『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~ -3ページ目

チリ6日目(さよならイースター島)

また朝からアフ・トンガリキへ。


これで3日連続。さすがに飽きてきたが、それでもちゃんと起きて向かう俺は凄いと思う(笑)。幸いこの日はスッキリ晴れて、女バックパッカーは無事モアイ with 朝日の撮影に成功。その後、島の郵便局に向かい、パスポートにイースター島スタンプ(スペイン語でIsla de Pascua)をゲット。国以外のスタンプは、マチュピチュ・ワイナピチュ、ウシュアイア(地球最南端)以来4つ目。パスポート増刷してるしスペースの心配も無し!


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(今日も朝日はきれい)


そろそろ帰る準備をと思っていると、なんと帰りのフライトが4時間ほど遅れるとの情報。空港にマジ?と聞きに行くと、マジとの回答。でも代わりに時間潰す用のランチチケットくれた。場所を見ると俺のホテル!また戻るんか!けど、3人で食べたランチはかなり高級感に溢れてて最高だった(男バックパッカーだけ別の場所指定されたチケットだったけど、チケットを3枚重ねて同時に渡す事により、男バックパッカーもどさくさに紛れて同じ場所でランチする事に成功。)


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(綺麗な飯は初めてか。。。)


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(オサレソースかかってる!)


ランチ後レンタカーを返却すべく島唯一のガソスタに行くと、今昼休みだから後20分は開かない、と舐めた回答。待つのめんどくさいので、ガソリン入れないままレンタカー屋に直行。「ガソスタは今日一日やすみらしいよ」と平気な顔でウソをつき、ゴリ押しで返却完了。なんかラティーノ達の悪いとこばっかり吸収してる気がするな。。


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(ホテルにあったこの島のお祭りの絵。宮川大輔がココ来てやったらしい)


帰りのイースター島からサンチャゴまでのフライトはラッキービジネス。俺の席を見た男バックパッカー(貧乏旅行者)は「何なんすかコレ」と絶句してたな。若者、夢を持つんだ!!


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(ヤケタ)


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(ビジネスはワインにビールに。。。)


フライトが遅れた事もあり、サンチャゴ着は夜12時過ぎ。翌日のフライトが早いので空港ホテルで就寝。あぁ南米大陸に帰ってきてしまった。そして休暇が終わっていく。また監獄のような高地に戻るのか。。。

チリ5日目(イースター島まだまだ爆走)

泥酔翌日。女バックパッカーが朝日のアフ・トンガリキを見てないというので、前日同様、朝から出動。(昨日泥酔してたのに待ち合わせの時間はちゃんと覚えてて、奇跡的にちゃんと起きた俺は凄いと思うい。携帯なんて繋がらないので、連絡手段無く、もう行くしかないという状況だと人は頑張れるようです。。。)

しかしこの日は雲っててアフ・トンガリキの日の出はイマイチ。。。また翌日来ようと言う事になり、俺達3人はツアー再開。今日はイースター島の中の有料エリア(60ドル)を攻める。バックパッカーの2人にはかなり痛い出費だが、ココまで着たら見ようぜということに。結果はというと、大満足。有料で見れる場所2ヶ所あるのだが、マズ行ったのはモアイの石の切り出し所(ラノ・ララク)。ここには土に埋まってるモアイや、地表から切り出される途中のモアイもあり、かなり面白い。更に正座してる和の心モアイもいて愛おしかった。



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(ココが入口)


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(倒れてるモアイも多い)


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(正座してる和風モアイ)


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(切り出される途中で放置されたモアイ)


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(遠くにアフ・トンガリキが見える)


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(足首筋をフル稼働)


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(埋まってもうた)


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(確かにそれはアカン)


次に行ったのはラノ・カウ。ここは巨大な火口湖なのだが、車では途中までしか行けず、俺達3人はエッチラオッチラ山登り。黙ってるとしんどいので、好きなドラマの話をしようと言う事になり、俺はラブジェネ、女バックパッカーは愛してると言ってくれ、男バックパッカーはビーチボーイズについて、それぞれ熱く語る。なんだこの集団(笑)。

そうしてると到着。でっかいなーと感動。さらに道が続いてるので進むと、昔の儀式場みたいな場所に。ここから見下ろす海と島はヤバイぜ。


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(撮ってるところを撮られた)


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(火口デカイ)


そうこうしているうちに、日没の時間が迫ってきた。これはヤバイとダッシュで山を下り、次の夕日ポイントへ急ぐ。夕日ポイントのタハイ儀式村に着いたと同時に、日が落ちていったが、雲に邪魔されて夕日は上手く撮影できず。これも運命か。あんなに急いだのに。。。


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(上手く夕日モアイを撮れなかったので、ついでによくわからない写真を。。。)


で、某商社軍団はもうイースター島から帰ってきたので、今夜のメシは俺達3人。どうしようかと悩む俺達。男バックパッカーは、また和食食べたいけど金無いから・・・と言うので、そんなこと言うな!全額奢ってやる!と俺は宣言し、再びザビエルさんの下へ。この日もカツ丼など最高な日本食を堪能。そしてこの日も酔っ払いながら、なんとか車で帰ってきた(笑)。


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(この日は赤身入荷!)


