H4O水素水のブログ -4ページ目

ホンダ新型燃料電池車公開 走行距離620キロ 氷点下30度でも始動

 ホンダは十三日、新型燃料電池車「FCXクラリティ」を公開した。走行時に水しか排出しない環境対応車で、国内では今秋からリース販売を開始する。


 燃料電池車は、水素と酸素の化学反応で発生した電気でモーター走行する。燃料を燃やすガソリン車などと違い、走行中の二酸化炭素排出がゼロなのが特長だ。


 クラリティは、燃料電池の性能向上などでガソリン車並みの性能に達した。国内仕様車の最高速は時速百六十キロ。水素満タンでの走行可能距離は、現行型の約30%増しの六百二十キロに延びた。寒冷地での始動性にも優れ、現行型より一〇度低い氷点下三〇度での作動を確認している。


 燃料電池やモーターなど主要部の小型化でセダン型を実現した。従来、スポーツタイプ多目的車(SUV)型などが中心だった燃料電池車のイメージも変えそうだ。


 米国では今夏から月額六百ドルでリース販売を開始するが、国内料金は未定。開発責任者の藤本幸人上席研究員は「水素が豊富に存在することや走行距離を考慮すると、現在のガソリン車などにとって変わる可能性があるのは燃料電池車だ」と強調した。


出典:北海道新聞

水素で走るラジコン「HY Racer」

 水素エンジンの特集では、水素を燃料とする内燃機関を搭載した自動車を紹介しましたが、世の中には水素ラジコン「HY Racer」(ハイレーサー)なんてモノもあるのです。このラジコンがデビューしたのは2005年のフランクフルトモーターショーなので、古い話題になりますが、知らない人もいると思うので紹介したいと思います。


 このラジコンを制作したのは、ドイツにあるインゴルシュタット単科大学のベルニッツ工学博士を中心とした学生で構成されたチームです。ラジコンメーカーであるGRAUPNER社と自動車メーカーのBMW社がスポンサーとなり、走行可能な完成モデルを実現化しました。元々BMWが「Hydrogen Racer H2R」というコンセプトカーを開発し、ベルニッツ博士がこれのミニチュア版を作りたいとBMWに持ちかけたことからプロジェクトが始まったとのことです。


 実際に市販されている模型用のエンジンを改造し、水素を燃料として動くようにしました。1/8スケールのサイズ、カーボンFRP製のシャーシに、出力は2馬力、エンジン回転数は1000~15000rpmというスペックで、ボディのコンパクトさと相まって、かなりスピーディーかつクイックな挙動が期待できそう。なお、水素は専用のボンベに充填されます。


 この水素ラジコンHY Racerですが、販売代理店である東新化成(株)のホームページから購入することができます。しかし、値段は199万5000円(2駆)~205万8000円(4駆)と、国産コンパクトカーが新車で買えてしまうレベル。まだ、水素自動車の市販化は先になりそうなので、一足先に水素ラジコンでそのエコっぷりを堪能したい人向けでしょうか。


出典:ASCII.jp

宇部マテリアルズ、河川・湖沼浄化を強化

 宇部マテリアルズは河川や湖沼など淡水の浄化事業に本格的に取り組む。海水から製造したマグネシウムで水質を改善する特許技術で全国の漁協の養殖場などの浄化を進めてきたが、都市部の河川などでも効果が出ているため、代理店網を構築し、各地の自治体などに売り込む。浚渫(しゅんせつ)工事を伴う河川の浄化などに比べ費用も5分の1以下で済むため需要が伸びるとみて、2―3年後に年3億円以上の売上高を目指す。


 浄化には400トンの海水を1トンに濃縮し、ミネラルを多く含んだマグネシア系環境改善剤を使用する。鉄鋼の高炉用の耐火れんがなどに使用する海水マグネシウムの製造技術を応用したもので、生活排水など有機物の堆積(たいせき)で腐敗したヘドロに改善剤を散布し、水底の状態を改善して河川や湖沼を浄化する。


 マグネシウムを使った同社の水質浄化は従来の浄化方式と全く異なるが、魚に影響を与えず、硫化水素など有害物質の発生を抑えるのが特徴。すでに、全国150以上の漁協や水産会社などがこの方式を採用している。


