ホンダ新型燃料電池車公開 走行距離620キロ 氷点下30度でも始動 | H4O水素水のブログ

ホンダ新型燃料電池車公開 走行距離620キロ 氷点下30度でも始動

 ホンダは十三日、新型燃料電池車「FCXクラリティ」を公開した。走行時に水しか排出しない環境対応車で、国内では今秋からリース販売を開始する。


 燃料電池車は、水素と酸素の化学反応で発生した電気でモーター走行する。燃料を燃やすガソリン車などと違い、走行中の二酸化炭素排出がゼロなのが特長だ。


 クラリティは、燃料電池の性能向上などでガソリン車並みの性能に達した。国内仕様車の最高速は時速百六十キロ。水素満タンでの走行可能距離は、現行型の約30%増しの六百二十キロに延びた。寒冷地での始動性にも優れ、現行型より一〇度低い氷点下三〇度での作動を確認している。


 燃料電池やモーターなど主要部の小型化でセダン型を実現した。従来、スポーツタイプ多目的車(SUV)型などが中心だった燃料電池車のイメージも変えそうだ。


 米国では今夏から月額六百ドルでリース販売を開始するが、国内料金は未定。開発責任者の藤本幸人上席研究員は「水素が豊富に存在することや走行距離を考慮すると、現在のガソリン車などにとって変わる可能性があるのは燃料電池車だ」と強調した。


出典:北海道新聞