ぷぷぷ日記 -3ページ目

ぷぷぷ日記

旅が好き。建築や町並みを見るのも、歴史も好きです。そこから現代世界を眺めるのも面白い。
映画・マンガ・アニメ・小説・歴史・日々の雑記帳。
もともと完全インドア人間でしたが、コロナ以降は野に出るようになりました。

更新は思いついたとき。

このごろ、日本語の乱れに違和感ありありです。

人の言葉遣いを聞いて、「その使い方、間違ってる!」と思うことはないですか?
明らかに間違った言い回しでバカ丁寧に言われると、ムカッとしてしまうことも。
間違った丁寧語・敬語を使うくらいなら、シンプルに話すほうが良いと思うんです。
 
しかし近頃は、念を入れて丁寧な言い方をしないと失礼になると不安な人が多いようです。
世間がそういう常識になってしまったのなら、仕方ないですかね。
 
自分も「誤用」と知りつつ、つられて使っちゃう表現もあります。
誤用も世間の大多数が使うようになると、誤用という扱いではなくなる。
日本語の乱れが……とうるさく言うのは大体年寄りということになります。
 

たとえば、「~になります」という表現。

「なります」はもともと、「成る」の丁寧表現ですね。
「成る」は何かが変化した結果どうなるか、というときなどに使います。
例1:
1.○ この子は来月、3歳になります。
2.○ まる祖父は今年で90になります。
3.? 私は27歳になります。
 
子供やお年寄りに対してよくあることですが、
年齢はいくつになったんだろう? という関心のもとに「なります」を使うのは妥当です。
変化を示す表現ですからね。
 
3.の例は、場合によっては好ましくないですね。
「あなた、まだ就職しないの? いくつ?」
「やっと結婚するんだね。君、何歳だっけ?」
とまあ、特別加齢による変化に関心を持たれて答える場合は「~になります」と言ってもいいです。
 
しかし、事務的に何歳か尋ねられたら「27歳です」と言えばいいんじゃないでしょうか。
 
例2:
1.○ 合計は税を入れて1,520円になります。
2.○ 10個入は500円、20個入は900円になります。
3.? 千円になります。 
 
1.は計算の結果を伝える
2.は値段設定の結果こうなるんだよーと説明するため「~になります」を使っています。
 
3.はどうでしょうか?
「これ、いくら?」と単純に聞かれた場合であれば、「千円です」と答えれば十分でしょう。
特に説明を要することでもないのに、いちいち「~になります」を使う必要はありません。
 

なぜ、「~になります」と言ってしまうのか

シンプルに「~です」と言えばいいところ、「~になります」と言ってしまうのはなぜか考えてみました。
ロケ中のアナウンサーでさえ、「こちらです」と言えばいいところ「こちらになります」などとやっている。
 
この言い方、まだ就職面接などでは注意したほうがいいですが、市民権はすでに得ているようです。
 
思うに、「~です」という言い方は短くて大変歯切れが良い。
言い換えるとぶっきらぼうで丁寧さが足りないと感じる人が多数いるのでしょう。
 
「ある程度冗長な言い回しのほうが敬語っぽい」
というのがこの時代のトレンドなんだと思います。
 
嫌だなと思いつつ、近頃は私もいらないときに使ってしまうことがあります。
使い始めると口が癖になっちゃうんですよね……。
 
「です」を丁寧に言うには「ございます」を使うのが、おおむね正しい。
 
ですが、ちょっと大げさな(時代がかった?)感じがするので使いづらい。
というのも、「なります」を使う理由としてあるでしょう。
 
例3:
○ 27歳でございます
○ 千円でございます
 
自分で「~なります」を乱用するのはやめたいところですが、この程度の誤用にいちいち目鯨を立てていたら、長い人生、生きていけません。なんとか「~なります」と聞いてムカッとしないようにしたいものです。
 

「~になります」を聞いてナットクするには?

「なります」に語感が似た言い回しに「あります」というのがありますね。
幕末に長州弁の下級武士や農民から出た奇兵隊員が「~であります」を使い始めたと言われています。
そのまま明治の陸軍や警察において標準の話し方になったと。
 
語尾に「~であります」をつければ、いろいろな方言を使う兵隊たちも、全員がデキル子っぽくキビキビ話せるようになる。
 
便利ですね。
 
私見では「~になります」はこれと同じだと思うことにしました。
敬語をうまく使えなくても「~になります」をつければ、なんとなく様になる。
 
要は、違和感のある言い回しも「時代の流れ」と「使われる理由」にナットクできれば、
耳にしたとき無駄にムカッとすることもなくなるんじゃないかな? と思うわけです。
 
日本語の多様な言い回しが廃れてしまうのは悲しい気もしますが、日本語がより学習しやすく整理されていくほうが、実は日本語の未来にとっては良いのかもしれません。
 

旅先、イランにて。
ウクライナから来たカップルと、たまたま2,3日同行することになった。


若い二人は小ぎれいで、いかにも『できる』ニオイを発している。それぞれフリーランスで食べているというんで、そうなんだろう。
 
先日、観光に行った湖がゴミだらけだったので、二人でたくさん拾って片付けてきたという。意識高い系の人たちなのだった。

朝食の席から自国を憂い、意識高い話題を振ってくる、、、
「ウクライナは中国に大事なインフラを買われているのに、国民に危機感がなさすぎ。日本人はちゃんと対抗してるよね」
 
