唐突ですが、私は主人が大嫌いです。
正確には、大好きでした、障がい者グループホームを作るまでは。
誤解されやすい人なので、好かれてはいなかったが、私だけは理解できると思っていたので、十分でした。
映画も旅行もカフェにも、よく一緒に行きました。
仲良いですね、と言われたものです。
それがグループホームを作った4年前に、ガラガラと音を立てて夫婦関係は崩れ去りました。
主人があまりにも、異常すぎるくらいあまりにも、障害福祉の仕事ができなかったからです。
一人だけ、初日から、ホーム立ち上げの初日から、スタートを切ることもできずに大きくこけました。
今ならわかるが、主人は多分、ASDという発達障害。
障がい者の支援など、できるはずがなかった。
白か黒か、0か100かの思考の人に、知的障害者の気持ちなど分かろうはずがなく、全て0の採点。
虐待に繋がるからやめてという私たちにも大ナタを振り回して反発し、何かというと出ていってやる、縁切ってやる、と脅す。
その結果、あっさり長男からクビを切られる。
もう、来なくて結構です、と。
それ以来、マンションに引きこもり。
スマホだけがお友達。
昼間は銅像のように動かない。
スマホを見る銅像。
夜間は、スマホを見過ぎで覚醒するのか、トイレやタバコにうろつき出す。
まるで動物園のライオンのよう。
迷惑この上ない。
私は一日忙しいのに、主人はスマホ以外することがない。
いくら自分で選んだ結婚であったとしても、大嫌いになっても仕方ない。
私のブログを取り上げてくださった方が、自分のブログの中で、「それにしてもご主人が情けなさすぎる」と私の代わりに嘆いてくれたほどだ。
ご本尊さま、あの銅像を何とかして、あのライオンを何とかしてください。
こんなことばかりを祈っていたわけではないけれど、引きこもってはや5年目。
あの銅像が、何だか最近角が取れて丸いのだ。
ため息か舌打ちしかしていない人だったが、私のために、蜂蜜入りのゆず茶を買ってきてくれた。
飲んでいたら、中身が減っているのがわかったのか、またもう一つ買ってきた。
今度はりんごを買ってきた。
りんごなんて高いのに、と思ったらセールで4個200円のシールが貼ってある。
いろいろ考えてるんだな、と少し笑えた。
あんな引きこもり大嫌いだ、障害を理解できない人なんて大嫌いだ、と知り合いにこぼすと、離婚しないのかと言われる。
それはね、それだけは考えたことない。
恩人は切れない、たとえどんなことがあっても。
主人は私にとっての、大恩人なのです。
学会の輪の中に入れた大恩人なのですよ。
そんな人は切れません。
主人は、いつ切られてもいいように、自分の年金口座を別の口座に移して確保しているようで笑えるが。
私でなければ三日で離婚されてるだろうなと思うが、しかしどう考えても、何回考え直しても、今世では私はこの人と結婚することになっていただろうと思う。
そうして学会と縁して、たくさんの体験を語っていく人生だっただろうと思う。
主人は大事な大事な役どころだったわけだ。
今夜もライオンは、トイレ、リビング、ベランダとうろつき回る。
しかし私も慣れてきた。
こんな結末が待ってるとは思わなかったが、これが結末とは限らない。
何せ、うちにはご本尊さまがあるのです。
どんな奇跡も呼び起こせるご本尊さまがあるのです。
信心していく上で一番大事なものは何だと思いますか?
信、ですよ、信。
それがないと1000万遍お題目唱えても同じです。
何だ、叶わないじゃないか、やっぱりインチキだ、となります。
根本から信じましょう。
私も、大嫌いな主人とのこれからがどうなっていくか、ある意味楽しみにしています。
