韓国料理の翌日、朝8時にラパスを出発します。オルロは、ホテル+カーニバル観覧席+ラパス・オルロ間のバス等が全部セットになってるツアーを確保していたのですが、他のボリビア人と一緒のバス移動はダルいってことになり、駐在員5人で専用のバンをチャーター。(誰かがボリビア人は長距離移動だと、平気でバスの中で用をたすと言ったのを聞いて、駐在員一同怖気づいた次第。。。)
快適な移動だーっと思ったけど、ラパス・オルロ間は道悪すぎて、ずっとバンの中でジャンプしてた。。。横には建設中の道(アスファルト)が見え、早く作ってくれよと心から思った。
あと、ボリビアは道路標識の距離表示がメチャメチャ。さっきまでオルロまで残り100キロくらいって書いてたのに、いきなり残り3キロっておかしいやろ(笑)。その後また80キロに戻るという。。。
オルロまで4時間半くらいかけて到着。ホテルは三ツ星と聞いてたが、全然大したことないやろと思ってたら、案外普通。ホテルではツアー会社のねえちゃんが待っててくれて、荷物を置いて直ぐに、カーニバル会場へ。
(泊まったホテル。オバケ屋敷では無かった)
(ホテルの前の道。かなり都会。)
ココの熱気ハンパ無い!人がスシ詰め!タダでさえ狭い路地でパレードしてて、両サイドに無理矢理作られたスタンドは観客総立ちで皆踊ってる。スタンド壊れないの?オルロのカーニバルは南米三大カーニバルと呼ばれていたけど(他はリオとクスコ)、オルロなんてしょぼいやろ、なんて思っててごめんなさいという感じです。別の駐在員情報では、リオはでっかくなりすぎて、盛り上がりの一体感に欠けるらしい。オルロはお勧めだね!
(両サイドの客も踊ってます)
俺達の席は、会場で一番良い席!高い金払った甲斐があった。ここはホテルの一部に臨時バルコニーを増設して、パレードを2階席から正面に見れるベストな席。盛り上がりは路地の安い席のほうが良いけど、まずはこの高級席から全体の雰囲気つかもうという感じ。客層は金持ってそうな爺さん婆さんが多かったけど、日本からの団体客もいた(20人くらい)。しかし、俺が日本に住んでたら、ココまで来る事はないけどな。。。ここでは、ランチボックスに、ホイッスル、帽子、紙吹雪とカーニバルの必需品もゲット。んー満足感高し。ちなみに、某駐在員は卒業旅行で南米をバックパッカーしてるという女子大生グループ(中央大)に積極的に声かけていました。「旅行?俺達はコッチに住んでるんだけどー。」みたいな、手口でした。ウソはついてないけどねぇ。。。。
(この上の席を確保。下をパレードが通過する。)
パレードは朝7時から明け方4時まで続くらしい。オッソ(熊)やディアブラーダ(悪魔の仮面かぶった人)とか、ここでしか見られないパレードばかりで大興奮。俺達は終始総立ちで、笛吹いて踊っていました。ビールもガブガブ飲んでると、酔っ払ってきて(ここは標高3800mという事を忘れてた)、パレードのギャルからベシート(投げキッス)をもらう事が俺らの目標となり、笛吹いて手振って目立った上で、「ベシート!ベシート!」と言って、こっちから投げキッスすると、結構な割合で投げキッスを返してくれる。それに興奮して更に繰り返すという時間が延々と続いた。。。
(この日一番の加藤ローサ似!!)
(爆竹の煙が充満。。。。)
(カラフルなパレード)
(何故か頻繁に登場するオッソ(スペイン語でクマ))
(オッソ白バージョン。白の方が多かった。)
(オッソが登場するとオッソオッソの大歓声。俺も接近。)
(オッソの中でもサービス精神旺盛な奴)
(ディアブラーダと呼ばれる仮面のパレード)
(ディアブラーダ+花火)
(ミニスカポリス風)
(誰だこれ?)
ちなみに、カーニバル期間は、街中で知らない人に水かけても泡かけてもOKという謎の習慣があり、大多数の人がカッパ着て歩いてます。俺も最初はそれを知らず普通に歩いてると、ガキ(7歳くらい)にすれ違いざまに、泡をブシュっとやられた。ビックリした俺をみて、ケラケラ笑っているクソガキを見て、かなり怒りがこみ上げてきたが、カーニバル中だからと言い聞かせ我慢。俺達日本人はかなり目立つので、頻繁に標的になる。もう常に後ろもキョロキョロしながら歩かねばならず、全然心が落ち着かない。でもやられっ放しは良くないということで、俺達日本人も泡スプレーを購入(露店で売ってる)。目には目を、泡には泡をの精神でやられたら倍返ししてやった(子供に。笑)。ただ、泡スプレーを持ってると、こいつ戦う気マンマンやな!と思われて、攻撃を受ける回数が激増。もう顔真っ白になって、皮膚見えないくらいになるときもあり。。。好戦的になりすぎたのか、やや可愛い女子高校生から少しだけ泡かけられたのに対して、メチャクチャ大量に反撃して泡まみれにしてやったら、去り際に「ちょっとしかしてないやん!(だからそんなに反撃しないでよ)」といわれました(笑)。日本人ナメんな!
日本と違って会場はトイレの整備が不十分です。なので、その辺でボリビア人んは小便し放題。なので街中臭い。その真横の屋台ではそんなの全然気にせず別のボリビア人が笑顔でチョリソ食べてる。この図太さ、欲しいです。
(たまにこういう丸見えスタイルのトイレもある)
途中、俺はメディア席に乱入。テレビ局はパレードの道の真ん中にカメラマンを送り込み、撮影してる。勿論俺はメディアパスなんて持ってないのだけど、ホテルのVIP席のパスをいかにもメディアパスだという顔をして、警備を突破。ちなみに警備はただのガードマンではなく、ボリビア軍の軍人がやっているので、やや怖かったですが。こうなると怖いもの無しで、俺は酔ってることもあり、パレードに乱入して肩組んで記念撮影したり、正面から写真とったりやりたい放題。途中、至近距離で花火連発されて、メチャ熱かったけど。(そのうち一発はオッソ(熊)の股間を直撃。ただオッソの着ぐるみは分厚いのか、オッソは股間が燃えたまま行進を継続。もう何でもアリの世界です。笑)
(通りすがりの人と)
(パレードに乱入)
ちなみにオルロは花火好きなのか途中でもロケット花火が連発。安全とか全く気にしないので、色んな場所直撃してる。そのうち一発は俺達の席のビニール屋根を貫通。すると屋根に溜まってた雨水が滝のように流れ落ち、観客席は一瞬の内に大洪水(笑)。そう、もう何でもアリなんです。
(ロケット花火が貫通して天井の水垂れてきた!)
という事で大満足のうちにカーニバル終了。明け方までいたかったけど、テンション上がりすぎて疲れた(高地なのを忘れたまま)のと、ラパスからの移動がハードだったのとで、午前2時ごろには退散しました。ホテルで熟睡したのは言うまでもなく、翌日の車の集合時間にキッチリと遅刻しました。。。
(道端で日本語勉強中というボリビア人学生に遭遇)
来年も来たいなぁ、オルロ!