「日本はフクシマのとき、ちゃんと対処したよね。ウクライナはチェルノブイリのとき、全然だめだった」
 
などなど。イヤ、日本もちゃんとはしてないかも。
ていうか、30年以上前のチェルノブイリのことをあなたが反省するんか? 
そもそもそれは、ソ連時代だろう?
 
いろいろツッコミどころがあったんだけど、自信満々で語っているのでそっとしておく。
 
そして旅先のイランがいかに遅れているかということも熱心に論じている。
なんか上から目線だなあ。
 
ちょっと意地悪して質問してみる。
「なんで、あなたたちはベジタリアンなの? 宗教的な理由もなくベジタリアンやってるのって、わからないなあ」
 
地球温暖化を防ぐため、とかいう答えを予想したが、違った。
 
これ見て!! と イランのノマドの村で子羊を抱っこしてる自分のインスタを見せてきた。
「かわいいでしょ! こんなにかわいい動物を食べるなんて、耐えられない!」
 
それが第一の理由。
そのあとに理屈がきた。食べない理由を科学的根拠でもって説明してくれる。
 
・人間は肉食の必要はない
・乳製品などは人体に有害である
・それはWHO報告で証明されている!
 
といったことを流暢な英語でペラペラと話すのだった。
 
でもねえ 日本人は肉食しなかった時代は栄養不足で体格が悪かったんだよね
代替の食品を十分にとれる人はいいけど、やっぱし肉食が必要な人は世界にたくさんいるんじゃないの? 
 
日本では狩りガールってのが流行っててね
それは命に向き合う体験なんだよね
狩猟はスポーツじゃなくて、忍耐のいる仕事だし
 
しかし、そういう話はスルーされた。
「ベジタリアンであるかどうかは、選択肢の問題だと思う。ぼくは怒りっぽいからアンガーマネジメントとしてジムで汗を流す。ベジタリアンも感情を収める手段なんだ」
 
あれ? 個人的な感情の話? 今、命をいただくことと人間の有り様について話してるんですけど?
 
話が終わって、あとでずいぶんモヤモヤした。
 
ひとつには、狩りを人間の娯楽であり、不必要と考えていること。
日本は狩りで野生動物の数のバランスを取らないと、人が被害を受けて暮らせなくなったり、山が全滅したりする。
そして、狩った動物は食べないと捨てることになる。(今、日本では無駄にせずジビエを流通させようという取り組みが起きている)
 
もうひとつは、彼らの態度の矛盾。
かわいい子羊を殺したくないっていうけど、ノマドは動物園をやってるわけじゃないし、生活のため殺す必要があるときもあるだろう。乳の利用はもちろん毎日のことだし。それに反対しつつ、観光で見に行くってどうなの?
 
彼らの主張には納得がいかない。
しかし、この人たちの主張が「感情を基礎に置いているもの」であるととすると説明がつく。
 
・かわいい動物を殺したくない
 
WHOの報告を科学的根拠として振りかざしているけど、こんなに主観的な判断はないですね。
 
・かわいくない動物は殺しても気にならない
・人の生活や食習慣より自分の気持ちが大事
 
ってことでしょう。食習慣てのは大事な文化なんだよ。
そういうことを考えずに「食べる必要がない」と上から目線で言ってくるのって、どうよ? ここに西欧左翼の傲慢を見る。
こういう人たちは日本のクジラ船の武力攻撃を支持したりするんだろうな。
 
ウクライナの若者たちはロシアから距離を取ろうと必死である。それで、全身で西欧に近づこうとしている。
旅先では英語が完璧にでき、白人の彼らは西欧人と同じに見られ、扱われる。それがとっても嬉しいらしい。
 
でも、圏外の日本から見ると、西欧至上主義みたいな考え方をしているのがとても残念だ。
 
西欧人の感情が「モラルの基準」みたいな勘違いが通用する時代は終わったと思う。
EUに入れてもらって他の国を「遅れてる」とかいうのはやめてほしい。
国連機関の見解を盲信するのも宗教みたいなものだ。
 
いまも紛争地帯では毎日人が死んでいるというウクライナ。
ロシアとヨーロッパの間でキツイのはわかるけど、ウクライナ独自の道はないのか?
 
