく昼も行った「マイド」へ行く事に。数時間でまた戻ってきた俺に店員は「また来たな(笑)」と声かけてくる。リマで休暇のときはしょっちゅうくるから、もう覚えられてる。



俺達はまずビールを注文。この旅の道中もひたすらビール飲んでると言う親父はクスケーニャ(濃い目のビール)をチョイス。これがメチャ気に入ったらしく、どんどんオカワリする親父。。。息子は薄味のピルセンをチビチビ飲んでました。



メシは、刺身盛り合わせと寿司盛り合わせ、最後にオムソバという、刺身と炭水化物に偏った注文。。。けどどれも美味しいと親が喜んでくれたので、満足。しょぼいながらも一応スペイン語喋ってる息子を見てほっとしたようで、良かった。




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リマ・クスコ・マチュピチュ1日目

朝6時半頃に家を出発したのに、リマに着くのは18時前。ほぼ休暇初日終わってるやん!



ラパスの空港で14時まで時間潰して、そこから5時間弱のフライトでリマへ行くのだが、この日のフライトはラパス→サンタクルス→リマのルート。サンタクルスはラパスの東に位置し、リマはラパスの西に位置している。つまりまず反対の方向に飛んでから、また折り返すという非効率なフライト。曜日によってローテーションが違うけど、ホンマだるいわー。



空港に着いたらダッシュでイミグレ・税関を突破してタクシーに。月曜日は19時から毎週恒例のサッカー(少し小さいフィールドの場合、Fulbitoと呼ぶ)。この日は偶然日本人が偏ったチームがペルーオッサンチームにボロ勝ち。



俺と会社同期(リマで語学研修中)に加え、ビクトルさん(他商社勤務)、旅人(語学研修中?)の4人の日本人が同じチームになったのだが、みんな球離れがスムーズで、FWとしては動き出しやすい!そして会社同期が一人ディフェンスがんばってた!俺は外しまくったけど、なんとか1点ゲット。



夜はもうすぐリマから日本に帰任するビクトルさんの送別会。久々にサンボルハの中華しゃぶしゃぶ屋に来た。相変わらず上手かったー。途中謎のパフォーマーが割り込んできたけど。



最近平地に降りた初日は結構な頭痛に悩まされてて、この日もそうだったけど、ピルセン(ペルービール)飲んで忘れました。




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チリ7日目(さよならサンチャゴ)

翌朝6時にホテルを出て、7時30分のフライトでラパスへ向かう。しかし、サンチャゴの空港のスタバのWi-Fiが全く繋がらないは何故だ?(因みに関係無いけどボリビアにはスタバは無い)

眠いのと、休暇最終日で憂鬱なのと、行きと同じくラパスまでにイキケ・アリカといちいち降りるのがうっとうしいのとで、気分は最悪。昨日までは3人の和気あいあいとした旅だったのに、またいつもの一人状態でテンション↓。


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(帰りのスカイの機内食)


昼過ぎにラパスに到着。ホテルにチェックインすると、いつもの行動でセントロの日本食レストラン「けんちゃん」へ。いつも通りスタミナラーメンを注文し、YAWARAを読みながら、一人麺をすする。まぁこれがいつもの休暇だな。。。


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(けんちゃん名物スタミナラーメン)


夜は新市街の和食「ふるさと」で最後の和食チャージ(親子丼アリだった)をして就寝。明日から17連勤(鉱山から一歩も出れず)のスタート。。。気合だ×3・・・。


(おやこどん)


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