『パール街の少年たち』モルナール・フェレンツ
有名なお話はいつでも文庫で買えるはず。そう思って「少年少女世界文学全集」学研 を引っ越しのとき処分してしまってたのです。あまりにもかさばるので。
しかし、今回『パール街の少年たち』再読したくてネットを探したら、どれもこれも絶版で中古本しかありません!! アマゾンで数千円から一万五千円? なんとっ!
他も探して、やっと500円未満の品を注文。「在庫チェック」に時間がかかり、なかなか送ってこなかったのですが…… 来た本はカラー挿絵の美しい、小学館の 国際版少年少女世界文学全集19という一冊でした。すべての挿絵がカラーで枚数も多く、青の装丁も美しい本でワクワクします。
ところが、読んでみて「アレ
『風立ちぬ』ジブリ
風立ちぬ [DVD]著者 : ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日 : 2014-06-18ブクログでレビューを見る»戦争反対だの賛成だのタバコのシーンが多いのと、物議を醸した作品だったが、これはもう宮崎駿の非常に個人的な作品ゆえなのだと思う。兵器とくに飛行機に対する偏愛、戦中生まれゆえの戦争嫌い、主人公への自己投影。パンダコパンダから氏の軌跡を見てきた者には感慨深いものがあったが、一般視聴者にとってはどう見えるのだろう…。
黒澤が晩年に『夢』を撮って評価が分かれた。そんなふうなことだろうか。
『その男、凶暴につき』たけし正統派暴力の門出
北野武が暴力について語ったこと。2000年の『バトル・ロワイアル』のときだったと思う。
--俺の暴力は痛いんだよ。最近は、痛くねえような暴力シーンが多いでしょ。
つまり、ゲーム感覚で、暴力の痛さをわかってないんじゃないかってことだ。
自分の暴力シーンは、あまりに過激だと批判されるけれど、やった方もやられた方も「痛い」ってことがわかるからいいんだ。…というような趣旨だったと思う。
※ネタバレ注意
『その男、凶暴につき』は、1989年、北野武初監督作品。主人公:我妻(たけし)は過激な仕事ぶりで札付きの暴力刑事だが、心根は真面目で孤独な男だ。だが、親しかった上司の裏切り、唯一の家族が精神病・・・我妻
『指輪物語』世界の深み
長い旅だった。
『指輪物語』 評論社文庫、9巻+追補版(索引)の全10巻。
これは、世界を手に入れられるほど強い魔力を持つ「指輪」をめぐる物語だ。指輪を持つホビット(小人)族と仲間たちが故郷を出て、指輪を滅ぼす使命を授けられ、それを果たして帰還するまでの旅だった。
ファンタジーのバイブルと言われる作品なので、義務感でもって、物凄い勢いで飛ばして読み始めたのが……いつの間にか物語世界に引きこまれているのを自覚した。
池澤夏樹いわく、「小説の面白さというのは、一旦読み始めたら、延々と読んで、読んで、それでもまだ続いて、最後に『ああ、終わった』と思うような、そういう作にあると、」 (世界文学を読みほ