そんなことを長々考えさせる出会いだった。
 
 
ビ二本ーービニール袋に入っていて見たい欲望を高めるエロ本。ビ二本を売りまくって帝王と言われた村西とおる。摘発され刑期を務めたのち、今度はポルノビデオ監督として業界を席巻する。

実話に基づいているが、はちゃめちゃですね!
面白くって一気見しました。
あり得ないってエピソード満載ですが、この映画の当時の記憶をたどると、

これ話題になってたっけ、、、、、? ということも多々ありましたが

そうだったのか! この人が始めたのか!!
という全国的な流行・社会現象が、本当に強烈にありました。

「はめ撮りだの顔面発射だのあれやこれや青年の性教育にはよろしくなかった。これで女のコが喜ぶと勘違いした男子が続出、オトコ本位なセックスが蔓延したのではなかったか」

「黒木さんの当時の主張はよく覚えてないが、女の欲望をモロに出したのは画期的だったけど、そこは理解されなかったんだなあ」。。。

などと認識を新たにすることが色々あって、ある意味、偉人伝をみたときのような感慨があった。

脇毛が売りのポルノ女優・黒木香との邂逅も見応えのあるドラマですね。

Netflixオリジナルドラマ。1話ごとにお金がかかってて、自由に作れる利点が効いてる。

xxxxxx
黒木香のことが気になったので、追記。
黒木は後に自殺未遂をおこし、本人は思い出されたくないのだ という記事をあちこちで見た。

エンタメ作品を作る上で、事実を歪めてイイ話にしてしまったのか、本人が考えを変えたのか、そのあたりはわからない。

しかし本人が忘れられたいと思っているのに、これがきっかけでまた強烈に思い出され、若い人にも知られるのは苦痛でしょうね。

作品を楽しんで、イイ話にまとめたのを考えなしに真に受けた自分がかなり恥ずかしい。このあたり、
もっと真面目に考えたほうがいいですね。
ーーー忘れられる権利。

――事実には直面せねばならん。民主主義は過ぎ去った時代のものだ。普通選挙にいつまでもこだわっていられるほど、いまの世界は単純なも場所ではない。烏合の衆が話し合って何になる。数年前までならそれもよかったろう。だが、今日の世界で……? とんでもない話だ」

 

戦前のお屋敷での日々を回顧する執事。ファシズムやボルシェビキとせめぎ合うイギリス紳士たちは、この旦那様のようなことを言っていたようです。

 

最近の世界では、独裁制の国が力を増しているように感じるし、またポピュリズムに混迷する民主主義にはここまで落ちるかとがっかりしています。そこで、個人的には「民主主義って、どうよ?」と思ってしまっていて……。

そこで出会った冒頭のセリフに、ハッとしました。

私は民主主義が絶対大事だと思って生きてきたけど、そうは考えられていない時代ももちろんあったわけだ。と、改めて気づいたのです。

 

英国紳士たちは無知蒙昧な大衆は教養がなく、国の行方を考える能力がないと考えていたのですね。現在の日本の教育水準は当時の英国よりよほど高いでしょうし、世界の情報を得ることも簡単です。しかし、真実の情報をつかみ正しい判断ができるかといえばどうでしょう。

大差ないかもしれないですね。

 

本作は、古臭く頭の固い執事が自分の過去と現在をファンタサイズしながら生真面目に語る物語です。本人には思いもよらず、滑稽さがにじんでしまう悲しさおかしさに彩られています。

 

作者の意図がどのへんにあるのかはわかりませんが、「昔のことだから」というだけで片付けるにはもったいない。いろいろと示唆するところがあると思います。

 

まだ後半はこれからです。

 

 

 

ドキュメンタリー『パレスチナ・占領を生きる人々』

土井敏邦監督作品。

ブクログにタイトルがないため、ここに記録しておく。

vol.1『ガザ』オスロ合意後のガザ。自治政府への失望。

vol.2『侵食』イスラエル化するパレスチナ人

vol.3『2つの平和』パレスチナ人・イスラエル人双方の遺族たち

vol.4『沈黙を破る』兵役経験を語り出した若者たち

 

1993年以降、17年に渡って撮影した記録、とvol.4にある。vol.2はこれから探して視聴したい。

vol.4までで2008年頃までの内容になっている。画面に出る年代を見ながら、この頃自分は何をやっていたのか考えた。

私がイスラエルを訪れたのは1986年、第一次インティファーダの前年にあたる。ユダヤ人との出会いはあったがパレスチナ人の暮らしを間近に見ることはできなかった。

その後ずっと遠くにいてパレスチナのニュースを気にかけてはいたけれど、何が起こっているのか今ひとつ分からないでいた。こういうドキュメンタリーなどをもっと注意して見たほうが良さそうだ。少しでも分かっておきたい ただそれ以上でも以下でもないのだけれども。

 

ここんとこ、あほみたいにSHERLOCKにはまっている。

今夜はBSプレミアムの再放送第三シーズン最終話を見た。

めっちゃ、泣ける。

何度も何度も好きなだけ見るために、NETFLIXに加入してしまったほど。今は第一シーズンをループしている。運転中はスマホで音声のみ、家に帰ってタブレットで、空き時間はスクリプトを読み……。

