リマ・クスコ・マチュピチュ5日目 | 『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~

リマ・クスコ・マチュピチュ5日目

この日は10:50発の電車でアグアス・カリエンテス駅からクスコに帰らねばならないが、どうしてもマチュピチュ山に登りたい俺は、時間カツカツながら、登山を強行。マチュピチュ山のゲートオープンは7:00。往復で3-4時間かかると言われているので、バスで村まで降りる時間を考えると、普通にいけばアウト。最悪無理なら途中で引き返そうと思い、強行登山を決断。



マチュピチュ山は、ワイナピチュに比べてかなりマイナー。客も少ない。ワイナピチュが若者向けのチャラチャラした山だとすると、マチュピチュ山はガチ過酷な本格登山。標高もワイナピチュ(2600m)より遥かに高く、急勾配。マチュピチュ山を制覇すると、マチュピチュ内にあるトレッキングコースは全部制覇する事になる



5:00

起床。眠いし、寒いし、ふくらはぎ筋肉痛やし。。。



5:30

マチュピチュ入口行きのバス停に。ただ物凄い長い行列。まだ暗いのに欧米人って早起きするね。。。




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(村のバス停)




5:50

ようやくバス乗車。



6:10

マチュピチュ入口到着。勿論バスの中では、ガタガタの道をものともせず爆睡。。。過酷な登山に備え、リュックをゲート外のストレージ(預かり所)に預ける、。5ソル(190円くらい)。これでカメラと水だけの超軽装になれた!ちなみに後で気付いたけど、ストレージはゲート入ってすぐの所にもあり、そこは3ソル(120円くらい)。2ソルも損したー(笑)。そしてマチュピチュ入口も行列。6:30にようやく入場。そのままマチュピチュ山の入口へダッシュ。




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(マチュピチュゲート)




6:45

マチュピチュ山ゲートに到着。俺の前には2人の男女が。じっと石に座り7:00のゲートオープンを待つ。しかし係員来ない。登山客は俺の後に5人ほど来たが、係員が来ない。せっかく早く起きて電車に間に合う為にここにいるのに、時間が無駄だ。イライラする俺。イライラする周りの登山客。




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(マチュピチュゲート付近から見上げたマチュピチュ山)




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(この標識に沿って進む)




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(早朝のマチュピチュはガスってる)




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(マチュピチュ山入口。一番乗りカップル。)




7:15

ようやく(悪びれずに)係員が到着。登山者名簿に名前を記入し、いざマチュピチュ山にアタック開始。トレッキング開始後10分程で、先頭にいたカップルを抜き、先頭に。しかし想像以上に辛いコース。平坦な箇所が全く無く、急勾配の石会談が続く。休みたいが、時間が無いので休まず突き進む。朝日が昇り、気温が急激に上がって、もう体中汗ビチョ。。。とにかく辛い。トレッキングってもっと自分のペースで休憩とって、そのたびに景色楽しむもんだろ?登ってる間は楽しいなんて感覚は全くなし。先頭だっていうのをモチベーションにして突き進む!一応15分に一回は30秒くらい立ち止まっていいっていうルールを自分で作った。途中眼下に広がるマチュピチュを見下ろしたが、雲がかかって何にも見えず。神秘的ではあるけれど。。。2/3は登ったであろうとき、背後から来たアメリカ人が俺を抜き去った。その名もジャック!ただジャックもかなり疲弊しているようで、途中から俺達は励ましあいながら登る事に。トレッキングはパートナーが必要だなぁ。。。




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(登る登る)




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(霧の状態でワイナピチュも表情変わる)




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(頂上までまだまだ・・・。)




8:00

ついに頂上に到着。標高3000m超え!通常片道90-120分と言われているところを、45分できた!快挙!かもついた瞬間サッと雲が晴れて、眼下にちっこいマチュピチュを拝む事ができた。しかもジャックと二人で一番乗り!誰もいない頂上を独占して超気持ちよかった。汗たらしながら、頑張って登ってきた甲斐があった。ロープウェーで来たら、こんな感動味わえなかっただろうなぁ(もちろんロープウェーなんてないけど)。とにかく来て良かった!!最高!!




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(マチュピチュを見下ろす)




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(頂上は標識と謎の暴徒謎の櫓があるだけで、さびれてます)




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(達成感)




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(ジャック!)




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(同じポーズ)




8:45

頂上でけっこう長居してしまったので、さっさと降りることに。帰りもジャックと一緒に。急勾配を下るのはホンマにつらい。しかも石をつたって下りていくから、滑ってこけそうで怖い。もう足ががくがく。じゃっくも「足がスウィングしてるぜ」と言っていた。あと、すれ違う人たちは決まって、何分かかった?と俺とジャックに聞いてくるのだが、ジャックはいつも「50分もかからないよ」と回答。おいおい、それって最速で行った俺達の話で、話しかけてきた太ったおばさんじゃ絶対無理やろ。。。外人の「あと何分」は信じないようにしましょう。



9:15

入口到着。帰りは30分。往復3-4時間のところを、1時間15分で戻ってきた。凄い。さぁ村に帰ろう!



9:30

マチュピチュ入口に到着。バス停へダッシュ。



9:40

バスに乗り込む。この時間に村へ降りていく人は殆どいない。バスがらがら。



10:00

村到着。駅へ急ぐ。しかし、足が疲労困憊で、駅までの上り道がマジ辛い。途中で何度も休憩。




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(町のど真ん中に線路)




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(駅前は民芸品店多い)




10:10

駅到着。余裕でセーフ。ここで本日の朝食としてプリングルスとコーラの鉄板コンビをいただく。至福。



11:00

電車がアグアス・カリエンテス駅を出発。さよならマチュピチュ。帰りの電車は2両編成でかなりコンパクト。途中で電車が停車して何事かと思ったら、さっきまで飲み物サーブしてくれてた乗務員によるファッションショーが始まった。電車は動かない。そして車内に鳴り響くペルー音楽。次々に服を着替えて、けっこうその気になって練り歩く乗務員(男と女ひとりずつ)。。。何の目的だ?と思っていたが、最終的にはその服を車内販売する事が目的だった事がわかり、ペルー人の商魂のすさまじさを痛感、となりのアメリカ人のオバちゃんはアルパカの毛のセーター買ってました?日本じゃ着ないな。。。




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(乗り込む)




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(こんな車内)




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(こんなお菓子)




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(ファッションショー)




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(手拍子求めてくる)




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(さっきコーヒー入れてくれたおっちゃんも)




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(だんでぃー)




この日の電車はオリャンタイタンポ駅までしかないので、そこからクスコまで1時間45分ほどローカルバスで移動。オリャンタイタンポ駅では日本人の俺を見るや否や、ぼったくってやろうという鼻息荒いタクシードライバーが殺到。相場の5倍くらい吹っかけてきやがった。俺がスペイン語で、相場知ってんねんぞ!とまくし立てると、さーっと去っていきました。それはそれで切ない気分。結局俺は地元の民用のローカルミニバスでクスコへ。(普通は街のバス停で降ろされるのだが、金やるからとネゴってコース外の空港までつれてってもらった。)




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空港で再び両親と合流。ほんまにたまたまリマ行きの飛行機の席が、三人横一列という偶然もあり、親子の会話をしつつリマへ。そしてリマの空港で両親と別れ、一人ヒルトンに戻る。疲れたので熟睡。。。


(クスコ空港で飛行機に乗り込む)




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(リマの日本食「イチバン」でまずビール)




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(で、ネギトロ)




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(からのチキンカツ)




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(〆は八宝菜丼)






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