私にはまだまだ夢があって、毎日毎日熱心にお題目をあげている。

 

現実は厳しい。

 

嘆きたくなるようなことばかりである。

 

しかし、お題目をあげたり、このブログを書いたりしていると、ネガティヴ思考がポジティブに変わるのだから不思議だ。

 

今日は主人の誕生日。

 

私はもちろん、プレゼントなんかあげる気にはならない。

 

大嫌いだからだ。

 

家族の中でも、社会的にも、一番弱い存在である知的障害者の次男夫婦に、一番守ってやらないといけない存在の子たちに、あんな態度しか取れない主人のことは許せない。

 

それでもあの子らは、主人の誕生日や父の日にプレゼントを考えたりする。

 

どうせひねくれて受け取らないのだから、あの子らがかわいそうで、

私はプレゼントなんか考えなくていいよ、あんたらが元気でいてくれるのがいちばんのプレゼントだから、と毎年そのように言ってきた。

 

なのにあの子らは今年、もう買ってしまっていた。

 

お父さんがコーヒーが好きだからと、ドリップコーヒーを買っていた。

 

私はどうやって渡そうか困った。

 

あの子らが直接渡す選択肢はない。

 

ライオンの前に羊を出すようなものだ。

 

私が代わりに渡すしかない。

 

しかしそれでも、受け取るだろうか。

 

最高の反応で無視、、、。

 

最低の反応で投げ捨てる、、、。

 

信じられないだろうが、人間だと思ったら鬼だったのだから、こうなのだ。

 

意を決して声をかける。

 

あの子らがお父さんにって、コーヒー買ってくれたから台所に置いとくよ、と。

 

すると、何と何と、うなずいたのだ、あのライオンが🦁

 

何と、最上級の反応でありました‼️

 

こんなこと、祈っていたわけではないけれど、他のことで毎日毎日ご本尊にすがりつくように祈っていると、祈ってはいなかったことまで良い結果が出るものです。

 

うれしくて、早速次男夫婦にLINEしました。

 

お父さんが喜んでたよ、と。

 

あのライオンさんにとってうなずくなんて、喜びの表現なのです。

 

ちょっとした体験ですが、私にとってはうれしい誕生日でした。

 

何もあげない自分が恥ずかしくなりました。

 

わずかな障害年金のお金の中から、プレゼントをと考える次男夫婦に、人間としては完全に負けている、と思いました。

 

明日はお花を買ってきましょう。