ライブ活動に関する機材を色々と自作してきましたが、正直言って、使わなくなったものも多いです。一方で、結構ライブで活躍してくれてるものもあるんです。それ、まとめてみました。
【1】ポータブル・ミキサー(電池駆動)
ステージで DI が足りないことってありますよね。ボクは5人構成のバンドもやってるし、自分でもアコギとバンジョーを持ち替えることもあるので、こう言うのを足元に置くと結構重宝します。入力インピーダンスを 1 MΩにしてあるので、パッシブPUもOKです。2chの方は、mixしてから Bass/Treble の調整ができます。4+1chの方は、3系統で Hi/Lo のTilt型トーンコントロールができます。なお消費電流の小さなOPアンプを使っているので、電池は長時間もちます。
① 2chミニミキサー 記事
② 4+1ch ミキサー 記事
【2】空間系エフェクター(Chorus/Reverb)
ボクの音楽レベルだと、コーラスとリバーブがあればそれだけで十分です。しかしコーラスとリバーブをディスクリートで組むなんて、ボクの半田ごてレベルではとてもできません。で、エフェクターIC(FV-1)を利用したものと、Cherub G-Tone GT-5 と言うオンボード・プリアンプを利用したものを作りました。どちらも電池駆動です。アナログチックにノブで調整できるので、直感的な操作ができとても快適です。
なお、現在どちらも、Dual Input(二系統入力)対応型になっており、後述の マグネティックPU + マイク のブレンドができます。
② Cherub G-Tone GT-5 を利用したもの 記事
【3】マグネティックPU + マイク ブレンド システム
サウンドホール マグネティックPUは、ポールピースで弦間のレベル調整ができるので、大変有用です。しかし、エレキっぽいモノトーンな音がしがちなのが欠点です。シャリンとした倍音成分を補う目的で、マイクを併用してます。フィルター(HPF)で kHz域の高音成分を拾うようにしています。記事
なお、マイクには、安価な小型ダイナミックスピーカーを流用しています。記事
【4】電池駆動のできるポータブルアンプ
アコギDuoであちこち演奏させて頂いてると、自前のPAを持ち込みたくなる時があり、作ってしまいました。マイク入力にはリバーブがかかるようにしてあり、最終的にはアンプの電池(LIB)駆動も可能にしました。トートバッグで何とか持ち運べる大きさですが、老人なので最近は折り畳み式キャリーカートを使って持ち運んでいます。記事 記事
【5】アコギの魔改造
アコギDuoの相方からは、ボクがどんなアコギでもゴリゴリいじくりまわすので、恐れられています。その中でもかなり相方をビビらせたのが、下記3件です。
YAMAHA FGX5は、元々ついていたピエゾPUをプリアンプから外して、マグネティックPUに差し替えました。プリアンプの入力端子がDC的に絶縁されてなかったので、それが分かるまでだいぶ悩みましたが、カップリングコンデンサで問題回避しました。MARTIN 00-X2E は搭載されていた Fishman MX を外して、前述の マグネティックPU + マイク ブレンド システム に変更しました。S.Yairi YF-04 は穴を開けまくって、自作プリアンプを乗せてエレアコにしてしまいました。
なお、YAMAHA FGX5 は現在、搭載されていたプリアンプも外して、前述の マグネティックPU + マイク ブレンド システム にしてしまってます。
① YAMAHA FGX5 の ピックアップ変更 記事
② MARTIN 00-X2E の ピックアップ変更 記事
③ S.Yairi YF-04 のエレアコ化 記事
おしまい