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(手打ち麺のラーメン)


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(カツ丼)

チリ4日目(イースター島爆走)

この日からバックパッカー2人との3人旅がスタート。男は名古屋の大学生(23歳)、女は東京の法律事務所(30歳)、共に世界一周旅行中との事。すごいねー、タフだねー。うらやましいなー。

まずは、朝。某商社南米駐在員が日の出モアイは見逃せないと言っていたので、見に行く事に。前日泥酔しながらも。奇跡的に迎えに行く約束はちゃんとしていた。俺は7:30に男バックパッカーを迎えに行った。男バックパッカーはホテルではなくキャンプ場のキャンプに泊まっている。凄い。この節約力凄いわ。そんで、半分酔いが残りつつ、アフ・トンガリキへ。


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(この車で迎えに行くと)


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(ここに泊ってた。凄い生命力。)


アフ・トンガリキは15体のモアイが並んでいる。元々倒されてたモアイを日本企業がクレーン持ってきて立て直したのは有名は話。この日の日の出は8:20頃(遅くない?)。現地で商社軍団と合流。あれ?彼らが迎えに行くはずの女バックパッカーがいない。話を聞くと待ち合わせ時間に現れなかったらしい。気を取り直して、朝日をまつ。すると出てきたおひーさま。綺麗だ。逆光を生かして写真を取りまくる俺達。順番に16体目になりました。


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(絶景)


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(影も15体)


とりあえず早起きして眠いので俺達は一眠りする為に宿に戻る。そして昼前にもう一度集合。今度は朝現れなかった(らしい)女バックパッカーも車でピックアップして、モアイツアーへGO。

まず向かったのはアフ・アキビ。ここは丘の上に海を見つめるモアイが並んでいる。モアイは海見たり背を向けたり一体どっちが正解なんだ?ここでも例のごとくモアイ写真になんとかモアイっぽくフレームインしようとする俺達。するとそれを見た夫婦観光客が話しかけてきた。聞くとプエルトリコからの旅行者だった。俺が「この前はWBCで負けて悔しかったぜ!でもプエルトリコ良いチームだね!」というと、「有難う。あの日の夜はフィエスタ(祭り)がいつまでも続いたぜ」との事。他に娯楽無いから野球への思いは強いんだなー。


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(おばちゃんの方と)


色々話しているうちに仲良くなると、オッサンがお前らに良い果物やる!といって謎の柑橘系の果物をポケットから取り出した。同時に逆のポケットからバタフライナイフを取りだした。怖い!そのナイフで果物の皮をむいて、食え!渡してくれるプエルトリカーノのオッサン。味は微妙だったが、それ以上に俺の目の前で使ったナイフを舌で舐める(綺麗に洗ってるつもり)のは怖すぎるから止めて欲しい。さらに、俺の車はこの果物で一杯なんだ!と誇らしげに言うオッサンだが、中をみるとその果物は3個しかなかった。。。まぁ一杯って人の感覚によるわな。。。けど。。。


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(謎の果物)


気を取り直して、俺達はドライブを再開。次は島の裏側のアナケナ・ビーチへ。綺麗な砂浜の前に、帽子(プカオ)をかぶった珍しいモアイが。俺達は砂浜で一眠り。しかし、目の前の西洋人ギャルがトップレス(手ブラ)写真を撮ってる。人が少ないからって、目の覚めるようなことはしないでくれ。。。俺はしっかりサングラス越しの横目で凝視しました。


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(ビーチを見下ろすモアイ)


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(ビーチで和んでると)


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(横でエライ事してた)


ビーチで特大エンパナーダ(南米でよくあるパイみたいなの)を食べ、さらに進む俺達。島の裏側の海の綺麗さはハンパ無い。こんな青い海初めて見た!3人共足を止めてしばし感動。。。。


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(ボリビアのエンパナーダはもう少し小さい)


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(とにかく海青い)


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(と、岬に立ちたくなる)

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(ウマは自由に歩く)


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(そして泥水も飲む)

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(祈りスポットあった)


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(再び海に向かう)


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(青い)

更に進む俺達。島を一周して朝見たアフ・トンガリキに到着。女バックパッカーが朝見てないというので、俺と男バックパッカーも昼バージョン撮影の為、立ち寄る。トリック写真ってなかなかムズいな。。。


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(戻ってきた)


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(15体マタギとか)


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(ナデナデとか)


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(同じ気持ち感じたりとか)


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(確かにそれはアカン)


ようやくそれぞれのホテルのあるハンガ・ロア村に帰還。またまたそれぞれシエスタ(昼寝)をして、晩飯へ。

晩飯は一大イベント。某商社駐在員軍団も合流して、イースター島にある「居酒屋・甲太朗」へ。こんなトコに居酒屋つくるか(笑)?ここのオーナーはフランシスコ・ザビエルさんというギャグのような名前(本名らしい)。チリ人。日本の山口県に10年住んでたらしい。店の名前は息子の名前らしい。前日もココに来ようとしたが、今日は赤身の魚が無いよ、と言われ翌日の今日に変更したのだが、ザビエルさんは悪びれる事も無く、今日も赤身来なかったー!と。。。まぁこんな場所だし文句言いません。


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(店構え)


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(ザビエルさん)


店の中のテレビでは日本のバラエティ番組(行ってQ?)が流れており、日本が恋しい俺達は全員ガン見。そのテレビは宮川大輔がイースター島のお祭りに参加すると言うもので、見てると今いるこの店も登場する。フランシスコ・ザビエルですという自己紹介に対して、宮川大輔は、そんなギャグどこで覚えたんですか?と返してた(笑)。