実際、前回の再放送では、もう一度見る気がしなくてスキップしてたんだけどね。今回改めて見出すとドハマリしてしまった。

実は、初めて見たときはストーリーの謎解きだとかアクションに気を取られていて、第二シーズンは「ジョンをからかいすぎで悪趣味?」と思ったし、第三シーズンは「話が面白くない」という感想だった。

 

しかし、今回の再放送でなぜ面白くなったかというと、ジョンとシャーロックの人間性とその関係について深く細かく見てしまい、そこに魅力を感じたからなんです。

ストーリーがわかってるだけに、落ち着いて見ることができたんですね。

ゲイ疑惑は笑い飛ばすネタじゃなかった。ゲイかどうかはさておき、お互いが大切な二人のことを真面目に描いてる話なんだと認識しました。

 

ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンの演技、細かく繊細で感動するわ。ほんまに。

シャーロックの不器用な自己犠牲を伴うジョンへの愛情。感情はあるんだけど、その意味が自分ではわかってないというシャーロックを演じるカンバーバッチ、高貴さを発散してます。話数が進むごとにシャーロックが自分の感情を理解していき、立ち位置を決めていく様子がよくわかる。

第三シーズンは探偵ものではなくて、人間ドラマを見なくちゃいけなかったんですねぇ。ジョンが結婚して距離が遠くなるという悲劇に、シャーロックがどう対応するかがストーリーの中心なのでした。

第三シーズンの終わりはジョンのために人を殺して、彼の幸せのために身を引くシャーロック。

もう一度言うけど、泣けます。

 

 

ジョンのシャーロック愛はもちろん深いんだけど、何よりジョンの心の闇の深さに気づいて戦慄した。今さらながら、なんて迂闊な見方をしてたんだろうと思う。

第一シーズン第一話。ジョンはシャーロックのために人を殺します。そして生き生きとした生活を取り戻すのです。どういう精神状態なのかはマイクロフトが第一話できちんと説明していた。

You’re not haunted by the war, Doctor Watson ... you miss it.

とか言うてたと思います。これも改めて気づいた。

 

第三シーズン最終話、ジョンは新婚生活1ヶ月、平和すぎる生活に荒れ果てています。正義の顔してジャンキーを挑発、格闘技をかけて必要以上に傷めつける。なんて暴力的なんだ! どう見ても訓練してたね? おまけに不必要に銃を持ち歩き、どうかしてます。

 ーージョンが心の平衡を保ってイイ人でいられるのはシャーロックといるときだけなんですね。

ジョンはsoldier として自分を必要としてくれて、活躍の場を与えてくれるからシャーロックが好き。シャーロックがジョンを好きな理由は、ジョンがシャーロックをまんま好きだから????

 

ワタクシ、別にBL大好きというわけではありません。きらいでもないけど。

ただ、SHERLOCKは純粋に「好き」の理由が痛くひびくところが好き かな。

hi-functioning sociopath ってのも最高に感情移入しちゃいますね。せつないっす。

 

can't wait next season!

 

 

 

 

 

ノートパソコンほしいほしい気分が高まって、昼夜いつでも、ついついネットでパソコントレンドを追っかけてしまう。
あるときは値段のことをメインに記事を漁る。
あるときは軽くて薄くてかっこいいのが気になってほれぼれと写真を見て歩く。
あるときはやっぱり目が疲れなくてキーボードが打ちやすいのがいいぞと真面目に考える。
そして静音性もたいへん重要なポイントだ。うるさいパソコンだったら、今持っている古いノーパソで我慢したほうがいい。

てな感じで何を優先すべきか、どんな使い方をしたいのか、いまひとつ決められないままネットをさまよう。
PCレビューを詳しく書いてるブログはたっくさんある。そして優柔不断なワタシは何度でも同じ記事を読んでしまったりする。
頭わるすぎ。  ……と思うけれどもどれがいいか決められない。

あるブロガーさんの記事にうなった。
「薄くてかっこいいパソコンと、道具として優秀なパソコンは対極にあるもの」というのがその要旨。
そう、ワタシが求めているのは薄くて軽くてかっこよく、かつ道具として優秀なノートパソコンだ。
しかし、それを両立するのは「現状の技術では無理」だそうだ。たとえ高いお金を払ったとしても。
優秀なCPUは高熱を発するし、薄くて軽い筐体は熱を逃がすことが難しいうえ、まともなキーボードがつかず、拡張性が悪くなる。
だから道具として優秀なパソコンは無骨なものになるのだと。そっか。そうだよなあ、とがっかりしてため息がでる。

意気消沈して購買意欲は低下した。永遠の法則ではあるが、買うのを我慢すればするほど、より理想型に近いパソコンが出て来るはず。だからここしばらくは我慢だ!

