ブッツァーティ祭り終了 | ぷぷぷ日記

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更新は思いついたとき。

8月後半は個人的にブッツァーティ祭りで盛り上がっておりました。読んだのは
「タタール人の砂漠」岩波文庫
「古森のひみつ」岩波少年文庫
「七人の使者・神の犬」岩波文庫
の3冊でした。

「タタール人の砂漠」 静かに幻想にひきこまれていく感覚を主人公と共有することになる。音すらしない辺境の砂漠に黄色っぽい壁の砦の印象が深くい。読後時間が立つにつれ、かえって強いイメージとなって思い起こされる。夜半、等間隔に並んで立つ警護の異状なしを確認する発声が、砦の端から端まで繋がっていく。

世間から隔絶した孤独。孤独に慣れると街に馴染めなくなり、不本意であったはずの辺境暮らしから離れられず、若者はそこで年老いていく。

まるごと一冊を通じて、事件らしい事件はほとんどない。

 

細部はまるで忘れてしまったが、胸の奥にひびく印象はいつまでも残っている。またいつか読み返したくなるだろう作品だった。

ディーノ・ブッツァーティ・トラヴェルソは、イタリア人の作家、短編小説家、画家、詩人。コリエーレ・デラ・セラの記者でもあった。ブッツァーティの世界的な名声は、主に彼の著作「タタール人の砂漠」に負うところが大きい。しかし同時に彼は、好評を博した短編集でも有名である。 ウィキペディア
生年月日: 1906年10月16日
生まれ: イタリア ベッルーノ
死没: 1972年1月28日, イタリア ミラノ
学歴: ミラノ大学
映画: タタール人の砂漠
受賞歴: ストレーガ賞