その番組にも登場するこの店の名物がモアイ寿司。100カンのスシがモアイみたいに並べられてる(よく見ないと分からない)。こんな地でキリンビールを飲みながら、スシ(白身のみ100カン・・・)を食べるなんて思わなかった。パク、キリンはすげーな。ここでは、ラーメンも味噌と醤油があり、頼むとザビエルさんが麺を打つところから始めた。メチャ手間かかるな(笑)。しかしこれが激ウマ。もう忘れられない味となった。テンションの上がった俺達はワインを白・赤と注文して泥酔モード。


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(寿司はまだかー)


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(分かりにくすぎるけど、真中がモアイ)


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(ご満悦)


記憶は確かではないけど、俺は泥酔しながら、一人で車を運転してホテルまで帰っていったそうです。死ななくて良かった。ZZZ。

チリ3日目(イースター島上陸)

この日は9:30発のフライトでいよいよイースター島へ。

朝予定通り6:30に起床して、準備しようとしてると、何か変。よくよく見てみると実際はもう7:30だ。携帯のアラームかけてたけど、携帯の時間がサマータイムになってなくて、一時間遅れてたヤバイ!

空港には2時間前に着けというけど、もう起きた時点で2時間前だー。ダッシュで準備してタクシーに乗り、運ちゃんに「Rapido! Rapido!(急げ急げ)」とわめいて、空港に1時間前に到着。この日は日曜だったから道空いてたけど、平日ならアウトやったな。。。ラン航空のカウンターは激混みだったけど、ワンワールドのダイヤモンド会員である事を生かして、別カウンターでチェックイン。搭乗ゲートまでダッシュして、なんとか間に合った。。。。

搭乗ゲートでキョロキョロしてみるが、日本人は見当たらずどうやら俺一人だ。フライトでは横にポーランド人学生ねーちゃんが座っていて、欧州でもイースター島は人気スポットらしい。俺は「風が強く吹いている(箱根駅伝の映画)」を見て、5時間のフライト過ごしました。

13時くらいに、遂にイースター島に到着。ホンマ海の真ん中にポツーンとある。


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(着いた瞬間、雨)


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(空港には一応ちゃんとチリ国旗が)


予約していたホテルの迎えと一緒にまずはホテルへ。ホテルにはなんと日本人の受付がいて、日本語で対応してくれた。ホントに愛しいぜ日本語。。。ホテルは綺麗。けどバスタブにセミの死骸が落ちていたのはご愛嬌。

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(高級ってわけではないけど綺麗なホテルだった)


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(どこから来た?セミ)


で、イースター島は割とデカいので俺はまずレンタカーを借りようと思ったのだが、ココで俺はこの旅行最大のミスに気付いた。

「国際免許証忘れた・・・・」

当たり前だけど、レンタカーを借りるには、免許証の提示が必要。ホテルの人に聞いても、免許証ナシでは絶対借りれませんとの事。ヤバイ、ヤバイ。このままではモアイに対面する事すら出来ない。。。でもここで諦める訳にはいかないので、俺はボリビアの社員証と一緒にいつも持ち合わせている、鉱山内で運転してもいいという免許証(会社発行のものなので、会社の外では何の効き目も無い。もちろんボリビア当局とは何の関係も無い)を持って、交渉する事に。

レンタカー屋に行き、車を借りたいというと、まず免許の提示を求められる。俺がシラっと会社内免許を提示すると、「これじゃアカンよ、全然ココで運転して良い事証明できひんやん」とレンタカー屋のオバちゃん。でも俺は粘って、「俺の会社のルールで、この社内免許が発行されるためには、国際免許を持ってないとダメなんだよ。つまり俺がこの社内免許を持ってるって事は、国際免許を持っている事が明らかだ!だから問題ないよ。心配なら今会社からここに国際免許ファックスで送ってやるよ(実際には無理だけど笑)」と半ギレでまくし立てた。すると、オバちゃんはいい加減なのか、それともコイツめんどくさいと思ったのか分からないが、じゃあ良いよとの回答。良し、これで無事にイースター島巡りのスタートラインに立てた!

オバちゃんから地図を貰って、まずは良く分からんから、島全体を一周回って見ることに。途中寄ったカフェで、サンチャゴで出会った語学研修生&その会社の南米他都市駐在員(合計4名)と遭遇。そのうち一人はなんと俺と同時期にリマの語学学校にいた知り合いだった。イッツアスモールワールド(Estamos en el mundo pequeño)!こんなに南米でかいのに~!その後、俺は一人でドライブ開始。短パン、サンダル、青い海、白い波、緑の山、うーん最高。俺は海沿いの道をぶっ飛ばした。島には野生の馬と牛が多数いて、公道を所構わず歩いているので、奴らを車で跳ねないように注意しつつドライブ。途中まではアスファルトだけど、街と離れた裏側は道のコンディション最悪で、凸凹ハンパ無い。やむなく俺は時速10キロで走行。地震と津波でダイブやられたらしい。


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(第一モアイ発見)


3時間くらいかけて島を回って宿に戻った俺。するとサンチャゴで会った商社語学研修生からメールで、今夜ご飯食べましょうとの誘い。オッケーと待ち合わせたレストランに行って見ると、更に知らない日本人男女が二人いる。すると、「この二人バックパッカーで、一緒にレンタカー借りる人探してるらしいんです。ちょうど宮崎さん一人だし、一緒にどうですか?」との誘い。バックパッカーの仲間を探す力凄いなーって思いつつ、俺は「勿論イイよ」と回答。この二人はカップルで世界中回るパターンかーと思って聞いて見ると、「いや元々全然知り合いじゃないけどさっき空港で見つけて声かけました」と男。バックパッカーって逞しい!!

