死後の世界―「あの世」とはなんとすごい世界なんだ
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魔王の姿


突然、大きな地響きが鳴-'続いて雷鳴と稲妻が走り、光の柱が明る-なった。


嘆きと叩き声、魔物たちの拍手と血に飢えた叫び声の中、突然サタンが現れ、邪悪な笑いで彼らに応えた。


玉座の前に大罪を犯した着たちがいた。


彼らは、偉大な学者と称えられていたが'今は地獄の中で名誉を失い、他の者たちと同じように'震えながらサタンに釘付けになっている。


サタンは笑うのをやめた。


不思議なことに'彼は人のようにも見えるが'まった-違った存在にも見える。

顔は自己依頼と権力を表して小るが、何ものにも満足していない。


彼は巨大なブロンズ像のように見えた。


斜めの曲線を措-薄い眉毛の下で'曲がった鼻を囲むニつの黒い大きな目が怪しげに光っている。


サタンは悪党のような図太さで'赤い 「五荘星」を載せる玉座に静かに着いた。


ブロンズ像のように'座ったまま動かない。


背後で黒いビロードの翼が大きく広げられると'威圧感がいっそう増した。


彼は美しい険を下ろして日を閉じたが、その古めかしい横顔は、苦悩を表現していた。


(中略  後日補充いたしますm(_ _)m)


くする。

苦しみは毎年激しくなりも永久に絶えることはない」ふたたび、彼は大きな翼を広げた。

何という存在であろう。

宣言を聞いた小悪魔たちは、責苦を増やす約束に狂喜したが、哀れな罪人たちは恐怖と悲しみに震えた。

サタンはふたたび玉座についた。

私は悪霊の群れが黒髪の女を立たせようとするのを見た。

女は傷ついた獣のように'歯を剥きながら体を起こした。


憎しみで目を光らせながらへ腰を-ねらせ'胸をはだけ、モデルのようにサタンの前に出ると'急に顔色を変えた。


サタンは言った。

「おまえは'地上にいたときに、その声で、その美貌で'その魅力で'男たちを誘い操った。

富と権力を与える男たちには、彼らの欲する悦びをみなやった。

おまえにしかできない歌を男どもに歌い、快楽をたっぷり与えた。

何も考えずに'金と富を浪費し、王宮にいるあいだ、美貌と栄光を欲しいままにした。
心に決めた男どもを女の武器を使って征服し、飽きれば冷酷に殺した」


大きな手で合図すると'サタンはいちばん醜い霊に命じた。


「好きなだけ愛撫してやれ」


女にはこう言った。


「行け。もう用はない。だが、もう1度キスの感触を味わいたい。ここだ。足元に」


「嫌です!」


と彼女は抗議した。
怒った顔も美しかった。


「嫌だ?私の意志がどんなプライドにも勝ることを知らないのか」


とサタン。
それを開くと、悪霊どもは彼女をサタンの足に無理や-近づけて、キスをさせ、燃える天に顔を押しっけた。女は顔を黒-焦がしながらもサタンを呪みつけた。


前世を見せられるその間にも'玉座に侍っていた他の悪魔が'有名人を連れてきた。
禿頭の男とポーランド人である。
彼らはサタンの足元に脆いた。
サタンは身震いするような顔をして言った。


「ここに集う罪人の群れを見たか。
おまえたちの罪深い人生を再現させよう。
それが何よりの喜びだ」


サタンが合図をすると、ホールの中は真っ暗になった。
それからスクリーンが現れへ全員の前に大戦争の映像が展開した。
爆弾の作裂、砲弾のかすめる音、自動小銃の乱射の音が聞こえる。
将軍と士官たちが、戦乱の中で軍を進めていた。
そこに禿げ頭の男がいた。


