J-2Xエンジン、最初の試験を実施
NASAは5月8日、次世代ロケット「アレス1」と「アレス5」の上段エンジン「J-2X」について、開発段階における最初の試験を実施したと発表した。
J-2Xエンジンの設計は昨年12月から、NASAステニス宇宙センターで進められ、技術者らはアポロ計画で使用されたJ-2エンジンの部品を使って、今回の試験機を組み立てた。
今回の試験は、液体水素と液体酸素をエンジン内送るもので、A-1試験台で行われ、成功した。
「一連の試験は、J-2Xエンジン開発の重要なステップである。今回の試験で得られたデータは、今後の開発作業において、貴重なものとなるだろう。」
今回の試験について、アレス・プロジェクトの上段エンジン・マネージャーのマイク・カイナード(Mike Kynard)氏はこのように述べた。
なお、アレス1は次世代有人宇宙船「オリオン」を打ち上げるロケットで、アレス5は月着陸船などを運ぶ貨物用の大型ロケットである。
出典:sorae.jp