パタゴニア4日目 | 『俺達なりの南米突撃記』 ~西から昇ったお日さまが♪~

パタゴニア4日目

氷河トレッキングの疲れのせいか深い眠りだったみたいで、またまたあさ7時にゆっくり目に起きた俺。この日は何にも予定決めてなかったけど、朝9時に近くの山をバギーで疾走するツアーがあるよと、教えてくれたミヤザトさん。おーそれいいじゃんと思って、宿でのんびりしてその時間を待つ。


ミヤザトさんに予約の電話してもらってるがなかなか旅行業者の電話が繋がらない。すると9時前にようやく電話が繋がった。予約したいんだけどーとミヤザトさんが言うと、それは8時発のツアーですと旅行業者。。。。もう時間過ぎてるやーん、参加できないー。


すると、前は9時発だったし、パンフレットにも9時と書いてある、時間変更したなら告知するべきだし、ツアーに参加できなかったのは俺のせいじゃなく、この旅行業者のせいだと、猛烈に怒りはじめた。。。あの、、、絶対行こうと思ってたわけでもないし、全然無理なら無理で良いんで、、、、と何故か俺がミヤザトさんをなだめる感じに(笑)。日系人だけどやっぱりテンションはラティーノですねー。

結局、昼過ぎのフライトまでヒマなので、近くの二メス湖を散策する事に。二メス湖まではミヤザト・インから約5分、徒歩で。行くと湖というより小さい湿地だが、いっちょ前に入場料まで徴収しやがる。30ペソ・つまり6ドルくらいかしら?ここはフラミンゴとか、カモとか、珍しい鳥が飛来するらしく、湖の周りを1時間くらいかけて一周するコース。まぁ全般的に綺麗だし、フラミンゴは鮮やかだったけど、あまりに自然のままなので、とにかく臭い。絶対草むら糞まみれ。俺も絶対踏んでしまってる可能性あり。かなり慎重には歩いたんだけど。どっちかというと、隣接している巨大アルゼンチン湖の方が綺麗でした。


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(ニメス湖入口。ここで金払う。)


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(いよいよトレッキング開始)


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(湖というよりただの湿地。。。)


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(隣接するアルゼンチン湖の湖畔)


二メス湖散策を終えた俺は、昼食を食べにセントロへ。前日見つけた寿司屋に行って見ることにした。その名もスシバー・フジ。聞くと4年前にこの街に来て開業したそうな。店主は日本人、奥さんは韓国人の夫婦です。周りは韓国人の客ばかりいたけど。こんな内陸の田舎の割りに寿司は美味。やっぱり日本人が作ってると違うなーと実感。前にチリのアントファガスタで食べた寿司はチリ人の若者が作ってたけど激マズだったからな。。。まぁ値段は割高だったけど、俺はバックパッカーではないのでオッケー。むしろ、日本の外で日本食という日本文化がどう表現されているのかを知れてなんだか嬉しかった。ただ、店主のおじさんはかなり愛想悪かったけど。質問しまくる俺に最小限の回答しかしてくれなかった。。。。


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(なかなかの味)


日本食を食べ終えた俺は、宿で荷造りをして、空港に出発。滞在中、長々と俺と世間話をしてくれたミヤザト奥さんにはかなり感謝感謝。別れが名残惜しい感じでした。日系人ならではの生きていく難しさを語ってくれたミヤザト奥さん。での話してて楽しかった。俺の妹も今沖縄に住んでて旦那さんは沖縄人ですというと、沖縄にルーツのあるミヤザト奥さんは、絶対旦那さん良い人でしょ、間違いないと、沖縄人絶対良い人説を唱え始めたのは面白かった。郷土愛、いいね。確かに良い人です(笑)。最後に私の日本語は聞いててどう?と逆質問してきたミヤザト奥さん。不自然だけど全部理解できますと答えておきました。あと、別れ際にまた来てねといわれたけど、なかなかまた来るのは難しそうです(笑)。遠いよ。。。

そうして夕方エルカラファテの空港から次の目的地のウシュアイア行きのフライトに乗り込みました。1時間程度のフライトの後、遂につきましたウシュアイア。ココはマゼラン海峡の近くで、南米最南端・地球最南端の町。南極行きの旅行船が出発する街です。


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(エルカラファテ空港。空が澄んでる。)


空港からタクシーで宿に向かう。普通のホテルだと思い込んでたけど、アルゼンチン老夫婦が営む小さい民宿みたいなトコだった。俺がスペイン語でずっと話すと、日本人なのにスペイン語喋る奴はめずらしいなといたく感心された。チェックイン時に翌日の旅行計画を一緒に立て、必要な予約を済ませて、俺はウシュアイアのセントロへ。


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(ウシュアイアのメインストリート)


ウシュアイアはカラファテより小さい街と聞いていたけど、歩いて見るとカラファテよりも発展している印象。いつも土漠の中で生活している俺としては、海の見える港町ってだけで、なんだか心地よい気分になります。なんかオサレーなノースフェイスの見せもあり、バートンの店もあって、危うくいらんのにボードウェアを購入してしまうとこだった。あと、バートンのビンディングも、絶対いらん(笑)。


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(オサレーなカフェもある)


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(シティツアーバスは古め。)


メインストリートを何往復も歩いた結果、俺はオシャレなピンク色のレストラン、カサ・デ・マリスコス(海鮮の家って意味)で夕食をとることに。ウシュアイアで絶対に外してはいけないのが、セントージャと呼ばれるズワイガニ。値段は恐ろしく高いがこの街の名産らしい。俺も前菜にナチュラル・セントージャをオーダーしたが、それだけで140ペソ・30ドル近くもした。あと海鮮パスタも頼んだけど、海鮮てんこ盛りでめちゃ美味しかった。この旅はなかなか食事は当りが多いみたい。勿論キルメス&ワインも欠かさず飲みました。


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(カサデマリスコスの外観。ピンク!)


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(まずはセントージャ=ズワイガニ)


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(海鮮ドッサリのパスタ)


心地よいほろ酔い気分で4日目終了。