2年半ほど前に、 「低価格ギターの収集を趣味にしている友人に触発されて」 と言うことで、廉価版アコギ YAHAMA LS6 A.R.E. と Headway HJ-35 のレビューを書きました。友人は、相変わらず元気にヤフオクとかでブツをゲットしているようです爆  笑

 で、ボクも少し前に Headway HD-45S AN をネットでポチっと購入してしまいました(二万円台/新品)爆  笑。そこで、またぞろレビューします。これは普通のドレッドノート型の合板ギターですが、トップだけ単板だそうです。トップ単板ギターとしては、最廉価クラスかと思います。

 弦長 648mm、ナット幅 44mm、ネックは C 型(?)で太くはありません。また サドル上の弦間ピッチは 11.1~2mmで、違和感のない弾き心地です(個人的には弦間ピッチ重視)。1~6弦の鳴りのバランスは悪くなく、6弦もちゃんと鳴っていますびっくり。トップが単板のためか、それなりに大きな音がします。新しい弦でジャリンとした音がしていますので、倍音も普通に出ているのではないでしょうか。デッドポイントもフレット音痴も気にならず、カポタストを付けても違和感はありませんニヤリ実用品としてのコスパは十分高いと思います。

 トップの塗装がアンバーナチュラルなので、さらにヴィンテージ感を増すために、オープンバックペグ(バタービーンズ)に付け替えて遊んでいますグラサン

 

 特徴的な広がり感のある鳴り方をしているので、もしやと思ってボディー内部を撮影してみました。写真が継ぎ接ぎで見難いですが、ブレイシングがスキャロップされているのが分かりましたびっくり仕様としては公表されてないかもしれません。

 

Headway HD-45S AN 胴内部トップ裏の構造

 

 スキャロップドブレーシングって、ボディーが異なっても(00 / 000 / OM / D)、何となく鳴り方が共通しているように感じています。低音に広がり感があるのと、高音がパリンと鳴る感じです(個人的感想)。トップの強度を考えると、弦を長期間張りっぱなしと言うのは良くないかもしれません笑い泣き

 

 YAMAHAが時間分解スペクトルを示して ブレイシングにスキャロップの「ある時、ない時」の説明をしています。ギターの弦の基本振動は6弦開放Eの82.41Hz から1弦のハイフレットでも1kHz以下です。スキャロップのある方が、低音から倍音も含めた高音まで、よりフラットに出るようです。何となく上述の「個人的感想」に合ってるような気もしますグラサン

 

YAMAHAの説明

時間分解スペクトル/YAMAHA