サタンが言った。


「全員'この男が何をしたかをよく見よ!」


場面は変化したが戦闘の音はやんでいない。
場所は、赤煉瓦造-の宮殿の正面広場で、中央の細い柱の上に天使像が見えた。

宮殿を襲撃する者たちで広場は埋まっている。

ふたたび、場面が変わりもきらびやかで静かな宮殿内部が映し出された。

暴徒の群れが宮殿の中になだれ込んできた。

扉の一つは鎧を着て銃を下げる女兵に警護されていた。


彼女たちは皇族を守ろうと勇敢に戦った。

所属階級を示す'赤いバンドとベル-をつけ陸海軍の制服を着た野蛮な男たちが宮殿になだれ込んだ。

彼らは、淫らな言葉を吐きながら、か弱い女の手からライフルを奪い'彼女たちを辱めた。

そして、狂ったように叫んだ。


「自由よ、永遠なれ!
われらの長よ、永遠なれ!」


この戦懐すべき光景を見、血に飢えた叫びを聞いて、ハゲ頭の男はサタンの足下に伏し'泣いて悲しんだ。


スクリーンが暗-なり、場面は変化して、囚人の一団が映し出された。

その中に'少女たちに付き添われた貴婦人の姿があった。

その前には'一四歳ほどの男の子を連れた男性が座っていた。

彼は軍服を着て、草のブーツを履いている。

彼には見覚えがある。

よくよく見て、皇帝陛下だと知った。

場面が再び変わ-、骸骨のように痩せ細った哀れな女の姿が映し出された。

女は、狂人のような目をして'髪の毛を振-乱しながら、震える手で家の中を漁っていた。

ついにゆりかごの中で泣く赤子を見つけると'残忍な笑いとともに赤子を取り上げ、なんとその子を刃物で突き殺し、煮えたぎる鍋に放-込んだ。

私はこの光景を見て身震いを起こした。


それは'ロシアを大飢僅が襲ったときに食人鬼と化した女の姿だった。

この恐ろしい光景は別のものに変わったが'それは少し前に地獄で見た光景を思わせた。

`悲しそうな目をした炭坑労働者たちが'非人道的な重労働をさせられ、悪魔のような衛兵に鞭打たれている。

彼らはロシア軍の司令官だった。

彼らは祖国への強い愛国心のために厳しく処罰されていた。

この光景も消えた。


この間、サタンは玉座の上にふんぞ-返っていたが、禿頭の男は恐怖に懐きながら、意味不明の言葉を口走っていた。


「おまえは地上で自分のやってきたことを見たか」とサタン。

「見ました」と罪人は低い声で答えた。


サタンは荒々しく叫んだ。


「この男を打ち叩いて下に置け。
共犯者を連れてこい」


小悪魔たちが引いて-ると、サタンはすぐに彼の体を踏みつけ、匡目して泣-様子もないポーランド人に言った。


「顔を上げて見ろ。
おまえのしてきたことを見せてやる」


果てしな-続-広い道が映し出された。

司教、司祭、修道女、将軍、教授、若い士官を含む無数の男女子供がそこを歩いている。

労働者、兵士、貧民もともに足を引きずっていた。

首にロープを掛けている者たちもいる。

彼らは未知の運命に向かって静かに歩いていた。

突然、奇跡が起きた。

彼らは重い死の鎖から解かれて、燃えるろうそ-を手にする光の霊に変えられた。

顔は神秘な青い光に包まれ'至福に輝き、体は後光を発している。

道は美しい花に覆われ、霊魂は天上の光に迎えられた。

映像が終ると、サタンは叫んだ。


「すべて、おまえがやったことだ。

おまえが与えた拷問も苦しみも、彼らが天国に行-助けをしただけだ。

殺さなければ多-の者がわが王国に入れたのだ。
よって、おまえを処罰する」


玉座から'八方に触手を延ばすタコのような気味悪い怪物が現れ、ハゲの男とポーランド人を捕えて姿を消した。


化け物が消えると、赤銅色の髪の女が自ら進み出て'髪をた-し上げへ嘆願するような目でサタンを見た。


サタンは皮肉を込めて言った。

「おまえの過去は知っている。
有名な娼婦だ。
その美貌と知性で、老人へ若者の別な-、男達を誘惑した。
おまえは有名人しか出入りしない宮殿で賛沢に暮らしていた。
物質的な快楽だけを信じ、そのためだけに生きた。
邪悪な方法で男を誘惑し、彼らの人生を壊し'奴隷のようにした。
蛇のように放滑な女。

淫乱とわがままと男の人生を壊すのが1番の楽しみだったoその罪のために、おまえは蛇のように地を這う。

魔物が永遠におまえを苦しめる」


魔王の予言先に見た自髭の老人は自分を保っていたが、彼の教えに惑わされた人々の嘆きを開いたとたん'暗-な-、犯した大罪を深-思うかのように眉間にしわを寄せた。


過去を思い返し、愛と真理と善の道から引き離した者たちを思うにつれ'何とも言実ぬ苦しみに襲われた。

老人は勇気を振-絞って顔を上げ、サタンに大胆なことを言った。


「これがあなたの生きる道か」

「そうだ」とサタンは皮肉な笑いを浮かべて言った。
老人は続けた。


「なぜ、あなたはいつまでも永遠の火の中に居続けて、全宇宙に空しく敵対し、このような邪悪なや-方で人々を苦しめるのか」


ホールは静まり返った。


「なぜ、反省して正しいことを行い、邪悪を終わらせて'良い存在に戻らないのか」


サタンは遠くから彼をにらんで答えた。


「私は呪われているからだ」


いっとき話が途切れ、サタンが考えている間に'老人がロを開いた。


「わしはあなたが存在することも'呪われていることも信じない。
あなたにはどんな星も光を射さない。
あなたの王国に太陽はない。
おまえは'人を罪に誘うことによって地上を汚した。
未来に何をしようというのか。
破壊し続けるだけか、もっとよいことをつ-りだせないのか」