今は買わないと決心してみたものの、まだパソコンレビュー漁りはやめられない。買うだんになって困らないように色々調べておこうと思ったりするわけで。
まあ、少しはトレンドがわかってきた。結果、そこそこのノートパソコンを求めるワタシが狙うスペック:
形状は2in1。360度ヒンジでもいいけど、分離できるほうがなおよし。
CPU:core i5
ディスプレイ:11〜13インチ できればノングレア IPS液晶 FHD タッチパネル
ストレージ:256SSD
メモリ:8GB
キーボード:ファンクションキー他キー配列が標準的で押しやすいもの。キーストローク1.5mm以上

勉強の結果さらにわかったこと。ファンレスパソコンというすばらしい静粛なものがあって、これならCPUcoreM7あたりがよいらしい。
いずれにしても、こういうスペックのパソコンは16万円とか、お高いです。10万くらいに収まるようになったら買う?

しかしまあ、よくよく考えたらcore i5 みたいな高性能CPUで電気をくって発熱するゴリゴリのパソコンが本当に必要なのか、よくわからなくなってきた。5万円以下のやっすいパソコンを買っといて、早めに買い換えるほうが賢いのかもしれないね。

じゃ、5万円で目が疲れなくてキーボードが打ちやすいのは……
などと、またまたレビュー漁りがやめられなくなっている。ほとんど取り憑かれている。たぶんどっかの直販サイトとかでポチってしまうまで止まらないだろう。
なぜそんなにパソコンを買い替えたいかって?

今持っている古いノートはでかくて重くてうるさくて使う気がそがれる。新しいのを買ったら、生産性があがるかと。
あれですね 勉強する気になかなかなんないので文房具にこってしまうというのと同じです。

昔の作家なら高価な万年筆といったところでしょうか。
さわるのが楽しくなるパソコンがほしいのです。

しかし、デジタル物欲というのはきりがないですね。
去年もこういう症状をきたした時期があり、煩悶の末に8インチタブレットを買いました。
その後、また悩んでBluetoothキーボードを買い足しました。
そのタブレットとキーボードを使って、この文章を書いています。もしかすると三万円パソコンと同等以上のスペックをこれで達成しているのかもしれません。お値段もトータルでそのくらいになったし。

あれ? そんなら去年、8インチタブレットでなく、安い2in1パソコンを買っておいたら、今また物欲に悩まされずにすんでいたのだろうか?

きっとこのようにして端末は増えていくのでしょう。しかし、こんな早いサイクルで買い増ししてたらさすがにあかんと思います。タブレット買った日から最低一年は我慢だな。我慢。できるかな?



『はだしのゲン』いいから、読めって。
『はだしのゲン』 は 学校図書として不適切……? てな騒動がおきております。 各メディアを検索したところ、 「問題なし」 というコメントが多かったようだ。 発端の松江市教委は、閲覧制限の理由は 「残酷なシーンがあるから、多感な子どもに悪影響」 と政治問題はスルーしてます。 旧日本軍の兵士が首を刀で切り落とし、女性に乱暴して惨殺する-という描写などが主な問題だったらしい。 ところが、産経新聞が集めたコメントは「特定の思想傾向が強い漫画で、歴史学的に間違いがある」 「旧日本軍の一部に逸脱した行為があった可能性はあるが、まるで軍全体の方針であったかのように描かれている。」「作品は非道な原爆投下を日本

8月27日 22:53 アメーバブログ

有川 浩って、知ってる?よね
有川 浩。 今、めちゃめちゃ気になる作家です。 彼女はラノベから一般文芸に進出して久しいのだが、「ラノベ作家」を標榜することを好む、とどこかで聞いた。 その彼女が、今朝の「日経新聞」の一面のコラムに『県庁おもてなし課』に言及しされたくだりがあって、ここまできたか!ほー! と驚いた。 読売新聞じゃないですよ、日経ですよ、日経…… 読者の過半がビジネス目的のおじ様たち、を前提とした日経新聞です。しかも一面コラム。 ……さて、念のため有川 浩 とは…… ミリタリーファンゆえに初期の自衛隊三部作のほか、直木賞候補となった『空飛ぶ広報室』など自衛隊モノがあり、マンガ・アニメになった『図書館戦争』シリーズ

8月26日 19:54 アメーバブログ

『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年』 塩野 七生
『海の都の物語 ――ヴェネツィア共和国の一千年』 塩野 七生 中央公論社 1980 ヴェネツィア共和国とは、蛮族に追われて仕方なく、海の傍の沼沢地帯に作られた国だ。 この本は主にその興隆期を描いている。主要な登場人物は……誰だっけ。覚えていない。 塩野氏はヴェネツィア共和国に惚れ込んだわけで、個々の人物に力点をおいていない。ヴェネツィア共和国そのものがヒーローなのだ。 海辺の沼沢地で耕地なし真水なし、という最悪な環境で、どのようにヴェネツィアは栄華をきわめたのか。 元老院による寡頭政、国としての商売のやり方、同じ海を駆けるライバル・ジェノバとの比較などあらゆる角度からこの国の魅力を描いたのが本