沢山の日本人と酒を飲むのは久々だったので、ビールとワインをカパカパあけて、全員かなり酔っ払った状態で、この日は終了。

チリ2日目(サンチャゴの丘)

この日は一日暇なので、一人でサンチャゴ市内を観光。

観光といっても、サンチャゴは特段観光地でもなく、普通の大都市なので、あまり見る場所は無い感じ。他の南米都市と同じで、サンチャゴにも旧市街と新市街とがあって、旧市街にはプラザ・デ・○○があって・・・という感じだけど、どの都市も大体景色同じだし、旧市街に行くのはパス。地球の歩き方には、どの街も、旧市街の大聖堂や公園・・・とあるけど、ホンマどこも一緒。

なので、他の都市には無いもの見ようと言う事で選んだのが、サンクリストバルの丘(Cerro de San Cristobal)。サンクリストバルという名前も何となく縁を感じる(南米死ぬほどサンクリストバルって地名ありますが)。旧市街と新市街の丁度中間くらいにあって、サンチャゴ市街全体を見渡せるらしい。

俺はタクシーで丘の麓まで行き、そこからケーブルカー(Funicular)で頂上へ。ケーブルカーは往復4000ペソなので大体800円くらい。頂上からの景色は絶景!街のすぐ横にそり立ってるアンデス山脈のスケールには絶句。けど、サンチャゴって町全体がもやってる。霧では無くスモッグらしい。周りを山脈に囲まれた盆地なので、排気ガスも逃げ場無くて滞留してしまうらしい。街を走ってる車は南米の他都市よりダイブ進んでいる感じするけどねぇ。。。


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(ケーブルカー入口)


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(ここから乗り込む)


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(登る登る)


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(おっさんが頂上から運転してる)


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(サンチャゴ市内を見下ろす)


頂上にはマリア像があり、その周辺に座って読書するチリ人たちが。なんでわざわざココ来て読むの?家で読めばえーやん。。。


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(頂上の広場)


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(マリア像)


サンクリストバルの丘から降りた俺は、麓に広がるオサレカフェエリアへ。ここはBellavista(直訳すると美しい景色)というエリアでストリートにカフェとかイタリアンレストランとかが並んでる。こういうの見るとペルーやボリビアには絶対無い景色だなーとつくずく思う。

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(Bekkavistaの街並)


俺は、「Rock Stage」という店でサーモンクリームパスタを堪能。レモネードも美味いよ、最高・・・。しかしこのRock Stageという店、ロゴがどう見てもアメリカ発の某有名チェーンレストランのハードロックナントカにそっくりやねんけど。。。そういう部分はシタタカにパクリ精神発揮しているようです(笑)


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(ハードロックカフェ風)


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(レモネード、美味)


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(サーモンクリームパスタ。海鮮アリます。)


そして、街をふらふらしてると、何やら尋常じゃない長さの行列が出来てるショッピングモールを発見。ビルの外にズラーっと並んでるので、どこまで続いてるか見てやろうと思って調べて見たら、ビルの中もえらい行列で、結局先頭は3階にあるH&Mだという事が判明。聞くとこの日がH&Mオープンの日で、チリ初の出店だそうな。まぁ日本でも数年前に同じ事あったな・・・。


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(南米で最も高い建物。建設中。)


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(H&Mのために並ぶ人々)

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(モールのフードコートにも本格的海鮮丼が!)


その後、俺は物は試しだと、地下鉄に乗ってみることに。南米で地下鉄って初めてだなー。駅は凄く綺麗で、表示も親切だし、近代的で驚いたんだけど、何故切符は券売機じゃなく、人が売ってるんだろう。お陰で切符を買う人の長い行列が。。。自動販売機でモノを売る・買うって考えがそもそも無いんだろーなぁ。。。


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(切符売り場)


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(ホームも綺麗)


ホテル近くのショッピングセンターにあるトニーローマでしっぽり晩ごはんを食べて就寝(晩ごはんはタンタと迷った)。



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(牛とビア、アリます)

チリ1日目(サンチャゴ日本食)

今回の休暇はチリへ向かう。首都サンチャゴに行くのは初だ。

チリ北部の港町アントファガスタや、内陸の鉱山町カラマには出張で行った事あるけど、それ以外は未踏の地だったチリ。細長すぎるから、北部と南部の気候は全然違うチリ。ちなみに、俺の住んでいるボリビアの鉱山からチリの国境(アバロア)までは車で4時間で着いちゃうけど、ここはかなりチリ北部。。。

朝、いつものように会社の飛行機でラパスまで移動。4時間ほどラパス空港で時間を潰して、サンチャゴ行きのスカイ航空の便に搭乗。スカイ航空は比較的新しいチリの航空会社。しかし、このフライトがめんどくさい。直接サンチャゴまで行ってくれれば良いんだけど、途中でアリカとイキケにいちいち降りる。


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(スカイ航空はこんな感じ。まだ10年?)


