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ジーン・ディクソンの見た反キリスト
反キリストのことを考えるとき、思い出されるのが、ジーン・ディクソンの予言である。
彼女は1962年2月5日に、イスラエルに救世主が誕生したのを幻に見た。
当初、彼女はこの子供を救世主的存在と見ていたが'7年後に見解を180度変え、この子が反キリストになるだろうと公言し、これについての本も書いている。
ジーンによると、1962年2月5日前後に、中東に生まれたこの子は、素晴しいカリスマ的力をもっていて、周囲からメシアと仰がれ、いずれはエルサレムを本拠地に活動する。
そして、キリストの生涯をそのまま真似て、30代にして世界の表舞台に立つだろうという。
「彼は多-の魂を迷いに導く。
彼が長い道のりを歩んでゆくとき、大群集がうやうやしくあとに続くのを、わたしは見た。
人々は、畏怖と盲信のために彼につき従い、立ち帰りを呼び求める主の内なる声に耳を傾けようとはしなかった。
わたしは、彼が立ち止まり、ふり返るのを見た。
彼は知恵ある魅力的な表情で崇拝者の群れを眺め、道の果てまでついて-るよう彼らを誘った。
今一度、彼はふり返り、ハメルンの笛吹きを思わせる情景の中で群集を導き続け、人々は確信と満ち足りた気持ちの中で彼につき従った。
それでも、神は彼らをお見捨てにならず、最後の機会をお与えになった。
人々が 『裁きの谷』 につ-のを、わたしは見た。
道の分岐点で、『東洋の子』 は深-もの思いに沈むかのように歩みを落としたが、衣をゆったりと翻しながらすぐに左に曲がった。
このときが裁きの瞬間だった。」
(「わたしの生涯と予言」 (P207)
右は'彼女の幻視した光景を記述したものだ。
「裁きの谷」とは'ヨエル書3-14にでてる谷で、別名を「ヨシャパテの谷」と呼びへ オリーブ山とモリヤ山 (岩のドームのある丘) の間に広がる今のケデロン谷である。
キリストが再臨するとき、この谷で大戦争と審判が行われるという預言から この名がつけられている。
ジーンの幻は正しいのだろうか?
彼女が告げた日にイスラエルに生まれた子で、今、宗教的カリスマを発揮している若者がいるのだろうか?
裏づけられる確たる情報があるのだが、ここでは公表できない。
反キリストは90年代に活動する ジーンによると、この人はキリストの生涯の一こま一こまを真似していくという。
キリストと同じ-、生後まもな-故国を離れ、12歳にして使命を自覚し、30代にして公生涯に入る。
今年(1992年) は、ちょうどこの人が30代になる年だ。
何か、イスラエルで重大な事件が起こるかもしれない。
イエスは先駆者ヨハネから受洗してのち公生涯に入り、礎刑にかかる7週間前にエルサレムにメシアとして勝利の入城を果たし、神殿を潔めた。
この間が約3年半といわれる。
ここから判ずるに、ディクソンいうところの反キリストは、1992年以降数年以内に先駆者からメシアにまつり上げられ、3年半の間人々の信頼を集めるだろう。
そのあとが問題だ。
キリストが、商人たちで汚された神殿を潔めたのに対し、反キリストはそのときまでに完成している神殿を汚す役に回るだろう。
ちょうどキリストが礎刑にかかって原罪の務めを完了され、ユダヤの古い購罪の儀式を徹廃したように'反キリス-もまた、自分がメシアであるから、もはや犠牲は不要だと宣言するだろう。
少なくとも、ジーンの予言構造を適用する限りはそう解釈できる。
キリストのあの有名な預言が成就するのは、このときだ。
「『荒らす憎むべきもの』が聖なる所(エルサレムの神殿) に立つのを見たなら、そのときは、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい」 (マタイ伝24-15)
反キリストは人々の罪のために犠牲になるより、自分の罪のために人を犠牲にするだろう。
「獣の像を拝まぬ者をみな殺しにした」
(黙示録13-15)
大赦難の始まりユダヤ人は、ここに史上かつてない大難難,「ヤコブの悩みの時」を迎えることになる。
遠い国のことだから関係ないといってはならない。
ユダヤ人は世界人類のバロメーターである。
彼らは神の選民であり、彼らが窮地に陥ることは、人類が窮地に陥ることになるのだ。
ユダヤ民族が繁栄するときには世界が繁栄する。
この国に大変動が起これば、各国が大変動を受ける
だろう。
過去の歴史をふり返ればわかることだ。
特に日本人は、失われたユダヤの1 0部族の末喬であるといわれる。
兄弟の打撃はそのまま、われわれに返って-ると考えられるのだ。
日本沈没なんてことにもなりかねないのである。
大赦難は史上かつてない大変動を全世界に起こす。
3年半の間世界中が戦争に巻き込まれ、それとともに火山噴火や大地震、洪水、異常気象が続発して'環境は死滅寸前になる。
だが、もはやこれまでと思われたときに、キリストが多数の天使の軍勢を率いて世界戦争の修羅場と化したイスラエルに降臨し、絶滅を逃れさせる、と聖書は預言している。
核による絶滅はすんでのところで回避されるだろう。
キリストは、こう預言した。
「その日数が少なくされなかったら、1人として救われる者はないでしょう。
しかし、選民のために、その日数は少な-されるのです」
(マタイ伝24-22)
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