8月22日 22:22 アメーバブログ

爽快。『天地明察 (上)』冲方 丁
『天地明察(上)』 冲方 丁 単行本2009 角川文庫2012 この本は、おもしろい!!! 電車の中でほほえみながら読み、ときおり、ぷぷぷと笑ってしまうという、最近まれな読書体験だった! 古本屋で出会った(上)しか読んでないが、(上)の終わりでひとくぎりとなっているので、満足感がありました。 ぜひ続きを読みたくて、本日、(下)をネットにて注文! はやく読みたいな~っ☆ 楽しみです。ふふふふ イエ、ギャグなんかじゃないんですよ、この物語は…… けっこうマジメなお話なのです。ただ、上巻ではまだ主人公が若くて、ひたむきで、なおかつ、ボーッと抜けサクなところがあって、笑わせてくれるんですよねー。 --

8月3日 16:08 アメーバブログ

『glee』のフィン、死亡
TIMEの記事によると、フィン役のコーリー・モンテースが7月13日に亡くなったそうです。享年31歳。死因はヘロインと酒。なんてことでしょう、、、、 TIMEのコメントは、「ドラマ同様、小さな町の若者が夢を実現するのは容易ではない。ドラマで歌った belivin だけでは十分でないことも。。。。」てな感じでありました。セツナイことです。彼の素顔はドラマにちかいものがあったようで、それだけに残念です。芸能界とはかくもオトロシイところなのでしょうか。

7月30日 1:16 アメーバブログ

心に残る青春『武士道シックスティーン』誉田 哲也
『武士道シックスティーン』誉田 哲也 2007 文芸春秋(単行本) あさのあつこ『バッテリー』を読んだ後、『武士道シックスティーン』のレビューを書いていないことに気づいた。この本は、真の青春・スポーツものと言えるでしょう。読み捨ての本が多いなか、ときどき読み返してもいいかな……と、思えた本です。性格が真逆二人の16歳女子が、剣道を通じて出会い、反発しあい、ひかれあい、競い合う――まさにこれ青春、ですねー。 主人公のひとり、磯山香織。こいつのキャラがめちゃくちゃいいです。昼休みはひとり握り飯を食べながら、宮本武蔵『五輪書』を読み、さらに空いた手にバーベルを持って筋トレに励むという、剣に生きる剣道

7月28日 21:49 アメーバブログ

素顔を描く『東条英機と阿片の闇』 太田 尚樹
大東亜戦争ものって、ぼちぼち冊数を読んできたつもりだけど、 何もわかってない自分に また気づく。「東条ってこんな人だったのか~~~」と。 東条といえば、「過激な陸軍をひきいて太平洋戦争に突入した大立者」 と思ってたけど、 この本によると、そうではない。東条は、気が小さくて、小役人タイプのマジメな男。 リーダーシップもカリスマ性もなく、陸軍のトップになったのも、ホントたまたま・・・・ 人に「何で、あいつが大役に?」と言われるような人物だったようです。  なるほど・・・・マリアナ沖大敗のあと、東条が首相を降りても、なかなか終戦にならなかったのが不思議な気がしたのですが、東条が陸軍をひっぱって戦争を

7月26日 16:51 アメーバブログ

再放送熱望!! 『オリンピックの身代金』
11/30・12/1 二夜連続放送されたドラマ『オリンピックの身代金』。1964年の東京オリンピックの話です。 戦後から立ち上がった日本の繁栄と、その影。高度成長期と学生運動という時代を描きながら、今日的なテーマも含んでいると思います。 ものすごーーーーく、いいドラマでした。良質な映画のような、手抜きのない素晴らしい出来ばえだと思います。 キャストは驚くほど豪華。なんでもっとネットで噂にならなかったのか、不思議です。 それぞれの俳優がいい味を出していて、演技も「うまい!!!!」とうなるシーンの連続・・・・ 刑事(竹野内 豊)の視点から描かれた、まじめな東大生(松山ケンイチ)がテロに走る経緯と結

12月23日 23:12 アメーバブログ

「三億円事件は未解決」。クロコーチ:稀に見る激展開ドラマ
今年は終わりのほうになって、すごい連ドラを見た・・・。 それは「クロコーチ」。50年前の三億円事件を発端に、現在まで続く秘密。。。謎を解こうと近づくと次々に事件が起きる----というもの。 タイトルがあまりピンとこなくて、知人のススメで数回目になってから見てみると、すごいことになっていた!!!   あわててネットで探して第一回から完全視聴。 ↓ 以下ネタバレ注意 濃ぃ~い ヤーさん風の刑事が主人公、クロコーチ(黒河内=長瀬智也)。キャラが強烈です。 例えば。警察内部の影の組織と対立する中、射殺されそうになり撃ち返し、その死体を山に埋めちゃったりします。従来のドラマなら正当防衛で済ませませんか?