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(まぁまぁうまい)


アリカではチリ最初の町という事でイミグレを通過しないといけない。乗客は全員一度降ろされてスーツケースも受け取り、イミグレを通過し、またまた搭乗の為に手荷検査されて。。。めんどくさいよ。。。全ての手続きを終えたら、さっきまで乗ってた機体のさっきまで座ってた席に座る。こんな事なら、イミグレの職員が機内まで来いよと思ってしまう。(ちなみに航空券は、ラパス-サンチャゴと記載されているのみ。


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(アリカの空港。ペルー・チリ・ボリビア国境近し)


次に降りたイキケでは外に出る必要はなかったけど、ただただ客の入れ替えを機内で待つ。結局ラパスを出てから6時間くらい要して、ようやく18時頃サンチャゴ(サンティアゴ?)に到着。

サンチャゴは空港も、空港から市街地までの高速道路もメチャ近代的に整備されてて驚いた。俺的にはもはや最先端の町だったリマを遥かに凌駕するレベル。高速道路が地下のトンネル通ってるなんて凄すぎない?首都高の霞ヶ関付近かと錯覚。。。

サンチャゴのホテル(マリオット)にチェックインした後、近くに巨大なショッピングセンターがあったので、行ってみた。店のラインナップはリマのジョッキープラザ(リマ最先端のショッピングセンター)と似た感じだけど、リマには無い高級店もチラホラ。。。

とりあえず初日は日本食やろ!と決めてた俺は、地球の歩き方を頼って、「現地駐在員も頻繁に通う」と書かれていたレストラン「将軍」へ。将軍は近代化の進んだ高級エリアにあり、日本の料亭のようだった。


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(将軍外観)


将軍には、日本のアサヒビールがあった。日本の苦いビールは久しぶりー。そんで寿司の盛り合わせもオーダー。どっかの内陸国で食べる寿司よりも遥かに美味い、ハイクオリティー!

俺が一人で満足感に浸っていると、前のテーブルに座った男女2人組の会話が聞こえてきた。ハッキリとは聞き取れないが、ちょくちょく単語は聞こえてくる。「語学研修生」、「○菱」、「○井」、「○友」、むむっ?更に「コーポレート部門」、「資源・金属」?これはかなりキナ臭い。すると最後にやはり聞こえてきた「商社」という単語。そうですか、やはりその筋の方なのね。

しばらく様子を伺っていたが、アサヒビールでテンションは上がり気味だった(一人なのに)ので、勇気を出して声をかけて見た。「あの、商社の人ですか?」、すると「そうです、サンチャゴ勤務している人間と語学研修生です。○○の商社です。」との回答。「そーなんですか、僕も○○の商社で今はボリビアの鉱山で働いています。」と打ち明けると、じゃあ折角だし一緒に飲みましょうという流れに。

彼らは俺よりも幾つか年下だった。話を聞くと、語学研修生の方の女性はサンチャゴから車で2時間程度のビーチ観光地・ビーニャデルマルに住んでいるらしい。そんな良いとこ住ませてくれるのー?リマよりダイブ良いなー!やっぱり儲けてる商社は違うぜ!と思ってると、「そちらの商社の方も同じ語学学校にいますよ」とのコメント。ナニ?ウチの会社にもそんなオイシイ思いをしているヤツがいるのか?聞くと資源部隊ではなかった。だから知らなかったのね。

まぁ色々話していると、南米に住む駐在員、語学研修生の悩みは同じだなーと痛感。そして娯楽も南米旅行と同じ。「僕明後日からイースター島なんですよー」というと、「私は明日からです」と。おー、イッツアスモールワールド。またイースター島で会うかもねと話つつ、彼らと別れ、ホテルで熟睡。

オルロカーニバル

韓国料理の翌日、朝8時にラパスを出発します。オルロは、ホテル+カーニバル観覧席+ラパス・オルロ間のバス等が全部セットになってるツアーを確保していたのですが、他のボリビア人と一緒のバス移動はダルいってことになり、駐在員5人で専用のバンをチャーター。(誰かがボリビア人は長距離移動だと、平気でバスの中で用をたすと言ったのを聞いて、駐在員一同怖気づいた次第。。。)

快適な移動だーっと思ったけど、ラパス・オルロ間は道悪すぎて、ずっとバンの中でジャンプしてた。。。横には建設中の道(アスファルト)が見え、早く作ってくれよと心から思った。

あと、ボリビアは道路標識の距離表示がメチャメチャ。さっきまでオルロまで残り100キロくらいって書いてたのに、いきなり残り3キロっておかしいやろ(笑)。その後また80キロに戻るという。。。

オルロまで4時間半くらいかけて到着。ホテルは三ツ星と聞いてたが、全然大したことないやろと思ってたら、案外普通。ホテルではツアー会社のねえちゃんが待っててくれて、荷物を置いて直ぐに、カーニバル会場へ。


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(泊まったホテル。オバケ屋敷では無かった)


『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~
(ホテルの前の道。かなり都会。)


ココの熱気ハンパ無い!人がスシ詰め!タダでさえ狭い路地でパレードしてて、両サイドに無理矢理作られたスタンドは観客総立ちで皆踊ってる。スタンド壊れないの?オルロのカーニバルは南米三大カーニバルと呼ばれていたけど(他はリオとクスコ)、オルロなんてしょぼいやろ、なんて思っててごめんなさいという感じです。別の駐在員情報では、リオはでっかくなりすぎて、盛り上がりの一体感に欠けるらしい。オルロはお勧めだね!