出典:日本経済新聞

イラン最大規模のガス田、7月にも生産開始

 イラン国営のパルス石油ガス会社(POGC)は11日、2年近く遅れていた同国南部の南パルス天然ガス田の大型鉱区でのガス生産が7月にも始まると発表した。ノルウェーの資源開発会社スタットオイルハイドロなどとの合弁で、総投資額は約27億ドルに達するイラン最大規模のガス開発事業だ。ガスはパキスタン、インド、近隣湾岸諸国などに供給する。


 今回の開発対象は6―8鉱区。来年3月までに3鉱区で生産を開始する予定だ。すべてがフル稼働すれば日量で硫化水素を含んだ天然ガス1億400万立方メートル、コンデンセート(超軽質原油)15万8000バレル、4450トンの液化石油ガス(LPG)を生産する。


 イランの資源開発を巡っては、同国と対立する米国が一定限度を超える投資を外国企業にも禁じる制裁を継続。10日には英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが南パルスガス田の13鉱区開発からの撤退を表明したばかり。


出典:日本経済新聞

クウェートの製油所建設、日揮と韓国4社が84億ドルで受注=国営通信

 国営クウェート通信(KUNA)が11日報じたところによると、同国が実施したアルズール製油所(処理能力=日量61万5000バレル)の建設入札で、日揮と韓国企業4社が84億ドルで建設を受注した。


 クウェート国営石油会社(KNPC)のスポークスマンの話を引用して伝えた。


 これによると、日揮と韓国のGSエンジニアリング・アンド・コンストラクションによるコンソーシアム(企業連合)が、原油蒸留施設の建設を40億ドルで受注した。


 また、韓国のSKエナジーが水素製造装置、大林産業が貯蔵タンクの建設を、それぞれ20億ドルと12億ドルで請け負った。


 現代建設は、海洋輸出施設の建設を11億ドルで受注したという。


 KUNAによると、製油所の操業開始は2012年5月になる見通し。当初は10年の末を見込んでいた。


 クウェートは、同製油所の建設と2カ所の既存製油所の改修により、国内の製油能力を現在の同93万バレルから、同141万5000バレルに引き上げる計画だ。


 アルズール製油所の建設を受け、老朽化したシュアイバ製油所(処理能力=同20万バレル)は閉鎖される予定。


出典:ロイター

J-2Xエンジン、最初の試験を実施

NASAは5月8日、次世代ロケット「アレス1」と「アレス5」の上段エンジン「J-2X」について、開発段階における最初の試験を実施したと発表した。


J-2Xエンジンの設計は昨年12月から、NASAステニス宇宙センターで進められ、技術者らはアポロ計画で使用されたJ-2エンジンの部品を使って、今回の試験機を組み立てた。


今回の試験は、液体水素と液体酸素をエンジン内送るもので、A-1試験台で行われ、成功した。


「一連の試験は、J-2Xエンジン開発の重要なステップである。今回の試験で得られたデータは、今後の開発作業において、貴重なものとなるだろう。」


今回の試験について、アレス・プロジェクトの上段エンジン・マネージャーのマイク・カイナード(Mike Kynard)氏はこのように述べた。


なお、アレス1は次世代有人宇宙船「オリオン」を打ち上げるロケットで、アレス5は月着陸船などを運ぶ貨物用の大型ロケットである。


出典:sorae.jp

トヨタ決算 日本企業に試練の場

 世界の自動車市場で快進撃を続けてきたトヨタ自動車が二〇〇九年三月期決算では、九年ぶりに減収減益の見通しという。北米など世界経済の逆風により日本企業には厳しい試練の場になりそうだ。


 トヨタ自動車が発表した〇八年三月期の決算は売上高、営業利益とも過去最高を更新した。売上高では初めて米ゼネラル・モーターズ(GM)を上回り、自動車業界では世界のトップに立った。


 しかし〇九年三月期決算の見通しでは、長年続いてきた右肩上がりの業績にピリオドを打ち、売上高で5%減、営業利益で30%減という減収減益になる。


 その原因をトヨタは「三重苦」と表現している。為替の円高ドル安、鉄鋼など原材料の高騰、米国景気の減速による販売不振が見込まれるためである。


 これに原油高を加えれば、トヨタに限らず日本の産業全体が抱える課題となる。いわば日本経済の潮目が変わったわけだ。


 家計にも深刻な影響を与えつつある、この厳しいトンネルに突破口はないのか。自動車を例に取れば、経済成長が著しい中国、インド、ロシアのほか、産油国など新興国の活発な需要が期待できる。


