※ちょっと書き直しました
マヒーズとして気になったこと。
呟かせてください。
新型コロナウィルスの症状で
嗅覚障害と味覚障害があげられます。
スポーツ選手や芸能関係の
著名人も症状を訴えていましたね
先日ニュースを見ていて
少し気になったのが
耳鼻咽喉科からのこの呼びかけ。
においや味を感じなくなっても、発熱やせき、だるさ、息苦しさといった症状がない場合は、すぐに受診せずに自宅で様子を見てほしい
感染拡大と医療崩壊を防止する。
大切ですね。
でも…。
味覚障害(嗅覚障害)は
風邪(インフルエンザ)からも
起きるとのことですが、
ベル麻痺・ハント症候群・脳梗塞・腫瘍
といった病気の発症時にも起こり得る
症状の一つだったりもします
病気によって原因は
体内のウイルス・血栓・腫瘍など
様々ですが。
私も「あれ???」と
違和感を覚えたのは
味覚でした。
夕食に味の濃いガーリックシュリンプを
食べても味がしなくて、
デザートのチーズケーキもまるで
粘土を食べているようだったのです。
鼻が詰まっていたわけでもなく、
突然味覚がなくなったことに
凄くビックリしました。
発熱はありませんでしたが、体内で
ウイルス※が増殖していたのでしょう。
※顔面神経麻痺のウイルスは
感染しません。
体のだるさは確かにありました。
(咳・息苦しさは無し)
その味覚障害が顔面神経麻痺を引き起こす
ものだったと知っていたら…
返す返す悔やまれます
疲れているからだろう…
明日良くなってなかったら
病院行こう。
そう様子を見ているうちに症状は
よくなることはなく
どんどん進行していきました。
知識が無かった自分は
残念なことに様子を見てしまった。
顔面神経麻痺において初期治療は
早ければ早いほど良いのです。
声明文を出した耳鼻咽喉科の先生が
そのことを知らないはずはないのに…と
どうしても気になってしまいました。
コロナと比べたら顔面神経麻痺は
緊急性が低いのかもしれません。
(脳梗塞・腫瘍は別ですよ!)
人口当たりの人数も少ない。
何もしなくても治る人も多い。
でも、私のように悲しい後遺症につながるような
重度患者も隠れているんです。
例えコロナじゃなくても
重篤な病気のサインなのかもしれないのです。
人間として味覚や嗅覚に
異常をきたすということは
普通のことだとはとても思えません。
顔が明らかに麻痺してきてからなら
堂々と耳鼻科にかかれるとは思いますが
動かなくなってしまった顔を抱えて
後悔して欲しくないから。
たまたまコロナの時期に発症したから
対応が遅れた、不運だったね…
なんて悲しすぎます。
顔面神経麻痺なら味覚障害以外にも
顔や耳の後ろあたりに違和感が出ているはずです。
激しい頭痛がすることも。
脳梗塞なら手足の痺れもですよね。
おかしいなと思ったら
感染拡大、医療崩壊防止の観点から
すぐに病院には駆けつけなくても
電話で問い合わせをしてみて欲しいです。
「顔面神経麻痺や脳梗塞や腫瘍ということはないですか?」と。
大丈夫と言われたたら、
そのまま自宅で療養すればいいです。
(電話で大丈夫と言われても不安だと思いますが…。
せめて言った人の名前を聞いてしっかりと控えておきましょう)
耳鼻咽喉科のこの呼びかけも
事の論点は新型コロナウィルスにあり
一般の人向けの啓発文あること、
大したことないのに
すぐに病院に来られてしまうと
医療崩壊や感染拡大を招くことも
重々承知しています。
でも耳鼻咽喉科学会からの発信ならなおさら
「味覚・嗅覚障害には重大な病気の可能性も潜んでいる」
ということをわかるように
明記して欲しかった…と
思ってつぶやきました。
また、コロナの影響から他の病気の人が
病院に行きにくくなっていることも
心配です。
免疫下がっている時に今の病院行くのは
ハードルが高すぎます。
闘病中の人が安心して通院できる
環境になって欲しいです
こんなところで私がつぶやいたところで
なんの影響力もないですけどね。
コロナ・味覚障害のハッシュタグから
たまたま一人でも読んでくれて
いざ自分や大切な人がそうなった時に
そういえば!と思い出すきっかけに
なってくれたら…
最後に
耳鼻咽喉科外来における新型コロナウイルス感染症対策ガイド(日本耳鼻咽喉科学会)からの抜粋文を載せておきます。
急性の嗅覚・味覚障害についてのお願い〜新型コロナウイルス感染症の初期症状の可能性〜
新型コロナウイルスの感染で、他の症状がなくても、先行して急ににおいの異常(嗅覚障害)やあじの異常(味覚障害)を自覚することがあります。
このことで各医療機関に多くの問い合わせがきていますが、現時点では多くの施設で発熱や肺炎のない軽症の方は、PCR検査を行うことはできません。
においやあじが分からなくなる病気のほとんどが、新型コロナウイルス感染症とは無関係です。
しかし、元々鼻の病気がないのに「急に」においやあじがわからなくなった場合は、新型コロナウイルスに感染している可能性もあります。
念のため、周囲への感染を拡大させないように、以下のようにこころがけてください。
① 「におい」と「あじ」の異常を感じてから2週間は、できるだけ不要不急の外出を控えてください。マスクを着けて対話してください。手洗いもこまめにしてください、医療機関への受診は控えて、毎日体温測定をしてください。
② 37.5度以上の発熱が4日以上続く場合や、咳、息苦しさ、だるさがあれば、お住いの区市町村の帰国者・接触者相談センターにご相談ください。厚生労働省のホームページからも確認することができます。
③ 嗅覚・味覚障害に対しての治療(対症療法)は、急ぎません。まず何も薬を使わないで様子を見ましょう。自然に治ることが多いです。発熱や咳などの他の症状がなく、嗅覚障害や味覚障害の症状が2週間以上経過しても変わらない場合は、耳鼻咽喉科外来までお問い合わせください。
あなたとあなたの周りのみなさんの身を守るために、ご協力をお願いいたします。
(以上、耳鼻咽喉科外来における新型コロナウイルス感染症対策ガイド(日本耳鼻咽喉科学会)から抜粋)
味覚障害(嗅覚障害)は
辛いんですよ。本当に辛い
今その状況にある人、その辛い症状にも
いつか終わりはあるから。負けないで
新型コロナで苦しむ人、
顔面神経麻痺で苦しむ人が
この世界から一日も早くいなくなるように
心から祈っています。
私の業界も大打撃を食らっていて
先も見えず泣きそうになっていますが
そんな私にできることは、もはや
感染拡大・医療崩壊防止に努めることくらい。
外出自粛をし続けることで
昼夜問わず医療にあたっている
みなさんを間接的に応援します。
折角身をもって示してくれた
ヨーロッパやアメリカの先例は
活かさなくてはと強く思います。
ここが踏ん張り時。
みんなでベストを尽くしましょう!
家の前の桜。