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(両サイドの客も踊ってます)


俺達の席は、会場で一番良い席!高い金払った甲斐があった。ここはホテルの一部に臨時バルコニーを増設して、パレードを2階席から正面に見れるベストな席。盛り上がりは路地の安い席のほうが良いけど、まずはこの高級席から全体の雰囲気つかもうという感じ。客層は金持ってそうな爺さん婆さんが多かったけど、日本からの団体客もいた(20人くらい)。しかし、俺が日本に住んでたら、ココまで来る事はないけどな。。。ここでは、ランチボックスに、ホイッスル、帽子、紙吹雪とカーニバルの必需品もゲット。んー満足感高し。ちなみに、某駐在員は卒業旅行で南米をバックパッカーしてるという女子大生グループ(中央大)に積極的に声かけていました。「旅行?俺達はコッチに住んでるんだけどー。」みたいな、手口でした。ウソはついてないけどねぇ。。。。


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(この上の席を確保。下をパレードが通過する。)


パレードは朝7時から明け方4時まで続くらしい。オッソ(熊)やディアブラーダ(悪魔の仮面かぶった人)とか、ここでしか見られないパレードばかりで大興奮。俺達は終始総立ちで、笛吹いて踊っていました。ビールもガブガブ飲んでると、酔っ払ってきて(ここは標高3800mという事を忘れてた)、パレードのギャルからベシート(投げキッス)をもらう事が俺らの目標となり、笛吹いて手振って目立った上で、「ベシート!ベシート!」と言って、こっちから投げキッスすると、結構な割合で投げキッスを返してくれる。それに興奮して更に繰り返すという時間が延々と続いた。。。


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(この日一番の加藤ローサ似!!)


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(爆竹の煙が充満。。。。)


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(カラフルなパレード)


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(何故か頻繁に登場するオッソ(スペイン語でクマ))


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(オッソ白バージョン。白の方が多かった。)


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(オッソが登場するとオッソオッソの大歓声。俺も接近。)


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(オッソの中でもサービス精神旺盛な奴)


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(ディアブラーダと呼ばれる仮面のパレード)

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(ディアブラーダ+花火)


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(ミニスカポリス風)


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(誰だこれ?)


ちなみに、カーニバル期間は、街中で知らない人に水かけても泡かけてもOKという謎の習慣があり、大多数の人がカッパ着て歩いてます。俺も最初はそれを知らず普通に歩いてると、ガキ(7歳くらい)にすれ違いざまに、泡をブシュっとやられた。ビックリした俺をみて、ケラケラ笑っているクソガキを見て、かなり怒りがこみ上げてきたが、カーニバル中だからと言い聞かせ我慢。俺達日本人はかなり目立つので、頻繁に標的になる。もう常に後ろもキョロキョロしながら歩かねばならず、全然心が落ち着かない。でもやられっ放しは良くないということで、俺達日本人も泡スプレーを購入(露店で売ってる)。目には目を、泡には泡をの精神でやられたら倍返ししてやった(子供に。笑)。ただ、泡スプレーを持ってると、こいつ戦う気マンマンやな!と思われて、攻撃を受ける回数が激増。もう顔真っ白になって、皮膚見えないくらいになるときもあり。。。好戦的になりすぎたのか、やや可愛い女子高校生から少しだけ泡かけられたのに対して、メチャクチャ大量に反撃して泡まみれにしてやったら、去り際に「ちょっとしかしてないやん!(だからそんなに反撃しないでよ)」といわれました(笑)。日本人ナメんな!

日本と違って会場はトイレの整備が不十分です。なので、その辺でボリビア人んは小便し放題。なので街中臭い。その真横の屋台ではそんなの全然気にせず別のボリビア人が笑顔でチョリソ食べてる。この図太さ、欲しいです。

『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~

(たまにこういう丸見えスタイルのトイレもある)


途中、俺はメディア席に乱入。テレビ局はパレードの道の真ん中にカメラマンを送り込み、撮影してる。勿論俺はメディアパスなんて持ってないのだけど、ホテルのVIP席のパスをいかにもメディアパスだという顔をして、警備を突破。ちなみに警備はただのガードマンではなく、ボリビア軍の軍人がやっているので、やや怖かったですが。こうなると怖いもの無しで、俺は酔ってることもあり、パレードに乱入して肩組んで記念撮影したり、正面から写真とったりやりたい放題。途中、至近距離で花火連発されて、メチャ熱かったけど。(そのうち一発はオッソ(熊)の股間を直撃。ただオッソの着ぐるみは分厚いのか、オッソは股間が燃えたまま行進を継続。もう何でもアリの世界です。笑)


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(通りすがりの人と)


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(パレードに乱入)


ちなみにオルロは花火好きなのか途中でもロケット花火が連発。安全とか全く気にしないので、色んな場所直撃してる。そのうち一発は俺達の席のビニール屋根を貫通。すると屋根に溜まってた雨水が滝のように流れ落ち、観客席は一瞬の内に大洪水(笑)。そう、もう何でもアリなんです。


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(ロケット花火が貫通して天井の水垂れてきた!)


という事で大満足のうちにカーニバル終了。明け方までいたかったけど、テンション上がりすぎて疲れた(高地なのを忘れたまま)のと、ラパスからの移動がハードだったのとで、午前2時ごろには退散しました。ホテルで熟睡したのは言うまでもなく、翌日の車の集合時間にキッチリと遅刻しました。。。


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(道端で日本語勉強中というボリビア人学生に遭遇)


来年も来たいなぁ、オルロ!