サタンは邪悪な色を浮かべ'脅すような声で言った。


「私は地上に反キリストを送る。

私を呪った者にふたたび戦いを挑む」


「反キリストだって?」


老人は叫んだ。


「いかにも反キリストだ」


とサタンは憎しみをあらわにして話し続けた。


「ある日、ある場所に、私自らが選んだ者が出現する。
一人の娼婦が生まれる。

女はさらにみだらな娘を生み娘はさらに娼婦を生み幾つか世代が続く。

最後の世代に生まれる女は'不死を手にするほどに邪悪な者になる。

この女から全人類を滅ぼす男が生まれる。

彼が反キリストになる。
その父を知る者はいない。
彼は泥酔の中で母に受胎する。
彼が誕生する時に、私も共にいる。
身ごもっている間に、女は多-の異常な'理解し難いしるLに気づ-が、私が黙らせる。
彼は、ずば抜けた知性と優れた教育を身につける。
成人すると、貧欲と自由解放の啓示を受け、自ら選んだ者たちによって支持される。
私は彼に巨富を授けへこの方法によ-'彼は最大の権力者になる。
世界のすべての国を巻きこむ大戦争のなかで、彼が司令官になる。
勇猛果敢な能力にょ-、彼は瞭-間に昇進Lt最高位に登-つめる。
勝利に勝利を重ね、名声はとどまるところを知らな-な-、全世界から篤い信頼を受ける。
いかなる武器も彼を傷つけることはない。
軍艦も'軍機も'軍隊も、どんなものも彼の手で制圧される。
私は'水と火とすべての元素を支配する力を彼に授ける。
彼は'刃向かう者の勢力をことごと-砕きへ服従させる。
君主制独裁制、大統領制すべてを滅ぼし'逆らう者をすべて支配下に置-。
彼は最高絶対君主として全世界に君臨する。
私は、誰もが彼をキリストと信じられるやり方で、彼に奇跡を働-力を与える。
人々は彼の行動を理解できな-ても批判するものは一人もいな-な_る。
こうして、彼の行為により、信仰に矛盾する新新しい思想と哲学を導入することにより、全人類を混沌に引き込もう。
すべての倫理法則を滅ぼし、噸りと汚聖と呪いを紅つて極端な変化を起こし、新時代の進歩的新思想を立ち上げよう。
それは多-の若い男女を引き寄せ、もっとも洗練された堕落への熱烈
な探求心をそそるであろう。
われわれはあらゆる邪悪の中で富を獲得する。
彼が統治するあいだ、われわれの忠実な僕たちは,これらがみな悪魔によって計画されたことすら考えまい。
彼らは人類を誘惑Lへ本能を抑制する人格を失わしめ、邪悪が蔓延する。
その間に最も激し-活動しなければならない。
キリストを呼び出す祈りのlつがl人の魂を救うからだ。
われわれの軍は総力を上げて攻撃Lt愚かな暴力的な生を創-出し、全人類を支配し、すべてを破壊するために彼らを駆り出すであろう。
特に、聖堂と教会を。
われわれは'全能者を称える光はすべて消す。
教会で祈る者どもにはヘビが出る。
私が反キリストとして支配するあいだ存在するのは、邪悪と苦しみだけだ。
それは'世界がかつて一度もお目にかかったことのないものとなる。
つぶや苦しみと狂気と空しい希望に絶望した人間どもは、何事においても神に咳き'呪いの言葉さえ神に浴びせるようになる。
私の願いはここに絶頂を極める。
これはへ私の永遠にわたる憎しみと邪悪の支配期となるだろう」


サタンはものすごい形相でそう予言した。


老人は深く眉を寄せていたが'目は不思議な光に照らされていた。


「とんでもない!
あなたはまった-わかっていない!
悪が光に勝利するわけがない。
悪はけっして善に打ち勝てない。
私は前の世では欺かれたが'今はキリストが勝利し、暗里荘界の子であるあなたを踏み砕-と心から信じる」








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