12月20日 11:37 アメーバブログ

ある言葉のもつ意味
父が、ふとこう言った。 ――最近よく言う、「共生」というのは、左翼の連中が使う言葉や。使い始めたのは共産党やなあ。 もともとは植物の学問で使っていた言葉なんやけど。 私としては、「共生」というのは「地球にやさしいエコ」、「人間と自然の共生」という意図から始まった言葉であって、植物の世界が由来なら、うまい転用じゃないか・・・と思った。サヨクがどう使ってたかは、関係ないなと感じた。しかし。 父の世代(昭和一桁)にとって、サヨクというのは、無責任な流行にのってハイジャックや殺人までも犯したバカどもである。 なおかつ、それを未だに英雄譚として語り、往年の反逆児きどりの人々のことである。 父が「共生」と

12月2日 20:20 アメーバブログ

『有頂天家族』×『進撃の巨人』 火曜深夜のゴールデンタイム
『有頂天家族』×『進撃の巨人』 火曜深夜 BS11 にて放送中。 なんで、このゴールデンタイムに気づかなかったんだろう? まだ三回しか見てないが、そろそろ『有頂天』は佳境に入っているようだ・・・ 『有頂天家族』は、京都に住む狸一家のお話。仲の悪い本家・分家の争いが軸に、まったりファンタジーが展開しています。 これ、美術がいい。舞台の京都は実写映像に忠実につくっているらしく、河原町の何気ない街角でも、知っている者なら「ああ、あのへん」とうなずいてしまう精巧さ。 リアルでいて、ペン画に水彩で仕上げたような、透明感が美しい。絶品です。 キャラも全体にパステル調の上品な配色で、動画もうまい。天狗が飛ぶ

9月21日 11:33 アメーバブログ

『少年H』 妹尾河童
『少年H』 妹尾河童 講談社1991 手元にあるのは講談社の単行本。「下巻」の第一刷が1991年1月、その12月には第二十二刷を数えたことがわかる。映画化されて、また読んだ人が増えただろうな。 今少し読みなおしただけで、この本はやっぱりスゴイ、誰にでもおすすめだと言える。 この物語は、太平洋戦争の前後に多感な時期を過ごした少年(著者)の体験に基づいている。1930年生まれの著者は満州事変(1937)時には物心がつく頃だから、ずっと軍国主義の中で育ってきたといえる。終戦時は中学生だ。 この本の始めのほうでは、平和だったころの神戸が描かれる。クリスチャンの母、外人をお得意にもつ洋服屋の父、そして紀

9月14日 22:16 アメーバブログ

鳥人間コンテスト 最低やん
人力で空を飛ぶ爽やかなシーンを見たくて、最後の30分を視聴。優勝した東京工業大の後、優勝候補の東北大。過去のビデオクリップなどをはさんで、さんざん盛り上げたあと、離陸時に尾翼をホームにぶつけ、落下。よって、東京工業の優勝~てことで、すぐに番組終了となりました。ものすごく後味の悪い番組構成ですね。東北大、期待ハズレで無念の印象だけが残って、爽やかとは程遠い気分です。サイテー。見なきゃ良かった。  それに、最近の素人さんはみんなテレビ馴れしすぎで、パイロットも漕ぎながらしゃべることしゃべること。。。テレビ側からシャベレと指示されてるんだろうが、興ざめです。パイロットの顔よりも飛行機のシーンが少な

9月4日 21:40 アメーバブログ

『はだしのゲン』いいから、読めって。
『はだしのゲン』 は 学校図書として不適切……? てな騒動がおきております。 各メディアを検索したところ、 「問題なし」 というコメントが多かったようだ。 発端の松江市教委は、閲覧制限の理由は 「残酷なシーンがあるから、多感な子どもに悪影響」 と政治問題はスルーしてます。 旧日本軍の兵士が首を刀で切り落とし、女性に乱暴して惨殺する-という描写などが主な問題だったらしい。 ところが、産経新聞が集めたコメントは「特定の思想傾向が強い漫画で、歴史学的に間違いがある」 「旧日本軍の一部に逸脱した行為があった可能性はあるが、まるで軍全体の方針であったかのように描かれている。」「作品は非道な原爆投下を日本

8月27日 22:53 アメーバブログ

有川 浩って、知ってる?よね
有川 浩。 今、めちゃめちゃ気になる作家です。 彼女はラノベから一般文芸に進出して久しいのだが、「ラノベ作家」を標榜することを好む、とどこかで聞いた。 その彼女が、今朝の「日経新聞」の一面のコラムに『県庁おもてなし課』に言及しされたくだりがあって、ここまできたか!ほー! と驚いた。 読売新聞じゃないですよ、日経ですよ、日経…… 読者の過半がビジネス目的のおじ様たち、を前提とした日経新聞です。しかも一面コラム。 ……さて、念のため有川 浩 とは…… ミリタリーファンゆえに初期の自衛隊三部作のほか、直木賞候補となった『空飛ぶ広報室』など自衛隊モノがあり、マンガ・アニメになった『図書館戦争』シリーズ