 今後、モータリゼーション(自動車活用社会化)が進行する新興国では、まず低価格、低燃費の小型車の販売合戦になる。収益の伸びが小幅になるのはやむを得ないだけに営業力と技術力が重要だ。


 二つ目の課題は環境対策である。欧米では環境規制がさらに強まる傾向だ。ハイブリッドカー(ガソリンと電池併用のエンジン)、クリーン・ディーゼルは既に登場し始めているが、リチウムイオン電池などを使う電気自動車、水素を使う水素自動車や燃料電池車などのエコカーを、いかに早く安く実用化できるかの競争が一段と激烈になるはずだ。


 さらに構造的問題として若者たちの“車離れ”にどう対処するかという課題がある。最近の自動車販売低迷の一因とされており真剣な対策が必要だ。魅力ある新車の開発を急ぐことや若者の所得向上策の検討も必要だろう。


 設備投資は大切だ。環境技術への研究開発投資を減らせば企業の存続が難しくなる。安易に人件費を削って人材育成を怠ることも危険である。


 サブプライムローン問題は尾を引く気配で米景気の回復も遅れるだろう。この一年は日本の企業にとって正念場だ。


出典:東京新聞

独VWと三洋、次世代電池を共同開発

 独フォルクスワーゲン(VW)と三洋電機は環境対応車の心臓部として使うリチウムイオン電池を共同開発する。VWは2012年をめどに三洋から調達し、ハイブリッド車や電気自動車に組み込む。現行のニッケル水素電池に比べ燃費など環境性能を向上できるリチウム電池を巡っては、日産自動車―NECも量産を決めたばかり。次世代型の環境対応車を巡る開発競争が本格化する。


 三洋は繰り返し充電できるニッケル電池を量産し、ホンダや米フォード・モーターのハイブリッド車に供給している。VWとも同電池を共同開発。VWや子会社のアウディは09年にも三洋製の電池を採用し、VWグループとして初のハイブリッド車を発売する。


出典:日本経済新聞

VWと三洋電機、リチウムイオン電池の共同開発へ

 三洋電機と独フォルクスワーゲン(VW)が、ハイブリッド車や電気自動車などに使うリチウムイオン電池を共同開発することが11日、明らかになった。


 4年後をめどにVW製の自動車向けに供給する見通しだ。


 両社はすでに、ニッケル水素電池の開発を共同で行っている。


 より小型・軽量化でき、次世代自動車向けの電池として注目されているリチウムイオン電池についても連携する。


 三洋はリチウムイオン電池に強みを持っており、VWへの供給で量産によるコストの引き下げを目指す。VW以外の自動車メーカーにも供給する戦略だ。


 リチウムイオン電池をめぐっては、トヨタ自動車が松下電器産業と、日産自動車がNECと、それぞれ共同で開発を進めるなど、電機・自動車メーカーの連携が広がっている。


出典:読売新聞

光化学オキシダントを監視 県庁に対策本部 多発期迎え9月まで

 光化学オキシダントによる健康被害を防ごうと、岡山県は10日、「大気汚染防止夏期対策本部」(本部長・山口裕視副知事)を県庁内に設置した。9月10日までの4カ月間、高濃度汚染を監視し、人や農産物への被害防止に努める。


 同本部は、気温が上昇し、日差しが強くなることでオキシダント濃度が上がりやすくなる夏場を前に、毎年5月上旬に立ち上げている。9日には、県環境管理課入り口に福田伸子生活環境部長と真木典邦・同部環境管理監が看板を掲げた。


 対象は今年度から全27市町村に拡大。光化学オキシダントの濃度に応じて「情報」(0・1ppm)、「注意報」(0・12ppm)、「警報」(1次=0・24ppm、2次=0・4)を発令し、各自治体を通じて注意を呼び掛ける。


 情報発令時にはあらかじめ選定した「緊急時協力工場」(83工場)に窒素酸化物排出量の削減や作業の一時中止を要請。官公庁や主要企業にはマイカー通勤や公用・社用車の自粛を求める。


 オキシダント濃度の監視は県内40測定局で行うほか、主要18工場から排出されるばい煙量を測定。その結果をホームページ上にリアルタイムで提供する。


 県環境管理課は「注意報発令時には屋外作業を控えてほしい」としている。


 光化学オキシダントは、工場などから排出される窒素酸化物や炭化水素が太陽の紫外線と反応して発生。今年度は4月29日に昨年より9日早く「情報」が発令され、今月3日には倉敷市内の女性が健康被害を訴えている。


出典:岡山日日新聞