こんにちは。和久田ミカです。
子育ての講演などをするときに、こんなたとえ話をすることがあります。
「『廊下を走ってはいけません』は逆効果なんですよね」
きっと答えをご存じの方も、たくさんおられますよね。
否定語ではなく、肯定語で伝えます。
「廊下は歩きます」
ただ、これだと小さい子にはわかりづらいので、教師をしていたたときには、
「職員室の前は忍者みたいに歩くよ。ぬき足、さし足、忍び足」
とか
「ゆっくり、このぐらいで歩くよ。」
といっしょに歩いたりしていました。
大人だってそうですよね。
「この書類間違ってるよ。ちゃんと考えて!」
と否定で言われたら、どうしたらいいかわからない。
でも、
「この書類のこの部分を、このように直してきてね」
と言われたらわかります。
否定形って、何をどうしたらよいのかわからないのです。
日常的に使う言葉も 同じような影響を受けています。
たとえば、
「いいお母さんになれない」と「いいお母さんになりたい」は似たような意味になります。
どうなりたいか、が抜けているから、どうしたらいいのかわからない。
なんなら、「なぜ私がいいお母さんじゃないかというと…」という、自分へのあら探しまで始める人もいるでしょう。
「なぜできないのか」を考えるのは、あまり意味がないですよね。
だから、何かを変えたい、何かをやり始めたい、ときには
「どうなりたいのか」
を描く必要があります。
いいお母さんって、どんな一日を送っているの?
子育てで大切にしたいことは?
さらに、自分に問いかけることも必要。
あなたにとって、「いいお母さんになる」って、どんな意味を持つことなの?
あなたがいいお母さんじゃなかったら、子どもがどうなっちゃうと思っているの?
コーチングは、「なぜダメなのか」ではなく「どうなりたいのか」を描き、逆算思考で 考えるスキル。
だって、おぼれている人に
「なんで溺れたんですか~?」
って聞くより、
「どうしたい?浮き輪を投げる?自力でなんとかする?それとも?」
と聞いた方が早い。
自責が強い人はついつい、「なんで溺れたか」にとらわれて、おぼれてしまうんですよね。
だからこそ、
「なぜできないのか」ではなく「どうなりたいのか」
から始めましょう。
子育ても、自分自身の在り方も、未来に目を向けて、言葉を選んでいく。
子どもにも、自分にも、肯定のことばで関わっていくと、見える景色がまったく変わってきます。
あなたが今日選ぶ言葉が、これからの毎日をつくっていくんです。
さて、あなたはどんな未来を描きますか?その未来に向かって、どんな言葉を使っていきましょうか。
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