8月26日 19:54 アメーバブログ

『海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年』 塩野 七生
『海の都の物語 ――ヴェネツィア共和国の一千年』 塩野 七生 中央公論社 1980 ヴェネツィア共和国とは、蛮族に追われて仕方なく、海の傍の沼沢地帯に作られた国だ。 この本は主にその興隆期を描いている。主要な登場人物は……誰だっけ。覚えていない。 塩野氏はヴェネツィア共和国に惚れ込んだわけで、個々の人物に力点をおいていない。ヴェネツィア共和国そのものがヒーローなのだ。 海辺の沼沢地で耕地なし真水なし、という最悪な環境で、どのようにヴェネツィアは栄華をきわめたのか。 元老院による寡頭政、国としての商売のやり方、同じ海を駆けるライバル・ジェノバとの比較などあらゆる角度からこの国の魅力を描いたのが本

8月22日 22:22 アメーバブログ

爽快。『天地明察 (上)』冲方 丁
『天地明察(上)』 冲方 丁 単行本2009 角川文庫2012 この本は、おもしろい!!! 電車の中でほほえみながら読み、ときおり、ぷぷぷと笑ってしまうという、最近まれな読書体験だった! 古本屋で出会った(上)しか読んでないが、(上)の終わりでひとくぎりとなっているので、満足感がありました。 ぜひ続きを読みたくて、本日、(下)をネットにて注文! はやく読みたいな~っ☆ 楽しみです。ふふふふ イエ、ギャグなんかじゃないんですよ、この物語は…… けっこうマジメなお話なのです。ただ、上巻ではまだ主人公が若くて、ひたむきで、なおかつ、ボーッと抜けサクなところがあって、笑わせてくれるんですよねー。 --

8月3日 16:08 アメーバブログ

『パール街の少年たち』モルナール・フェレンツ
有名なお話はいつでも文庫で買えるはず。そう思って「少年少女世界文学全集」学研 を引っ越しのとき処分してしまってたのです。あまりにもかさばるので。  しかし、今回『パール街の少年たち』再読したくてネットを探したら、どれもこれも絶版で中古本しかありません!! アマゾンで数千円から一万五千円? なんとっ!  他も探して、やっと500円未満の品を注文。「在庫チェック」に時間がかかり、なかなか送ってこなかったのですが…… 来た本はカラー挿絵の美しい、小学館の 国際版少年少女世界文学全集19という一冊でした。すべての挿絵がカラーで枚数も多く、青の装丁も美しい本でワクワクします。 ところが、読んでみて「アレ

12月17日 11:32 アメーバブログ

『風立ちぬ』ジブリ
風立ちぬ [DVD]著者 : ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日 : 2014-06-18ブクログでレビューを見る»戦争反対だの賛成だのタバコのシーンが多いのと、物議を醸した作品だったが、これはもう宮崎駿の非常に個人的な作品ゆえなのだと思う。兵器とくに飛行機に対する偏愛、戦中生まれゆえの戦争嫌い、主人公への自己投影。パンダコパンダから氏の軌跡を見てきた者には感慨深いものがあったが、一般視聴者にとってはどう見えるのだろう…。  黒澤が晩年に『夢』を撮って評価が分かれた。そんなふうなことだろうか。

8月20日 14:07 アメーバブログ

『その男、凶暴につき』たけし正統派暴力の門出
北野武が暴力について語ったこと。2000年の『バトル・ロワイアル』のときだったと思う。 --俺の暴力は痛いんだよ。最近は、痛くねえような暴力シーンが多いでしょ。 つまり、ゲーム感覚で、暴力の痛さをわかってないんじゃないかってことだ。 自分の暴力シーンは、あまりに過激だと批判されるけれど、やった方もやられた方も「痛い」ってことがわかるからいいんだ。…というような趣旨だったと思う。 ※ネタバレ注意 『その男、凶暴につき』は、1989年、北野武初監督作品。主人公:我妻(たけし)は過激な仕事ぶりで札付きの暴力刑事だが、心根は真面目で孤独な男だ。だが、親しかった上司の裏切り、唯一の家族が精神病・・・我妻

2月18日 15:57 アメーバブログ

『指輪物語』世界の深み
長い旅だった。 『指輪物語』 評論社文庫、9巻+追補版(索引)の全10巻。 これは、世界を手に入れられるほど強い魔力を持つ「指輪」をめぐる物語だ。指輪を持つホビット(小人)族と仲間たちが故郷を出て、指輪を滅ぼす使命を授けられ、それを果たして帰還するまでの旅だった。 ファンタジーのバイブルと言われる作品なので、義務感でもって、物凄い勢いで飛ばして読み始めたのが……いつの間にか物語世界に引きこまれているのを自覚した。 池澤夏樹いわく、「小説の面白さというのは、一旦読み始めたら、延々と読んで、読んで、それでもまだ続いて、最後に『ああ、終わった』と思うような、そういう作にあると、」 (世界文学を読みほ

1月26日 21:47 アメーバブログ