チチカカ湖

ウユニツアーの翌朝、会社後輩とその友達を残し、俺と後輩駐在員はラパス行きの自社フライトへ向かいます。塩のホテルから空港までは前日のツアー会社の送迎があるので、約束の朝6時半にホテルでドライバーのアルフレッドを待つ。しかし、待てど待てどアルフレッドは来ない。空港までは車で30分、フライトは7時半発、焦る俺たち。


そして約束の25分後、平然とアルフレッドが到着。急げ急げという俺たちに対して、まぁ何とかなるよ、とアルフレッド。結局は自社フライト自体が遅れて、無事に俺たちはラパス行きに乗ることが出来ました。何でもかんでも遅れるのね。。。南米タイム。。。まだまだ日本人やなぁ。。。

ラパスに着いた後、カミノレアルという新市街のホテルにチェックインし、軽く朝食を取っただけで、他二人の駐在員と合流してチチカカ湖ツアーへ出発。ツアーと言ってもホテルでタクシー呼んでそのままチチカカへ向かうだけですが。(ウユニに一緒に行った後輩駐在員は疲労の為、ダウン。ホテルで休養してました。)

ラパスからチチカカ湖は近いよー、なんて聞いてたけど結構遠い。3時間半くらいタクシーに乗り続けてようやく、サンペドロ・ティキーラという街に到着。


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(チチカカ湖畔①)


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(チチカカ湖畔②)


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(チチカカ湖畔③)


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(何もない街)


チチカカ湖は大チチカカと小チチカカに分かれているのですが、ラパスから向かうと、小チチカカの終わりにサンペドロ・ティキーラという場所に着きます。800メートル程の湖峡となっていて反対側に行くにはここを渡し舟で通過するしかない。反対側は半島ですので陸路でも行く事が出来ますがペルー領となっており、ラパスなどからは2回国境を通過する必要があり、不便。従ってコパカバーナなどの地域に行くにはここを渡るのが一般的。橋くらい作れよと思うが、そうすると、渡し舟業者の兄ちゃん達の生活が成り立たなくなるのか?と思ったり。ちなみにココは、人と車は別の舟で渡ります。車だけを載せてプカプカ浮かぶ様子はかなりレアものです。


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(車専用渡し船)


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(人は別の船で)


まぁここは街を見ても何も無くて、怪しい食堂とボリビア海軍施設(海の無い内陸国なのに小規模海軍がチチカカ湖に駐屯している)くらいしかないので、さっさと立ち去ることに。するとタクシーの運ちゃんが、この辺で美味しいレストランがあるからというので、立ち寄る事に。


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(怪しい食堂)


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(ボリビア海軍施設)


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(JICAが技術協力してるトゥルーチャ養殖場)


着くとボロいがデカい建物。ハーバーも併設してる。看板に書いてある5つ星ホテルという触れ込みはどーかとは思うが、ボリビア基準では立派。ここではチチカカ湖名産(というかそれしか捕れない)のトゥルーチャ(マス)料理がメイン。いろんな調理法があるが、俺はトゥルーチャ・コン・アホ(マスのガーリック焼き)をチョイス。日本ではありえない量のガーリックだったけど、こっちでは臭いを気にするような場面も無いので、気にせずモリモリ食べたった。かなり美味い。トゥルーチャは、ほぼサーモンに近い味と見た目で、俺は区別がつきません。ちなみに、他の人もレモン焼きだったり、スパイシーソースがけだったりを食べてましたが、全部美味かった。


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(ガーリックがビッシリまぶされてる。)


ただ、帰りの道のりも長くてグッタリ。

夜はラパスの駐在員も合流し、合計7人の日本人で、ラパスのセントロにある韓国料理(名前忘れた)へ。プルコギとか辛ラーメンが絶妙に美味かった。やっぱりアジア料理ってしっくりくるなー。改めて自分は日本人であり、アジア人なんだと痛感。ウアリビールを飲みすぎてやや酔っ払いました。明日はいよいよ(!)、本来の目的のオルロ旅行です。。。けど、もう疲れてるよ。。。

ウユニ塩湖

家から近すぎて、「何かキッカケが無いと行かないなー」って思ってたウユニにようやく行って来ました。そのキッカケとは、①駐在員皆でボリビア国内旅行(オルロ中心)をする事になった・②たまたまその時期に駐在員の後輩(うちの会社後輩)が来る事になった、の2つです。

朝、鉱山サイトを後輩駐在員と出発。家からウユニ空港までは車で90分程度。この日はウユニ空港からフライトでラパスに飛び立つ別の後輩駐在員も車に同乗したのですが、俺の大寝坊により出発が遅れて、フライトに乗れるかが微妙に。結局フライト遅れで間に合った(ナイス南米タイム)ですが、行きの車ではソワソワしっ放しでした。。。

ウユニ空港に到着後、会社後輩(+その友達)を待つ俺たち。鉱山の同僚にお前は何故ラパス行きに乗らないんだ?と散々質問されましたが。7時45分頃、ようやく到着。予め予約しておいたボリビア人ガイド・ソニアも空港で会う事ができ、いよいよウユニツアースタートです。

まずは朝メシ(Desayuno)だと行って、空港からウユニのセントロ(中心街)に向かう。ウユニにはピザ通りというピザ屋が並ぶストリートがあるのですが、そのうちの一軒でメシを食べる事に。俺はDesayuno Simple(シンプルな朝食笑)を頼んだのですが、パンとコーヒーだけという、その名の通り何ともシンプルな朝食でした。。。

そして次はウユニの駅(ウユニ-オルロは週2回鉄道が走っている。けど、バスより遅いのでお勧めしません)を見学。ただのボローい駅ですが。この日は丁度マーケットの日だったので、路上マーケットをウロウロ。更に青果物の市場にも行って中を見学。打ってる果物は全部ボリビア産らしいが、全部激しく痛んでてマズそう。買う気になりません。けど、リンゴはピカピカに綺麗だったので、これ綺麗じゃんとソニアに言うと、「リンゴだけはチリ産だよ」との回答。ボリビアでの綺麗な果物が流通すると良いなぁ。。。


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(ウユニ駅)


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(コカの葉をもつソニア)


