枠を外し、コンフォートゾーンを抜けるための方法 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは、和久田ミカです。

 

今日は、クライアントのMさんからのメールをご紹介します。

 

(事前に了解を得ています)

 

今日はお時間をいただき、ありがとうございました。
(中略)
 

Sさん以外の同僚とは楽しく仕事できているのに、彼女と関わるとそんな「理想の自分」が崩れてしまうと思って。
 

でも、意地悪されているのに我慢してまで保つ「理想の自分」って何なんでしょうか?
 

それって本当に「理想」なのでしょうか?誰にとっての??
 

そう考えたら、何だかバカバカしくなってきちゃいました。笑


もう「理想の自分」じゃなくていいや、「大人」じゃなくていいや!


 

これからやってみようと考えている「笑顔でスルーする」ことは、「大人であるため」ではなく、自分が楽にいられるためにそうしたいからですよね。
 

やってみて、楽でいられなかったら違う方法を考えたら良いんですね。


実験であり検証なんだって、ミカさんに気付かせてもらいました。


(今までは、何かが出来ないのは自分が悪いからだ、上手くいかないのは自分の力不足なんだって思うことが多かったです。そして辛いから周りのせいにしたり。)
 

 

1年後に、どんな自分になっているのか楽しみです。
 

どう変わっているのか、何を感じているのか。ワクワクします!
 

(変わっていなかったら、それはそれで面白いし、何だか愛おしいかも。笑)
 

自分の中にあるもの、自分が既に持っているもの、自分の大切な人たち。

その有り難みを感じて、自分自身のことも今より認めて受け入れて、なるべくハッピーに過ごせたら良いなと思います。
 

行動力がアップしたらもっと嬉しいな️(後略)

 


Mさん、ありがとうございます!

 

聡明なMさんらしいわ!

 


コーチングセッションでは、「枠を外す」という言い方をしますが、その人が持っている「当たり前」に対して

 

 それ本当?

 

 それ本当に必要?

 

 それ本当にやりたいこと?

 

と揺さぶりをかけていく場面があります。

 

 

意外と私たちは、自分の「当たり前」の枠の中で にっちもさっちも行かなくなっていることが多いからです。

 

 

自分を変えたい!

 

こんな自分になりたい!

 

そう思うなら、今まで通りのパータンをグルグルするのではなく、他のパターンも試してみる必要があります。

 

 

 

もし、(Mさんのことではありませんが)

 

「私は怒らない私になりたいから、怒らないようにしているのに 怒ってしまいます」

 

というなら、理由はいくつかあります。

 

 

まず、「怒らない」という言葉は否定語なので、何をするかが明確ではないんですよね。

 

怒る代わりに、何をしたいと思っていますか?

 

怒りたくなったら、自分の中でどう処理しますか?

 

ここの解像度が荒いと、行動に移すのはむずかしいですよね。

 

 

次に、チャレンジ&エラーをしていますか?

 

思考や行動のパターンを変えるのには、時間がかかります。

 

一回やってみて「ダメだったから、ムリ」となっているなら、期間が短すぎます。

 

せめて3週間は続けてみましょう。

 

できなくてもいいんです。

 

できないときのパターンを見ていきましょう。

 

そこにヒントがあります。

 

続かない人は、「できたか」「でかなかったか」結果ばかりを見ている人です。

 

 

 

さらに、「怒る」というコンフォートゾーンから 抜け出ようと、本当に思っていますか?

 

「怒りたくないのに、怒っちゃう」

 

という場合、意外と「怒りたい」と思っていることが多いんです。

 

怒ることで、たくさんのメリットがありますもんね。

 

すぐに子どもが言うことを聞いたり、感情を発散できたり。

 

だから、心の奥底で、手放したいと思っていないことも あります。

 

 

 

んで、0か100かで考えていませんか?

 

「怒る」という行為は 哺乳類として当たり前に持っている感情です。

 

だから、0にする必要はないし、できない。

 

後味の悪い怒り方を、ひとつでも減らせたらいいよね、ということ。

 

怒ってしまう自分をゆるすことも大事なこと。

 

自分を責めても、何もいいことないですから。

 

 

コーチングでは、こうやっていろんな視点から考えていくんです。

 

クライアントの話を聞きながら、必要な視点を提供して、話し合っていきます。

 

決めたことができなくても OK。

 

結果より、そのプロセスに 宝物が埋まっていることが多いので。

 

 

 

で、ですね。

 

Mさんのすばらしいところは、自分を俯瞰してみて、偏りに気づく力をお持ちであること。

 

その偏りに対して、自分で自分に 揺さぶりをかける勇気をお持ちであることです。

 

自分で自分の「枠(当たり前・ルール)」に気づくことは、容易ではないです。

 

たいてい、自分を知るためには 他人が鏡となって教えてくれることが多いですから。

 

長くコーチングを受けてくださって、ありがとう。

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

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