その後、俺たちは、ボリビア風カラフルなパンツ(通称:ボリパン)を買おうを言う事になり、全員で購入。これココ以外で使わんやろうなぁと思ったが、旅(といっても家の近くだけど)とはこんなもんだと思い購入。派手好きの俺には丁度いい感じ。


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(ボリビアの路上マーケット)


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(ボリパン。今は俺のネマキです。)


ちなみに、このツアーを申し込んだ時は、英語可能なガイド付きと言う事だったのだが、確かにソニアは少し英語も喋るが、基本的にスペイン語で喋って「ヒロ、通訳宜しくね」と言ってくる。まぁエエけど、適当やなぁ。。。

セントロを後にした俺達は、ウユニ塩湖に行く前の定番コースとして、列車の墓場(Cementerio de Tren)へ。ココは古い列車が不法投棄されている場所で、確かに列車によじ登って遊べるのだが、無理矢理観光名所に仕立て上げてる感が凄い。単なるゴミなんだけど。。。けど、結構はしゃいでしまいました(笑)。


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(電車によじ登った)


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(絶対無理なベンプレ)


そして昼前、いよいよウユニ塩湖へ。


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(塩湖に行く途中で車が故障・・・)


ただ、塩湖の入り口に到着した時は、岸辺を流れる泥水を見て、「こんな場所じゃ写真撮ってもメコン川にしか見えないやーん」と不満爆発の俺達。けど、運転手のアルフレッドは「塩湖の中は綺麗だから心配するな」と。一抹の不安を抱えながら中へと進む。


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(メコン川。まだ塩湖の入り口。)


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(みんな豪快に水の中を車で突き進む)


10キロ程中に進むと、回りが真っ白になってきた。更に進むとうっすら表面に水が張ってある場所に到達。もうそこは巨大な鏡が地平線まで広がっていて、言葉も出ない美しさです。ここで俺達はさんざん写真撮影した後(塩水の上でジャンプしてたので、全身塩水でドロドロ)、ランチを堪能。テンションが上がったので、車のルーフでメシ食べます。最高に美味かったなー。何より全然音がしない不思議な世界でした。


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(まぶしい)


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(ここでランチ)


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(テンション上がる)


しばらく鏡の世界を堪能した俺達は、塩湖のど真ん中にある塩のホテルを見学。ココはガイドブックとかで一度は泊まってみたい!なんて書いてあるけど、絶対に泊まるべきではありません。何故かというと汚すぎる!塩湖の真ん中なので、電気も水道も無くて、自然と一帯になれるーなんてよく言ったもんで、トイレは臭いし(流れない)、俺は無理です。ホテルの外にある万国旗のうち、日の丸に名前記して帰ってきました。


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(ホテル横の万国旗)


この日俺達が泊まるのは、「ちゃんとした方」の塩のホテル。その名もルナ・サラダ(塩の月って意味)です。これは塩湖の中ではなく湖畔にあるので、電気も水道も通ってて、綺麗でオサレ。エエわー。ホテルに到着後、外に見える塩湖を見ながら、岩肌でボリビア産のウアリ・ビールをグビグビ。疲れもあってすぐ酔った。


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(端に焼酎の瓶を置けば、いいちこのポスターみたい)


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(まっすぐな地平線に落ちる夕日ってそんなに見れないハズ)


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(壁も地面も全部塩でできてます)


近すぎてこれなかったウユニ。やっぱり凄いトコだった。もう数回行ってもええなぁ。という事で友人の皆さん待ってます。英語可能ガイドといっても怪しいので、ちゃんと俺が通訳でお供します!

パタゴニア7日目

ウェステインで目覚めた俺は、バスタブにお湯を張って久々(日本以来)の湯船を堪能。ホテルの朝食でフルーツモリモリ食べて、リマの空港に。ウェステイン滞在何時間よ。。。


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(フルーツモリモリ)


リマから10時20分発のラパス行きに、残念ながら乗り込みます。

リマからボリビアへ飛ぶラン航空の便は、リマ→ラパス→サンタクルスっていうルートと、リマ→サンタクルス→ラパスっていうルートと両方あるのですが(曜日ごとに異なる)、この日は残念ながら後者のサンタクルス経由ラパスへ行く長い便。短い方なら2時間で着くのに、長いほうは5時間。オイオイ勘弁してくれよ。ひたすらアイパッドで映画を見てすごしました(ダイハード4とか)。

そして16時ごろラパスに帰還。何回来ても最初息苦しいのやめてほしい。そしてイミグレで俺は観光客じゃなく、テンポラリーレジデンシアだという説明を毎回させるのも止めて欲しい。

ホテルに着いた後は、ラパス随一の知名度を誇る日本食の店「けんちゃん」へ。ここは本店がサンタクルスにあり(過去俺も行った)、ラパス店はセントロの危険地帯のど真ん中にあります。この周辺で日本人観光客を狙った犯罪が絶えません。。。ここではスタミナラーメンとから揚げというゴールデンコンビ(何でもゴールデンコンビ笑)を注文。周りは日本人バックパッカーらしき若者多数。多分俺もそう思われてるんだろうな。この店は日本の漫画が充実してます、客はみんな黙って漫画読んでる(笑)。ジョジョとか稲中とか。俺は漫画ではなく雑誌のナンバーを読んでました。


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(ラパス市街はどっかで道路封鎖あり渋滞)


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(ラーメンとから揚げの黄金コンビ)


明日の朝は4時起きで、4時半にホテルを出発して、6時のフライトで鉱山に戻ります。そしてそのまま仕事。。。

重い気持ちを抱えながら、酸素不足でハーハー言いながら、7日目(最終日)終了。。。